鍼灸
鍼灸について。
鍼灸と聞くとどういうイメージを持たれているでしょうか?
「なんだか痛くて怖そう」
「体中に沢山の針を刺されそう」
「科学的じゃないから胡散臭くて怪しい」
といったイメージでしょうか?
私も鍼灸学校で学ぶ前はこんなイメージを持っていました(笑)
いや、学校に入ってからもそう感じていたところはありましたが、
実際に自分が施術を受けて診て世界が一変しました。
私は幼少からアトピー性皮膚炎を患っており
鍼灸学校に入ってから症状が酷くなった為、
初めて鍼灸施術を受けてみたところ
鍼の本数は少ないし、全然痛くないんです。
こんなんで施術の効果なんてあるんかいな
と思って経過をみていたのですが、
“なんじゃこりゃー!!”という感じで
みるみる患部が改善していったことを今でも覚えております。
“自分の体の中で何が起こったのか?”
当時、知識が全くない自分には不思議でたまりませんでした。
そこから、施術を受けた師のもとで修行し、
約16年ほど東洋医学の技術や学術、東洋哲学を学び、
現場で経験を積み重ねて参りました。
東洋医学は空のようにとても広く、海のように奥深い世界なので
まだまだ東洋医学の世界を旅している最中ではあります。
また、鍼灸の施術効果は
まだまだ科学的に解明されていないので
胡散臭いと思われるかも知れませんし、
街中に鍼灸整骨院や
マッサージのお店は数あれど
古典的な鍼術を生業にしている院は
少ないです。
“古典なんて昔の技術だから
今の時代に合っていないだけだ“
と思われるかも知れません。
確かに流行りのものは新鮮な分、
真新しいので一時的に
ハマることはありますが
数年後には廃れてしまうものが多いです。
鍼灸に限らず昔から伝統あるものには
しっかりした技術体系や理論が
備わっております。
問題は、現代にそれを受け継ぐ人が
少なくなっているだけで、
その技術や理論には現代でも
驚かされることがとても多いです。
“百聞は一見に如かず”という諺があるように
伝統鍼灸を体感することで症状を改善させることは勿論、
今まで鍼師として培ってきた技術や経験を患者さんに還元し
感動してもらえるような施術ができるよう
全力を尽くし当たらせて頂きます。
当院で使用する鍼について
・鍉鍼(ていしん)
当院ではこの鍉鍼を主に使用します。
これは”刺さない鍼”なので、
皮膚の上から接触する鍼です。
刺激に敏感な小さなお子様も
痛みなく施術できます。
・毫鍼(ごうしん)
髪の毛ほどのとても細い鍼です。
ディスポーザブル(使い捨て)鍼のため
衛生面はご安心下さい。
・打鍼(だしん)
これも鍉鍼と同様に刺さない鍼で、
腹部に鍼を当て、木槌でトントンと軽く打つため打鍼といいます。
・灸
お灸です。灸(やいと)とも言われてます。
当院で使用する灸は、
艾を米粒より小さく捻り出し使用するため
灸の痕がつくことはありません。
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