症例集

施術

 

症例集

 

施術を受けられた方々の
症例をこちらでご紹介致します。

施術依頼をしようか
迷われている方の

御参考になればと思います。

・皮膚疾患

・腰痛・ギックリ腰・坐骨神経痛

・前置胎盤・低置胎盤

・コロナ後遺症

・頭痛・偏頭痛

気管支喘息:
70代  女性  主婦

・初診

気管支喘息

症状は1年続いている咳。
痰が絡むような咳がランダムに出る。
特に
×朝起床時に出る
×人混み
×電車に乗っている時
が出やすい。

ステロイド吸入薬を使用したこともあったが
特に改善することもなかった。
外出することが好きだったが、
外で咳が出やすい為 周囲に気を遣うので
家にいることが多くなる。
以前のように咳を気にせず外出したい
との目標に施術依頼を頂く。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

症状の特徴では
気滞からくるものと想定したが、
四診してみると気虚(特に腎)が深いので
腎気虚からくる気滞と診立て施術。
施術後は鼻がよく通り
息が深くなっていた。
腎気をコツコツ埋めていけば
気機の巡りも改善しそうなので
しばらく通院してもらう。

 

・7診(前回施術から1週間後)
気管支喘息

週1回ペースで通院し、
施術を重ねる毎に咳の頻度マシになり、
(患者さんの自己判断で)
気管支拡張剤を止めてみたところ
薬を飲まない方が咳が出なかった。
電車や町中で咳き込むことがなくなり
気を遣わずお出かけできるようになる。
1年続いた咳が治まり、満足されたので
今回を以て施術終了としました。

・施術回数
7診

・頻度
週1回

・期間
約1カ月

肩の痛み:
40代   女性  会社員

・初診

肩の痛み

患部は右肩(天髎穴、肩髎穴付近)で
常にどんより重たい感覚がある。
腕の挙上時や右手をついて
起き上がる時に激痛が走り、
咄嗟の動きでも痛みが走る。
マッサージしても入浴しても
痛みは変わらず辛い。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より、
大腸湿熱と診立て施術。
施術直後は体がポカポカし軽くなっていた。
毎日飲酒する習慣があるようなので
痛みがある内は飲酒を控えてもらい、
痛みが引いても飲酒するペースを
落としてもらうよう指導する。

 

 

 

・2診(約4か月後)
肩の痛み

初診施術後、ずっと肩の痛みなく
順調に過ごせていたようで
身内の方をご紹介するため一緒に来院される。
初診の2~3日後には肩の痛みが消失し
肩の調子が良くなった後も、
飲酒のペースを一日置きにしているとのこと。

調子が良いので肩の痛みの施術は終了。
数週間、違う症状が出ているらしく
2診目はそちらに主訴を切り替え診ていく。
(また別の機会に紹介します)


・施術回数
1診

・頻度
なし

・期間
1日

麦粒腫(ものもらい):
30代  女性  会社員

・初診

麦粒腫(ものもらい)

患部は右上瞼の腫れと右目。
眼科で処方してもらった
抗菌剤入りの点眼薬を1週間使用しているが
腫れと赤みが引かない。
なかなか引かないため、
デスクワークの仕事中も視界が霞んで
仕事が捗らなくなってきた。

最近、仕事で残業が多く
帰るのが遅くなるので晩御飯を食べるのも
23時頃になっているとのこと。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より、脾気虚と診立て施術。
施術中から瞼がドクドクと得気を感じ
施術後は少し瞼が開きやすくなっていた。
病自体は浅そうだが、
脾を中心に正気の弱りがあるので
麦粒腫が長期化している可能性があり。
詰めて診て早期の改善を試みたいが
仕事の都合上、1週間後しか来れないので
次回は1週間後に診させて頂く。

 

・2診(前回施術から1週間後)
麦粒腫(ものもらい)

施術後から日に日に改善し、
瞼の腫れや充血がよく引いてきた。
点眼薬も使っていたが、
既に2~3日前には使用しなくなったそう。
調子が良くなったので
今回を以て施術を終了する。

・施術回数
2診

・頻度
なし

・期間
1週間

寝違え:
30代   女性  会社員

・初診

寝違え

患部は右首~肩。
右に顔を向けると激痛が走る。
首~肩を傷める数日前に
胃の不快感や下痢が続いていたようで
それが原因ではないか?と話を受ける。
他には家事が忙しいのと
週1日 仕事で夜勤がある為、
生活リズムを整えるのが難しいとのこと。

当院に来られる前に
マッサージを数回受けるも改善せず、
整形外科の受診も考えるが
痛み止めの対処的な治療ではなく、
根本的に改善を求め当院に来院される。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診にて、気滞血瘀と診立て施術。
施術前⑧あった痛みが②~③と
大分軽くなっていた。
多少波は出ると思うが
早めに改善できそうなので
短気集中的に診させて頂く。

 

・4診(前回施術から7日後)
寝違え

初診~2診~3診と詰めて診させて頂き
3診の時点で痛みが⓪~②
と経過良くなっていたので、
3診~4診は1週間空けてみたが
痛み⓪で過ごせるようになっていた為、
寝違えの施術は今回を以て終了としました。
(現在は違う主訴に切り替え
メンテンナンスで診ております)

・施術回数
4診

・頻度
週3回→週1回

・期間
約2週間

咳嗽・喘鳴:
30代  女性  会社員

・初診
咳嗽・喘鳴

咳が出始めたのはここ2週間。
ゲホゲホ!と痰が絡む咳で
痰の色は透明~白、
ひどい時は黄色~緑色の痰が出る。
気管支拡張剤を使用しているが
症状は一向に変わらず。

また、咳が出始めた頃に
右太淵穴付近にガングリオンのような
出来物ができたとのこと。
咳嗽・喘鳴

咳が出始めた背景に
仕事上でのトラブルが相次ぎ
多忙な日々を過ごしていたよう。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より脾胃の弱りや気滞を確認するが、
裏にある血瘀を駆逐していく必要がある。
正気の弱りはさほど深くはないので
活血化瘀を施す。
施術中から息が深くなり
喘鳴が落ち着いてきた。
安定するまで週2回ペースで診ていき
整ってきたら間隔を空けていく。

 

・6診(前回施術から4日後)
咳嗽・喘鳴

週1~2回ペースで通院され約1カ月で
咳と喘鳴が出なくなって
職場でも咳き込むことがなくなった。

咳嗽・喘鳴

また、右太淵のガングリオンも
みるみる小さくなっていった。

調子が良いが、
咳・喘鳴以外にも不調があるようなので
主訴をそれらに切り替え診ていく。

・施術回数
6診

・頻度
週2回ペース

・期間
約1カ月

寝違え:
70代  男性  無職

・初診

寝違え

痛みは左の首~肩。
顔を左に向けたり左に傾けると激痛が走る。
昔から筋トレを毎日しているが、
来院された前日に筋トレで痛めたとのこと。

寝違え以外には、
左耳の突発性難聴(まだ治っていない)や
舌癌を昔患ったことがあるとのこと。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診にて、
気滞症状ではあるが結代脈が著しいため
瘀血内停しているのでこれを駆逐す。
施術直後は首~肩の痛みは
変わらなかったが、
結代脈はマシになっていたので
これで様子を見てもらい
次回、近い日にちで診させてもらう予定。

 

・2診(前回施術から2日後)
寝違え

初診施術直後は変わらなかった症状が
家に帰ってから少し和らぎ、
いつもより早い時間に睡魔が襲い
夜は熟睡できたとのこと。
翌朝起きてみると首~肩の痛みが
消失しており、顔を動かしても
痛みが出なかった。
また、左耳の突発性難聴による
耳鳴りも緩んでおり、
いつもより小さい音になっていた。

寝違えに関しては施術完了したが、
現在は突発性難聴の施術で診ております。

・施術回数
2診

・頻度
なし

・期間
2日間

手指の痛み:
40代  女性  会社員

・初診

手指の痛み

患部は左母指の第一関節。
指の曲げ伸ばし辛いのと、
朝起床時の痛み・痺れがある。
運動をしている時は指の痛みは感じない。
指の痛みがあるので、
左手は極力使わないように過ごすが
全く左手を使わないわけにはいかないので
日常生活に支障が出ているとのこと。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より、気滞血瘀と診立て施術。
指だけでなく全身に力が入っていたが
施術中からよく力が抜けていた。
施術後、指の痛みは変わりなかったが
体が軽くなり全身スッキリされていた。
恐らく施術翌日の朝に
体調の変化を感じると思うので
朝起きた時の指の状態を診てもらう。

 

・3診(前回施術から5日後)
手指の痛み

施術すると指が軽くなる感覚があり、
今まで重かったことに気付く。
母指全体の痛み・痺れだったが、
母指の内側(尺側)だけになってきて
痛み・痺れのきつさは⑧~③とまだ波はある。
痛み・痺れの範囲、きつさ共に
変化が出てきたので
コツコツ施術を重ねていけば
改善できそう。

 

・8診(前回施術から1週間後)
手指の痛み

母指の痛みがなくなり、
強く手を握っても痛み出ず、
仕事中も痛みなく過ごせるようになる。
調子が良いので
定期的な施術はここで終了し
今後はメンテナンスで間隔を空けて
診ていく。

・施術回数
8診

・頻度
週1回

・期間
約2カ月

五十肩:
50代  男性  会社員

・初診

五十肩

患部は右肩。
服の着脱と物を持ち上げた時に痛みが生じる。
最初は右肩だけだったが、
最近は右肘も痛みが出るようになってきた。
肩の痛み以外にも腰のだるさ、
首の凝りなどあり、
これらも診て欲しいとのこと。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

気滞でガチガチなのと裏には血瘀もあり。
毎日の飲酒もあり湿痰もまとっているため
それぞれ同時に駆逐していく必要あり。
かと言って強引な施術で
正気を傷らぬよう配慮も必要なので、
ごくわずかな刺鍼で施術。
施術直後は右手が左肩を
触れられるようになる。
根は深いが効果は出せそうなので
コツコツ施術を重ねていけば
何とかなりそう。

 

・4診(前回施術から1週間後)
五十肩

週1回ペースで診ており、
肩の痛みは大分マシになって
右腕の挙上もラクになってきた。
肩が楽になったが、腕を挙げたときに
肘の痛みを感じるようになってきた。
症状が良くなっていく過程で
痛みの部位が移ってくることは
よく見受けることなので
恐らく一過性のものである。
引き続き施術を続けていく。

 

・7診(前回施術から2週間後)
五十肩

2週間施術が空いたが、
肩と肘共に痛み消失して過ごせた。
正確に言うと
肩の痛みが出る前の状態に戻り、
肩の凝りを感じるようになる。
五十肩の症状は解消したので
今後は肩凝りを追ってみていくが、
間隔が空いても問題なさそうなので
定期的な施術は終了し、
今後はメンテナンスで診ていく。


・施術回数
7診

・頻度
週1回~2週1回

・期間
約2カ月

機能性ディスペプシア:
50代  女性  パート

・初診

機能性ディスペプシア

症状は数カ月続く胃の違和感・不快感。
常時、胃がモヤモヤしており、
朝起きた時や疲労時に痛みを感じる。
空腹時にも胃の不快感が増悪し
食べると一時的に落ち着くが、
食後に胃がもたれた感じがして
気持ち悪くなる。
医師から処方された薬を
何種類か飲んでみたが
効果があっても一時的なので
服薬するのはやめた。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より、
気滞や脾胃の弱りもあるが、
小腸の虚が一層深い。
これを補い伝導機能や泌別清濁を扶ける。
施術中からお腹がグルグル動き
お腹が軽くなってきた。
動きは悪くないので、
最初は続けて診させて頂く。


・5診(前回施術から1週間後)

機能性ディスペプシア

週1回ペースで通院され、
胃の調子は順調に回復しており、
胃の不快感も大分マシになっていた。
先日1泊で旅行をして
旅行先で揚げ物やお酒を堪能し
食べ過ぎてしまったようだが
食後の胃のもたれもなく過ごせた。

調子が良いので今後は施術間隔を空けて
メンテナンスで診ていく。

・施術回数
5診

・頻度
週1回

・期間
約1カ月

機能性ディスペプシア:
20代  女性  会社員

・初診

機能性ディスペプシア

症状は胃の不快感からくる食欲不振。
(お腹が空かない、食べても少量で満腹感)
その為、体重が減少し体力も落ちて
疲れやすくなり仕事に集中できなくなる。
吐き気もあり、咳をすると右の肋骨が痛い。

精神的なストレスが原因と
自覚することがあったようだが、
今はそのストレスは落ち着いているのに
症状が治まらないことに不安な様子。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

脾気虚がベースにあり、
肝鬱や血瘀が内停している。
健脾益気で脾気を建てつつ、
軽めに気滞を捌いていく。
あまりガツガツすると
脾気を弱らせてしまうので
慎重に施術を施す。

施術後はお腹がよく温まり
スッキリした様子だった。

 

・3診(前回施術から1週間後)

機能性ディスペプシア

週1回ペースで施術をし、
お腹が空くようになってきて
食べられる量も少しずつ増えてきた。
ずっと食べるのがストレスだったが、
”食べたい”と思えるようになってきた。
精神的にも前向きになってきたので
施術を重ねていけば何とかなりそうです。

 

・6診(前回施術から1週間後)
機能性ディスペプシア

お腹の調子は大分良くなり、
食事量も普通に食べられるようになってきた。
外食はまだチャレンジしてませんが
”外食したい!”
という意欲が出てきたので
近々食べられるようになると思います。

調子良くなってきたため、
週1回の定期的な施術は今回で終了し
今後はメンテナンスで間隔を空けながら
診ていきます。

・施術回数
6診

・頻度
週1回

・期間
約1カ月

咳嗽・蕁麻疹・食欲不振:
7歳  男児  小学生  

・初診

咳嗽・蕁麻疹・食欲不振

数日前の発熱を機に
咳、蕁麻疹、食欲不振に陥る。
もともとアレルギー体質で
動物アレルギーやハウスダストがあり、
環境の変化や疲労時に
上瞼の腫れが出る傾向にある。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より腎気の虚が深いので
これをよく補う。
施術後はクタ~と脱力感があり
リラックスした様子だった。
腎気もよく建ってきたので
病も深くはなさそうなので
あまり間隔を空けず次回診させて頂き
早期の改善を目指す。

 

・2診(前回施術から2日後)
咳嗽・蕁麻疹・食欲不振

初診施術後は腹部と背部の蕁麻疹が消失。
咳も大分治まっていた。
今回も補腎を中心に施術し、
施術中からよく眠っており
施術後も、帰りの車でよく眠って
帰宅してから食欲旺盛になり
よくご飯を食べられたそうです。
(後日、親御さんから聞きました)


咳、蕁麻疹もその後出なくなったと
親御さんに伺い
2診で施術完了しました。

・施術回数
2診

・頻度
なし

・期間
2日間

痔核:
50代  男性 会社員

痔核

普段は違う主訴で診ているが
今回の主訴は痔核による肛門の痛み。
普通に歩いたりするのは問題ないが
立ったり座ったりする時に
肛門に力が入ると激痛が走る。
くしゃみや咳をするだけでも肛門が痛い。
排便時も痛みがあり、
肛門をトイレットペーパーで拭くと
鮮血が付いている。
施術の2日前、肛門から
プツっと何か出てくる違和感を感じたそうで
市販薬で対処しているがまだ痛い。
過去にイボ痔を患い手術した経緯アリ。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より湿熱下注と診立て施術。
施術中からス~っと
熱が抜けていく得気あり。
施術後に座ってもらった時には
痛みが消失していた。
肛門の違和感がまだあるようなので
もうしばらく施術を続けていくが、
脂濃い飲食物が好きなようなので
しばらく控えてもらう。

 

・2診(前回施術から3日後)
痔核

今回下法で下した下痢なので
病的な下痢ではなく
湿熱がよく下りお腹がスッキリした様子。
ひとまず肛門の痛みは消えたが、
普段から脂濃い物や甘い物などを食べる
ようなので、それらを減らしてもらい
普段から肛門周囲を
綺麗に洗ってもらうよう指導する。
(また再発するようであれば
病院への受診もお願いしました)

 

・施術回数
2診

・頻度
なし

・期間
3日間

気管支喘息:
50代  女性  主婦

・初診

気管支喘息

カゼ様症状が改善し数カ月経つが
咳だけが残り
気管支喘息と診断を受ける。
咳が酷いので
だんだん頭に血が上らなくなり
フラフラと眩暈がでてきた。
幼少期に喘息があったが
体の成長と共に喘息は治まり
最近は呼吸器の状態を気にしていなかった。
咳止めの薬を服用しても
一時的にしか効かない。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より腎気虚と診立て施術。
施術中から息が深く吸えるようになり
フワ~っとチカラ抜けて
スッキリされていた。
これを続けていけば
吸気がラクになると思うので、
咳することはあっても
発作的なものは減り
治まりやすくなると思う。
良く治まるまで週2回で診て
経過を診ていきます。

 

・6診(前回施術から4日後)
気管支喘息

週2回ペースで診させて頂き、
3週目には咳が随分治まり、
しつこかった咳もよく治まる。
体が楽だと精神的にも楽なようで
大分表情も良くなってきた。
今後はペースダウンして
メンテナンスで診ていく。


・施術回数
6診

・頻度
週2回

・期間
約3週間

咽喉頭異常感症(ヒステリー球):
20代  男性  会社員

・初診

咽喉頭異常感症(ヒステリー球)

現在は咽の痞えによる咳、
痰が絡まった感じが主な症状。
去痰作用のある漢方薬を服用しているが
一向に痰が取り除かれず
スッキリしない日が続く。
仕事の始業前の朝に
症状が酷くなることが多く、
夜に寝付く頃や、夜中にも
咽の痞えが気になって起きることがある。
咽が痞える1カ月前くらいは
ゲップがよく出ていたとのこと。

咽の症状以外には、
左上瞼の痙攣がここ2週間ほど続き
夜起きることがあるため
日中がだるいことが多い。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

“痰が絡む→去痰の漢方”
を処方されたのだろうが
脾虚生痰による咽の痞えではなさそうで、
肝鬱気滞からくる梅核気なので
これを散らしていけば何とかなりそう。
施術後は息が深くなり
スッキリされていた。
反応的にそんなに難しくなさそうなので
近い内に診させて頂く予定。

 

・3診(前回施術から11日後)
咽喉頭異常感症(ヒステリー球)

初診、2診と施術後の経過は良好で、
仕事始業前の咽の痞え消失し、
夜も咽の痞えがなくなる。
左瞼の痙攣も消失し、
疲れが取れやすくなり体力も回復する。
気滞の所見もよく改善していたので
今後はメンテナンスで診ていく。

・施術回数
3診

・頻度
10日に1回

・期間
約1カ月

寝違え:
20代  男性  会社員

・初診

寝違え

普段は寝室の隣の部屋の冷房をつけて
寝ているため、部屋が涼しい状態で
寒くなることはなかったようだが、
熱帯夜の夜は寝室の冷房をつけ
直に風を当たったまま寝てしまったようで、
起きた時は部屋が寒かったとのこと。

左を向く動作ができず、
体ごと左を向かないと首が痛い。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より、
正気の弱りはなく寒邪は表在にあるので
これを解表散寒し駆邪する。
施術中からジワっと通る感覚があり
施術直後は左斜め45°を向けるようになる。
軽症ではあるが、
念のため翌日も診させてもらう。

 

・2診(前回施術の翌日)
寝違え

施術した日はよく眠れ、
翌朝には首の痛みは消失し
左に向くことも可能になる。
今後は冷房に気を付けてもらい
過ごして頂くよう指導し
今回を以て施術終了。

・施術回数
2診

・頻度
なし

・期間
2日間

気管支喘息:
5歳  女の子

・初診

気管支喘息

気管支喘息を患って約3年になるが、
早朝や夕方、1~2月の寒い時期、
4~5月の暖かくなる時期になると
喘息症状が悪化する傾向にある。
また、喘息症状の前には吃逆(しゃっくり)
がよく出るとのこと。
最近は寝る前にも喘息があるので
グッスリ眠れていないとのこと。

気管支喘息以外には
アトピー性皮膚炎もあるが、
痒みはそこまで酷くない。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より肝火犯肺と診立て施術。
施術後は体の緊張が解け
息がラクになってきたとのこと。
後天的な症状というわけでなく
遺伝的な素因もあるので、
コツコツ体を作り上げていく必要がありそう。
目先の目標としては、
よく眠れるように安定させる。

 

・4診(前回施術から1週間後)

気管支喘息

鍼を受けだしてから
いつも以上に早く寝て
朝まで咳き込まずに眠れるようになる。
ホコリっぽいところにいくと
咳き込むことはあるが、
その時だけで治まるようになる。
(以前はホコリっぽいところにいくと
ずっと咳が止まなかった。)

調子は良いが、
今後もメンテナンスで診ていく。

・施術回数
4診

・頻度
週1回

・期間
約1カ月

不眠症:
50代  男性  会社員

・初診
不眠症

ほぼ毎晩晩酌をする習慣があり、
飲酒後いつもなら眠気がくるが
前日の夜は眠気が全くなく一睡もせず。
そのまま毎朝日課にしているランニングや
筋トレをして運動して疲れているが、
日中も全く眠気が来ない。

今週末から数週間かけて
海外に出張する予定があり、
大事な取引の予定があるので
色々考え込んでしまうとのこと。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より気滞血瘀と診立て施術。
少しスッキリした様子であったが、
出張前に調えておく必要があるので
続けて診させてもらう。

 

・2診(前回施術の翌日)

前回施術後、
PM23:00に眠気がきて眠るが
AM1:30分に目が覚める。
その後、しばらく眠れず
AM2:30に眠りAM6:00まで眠れたとのこと。
眠れるには眠れたが
まだ熟睡はできていない様子。
施術方針は変えず、ややきつめに刺鍼。
施術後は前回施術後よりスッキリしていた。
数週間海外出張に出るので
次回まで間が空く予定。

 

 

・3診(前回施術から21日後)
不眠症

2診の後、体の緊張が解け
グッスリ眠れたとのこと。
海外の出張先でもよく眠れ、
仕事も順調に事が進んだとのこと。

施術間隔は空いたが、
よく眠れている様子なので
今後も数週間に1回ペースで
メンテナンスで診ていく。


・施術回数
3診

・頻度
なし

・期間
約3週間(2週間は海外出張のため空く)

ベーカー嚢胞(嚢腫):
60代  女性  事務職 

・初診

ベーカー嚢胞(嚢腫)

患部は左膝裏全体で、
大きく腫れてガチガチに固まっている。
痛みのため膝の曲げ伸ばしができず、
普段からサポーターでガチガチに
膝を固めないと歩行時の痛みがある。
椅子に座って立つ時に両手で
支えがないと立てず、
階段を下りる動作が辛い。
また、しゃがんだり正座することが
できなくなってしまった。
また、左脚を庇い歩くようになった為
右股関節の痛みが出てきた。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

腎虚が深いところであるが、
肝胆湿熱の兆候があるので
これを先に捌いていく。
施術後は体がスッキリされていた。

・3診(前回施術から1週間後)

ベーカー嚢胞(嚢腫)

週1回ペースで診ているが
経過は良好で、初診施術後から体が軽くなり
帰る道中から膝の痛みが軽減してきた。

2診の施術後もスッキリし
ここ1週間は膝にサポーターを巻かなくても
痛みなく歩けるようになって、
小走りしても痛みなく過ごせるようになる。
椅子から立つ時もスッと立てるようになり
階段の上り下りや、しゃがんだり
正座もできるようになる。

また、膝以外にも
右股関節の痛みも軽減し
頻尿がなくなったり
髪の伸びが早くなってきたようで、
腎気がよく建ってきているため
直接腎虚を補う必要はなさそう。

その後も膝の痛みは⓪で良好だが
まだ膝裏の腫れが残っているので
これを治めていくよう
メンテナンスで診ております。

・施術回数
3診

・頻度
週1回ペース

・期間
2週間

足底腱膜炎:
70代  女性  主婦
・初診

足底腱膜炎

患部は左踵部分。
長距離の歩行時と朝起床時に痛みが走る。
また、両脚の後面にも痛み痺れがあり
これも歩行すると痺れるため、
踵と脚の痛みから
外出するのが億劫になってしまう。

他には、右股関節に
変形性股関節症もあり、
左踵を痛めてから左足を庇うように
歩行すると、右股関節の痛みも増悪してきた。

主に踵の痛みを施術依頼であるが、
同時に右股関節の痛みの施術も
行っていく必要がありそう。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より、肝腎陰虚と診立て施術。
施術中から踵の外側の痛みが緩み
施術後は体が軽くなっていた。
痛みの原因が何個か重なっている
可能性があるので
痛みの出方に注視してもらう。

・8診(前回施術から3日後)

足底腱膜炎

週2回ペースで通院し
8診で踵の痛み消失。
外出し10,000歩以上歩くことがあったが
踵の痛みなく歩けて、
翌日も痛みなく過ごせた。
1カ月前にも同じシチュエーションで
長時間歩く機会があったが
その時は途中で棄権した。

また右股関節の痛みもあったが、
これも痛みなく過ごせているとのこと。

調子が良いので今後は施術間隔を空け
メンテナンスで診ていく。


・施術回数

8診

・頻度
週2回ペース

・期間
約1カ月

多汗症:
30代  女性  会社員

・初診

多汗症

多汗症

幼少期から多汗症で、
×緊張 ×温まる ×水に触れる
×興奮 ×月経前・月経中
に増悪する傾向あり。

○就寝中 ○仕事中
は汗はマシとのことだが、
仕事中でも緊張すると
汗が止まらずボタボタ滴り落ちるほど
汗が出てくる。
精密機器を取り扱う仕事をしているので
手汗が酷いと仕事に集中できなくなる。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より、肝腎陰虚と診立て施術。
施術前の切経時は
私の手がベタベタに濡れる程
全身に汗をかいていたが、
施術中から体の汗が引いてきて
特に足汗がよく引いていた。
手応えはあったので、
今後緊張しても大丈夫か?
などを観察してもらう。

・6診(前回施術から1週間後)

多汗症

多汗症

施術を始めて約1カ月(週1回ペース)で今回が6診目。
多汗は大分マシになり、
緊張するとやや汗かくが
汗の量が少なく、汗が引くのも早い。
日常生活で多汗で悩むことが減ってきた。

まだ春先で気温がそこまで高くない状況なので
多汗が良く落ち着いてきたが、
今後は夏を迎えるにあたり
気温が高くなってくるため、
暑くなっても手・足・脇に
汗が大量に出ないよう
体を整えていく必要あり。
(※汗を止めるのではなく、
全身に満遍なく汗がかけるようになれば
良い状態といえる。)

今後もメンテナンスで診ていきます。

・施術回数
6回

・頻度
週1回

・期間
約1カ月

不眠症:
50代  女性  パート

・初診

不眠症

主な症状は不眠。
寝つきが悪く、眠りも浅いため
朝からスッキリしない日が続いている。
寝不足のため、日中に眠気が強く
体もだるい。
頭がスッキリしないため、
酷い時は回転性の眩暈もある。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より心血虚と診立て施術。
施術中からリラックスした様子で、
施術後には大分スッキリされていた。
今回コレステロール値を下げたいという旨で
診させて頂いたが、
数値を下げるためには眠りの質の改善が
必須になってくるので、
寝つきや眠りの質を追っていきます。

・6診(前回施術から1週間後)

不眠症

週1回ペースで施術中で、
寝つきの改善と深い眠りで
朝まで眠れて調子は大分良くなり
当初気にしていたコレステロール値も改善。
心身共に良い状態になってきた。
今後はメンテナンスで診ていく。

・施術回数
6診

・頻度
週1回ペース

・期間
約1カ月半

咽喉頭異常感症(ヒステリー球):
30代  男性  会社員

・初診

咽喉頭異常感症(ヒステリー球)

症状は咽の圧迫感と異物感、
食事をしている時や
食後に症状をきつく感じるため
食事を摂ることが億劫になってしまう。
空腹にはなるが食事をしても消化が遅く
お腹が空くのに時間がかかる。

精神的なものからきていると
診断を受けたので心療内科も受けようか
悩んでいると相談を受ける。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診から表面的には
ガチガチの肝鬱気滞ではあるが、
裏で心や腎が虚しているようだったが
まだ曖昧だったため、
そこは施術を進めていく上で
はっきりしてくるので
ひとまず気滞を散らしていく。
施術後は体スッキリしていたので
ある程度効果は期待できそう。

心療内科については
一旦保留にしてもらい、
鍼でどこまで改善できるかを
試みてから判断してもらう。

 

・6診(前回施術から1週間後)

咽喉頭異常感症(ヒステリー球)

週1回ペースで診ており、
⑩あった咽の異物感が
・2診→⑤
・3診→⑤変化なし
・4診→③~④ややマシ
・5診→②~③ややマシ
・6診→①~②(現在)
と施術を重ねる度に
気にならなくなってきた。

咽喉頭異常感症(ヒステリー球)は
大分落ち着いてきて、咽の異物感より、
逆流性食道炎によるゲップや
胃の不快感が気になるので
主訴をこちらに切り替え診ていく。

咽喉頭異常感症(ヒステリー球)
の施術は一旦終了とする。

・施術回数
6診

・頻度
週1回ペース

・期間
約1カ月間

不妊症:
20代  女性  会社員

・初診

不妊症

年齢は20代後半。
月経は26~27日周期で来ており、
月経1~2日目に下腹部痛あり。
経血は赤黒く、血塊も少し出る。
また、昔から細菌性膣炎になりやすく
その度に抗生剤を服用し治している。
他にはアレルギー体質で、
花粉症やハウスダストがあり、
地方から大阪へ越して来た時は
環境に慣れず体壊してしまったとのこと。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

膀胱に湿熱が籠っており、
まずこれを駆逐していく必要がありそう。
脾胃の弱りもあるが、
これは下焦の動きを見てから対処する。
施術後はお腹がスッキリし、
熱感が抜けたと仰ってました。
ヨモギ蒸しは恐らく合わないので
施術はしばらくこちらで専念させてもらう。

・11診(前回施術から1週間後)

不妊症

週1回ペースで施術中で
これまでの経緯を簡単にまとめると

・4診…妊娠検査薬で陽性の反応が出る
・5診…婦人科で胎芽を確認(妊娠6週)
・7診…心拍確認(妊娠8週)、
婦人科での次回検診が1カ月後になる。

次回検診までの間、体調整えるため
週1回ペースで継続して診ている。
というのも、妊娠初期の10週前後は
まだ流産の可能性があるので、
これを防ぐために整えていく必要がある。
きつい悪阻はないが、
食べ悪阻(味の濃い物を欲する)があるので
注意して診てきた。

現在11診。
妊娠12週に入り食べ悪阻はまだ少しあるが、
体調は安定している様子。
経験上、ここまで来れば
流産の可能性もグッと下がる。
近々検診して胎児も順調に育っていれば
こちらでの施術ペースも
空けて行く予定です。

・施術回数
11診

・頻度
週1回ペース

・期間
約2カ月間

網膜静脈閉塞症:
50代  男性  会社員

・初診

網膜静脈閉塞症

症状は左目が重く、視界が見え辛い。
飛蚊症によりチカチカするようになる。
他にも便秘症、頻尿などの症状もあるが
左半身のみ多汗という症状もあった。
全身のこわばりや関節の運動障害はないが
目の症状を放っておくと
中風(
脳卒中などの脳血管障害)

になる恐れがあるので、注意して診ていく。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より気血両虚と診立て施術。
施術後は左目が軽くなり
視界がクリアになっていた。
目の症状を追うと共に
左半身の汗の経過も注視していく。

(※念のため病院での検査を
お勧めしております。)

・6診(前回施術から2週間後)

網膜静脈閉塞症

2週間に1回ペースで診ているが
経過は割と順調で、
左目の重さがマシになってきた。

左半身のみの汗もマシで
左右対称に満遍なく汗が出るようになる。
また、今まで聞いていなかったことで
いつも仕事の会議などで手の震えがあったようだが
施術を受けるようになってから、
手の震えが出なくなったと伺う。

体がより良い状態になってきたので
目の症状だけでなく、
諸症状が落ち着いてきた。
今後も2週間に1回ペースではあるが
継続してメンテナンスしていく。

・施術回数
6診

・頻度
2週間に1回ペース

・期間
約3カ月

慢性疲労症候群:
50代  女性  会社員

・初診

慢性疲労症候群

現在ある症状は慢性的な疲労、
左の眼の奥の鈍痛と頭痛、
足裏の鈍痛、右前腕のピリピリした痛み。
特に目の奥の鈍痛と頭痛が酷く
週末になるとスッキリしない傾向がある。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より、
正気の弱りはさほど診られない。
気滞血瘀と湿痰の停滞がきついので
これを先に取り除いていく。
施術後は頭がスッキリし、
全身軽くなっていました。

・3診(前回施術から1週間後)

慢性疲労症候群

週1回ペースで通院され、
初診、2診の施術がよく効いて
よく眠れるようになる。
よく眠れると疲れが取れて
頭痛もなくスッキリ過ごせるようになってきた。
また、神経痛のような
右前腕の痛みも消失し、足裏の鈍痛も消失。
身体的な症状はどれも改善し、
精神的にも余裕が出てきた様子。

今後はメンテナンスで診ていきます。

・施術回数
3診

・頻度
週1回

・期間
2週間

眩暈:
40代  女性  主婦

・初診

眩暈

主な症状は眩暈。
回転性の眩暈ではなく、
フワフワしてふらつくような眩暈。
長期休暇に家族で実家に1週間ほど帰省し
自宅に帰宅してから今回の症状が出てきた。
帰省中、背中の痛みを発症し
ほどなくして消失したが、今思えば
今回の不調の前兆だったのではないか?
と伺う。

眩暈以外にも様々な症状あるが
ここでは割愛します。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より、
脾胃の弱りが恐らくベースにあるが、
それよりも気滞の所見が目立つので
これを先に対処していく。
施術後は体が軽くなっており、
ベッドからの起き上がりもスムーズでした。
(施術前は眩暈があるため、
ゆっくりした動きだった。)

・3診(前回施術から4日後)

眩暈

初診~2診~と順調に過ごせており
眩暈も出ることなくなった。
頭の芯の部分に
何か詰まった感覚もあったが消失。
月経前だがフワフワせずに過ごせている。
眩暈に関しては満足されたので
現在は別の主訴に切り替えて診ております。

・施術回数
3診

・頻度
約週1回

・期間
約2週間

鬱病:
30代  男性  会社員

・初診

鬱病

仕事を休職して数カ月経つようだが、
体の倦怠感、腰痛が一向に改善せず
過ごしている様子。
もともと運動することが好きで
週末になれば運動する習慣があったが、
体調を崩してから運動は全くできていない。
腰は慢性的に痛みがあり、
何をしてもスッキリしない。

精神的な辛さは休職することで落ち着き、
服薬することもなくなったが
腰痛と倦怠感の改善を求め来院される。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

虚実が錯雑しており、
脾腎を中心とした虚が深いのと、
気滞血瘀、湿痰も深く停滞している。
虚がベースになった実か、
実がベースの虚かを
見極めていく必要があるが、
最初はオーソドックスに
扶正をメインにして
気滞血瘀や湿痰の動きを診ていく。



初診~8診は週2回ペースで診てゆき
調子が徐々に良くなってきたため、
約1年ぶりに仕事復帰する。

・12診(前回施術から1週間後)

鬱病

9診~現在は、
仕事のため週1回ペースで診ており
復帰間もない頃は倦怠感と腰痛が
きつかったが、やっと慣れてきたため、
腰痛も⑤くらい半減してきた。

仕事復帰の目標は達成したが
また仕事で体調を崩さないよう
メンテナンスしながら
今後も診ていきます。

 

・施術回数
11診

・頻度
週2回~週1回ペース

・期間
約2カ月

本態性振戦:
40代  男性  会社員

・初診

本態性振戦

手の震えが主な症状。
2024年×月から出始めたという表現だったが
よくよく問診すると、
学生時代から手の震えはあり、
症状が出たり治まったりを繰り返していた。
今回、手の震えが出始め数カ月経つが
ここまで震えが治まらないのが
初めてだったよう。

×物を持つ動作
×細かい作業
×ペンでの書字
×お箸で食べ物をつまむ

これらの動作時に震えが出る。
手関節を抑えながらだと
震えなしで動作可能とのこと。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より肝風内動ではあるが、
腎陰虚もあるし、脾気虚も深いため
同時に補ってゆき経過を診ていく。
肝・腎・脾のいずれかの虚が主体の
症状ではあるが、回数を重ねていく内に
どれが主たるものか判明していくので
今後の動向に注意していきます。

・6診(前回施術から1週間後)

本態性振戦

週1回ペースで診ており、
現在は手の震えが大分マシになってきて
薬の服薬を毎日→3日に1回になっても
大分マシな状態がキープできるようになった。
調子が良いので週1回ペースから
施術間隔を空けて
今後メンテナンスしていく。

・施術回数
6診

・頻度
週1回

・期間
約6週間

尋常性ざ瘡(ニキビ):
30代  女性  会社員

・初診

尋常性ざ瘡(ニキビ)

 

仕事上、特殊なマスクを
長時間する機会があり
その際に両頬がマスクで被れ荒れてしまう。
マスクを外して数日経過しても
両頬の荒れは改善せず皮膚科を受診。
抗生剤入りのステロイド軟膏を塗ることで
一時的に改善するが薬をやめると
また両頬が荒れてくる。

もともとアレルギー体質なので肌は弱い方。
仕事柄、勤務時間が長く寝不足が続いており、
社会人になってから便秘がちになる。
薬を長期間使用することに抵抗があり
根本的な改善を求め来院される。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より
気滞血瘀と診立て施術。
施術後は体や肩が軽くなり、
スッキリされていた様子。
薬はそのまま使用してもらい、
体の変化を追っていく。

・3診(前回施術から1週間後)

尋常性ざ瘡(ニキビ)

週1回ペースで通院され、
施術を受ける始めてから便秘症が改善し、
毎日綺麗な便が出るようになり
体がスッキリしてきたとのこと。
体調が良い状態が続くと
3診目には両頬の吹き出物が消失。
肌が綺麗な状態になりました。
施術に満足されたので
今回を以て施術終了しました。

・施術回数
3診

・頻度
週1回

・期間
約3週間

肉芽腫性乳腺炎:
40代  女性  主婦

・初診

肉芽腫性乳腺炎

 

患部は左胸。
常時ズキズキした痛みがあり、
たまにズキン!
と刺すような痛みがある。
約1年前に授乳を終えたところだが、
当時赤ちゃんが左胸の授乳だけ
飲んでくれなかったとのこと。
母乳が美味しくなかったのか?
乳房の大きさが合わなかったのか?
は不明だが、
左胸の異変の前兆はあったよう。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より気滞血瘀と診立て施術。
施術直後は体がだるくなっていたが
恐らく時間経ってから効いてくる
と考えられる。

 

・2診(前回施術から2日後)

肉芽腫性乳腺炎

前回施術した夜から胸のチクチクが消失し
頭痛や咳もあったが、
それらも同時にスッキリする。
遠方からの来院だったため、
今回大阪に数日滞在されての受診であった。
今回の施術後に自宅へ帰られるので
生活のアドバイスをお伝えし
施術終了しました。

※患部は胸でしたが、
胸を触診したり視診することはなく
手足、背中の経穴を用いて施術しました。

・施術回数
2診

・頻度
なし

・期間
なし

膝の痛み:
50代  男性  会社員

・初診

膝の痛み

 

患部は右膝の膝蓋骨中央やや下(犢鼻付近)、
階段の昇り降りが辛く、
図のように右脚をかばって歩いている。
痛み止めの薬で痛み引いていたが
最近薬を飲んでも効き目がないため、
今回施術依頼される。

平日は週2~3回ペースでジムで運動しており、
体力的な衰えはあまり感じていない。
お酒が好きで毎日飲酒している。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より肝胆湿熱と診立て施術。
施術直後、ベッドから起き上がった時の
膝の痛みは軽減する。
膝の痛みがある内は、
飲酒を控えるよう指導し
近日診させてもらう。

 

・2診(前回施術から3日後)

膝の痛み

前回施術した翌朝には膝の痛み消失。
友人と運動する機会があり、
長距離歩くことがあったが、
膝の痛み出ずに過ごすことができた。

その翌日にジムで
軽くランニングしてみたが
これも痛みなく走ることができた。

経過順調なので、
また何かあった時に連絡頂くよう
お伝えし今回を以て施術を終了。

 

・施術回数
2診

・頻度
なし

・期間
3日間

石灰沈着性腱板炎:
60代  女性  主婦

・初診

石灰沈着性腱板炎

 

左上腕の痛みの特徴として
×左腕を捻じると突き刺すような痛み
×衣服の着脱時が痛い
と動作開始時の痛みがあり、
酷い時はジッとしていても痛い。
同時に、右の首も朝起床時に
突き刺すような痛みがある。
上腕や首の痛みが出る前に
1~2カ月ほど咳が治まらない時期があった。

平素より浅眠で
寝つきに60~90分かかる。
盗汗(寝汗)も長年続いている。

他にも坐骨神経痛、
足底筋膜炎、股関節痛などあるが、
主に石灰沈着性腱板炎の症状を追っていく。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

いわゆる瘀血の反応が顕著ではあるが、
正気の弱りも深い為、
これを先に補う必要があるので、
第一工程は扶正を優先的に施していく。
施術後は体の力がよく抜け
リラックスした様子であった。
扶正のみで瘀血の反応が
マシになれば良いが、
駆瘀血は体の反応を診ながら
必要であれば施していくつもりです。

・3診(前回施術から5日後)

石灰沈着性腱板炎

左上腕の突き刺すような痛みがマシになり
⑩あった痛みが③まで寛解。
また、夜の寝つきも良くなって、
夜間尿で毎日起きていたのがなくなり、
夜間の盗汗(寝汗)も消失し、
朝までグッスリ眠れ易疲労もマシになる。
日中の頻尿もマシになり、
腰痛も感じなくなってきた。
踵の痛みも⑩→④と寛解。
代謝が良くなったせいか、
飲酒時の酒の回りも早くなって
ビール1缶で酔うようになった
とのこと。

・6診(前回施術から1週間後)

石灰沈着性腱板炎

左上腕の痛みは最近訴えなくなってきた。
他にも色々と痛みがあるようで、
左上腕よりも違うところを診て欲しい
と依頼された為、
石灰沈着性腱板炎の施術は今回を以て
一旦終了し、主訴を切り替え診ていく。

・施術回数
6診

・頻度
週1回ペース

・期間
約1カ月

歯痛:
50代  男性  会社員

・初診

歯痛

患部は左下奥歯。
知覚過敏があったのは左下奥歯。
神経を除去することで
歯が沁みることは無くなったが、
歯の痛みが出てきた。
食べ物を食べる時、上歯と下歯が当たると痛い。
食いしばる動作ができない。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より大腸湿熱と診立て施術。
施術直後から顔が軽くなってくる。
毎日飲酒する習慣があるので、
痛みがある内は飲酒を控えるよう
指導し初診の施術を終了。

 

・2診(前回施術から4日後)

歯痛

前回施術直後から歯の痛みは軽減し、
時間が経つにつれ、歯の痛みは消失。
その日の夜、飲み会があったので
飲み食いしたようだが、
歯の痛みなく飲食できたよう。
(初診時、
飲酒を制限するよう指導しましたが
この日は仕事のお付き合いだったらしいので
仕方ありません。)
ただ、いつもと違って
お酒飲むペースが非常にゆっくりで、
少量で満足できたと仰ってました。
これは施術の効果で
見受ける反応なので問題ありません。
(参照→【Q&A】お酒に弱くなった?

その後も歯の痛みなく過ごされ、
2診目も調子良さそうなので
今回を以て施術終了しました。

・施術回数
2診

・頻度
なし

・期間
4日間

逆子:
20代  女性  会社員

・初診

逆子

妊娠32週で来院。
逆子は母体の問題から生じる現象なので
妊娠してからの状態や
妊娠する前の状態、
もともとの体質(素体)について
詳しく問診して
現状を把握する必要があります。

今回の子どもは初産で
妊娠初期は悪阻なく過ごされ、
順調に妊婦生活を営んでいた。
ただ、睡眠の質が悪く
熟睡感がない日が続いており、
毎朝に下肢後面(ふくらはぎ)が
こむら返りを起こす。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より気血両虚と診立て施術。
施術中からよく胎動があり
施術後は身体が軽くなっていた。
次回の検診まで5日しかないので
3日後に診させて頂く。

 

・2診(前回施術から3日後)
前回施術後、よく眠れるようになり
目覚めが悪かったのが、
スッと起きれるようになって
朝のこむら返りもなくなる。
胎動は引き続きよく動いている。
2日後に妊娠33週の検診で診てもらう。

 

・3診(前回施術から3日後)

逆子
妊娠33週の検診にて、
胎児が横向きになっていると診断された。
動きはあるがまだ頭位ではないので
帝王切開の日程が決まり、
次回から検診が毎週になる。

母体の体調は引き続き良く
睡眠の質も良いまま過ごされている。

 

・4診(前回施術から1週間後)

逆子

妊娠34週の検診にて、
横向きだった胎児が頭位になっていた。
この週数で頭位になっていたら
逆子に戻ることはないと診断され、
帝王切開の予約はキャンセルになる。

母体の体調は引き続き
心身ともにスッキリ過ごされていたので
今回を以て施術を終了した。

・施術回数
4診

・頻度
平均週2回

・期間
約2週間

倦怠感・不眠:
10代  男性  学生

・初診

倦怠感・不眠

症状は倦怠感と不眠。
来院する前の日の夜が
突如倦怠感に襲われ、無気力になり
食欲湧かず晩御飯を食べなかった。
また夜が全く眠れなかったとのこと。
10代の学生で、
春休みのため不摂生が
ここ毎日続いていたようだが、
普段どれだけ遅くても
深夜AM3:00には寝ていたので、
この日 全く眠気が来なかったことが
ショックだった様子。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より気血両虚と診立て施術。
施術中からジワジワと体が温もり
帰る頃には気が巡りスッキリしていた。
春休みだからといって毎日不摂生せず
早く寝るように指導し初診終了。

その後の連絡で、
施術した帰りにご飯を山盛り食べて
体調が復調したと報告あり、
元気そうなので初診で終了。
10代男子の体の回復力に驚きました(笑)

・施術回数
1診

・頻度
なし

・期間
なし

全身性エリテマトーデス(SLE):
50代  女性  主婦

・初診

全身性エリテマトーデス(SLE)

蝶型紅斑の症状は、
両頬が赤くブツブツと湿疹ができ痒みがある。
もともとアレルギー体質で、
アトピー性皮膚炎による
右示指の痒みが慢性的にあったが、
今回の両頬に蝶型紅斑が出ると
右示指の痒みは引いていた。

ここ最近の身体的な変化を伺うと、
来院するまでの2~3週は無気力と易疲労で
何もできない状態だったとのこと。
ここ数年、用事が立て込み
緊張することも多く、
疲労と不眠が続いていたよう。
また、もともと甘い物は嫌いだったが、
ここ最近甘い物が急に好きになり
よく食していたところ
蝶型紅斑がでてきた。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

陰虚内熱による熱と瘀熱が混在している。
陰気を扶け正気の回復を図り、
後に瘀熱を対処していく。
施術後は体が軽くなっていた。
蝶型紅斑が落ち着くまで
なるべく詰めて診させてもらう。

・3診(前回施術から3日後)

全身性エリテマトーデス(SLE)

初診の施術後、顔が浮腫み
ムーンフェイスのように丸くなり、
痒みも増長するが、
その後、浮腫み・赤み・痒みは引いてゆき
画像のような状態に落ち着いてきた。
まだ少し肌荒れはあるが
赤みは初診時に比べ随分引いてきた。
初診~3診を続けて診たため、
大きな症状は治まった。
今後は週1回ペースで診ていく。

・7診(前回施術から1週間後)

全身性エリテマトーデス(SLE)

経過は順調で、
蝶型紅斑の症状は消失。
蝶型紅斑になってから
敏感肌がより過敏になって、
化粧水を塗っても痒かったのが
最近は痒みなく塗れるようになる。
また、体重が痩せて喜んでいました。

SLEの症状は落ち着いてきたので、
現在は違う主訴に切り替え
週1回ペースで診ております。

・施術回数
7診

・頻度
週2~3→週1回ペース

・期間
約1カ月

月経前症候群(PMS):
40代  女性  会社員

・初診

月経前症候群(PMS)

月経時の痛みはもともとなかったが、
ある年齢を過ぎた頃より
月経時痛が出るようなった。
月経2~3日前から下腹部痛があり、
月経初日は痛みで動けなくなるほど
辛いとのこと。
また、胃も締め付けるような痛みが出て
酷い時は嘔吐や閃輝暗点と
頭痛や顔の火照りも出てくる。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

胃気の弱りはあるが、正気の損傷はなく
瘀血が下焦で瘀滞しているため、
胃気を扶けながら駆瘀血を施す。
施術中からよく胃が動いており
施術直後は一身軽くなり
スッキリされていた。

・4診(前回施術から8日後)

月経前症候群(PMS)

週1回ペースで施術して以来、
初めて月経を迎えることになるが
・月経前の下腹部痛なし
・月経初日の痛みなし
・胃の締め付けなし
・頭痛、火照りなし
・快便が続きお腹スッキリしている
など、PMSの症状出ずに過ごされる。

他にも、暴飲暴食しなくなったり
ホットヨガや飲酒をすると
すぐ顔が赤くなっていたのが
赤くならなかった。
体調はすこぶる良くなってきたため、
定期的な施術は終了し、
今後はメンテナンスで
施術間隔を空けて診ていくことに。

・施術回数
4診

・頻度
週1回ペース

・期間
約1カ月

副鼻腔炎:
30代  女性  自営業
・初診
副鼻腔炎
症状は副鼻腔炎による鼻閉と頭痛。
中耳炎も併発していたが、
点耳薬で今は改善している。
頭痛は前頭部~コメカミ辺りにあり、
幼少期にも副鼻腔炎を何度も繰り返し
再発していたとのこと。
副鼻腔炎以外には、
頻尿で1日に10~20回は尿が出る。
月経周期が安定せず
ここ数年 婦人科の薬を服用している。
他には便秘のため防風通聖散を服用中。

(詳しい問診事項は割愛します。)

腎気虚が深いが、
現象として気滞血瘀が発生している。
補腎を主体にして少しだけ駆瘀血を加える。
施術後は体が軽くなっていたが、
腎気虚が深そうなので
コツコツ診ていく必要あり。

 
・4診(前回施術から15日後)
副鼻腔炎
第一工程として
初診と2診は活化化瘀を施し、
3診目から第二工程に移り補腎を施す。
それがよくハマり、
前回施術から2週間経ったが
日を追う毎に寛解してきたとのこと。
頻尿もマシになり、
腎気が良く建ってきた。
調子が良さそうなので
また鼻詰まり、頭痛が出てきそうな時に
連絡頂くようお伝えし
定期的な施術は終了とした。

・施術回数
4診

・頻度
1週間~2週間に1回

・期間
約1カ月半

眼精疲労:
40代  女性  家事手伝い

・初診

眼精疲労

眼精疲労で目の周囲の凝りが酷く
マッサージを受けるも、
その場でスッキリはするが
すぐに凝りが戻ってしまう。
もともと視力は良い方だったが
ここ最近 急激に視力が低下したため
メガネを作るが、合わないのか
目の周りの凝りが酷くなって
乱視もきつくなってきた。
メガネを調整してもスッキリせず、
根本的な体質改善を求め
施術依頼を受ける。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より
肝鬱気滞がきついのは確認するが
同時に腎陰の弱りも深いので
これを先に扶けていく。
施術後は眉毛辺りの凝りが
よく緩み、体スッキリしていた。
しばらく週一回ペースで診させて頂く。

・4診(前回施術から1週間後)

眼精疲労

施術を重ねてゆき、
目の周りの緊張がよく緩み
目がラクになったとのこと。
物が二重に見える乱視も
波が出てきたとのこと。

また、目以外にも
肌艶が良くなってきたと
喜んでいた。

乱視がまだあるので
引き続き週1回で診ていく。

・9診(前回施術から1週間後)

眼精疲労

週1回ペースでコツコツ施術を重ね
途中、腰痛などで診ることもあったが、
実質1カ月くらいで目の疲れや
視界がクリアになっていた。
今後は体調管理で施術間隔を空けながら
メンテナンスで診ていく予定です。


・施術回数
9診

・頻度
週1回

・期間
約2カ月

首〜肩の痛み・手の強張り:
40代  女性  パート

・初診

首〜肩の痛み・手の強張り

患部は右首~肩にかけてあり、
右手は数年前から
朝や冷えた時に強張る傾向がある。
他にも首が張っている感じがあり
酷くなってくると頭痛がする。
最近、月経周期が短くなってきて
月経時の頭痛が酷い。
くいしばりもここ2~3年続いており
マウスピースを装着して寝ている。
過去に長距離移動する際に、
車内で動悸が出て苦しかったことがあり
今回も春に飛行機に乗る予定なので、
これらの諸症状を治し安定した状態で
移動したいとのこと。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より肝陽上亢と診立て施術。
冷えてくると悪化する傾向にあるので
普通は陽虚とか寒邪を疑うが、
陽気が昂り手足末端に気が巡っていない
ための冷えなので、
肝陰を補い肝の陽気を鎮めれば
自ずと手足に気機が巡る。
実際に施術後は
脱力し体が温まっていました。

・5診(前回施術から1週間後)

首〜肩の痛み・手の強張り

経過は順調で、回数を重ねる毎に
首~肩の痛みが軽くなり
5診目には首~肩や、
手の強張りが消失していた。
4月初旬に飛行機に搭乗する予定があり
身体的な不安感なく行けそう。

定期的な施術は今回で終了し、
旅行から帰って来られたら
またメンテナンスで時々診ていく予定です。


・施術回数
5診

・頻度
週1回

・期間
約1カ月

眩暈:
30代  女性  会社員

・初診

眩暈

眩暈は1カ月前より以前より
たまに出ていたようだが、
マッサージを受けると解消していた。
今回の眩暈はマッサージを受けても
解消しなかったので
脳神経外科で診てもらうが、
脳は異常なしと診断を受けた。

眩暈は何かに集中している時に
出る傾向にあり、酷い時は
車を運転している時にフワッと眩暈した為、
それ以来、車の運転を控えている。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より、肝鬱化火→肝陰消耗→
木気の影響を受け→肝風内動と診立て
滋陰・平肝熄風で施術。
施術後は足先がポカポカして
頭は涼しくクールダウンしていた。
仕事が多忙なようだが、
しばらく間隔を空けずに診させてもらう。

・3診(前回施術から1週間後)

眩暈

経過は施術を重ねる毎にラクになってゆき、
3診目には車の運転もできるようになり
日常生活は支障なく過ごせるようになる。

ひとまず定期的な施術は今回で終了し、
今後はメンテナンスで診ていく。


・施術回数
3診

・頻度
週1回

・期間
3週間

月経前症候群(PMS):
20代  女性  会社員
・初診

月経前症候群(PMS)

PMSの症状は月経10日前から
全身倦怠感に襲われ、
月経直前になるに連れ
頭痛、肩こり、吐き気、めまいが出てくる。
10代の頃から月経前の不調はあったが
20代に入ってから
月経前の症状が酷くなってきた。
月経は35日~43日周期だが、
もっと遅れることがある。
経血は時々ベタつくが血の塊は出ない。

他には幼少期から便秘症で、
スッキリ出ることが少ない。
形もバラバラで、環境が変わると
便秘がさらに酷くなる。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診では
胞宮の不調より大腸の湿熱が酷く、
+気滞でガチガチだったので
これを駆逐していく。
施術直後は体がポカポカし
よく脱力感が出てました。
婦人科系の疾患だから
婦人科だけを診るのではなく、
臓腑間の関連性を重視し
より病が深い方を改善させることで
目標の臓腑が動けば良しです。

・3診(前回施術から1週間後)

月経前症候群(PMS)

初診施術後に背中の張りが出てくるが
2日目には消失しラクになる。

その後、月経が予定より早く来るが
もともと月経周期が遅い方だったので
丁度良い周期で来たとのこと。
珍しく月経時痛がなく、
快適に過ごせたよう。

その後も調子良く過ごされ、
次の月経が近くなってきたが
月経前の肩凝り、眩暈、吐き気なく
過ごせるようになった。
調子が良いのでしばらく様子を見る
とのことで、3診の施術で終了。
今後は月経前のみメンテナンスで
診ていく予定。

・施術回数
3診

・頻度
約週1回

・期間
約3週間

起立性調節障害:
10代  男性  学生
・初診

起立性調節障

今年の夏まで部活をしていたが、
受験のため引退し、受験に向けて
塾や学校で勉強を頑張っていたところ
秋になり朝が起きれなくなり、
お昼過ぎに目覚めることが増え
学校を休むことが増えてきた。
朝が起きれなくなり数カ月経つが
他院で鍼を受けるも改善する気配がなく、
今冬に受験を控えているので
相当焦っていた。

身体的な症状は不眠、盗汗、
朝起きれない、便秘、
精神的な症状は
気持ちが不安定で
時々感情的になってしまう。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診してみると
肝鬱気滞がきつく
内熱が相当籠っているが、
四診の情報と現象が噛み合わず
何か引っかかるので
詳しく問診してみると
風邪をひかないように、
11月頃から電気毛布を一晩中つけて寝ており、
寝汗が酷い状態だったとのこと。
心陰虚と診立て施術。
施術後は話も聞いてもらえて
リラックスした様子だった。
電気毛布をつけて寝るのは
内熱が籠り過ぎて危険なので
これを中止してもらう。

・8診(前回施術から1週間後)

起立性調節障害

週1回ペースで通院中。

初診〜数診で
顔面部と背面のニキビがよく改善し、
熱感もよく落ち着いていたが、
下焦の湿熱の停滞が深い。

詳しく問診したところ、
睡眠時の電気毛布は
切ってもらったが、
加湿器を一晩中使っていたようなので
これを切ってもらう。
寝てる間に湿気が体内に侵入し
湿邪が停滞してしまうため)

大腸の湿熱を攻下するように
なってから、口乾がマシになり
舌の白膩苔がマシになってきた。
またイライラすることや
苛立って暴れることも減り、
精神的に落ち着いてきた。

まだ治療途中ではあるが
学校も登校できるようになり
テストも平常心で受けられる
ようになってきた。

受験直前ではあるが、
不安の中やるべき行動は
できてきているので、
受験も何とかなりそうです。

・16診(前回施術から5日後)
起立性調節障害

一度だけ違う施術を受け
体調を崩してしまったが、
鍼でリカバリーして体調戻ってきた。

受験もスムーズに受けることができ、
無事合格し精神的に大分安定してきた。

当初の目標が
”遅刻せず受験できること”
だったので無事目標クリアできた。
4月から新しい環境になるが、
このままスムーズに登校できるよう
今後はメンテナンスで診ていきます。

・施術回数
16診

・頻度
約週1回

・期間
約3カ月間

ジストニア・メージュ症候群:
50代  女性  主婦
・初診

ジストニア・メージュ症候群

症状は数年前からであるが、
症状がマシだった時期があったり
逆に酷い時期もあり波がある。
ジストニアは咽~胸辺りの過緊張が
主な症状で、問診時に喋っている時も
ところどころ詰まって
言葉が出にくい様子だった。

メージュ症候群による
眼瞼痙攣や眼瞼が強張って
開きにくいといった症状であるが、
初診時は酷くなかった様子で
これも症状に波があるとのこと。

月経がここ数年1年に1回しかなく、
2~3カ月前に1年ぶりの月経があり
それ以来、精神的にはやや落ち着き
不安障害やパニック障害は落ち着いている。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診から、
脾・腎の虚が深い上に気滞血瘀もあり。
正気を建てることで
気滞血瘀も動けば良いが、
どうも頑固そうなので
脾腎を扶正しながら
補佐的に祛瘀を軽めに施す。
施術後は少し脱力しリラックスしていた。
症状がきつそうなので
しばらく詰めて診させてもらう。

・9診(前回施術から4日後)

ジストニア・メージュ症候群

週2回ペースで施術を重ねているが、
初診~5診までは、身体的な症状より 
精神的な面でスッキリして過ごせ、
6診~今回になり、
眼瞼の開きや首下の詰まりが
マシな日が出てきた。

また、問診時
吃音のような喋り方だったのが
スムーズに止まることなく
喋るようになってきた。

精神的・身体的な症状が
落ち着いてきたきた。
年明け春先になると肝気が昂るので
今のうちに体を整え、
春先に備えていく。

 

・17診(前回施術から3日後)

ジストニア・メージュ症候群

週2回ペースで頑張って通院中。
正月休みで少し気分の落ち込みもあったが
その後、持ち直し
目が開きやすくなり、
咽や肩がスッキリして
今までで一番調子良い状態になる。
体の調子が良いと気分的にもラクで、
今まで我慢していたやりたい事が
溢れて来て、意欲が沸いてきた。

当院に来られる前は他院へ
1年以上通院していたようが、
ここまでの改善は見られず、
当院へは1カ月半の通院で
大分良い状態に持ってこれた。

現在もメンテナンスで通院中。

・施術回数
17診

・頻度
週2回

・期間
約2カ月間

頭痛・不眠症:
20代  女性  フリーター
・初診
頭痛・不眠症
症状は頭痛と不眠症の他に、
肩凝りや腰痛、鼻水、吃音、
認知機能障害(ど忘れが多い)、
アトピー性皮膚炎と多岐にわたるが、
今一番改善したい
頭痛と不眠を優先的に診ていく。
頭痛は10年来 前頭部に出ており
痛み止めの薬を服用しても
効果なく辛いとのこと。
また、肩凝りも長年自覚しており、
小学生の頃から肩凝りがあった。
不眠は社会人になってから酷く
×寝つき ×浅眠 ×寝起き ×多夢
と安眠することがない日が続いている。
 
(詳しい問診事項は割愛します。)
 
四診から下焦の弱りが深く、
かつ気滞血瘀がきつい。
施術の基本軸としては扶正祛邪しつつ、
活血化瘀を少し加える。
施術中から体がポカポカと温まって
リラックスした様子だった。
軌道に乗るまでは週2回ペースで
診させてもらうことに。
 
・6診(前回施術から4日後)
頭痛・不眠症
初診から週2回ペースで通院して頂き
6診目には頭痛と共に不眠症も解消し
体調良くなってきた。
また、アトピー性皮膚炎により
顔~首の肌荒れが酷く、
肌が黒ずんでいたが黒味が薄くなってきた。
まだ肌艶はないので今後は
アトピー性皮膚炎に主訴を切り替え
診ていきます。

・施術回数
6診

・頻度
週2回

・期間
3週間

不眠症:
60代  女性  主婦
・初診
不眠症
不眠の具体的な症状は、
寝つきが悪く 酷い時は
朝方まで眠くならない。
寝ても眠りが浅く
早朝に目が覚めてしまう。
2つの臓腑の嚢胞は複数あったようだが、
腹痛などの自覚症状は何もない。
放置して過ごすことに不安があり
嚢胞の改善も求められる。
 
(詳しい問診事項は割愛します。)
 
過度の思慮により心血を損傷し、
同時に脾気の健運機能も弱っていたので
心脾両虚と診立てる。
治法は補益心脾。
施術後は体が少し温かくなり
眠気が出てきた模様。
嚢胞の不安はあるが、
まずは神(しん)を安定させ
眠りを摂れるようにすべし。
 
・6診(前回施術から1週間後)
不眠症

施術は4診目までは週2回で診ており、
早朝覚醒はまだあったが
寝つきがマシになり
浅眠もマシになってきた。
5診目から週1回ペースになり今回、

○寝つき ○浅眠
○睡眠6~7時間続けて眠る
○早朝覚醒もなくなる
と調子良くなってきた。
眠りが安定してきたので
精神的にも落ち着いてきた様子だが、
内臓にある嚢胞対策のため
今後もメンテナンスで診させてもらう。
(不眠症の施術は完了)

・施術回数
6診

・頻度
週1回

・期間
約1カ月間

バセドウ病:
40代  女性  主婦
・初診
バセドウ病
バセドウ病の再発で
薬を服用するも薬が効き過ぎて
甲状腺ホルモンの値が低値になり
さらにしんどくなってしまい
現在は減薬中とのこと。
現在ある症状は
・動悸 ・息切れ ・胃の不快感
・倦怠感 ・集中力の欠如
・頻尿 ・便秘 ・不眠 ・盗汗
体調が優れないため
何もやる気が起きず、
精神的にも参っている様子。
 
(詳しい問診事項は割愛します。)
 
四診から、
腎虚が主なベースだと見受けるが
心腎陰虚に発展している。
治法は滋陰降火で施術。
施術後は足先がポカポカし
頭がス~っとしていた。
施術の手応えはあったが、
軌道に乗るまで定期的に来院してもらう。
 
・5診(前回施術から2週間後)
バセドウ病
施術の頻度は
週1回~2週に1回ペースで診ており、
今回は前回施術から2週間空くが
体調良く過ごせていたとのこと。
良く眠れるようになったのが
大きかったようで、忙しく過ごしても
一晩よく眠れば
疲れがリセットしやすくなってきた。
 
・6診(前回施術から約2ヶ月後)
バセドウ病
年末年始と多忙だったようで
前回施術から約2カ月ほど空くが
体調は大きく崩れることなく
調子よく過ごせていたよう。
甲状腺ホルモンの薬も服用せず
頭痛、動悸、息切れ、だるさなく
過ごせていた。食欲もあり、
過食してしまうこともあったが
病的にしんどくなることがなかった。
大かた調子良くなってきたので、
定期的な施術は終了し
今後はメンテナンスで
月1回くらいを目途に
診させてもらう予定です。
 
・施術回数
5診

・頻度
週1回→2週に1回→月1回ペース

・期間
約2カ月間半

四十肩:
40代  女性  会社員
・初診
四十肩
主訴は右肩の痛み。
今年の夏ころより手を挙上した時に
右肩に激痛が走るようになり、
初期は肩の痛みだけでなく
右中指に痺れがあったため
脳の病気を疑い脳神経内科を受診。
いろいろ調べてもらったが脳に異常なく、
ビタミン剤を処方された。
その後、
整形外科で四十肩と診断を受け
治療を受けるが一向に改善せず、
当院に来院される。
肩の痛み以外に
目の疲れからくる頭痛、便秘、
月経困難症のため長年ピルを服用中
とのこと。
 
(詳しい問診事項は割愛します。)
 
四診より、
肩の痛みや頭痛などから
気が昂っているが
相対的に下焦の弱りが目立つ。
瘀血もありそうだが、
下焦の正気を補ってから
その動向を診てゆく。
施術直後は一身の脱力感があり
全身よく緩んでいた。
しばらくは週1回ペースで診ていく。
 
・5診(前回施術から6日後)
四十肩
週1回ペースでコツコツ診てゆき
最初は肩の変化はなかったが
便通が良く出るようになってきた。
便通がスムーズに出だすと
頭痛することが無くなってゆき
次第に肩の痛みも和らいできて、
手を挙げても肩の痛み出なくなってきた。
下焦の正気を補うことで
瘀血の反応もマシになっていたので
気虚からくる瘀血だったようだ。
肩の調子良くなってきたので
今回を以て定期的な施術は終了し
今後はメンテナンスで診ていく。

・施術回数
5診

・頻度
週1回ペース

・期間
約1カ月間

更年期障害:
50代  女性  会社員

・初診
更年期障害
主な症状は動悸。
仕事をしている夕方以降に出やすく、
休日の日は動悸はマシ。
ホルモン療法や漢方、
食事療法、ビタミン剤などを
試みたが一向に改善しない。
動悸している時は
胸が引っ張られる感覚になる。
他にも不眠で
数年来睡眠導入剤を服用中。
下痢も最近続いている。
仕事ある日のみ下痢をして
休日の日は普通便のよう。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診にて、陰虚・血虚の所見はなし。
肝気鬱結と腎虚があるが、
腎虚が深いのでこれを補い、
肝気欝結に動きが出るか様子を診てみる。
施術を重ねていけば
主従を明らかになるので、
弁証論治を確定したいと思います。
施術直後は
フワフワした感じになってました。

 

・3診(前回施術から9日後)
更年期障害
初診時の施術がよく効いていたみたいで
早朝覚醒がなくなり、
朝までグッスリ眠れるようになったので
疲れが取れやすくなり、仕事しても
夕方に動悸が出ずに過ごせるようになる。
まだ睡眠導入剤を服用しているようだが、
継続してよく眠れるようになれば
医師に薬について相談してみて下さい
とお伝えし施術終了。
12月はバタバタするようなので、
施術間隔が空いてしまうが
今後もメンテナンスで診てゆきます。

・施術回数
3診

・頻度
約10日に1回ペース

・期間
約1カ月間

更年期障害:
40代  女性  主婦
・初診
更年期障害
漢方は四逆散、当帰芍薬散を服用中。
酷い動悸は治まったが、
動悸自体はまだ続いており
フと一息つく時に動悸が出やすい。
また、口が乾きやすく口臭が自分でも
気になるようになってきた。
しゃっくりは朝寝起きと
家事をこなしている時に出やすい。
平素より便がゆるく軟便が多い。
ここ数年、月経周期がバラバラで
安定感がなくなってきた。
 
(詳しい問診事項は割愛します。)
 
四診から、心腎陰虚と診立て施術。
施術後は体がポカポカして
リラックスした様子だった。
心腎陰虚ではあるが、
心陰虚から腎陰に波及したものか?
腎陰虚から心陰に波及したものか?
は施術を重ねていくことで
判明することなので
初診時では敢えて追究しない。
 
・8診(前回施術から3日後)
更年期障害
週2回ペースで診ていたが
ここ最近は動悸やしゃっくりが治まり
出ても少しだけで酷くない状態。
また、よく眠れるようにもなってきて
日常的な精神的負荷は変わらないが
身体的には平穏になってきた。
動悸やしゃっくりよりも
肌や唇の乾燥が気になってきたので
こちらに主訴を切り替えて診ていく。
また、調子も安定してきたため
週2回→週1回ペースで
間隔を空けて診ていく。
 
・11診(前回施術から18日後)
更年期障害
年末年始を挟んだため、
前回施術から18日間も空いたが
体調は崩れることなく順調だったとのこと。
動悸やしゃっくりは治まり
バタバタと忙しく動けていた模様。
体調も安定しているので
定期的な施術はここで終了。
今後はメンテナンスで診させて頂きます。

・施術回数
11診

・頻度
週2回→週1回ペース

・期間
約2カ月間

血行障害:
30代  女性  会社員
・初診
血行障害
主な症状は左半身(頭部、胸部、大腿内側)
の圧迫感。
1~2年前に動脈硬化の疑いありと
診断されたが、
今すぐに治療する必要性はないとのことで、
その後何もせずに過ごしていたが
常時圧迫感があり、気になってきた。
マッサージなどしても一時的に緩むが
根本的な改善に至らず。
ストレスを感じると増悪し、
リラックスしていると緩む傾向にある。
運動もしているが、
途中で胸が痛くなってくる。
 
(詳しい問診事項は割愛します。)
 
肝鬱気滞ではあるが、
心気の弱りもあるので気滞を散らしながら
心気を補う必要もありそう。
ある経穴に鍼で触れた瞬間から
脱力感を感じられる。
刺激に敏感そうなので、
鍉鍼で1秒に満たない刺鍼で施術。
施術直後は左半身がよく緩む感覚になる。
 
・5診(前回施術から2週間後)
血行障害
初診から調子良くなり、
4診まで週1回ペースで施術を重ね
心身共に軽くなってきたので
4診~5診は2週間空けてみたが
概ね調子良く過ごされていた。
体がスッキリしてきたことで
思考が円滑になり、
頭の回転が早くなってきたとのこと。
調子が良さそうなので
今後は間隔を空けながら
メンテナンスで診ていきます。

・施術回数
5診

・頻度
週1回ペース

・期間
約1カ月間

寝違え:
30代  男性  会社員
・初診
寝違え

主訴は寝違えによる首の痛み。
首が痛くなる半年くらい前から
肩の痛みが出始めた。
その頃は環境の変化もあり
ストレスがあったとのこと。
同時期に血尿が出始め、
病院で調べてもらうと尿路結石があり
複数回にわたり内視鏡で除去する。
その後、尿路結石対策で水を意識的に
1.5ℓ毎日飲むようしている。
 
(詳しい問診事項は割愛します。)
 
四診から
肝鬱気滞がメインではあるが、
仕事柄 深夜~朝に及ぶ作業もあり
長年 腎気の負担もあり。
施術直後は首の痛み変わりなかったが
四診の情報は良く変わっていたので
数時間後か1~2日で
症状が変わる可能性あるので
経過をみて頂く。
 
・2診(前回施術から3日後)
寝違え
初診施術直後~翌日は
首や肩の痛みに変化はなかったが、
その翌日(施術2日後)に痛みがよく緩み、
施術3日後には首、肩の痛み消失して
問題なく動かせるようになる。
四診も前回より良い反応になり
体調も良さそうなので
今回を以て施術を終了する。

・施術回数
2診

・頻度
なし

・期間
3日間

多汗症:
50代  女性  主婦
・初診
多汗症

汗かき体質なのは昔からあったが
ここ2~3年、頭部からベタベタした汗が
尋常じゃないくらい出てくる。
家事をしている時や、
クーラーが効いている部屋でも
汗が止まらない時がある。
気温25℃以上、湿度50%以上だと
汗が出て止まない。

20代からアレルギー体質になり
抗アレルギー薬を長年服薬している。

年齢的に閉経が近いので
体質改善を求め当院に来院される。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

元々が脾虚体質で痰濁が下焦に停滞、
同時にここ最近経遅が起こって閉経が近い。
また肝鬱化火が下焦で結んでいる。
清熱化痰を施す。
施術後は足がよく温もり
頭が涼しくなっていた。
汗の量と同時に汗の質感の変化も
診てもらう。

・3診(前回施術から9日後)
多汗症

施術を受けると
体がスーっとした清涼感があり
体の緊張が解けていく感覚もある。
脇や背中などの汗は引いてきた。
頭部の中の熱感はまだあるが、
大粒の汗が出ることは
なくなってきたとのこと。
他にも、過食傾向にあったが
最近は腹八分目で済むようになってきた。

体に籠っていた熱が
よく抜けてきたため、
過剰な食欲がなくなってきた
と見受ける。
施術方針は清熱化痰のまま
重ねていく。

・5診(前回施術から10日後)
多汗症

寒くなってきたので
外で汗をかくことは減ってきたが、
この時期(11月)、電車や室内に入ると
汗だくになっていたのが、
しっとり汗ばむ程度で
汗が垂れることがなくなった。
精神的にも落ち着いてきて、
仕事でミスをしても汗だくにならず
汗ばむ程度で落ち着いている。

大方、改善できてきたので
定期的な施術はここで一旦終了し
今後は不定期に診ていく。

・施術回数
5診

・頻度
約10日に1回

・期間
約1ヶ月半

肩凝り・眩暈・胃腸の不調:
30代  女性  会社員
・初診
肩凝り・眩暈・胃腸の不調

肩凝りは昔から慢性的にあり、
首~肩にかけてガチガチに凝っている。
最近、凝りを解そうと頭を回した時に
フワッと眩暈がするようになる。
胃腸の不調もここ1~2年続いており
胃の膨満感と便秘(1回/2~3日)が
辛いとのこと。
アトピー性皮膚炎も長年患っており
1年前からの脱ステロイドを機に
生活習慣を意識的に変えて
痒みは治まったが、
肘窩や首の肌が燻み
色素沈着が残っている。
頬や顎の肌荒れが治り辛いとのこと。

(詳しい問診事項は割愛します。)

四診から全身気滞でガチガチだったり
陽明腑の邪熱がきついのを確認するも、
腎が極端に虚していた。
腎気虚からくる気滞や邪熱と診立て
補腎を軸にして気滞を散らす。
運動が嫌いで動くのが億劫のようだが
少し散歩してもらうよう指導し
初診の施術終了。
 
・5診(前回施術から1週間後)
肩凝り・眩暈・胃腸の不調
週1回ペースで施術を重ねていき
5診目には

肩凝り、眩暈、胃の膨満感が消失。
便秘も酷かったが
毎日便が出るようになる。
便通がよく出ると肌が潤い、
脱ステで色素沈着していた
肘窩や顔のくすみがなくなってきた。
週1回の施術だったが
調子が良いので定期的な施術は卒業し
今後は間隔を空けながら診ていく。

・施術回数
5診

・頻度
週1回

・期間
約1カ月

クローン病:
10代  女性  学生
・初診
クローン病

クローン病の活動期は腹痛や下痢があり
入院し栄養療法で成分栄養剤を6週間投与。
CRPや症状が寛解する。
退院後は薬物療法(ステロイド)で様子みるが
酷い便秘になってしまった為、
漢方と酸化マグネシウムを服用し
軟便が出るとのこと。

その後、社会復帰するも
頭重感、頭がフワフワ・モヤモヤする、
頭部の火照り、便秘、朝が起きられず
家で休む日が多くなってきた。
 
(詳しい問診事項は割愛します)
 
考え得るストーリーとしては、
元々胃腸が弱く、
幼少期から薬に敏感な体質だったため
今回接種したワクチンも体に馴染まず、
異物として体内に停滞し
拒絶反応を起こしたと考えられる。
絶食し寛解したが、薬物療法に
用いられたステロイドにも
敏感に反応してしまい
症状が慢性化してしまった可能性あり。
胃の気の損傷が激しいため
健脾和胃を施す。
施術中からポカポカと温まり
よく気血が巡ってきた。
今後、病院での検査入院も控えており
血液検査や消化器官の検査など
詳しい検査結果も追いつつ、
当院では根本的に
“朝スッキリ起きられるか?”
“頭が重くフワフワしないか?”
など、追っていきます。
体調が安定すれば
数値も安定することが多いので
体調面を徹底的に整えていくことが
大事になってきます。
 
・6診(前回施術から2日後)
クローン病
4日間の検査入院明けで
続けて来院してもらう。
頭のフワフワ・モヤモヤ
頭部の火照りは消失し、
朝も起床できるようになる。
検査入院中、緊張からか
便秘が酷くなりパテンシーカプセル
(カプセル内視鏡)を
浣腸で出すことになった。
退院後も便秘が続いているので
便秘を課題に診てゆきます。
・24診(前回施術から9日後)
クローン病
大分調子が安定してきた。
頭痛消失し、朝も起きれるようになる。
排便時の白い粘液もなくなってきて、
酷い便秘(1~2週出なかった)も
2~3日に1回は出るようになる。
身内の方から見ても
徐々に安定してきているよう。
週2回ペースだったのが、
今では10日~2週間に1回ペースでも
体調乱れなくなってきた。
まだ改善の余地はあるので
今後も継続して診ていきます。

・施術回数
24診(現在も継続中)

・頻度
週2回→週1回→10日~2週間に1回
・期間
約5カ月(現在も継続中)
味覚障害:
40代  女性  会社員
・初診
味覚障害

味覚障害を患って1週間ほどだが
主に甘味と塩味が分からなくなっている。
外食に行っても料理の美味しさが分からず
食が進まない。
コロナに罹ったわけでもなく、
嗅覚は異常なし。
味覚だけがスッキリしない。
これから付き合いで外食の機会が
増えるので早急に味覚を治したい
という依頼の下 診させて頂く。
 
(詳しい問診事項は割愛します。)
 
どこからどう診ても
全身気滞でガチガチで裏で瘀血もあり。
仕事が多忙のようで
常に気が張った状態が
ここ何年も続いている様子。
正気の弱りはなかったので
活血化瘀を施す。
施術後は体が気だるく感じたよう。
普段から常時気が張り詰めていると
施術後は気が抜けて
だるく感じる方もいらっしゃいますが、
病的なそれではないので
問題ない反応です。
 
・2診(前回施術から2週間後)
味覚障害
初診から2週間と間が空いてしまったが
経過は順調だったようで、
チョコレートや飴の甘い味を
感じるようになっていた。
また、ミネラルウォーターの味も
分かるようになっていた。
経過順調だった為、
施術に満足された様子だったので
今回を以て終了しました。

・施術回数
2診
・頻度
なし
・期間
2週間
脂漏性皮膚炎:
50代  男性  会社員
脂漏性皮膚炎

・初診
症状は主に顔面全体にあり、
頬から上部が赤く紅潮している。
肌荒れているが痒みは無し。
症状が出始めたのが約10年前。
頭から大量にフケが出たり
顔がガサガサしてきたので、
皮膚科にかかると脂漏性皮膚炎と
診断を受け、ステロイドを処方される。
ステロイドを塗ると症状が落ち着くが
ステロイドを止めると再発を繰り返す。
痒みなどないので、しばらくは
ステロイドを止めて気にせず
過ごしていたが、顔が紅潮している為
人に心配される事が多々あり
“ステロイドを使わず改善したい”
という要望のもと診させてもらう。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

邪の性質として風熱がきつく
顔面の上部から頭部にかけて
風熱が欝して化燥した状態と診立て
疏風潤燥を施す。
施術後、やや肌が潤っていた。
普段から夜更かしが多いようなので
早めに寝てもらうようお伝えし
初診の施術を終了しました。

 

・3診(前回施術から5日後)
脂漏性皮膚炎

顔全体的な赤みや髪のフケは
大分マシになってきた。
自覚的にも肌の質感が
乾燥していたのが少し潤ってきた。
肌の調子は良くなってきたが、
最近浅眠で夜中によく目が覚めるのが
気になってきたとのこと。
身内の方から普段ないイビキかいて
寝ていると指摘されたよう。
四診してみると、
脾胃の弱りがあったので
飲食が最近変わったことないか?
問診してみたところ、
ここ数年なかった飲み会が、
最近復活したようで、
飲む事が増えたと伺う。
度重なる飲酒を機に熱が籠って、
肌に影響しなかったのが
不幸中の幸いだが
飲酒の機会増えても
飲み過ぎないようお伝えし
3診目の施術終了する。

 

・4診(前回施術から2週間後)
脂漏性皮膚炎

前回施術後、浅眠はマシでよく眠れる。
よく眠れたためか
肌の状態も顎のUゾーンがややマシになる。
いびきはまだしているが
飲酒はここ2週間しておらず、
身内の方曰く
睡眠時の無呼吸状態は無くなった。
テレワークのため
1日中家にいることによる
運動不足が気になったので、
朝か晩の涼しい時間帯に
外に出て運動してもらうよう
お伝えし4診目の施術終了。

 

・6診(前回施術から10日後)
脂漏性皮膚炎

肌の調子は上々で、
髪から出るフケが減り
印堂(眉間)の赤み以外は落ち着いている。
運動については、
たまにランニングをするようになるが
今回は筋肉痛で両脚を痛めていたので
徐々に運動してもらうようお願いしました。

 

・7診(前回施術から28日後)
脂漏性皮膚炎

前回施術から約1カ月間隔が空いたが、
肌の調子は落ち着いている。
全体的な肌荒れはあるが、
赤みは引いてきている。
暑い時期になると赤みがきついそうだが、
ここ1カ月は赤みマシで過ごせている。
また、フケがよく落ちていたのが
ここ最近は無くなってきたとのこと。
まだ細かいところでの微調整は必要だが、
経過順調になってきたので
今後はメンテナンスで
月1回ペースで診て参ります。

・施術回数
7診

・頻度
週1回→月1回

・期間
約2カ月

胃腸の不調:
30代  女性  会社員
・初診
胃腸の不調

 

主な症状はお腹の張り。
具体的には胃脘部と左少腹部の2か所。
食後この2か所が張って気持ち悪いのが
数カ月続いているとのこと。
ここ数カ月の生活状況を問診すると
掛け持ちで仕事をしており、
今年に入ってから夜勤の仕事も
するようになったよう。
他の鍼灸院さんで施術を受けているようだが、
改善の兆しがないと仰っていたので
どのような施術だったのか傾向を問診。
他院での施術の概要を聞くことで
大まかな内容(目的・施術方法)はわかります。
効かなかった施術を知ることも
今回の施術の参考にします。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

気滞の所見もあるが
根底には腎気虚がベースにある為、
いくら疎肝理気などで気滞を祓っても
正気で気虚が埋まらないと意味がない。
補腎することで気滞を取り除いたところ、
施術中からお腹よく動き空腹感が出てくる。
腎気を弱らせている夜勤が
ネックになっているが、
仕事を辞めるわけにはいかない為、
夜勤をしても体調不良が出ないよう
今後補強し仕上げていく。

・2診(前回施術から17日後)

胃腸の不調

 

前回施術から間が空いていたが、
経過は良好だったみたいで
食後の胃の張りが消失し、
食べた物が下に降りるようになる。

同業の方なので
初診時に施術方針や病態の仕組みを
詳しく説明しながら施術しましたが、
ちゃんと説明と施術が噛み合って
効いてくれて良かったです。

・施術回数
2回

・施術頻度
なし

・期間
約2週間

五十肩:
50代  男性  会社員

・初診

五十肩

患部は右肩。
以前にも同じような痛みを
感じることがあったが、
数日様子見てると勝手に治ったので
今回も放置してみたが
改善する兆候なかった為
整形外科を受診。
“五十肩”と診断を受け
湿布を処方されるが、改善の兆しなし。

その後、数ヶ月放置していたが
痛みは酷くなってきて
右手(合谷付近)も痛くなってきたので
施術依頼をいただく。

腕をどの方向に動かしても
肩(肩髃付近)が痛い。
寝返りしても痛いので、
最近寝不足になってきている。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

肩や手の痛みは経絡上では
手陽明大腸経の走行に由来し、
痛みが出ている現象はそうだが、
原因が大腸経にあるかと言えば
また別の話になってくる。

四診から
手足陽明経の湿痰の情報が多いが
同時に肝鬱気滞もきつい。
痛みの場所が固定しているので
瘀血の可能性も考えられるが、
痛みの質感がそれとは違い、
湿痰がベタベタにくっついて
気滞が動かないことも考えられる。
陽明腑の祛湿をメインに施術。
痛みはまだあるが肩の可動域が広がる。

ジャンクフードが好きなようなので、
痛い内は控えて頂くようお伝えし
初診の施術終了しました。

・4診(前回施術から3日後)

五十肩

右肩の痛みは楽になってきたが、
左右の胸部(中府〜雲門付近)に
痛みが移動してきた感覚あり。

 

五十肩

肩の方は調子良くなってきて
右手を左腰へ回す動作や
シャツをズボンに入れる動作が
できるようになってきた。

また、
左肩が凝るようになってきたり
前額部に痛みが出たりしてきた。

湿痰がマシになってきて、
右肩に粘着していた気滞が
あちこちに動いて
表在に顔を出してきている。
痛みの箇所や質感が変わってきた為、
今回より祛湿ではなく、
気滞を捌いていく。

・7診(前回施術から4日後)

五十肩

痛みの場所が
中府〜雲門付近 → 臀臑付近へ移る。
痛み自体は⑤でマシな状態。

五十肩

以前は痛くてできなかった
右手を背面に回せられるようになる。

右肩の可動範囲が広がってきた。
痛みの場所がコロコロ変わるが
これも悪くない反応なので、
徐々に痛みも薄まってくると思います。

・10診(前回施術から4日後)

五十肩

7診〜8診の間に
肩の痛みは背部に移り、
芯の方で疼くような痛みだったので
活血化瘀を施す。
夜が熟睡できるようになり
寝返りしても痛みなく眠れるように。

五十肩

10診目には
また体の前面(中府〜雲門付近)に
痛みが出てきた。
痛みが移動していると思っていたが、
どうやら後面と前面で
痛みの質の違いから
それぞれ違う原因の可能性あり。
後面は瘀血、前面は湿痰か。

五十肩

肩の動きは
大分可動域が広がってきた為、
ゴールはそう遠くないと思います。

・16診(前回施術から1週間後)

五十肩

右肩の調子は上々で、
脱衣する動作ができるようになり
左脇へ手を回す動作もスムーズになる。
また、風呂掃除も腕に力を入れ
ゴシゴシ洗っても肩の痛み出ずに済む。

急に右腕を振り上げると
まだ少し違和感があるが
日常生活で困ることは無くなった。
睡眠もよく眠れるようになり、
肩だけでなく生活リズムも改善してきた。

施術としてはほぼゴールしているが、
定期的な施術は一旦ここで終わり
今後はメンテナンスで診て参ります。

・施術回数
16診

・施術頻度
週2回→週1回

・期間
約2カ月間

 

咽喉頭異常感症(ヒステリー球):
60代  女性  パート

・初診
咽喉頭異常感症(ヒステリー球)

症状は咽の異物感。
2023.×月以来、
球のようなコロコロしたものが
咽に詰まった感覚があり、
図のように咽の右左だったり、
咽の奥の方で詰まった感覚で
常時あるわけではなく、
1分くらいで消失する。
水を飲む時に球が引っかかる
ような感覚があり、
耳鼻科では咽に異常なしと診察され
そのまま様子みるが、
次第に症状が出る頻度が増え
症状が治まる時間が長引いてきた。
夜寝ている時は何ともないが、
日中起きている時に症状が出てくる。
症状が気になり過ぎて
病院にかかると半夏厚朴湯を
処方され服用するが、
咽がスーとするだけで
根本的に症状は変わらないとの事。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

半夏厚朴湯行は
気解鬱・降逆化痰の効能があり
梅核気に有効な漢方として有名ですが
あまり効果を感じなかったよう。
四診してみると脾胃の弱りが深く、
もともと消化器系は弱い方だと伺う。
昔から思慮深い性格のようで、
これも脾虚が原因と推察する。
したがって、
脾虚から派生してる気滞(梅核気)なので
健脾和胃を施してみる。
(肝はあえて何もせず放置)
施術中は梅核気の症状がなかった為
症状の変化が分からなかったが、
手足よく温もってきた。

 

・2診(前回施術から4日後)
咽喉頭異常感症(ヒステリー球)

初診施術後は、症状の変化より
心境の変化があったようで
思慮深い性格だったが、
鍼をした後は思い悩むことがなくなり
開き直って過ごせた。
数日そんな日が続いてから
咽にあった球のような異物感が消失。
咽の違和感に変わる。
咽の症状以外の変化では、
いつも以上に胃がグルグル動き
ここ数日は、
形の良い便が出るようになった。

東洋医学では、感情も五臓が
管理しているものと考えられ
・肝=怒
・心=喜
・脾=思
・肺=悲
・腎=恐・驚
と配当される。

この方は脾胃の弱りが深かったので
脾が弱ると、思慮深くなる、
思い悩みやすい性格になる為、
今回のように施術で脾胃がよく動くと
思い詰めなくなり、
気滞(梅核気)が散って
症状がよく解消された。
(まだ違和感があるようなので
完全ではないが)
なので、この方の場合
普段からの脾胃のケアが大事に
なってきます。

 

・4診(前回施術から10日後)
咽喉頭異常感症(ヒステリー球)

カゼをひいてしまった為
前回施術から間隔が空いてしまった。
カゼによるカラ咳が出ていて
咽がスッキリしなかったようだが
ヒステリー球(梅核気)の症状は
再発せず過ごせたそう。
咽の違和感はまだあるが、
異物感がないだけ大分ラクな様子。
カゼで悪化することを懸念したが
何とか持ち堪えてくれた。

 

・5診(前回施術から2週間後)
咽喉頭異常感症(ヒステリー球)
施術間隔空くが

咽の違和感、異物感なく過ごせている。
四診でも脾気虚の反応は
大分マシになっており、
湿気でジメジメしても
問題なく過ごせている。
経過良いので今回を以て
定期的な施術を終了。
今後はたまにメンテナンスで
診て参ります。

 

・施術回数
5診

・頻度
週1回~

・期間
約1カ月

頚椎症:
40代  男性  会社員
・初診
頚椎症

首〜左肩〜左腕〜
左母指・示指の痛みと痺れが
出始めて約1週間。
首を右に傾けると
痛み・痺れがきつい。
痛みが出始める2週間前に
左肘に一瞬痛みが走ることがあったが
その後は痛み出ずに済んでいた。
仕事で車の運転する機会が多く、
昼ご飯食べる暇もないほど忙しく
ずっと肩肘張った状態が
ここ何年も続いてるとのこと。

(詳しい問診事項は割愛します)

肝鬱がきつく、
古い気滞が血瘀を形成している。
活血化瘀を施したところ、
やや首〜肩周りの力が抜ける。
朝起床時の痛みが辛いらしいので、
今日の施術がハマれば
夜中に作用し朝に効果が出ると
考えられます。

・2診(前回施術から5日後)
頚椎症

初診施術後、首〜肩〜腕〜
肘〜母指・示指の痛み・痺れは
⑩→⑤と半減したとのこと。
厳密に聞くと、今まで効果がなかった
痛み止めの薬が良く作用しだしたよう。
鍼で気機がよく巡り、胃気がよく動き
薬が消化吸収しやすくなった。
最近の健診で胃の再検査が必要と
診断されたところだったようなので、
胃の弱りは以前からあったと思われる。

痛み止めの薬が
消化吸収しやすくなったことで
症状を抑えている内に、
本質的な改善を試みます。

・4診(前回施術から12日後)
頚椎症
経過は良いようで、

首〜肩の痛みは消失した分、
脇〜上腕内側にかけての痛みを
感じるようになるが、
痛みは③〜⑤でマシな状態。
痛み止めの薬の影響からか
脾胃がまだ整いきれていないため、
これを扶けながら、気滞を捌いていく。
しばらくは
整形外科の治療と並行しながら
診ていこうと思います。

・5診(前回施術から13日後)
頚椎症

首〜肩、脇〜上腕内側の痛み消失。
左母指〜示指の痺れが少しだけあるが
日常生活や仕事では
支障なく過ごせるようになる。
順調にいけば
あと数回で改善できそうです。

・7診(前回施術から14日後)
頚椎症

頚~肩はラクになっており、
唯一残っていた左母指と示指の痺れが
ここ2週間は消失していた。
仕事は変わらず忙しいみたいだが、
多忙な中でもよく改善できました。

調子が良さそうなので
今回を以って定期的な施術終了しました。
今後はたまにメンテナンスで診させて頂きます。

・施術回数
7診

・頻度
週1回→2週間1回

・期間
約2カ月

 

ドケルバン腱鞘炎(手関節腱鞘炎):
50代  女性  会社員
・初診
ドケルバン腱鞘炎(手関節腱鞘炎)

患部は右手関節橈側。
母指を外転する時に手関節が痛い。
物をつまむ動作でも痛い。
(例:ペンやお箸を持つ動作)
動作時痛以外にも
朝起床時の痛み、雨の日の痛み
見受けられ、晴れた日や
入浴でよく温まると痛み軽減する。

(詳しい問診事項は割愛します)


痛みのキッカケは外傷性ではあるが

何日経っても改善が診られない場合、
内臓の不調を疑います。
(内臓が元気な場合、2〜3日で
修復している可能性が高いため)

脾と腎の気虚が深いので
これらを同時に扶けてゆく。
施術中から
体の内側からポカポカと
よく温まる感覚あり。
施術直後は痛み変わりなかったが、
少し時間置いた方が浸透して
良く効果が出てきそうなので、
今回はこれで様子見ることに。

 

・3診(前回施術から4日後)
ドケルバン腱鞘炎(手関節腱鞘炎)

・初診施術後、
いつも以上にグッスリ眠れて
翌朝には手関節の痛みが
大分マシになっていた。
熟睡できた日が2日続き、
その後はまた眠りが浅くなってしまい
翌朝、手関節が痛くなる。
鍼をして2日は手関節の痛みラクで
後半2日間は浅眠のため
手関節が痛かった。
従って、睡眠の質次第で手関節の痛みが
変わってくることが立証される。

2診目の施術からは
続けて熟睡できたようで、
継続的に手関節の痛みが
大分ラクになっていた。

まだ少し痛みあるようだが、
このまま良い質の睡眠が摂れれば
痛みが⓪になる日も近いと思います。

 

・5診(前回施術から8日後)
ドケルバン腱鞘炎(手関節腱鞘炎)

痛みがない日がちょこちょこ出てきた。
痛みのない日に共通しているのが
やはり睡眠の質で、
グッスリ眠れない日は腱鞘炎の痛みが
少し出てくるが、よく眠れた日は
痛みなく過ごせるようになる。

眠りは眠りでも
睡眠導入剤などで強制的に
朝まで眠るようにするのではなく、
自発的にスッと眠れるように
体を整えることが大事になってきます。
(この方は睡眠導入剤は使ってません)

 

・7診(前回施術から1週間後)
ドケルバン腱鞘炎(手関節腱鞘炎)
母指を動かしても手関節の痛み無し。

物をつまむ動作も問題なし。

引き続き睡眠もよく摂れている。
大分安定感が出てきたので
今回を以て定期的な施術を終了。

 

 

・施術回数
7診

・頻度
約週1回ペース

・期間
約1カ月半

パニック障害:
30代  女性  会社員
・初診

パニック障害

パニック障害のきっかけは
仕事のトラブルではあるが、
以前から精神的に敏感なところがあり
幼少期から気を張ることが
多々あったようで、どうやったら
気を抜くことができるのか?
が自分では分からないよう。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

脾気虚弱がベースにあり、
気虚気滞が心を損傷し、現象として
心気虚の症状が出ているものと考察。
湿邪の停滞もあるが、
水飲上逆している様子はなさそう。
脾気と心気を同時に扶けてゆく。

 

・2診(前回施術から13日後)

パニック障害

初診施術後はスッキリし
動悸がなくなり、盗汗(寝汗)や
悪寒することがなくなったが
日が経つにつれ調子が不安定になり、
耳鳴り(高音と低音の2種類)や
吐き気、下腹部の張りが出てきた。
当院に来るまで電車に乗らないと
いけないのだが、体調優れず
電車に乗れなかったので
施術間隔が空いてしまった。

いつもなら、このまま
家に引きこもってしまうようだが、
毎日外には出られウォーキングや
スイミングなどの運動は継続できた。

全体的に見れば
少し楽にはなったようだが、
まだ一進一退のところがある。
弁証は前回同様で
鍼の接地時間を少し長めに刺鍼。

施術直後は呼吸が深くなり
楽になっていた模様。
G.W
のため次回の来院も
少し間隔空くが
運動は継続してもらうよう
お願いしました。

 

・4診(前回施術から4日後)

パニック障害

まだ改善途中ではあるが、
気色も良くなってきて
諸症状がマシになってきている。
また、運動すると症状がマシになるので継続している。

ただ、ある用事が立て込むと
体調を崩すので、今はしばらくお休み
してもらってますが、
ゆくゆくはその用事が立て込む日が
来るので、今の内にどんどん補強し
整えているところです。

 

・6診(前回施術から5日後)

パニック障害

長らく続いていた眩暈は消失し、
電車もやや混んでいるくらいであれば
乗車可能になる。
(満員電車はまだ自信がない)

ジーーという耳鳴りが変わらず
ずっと鳴っているので、
これを治めていく。

運動すれば楽になるとのことだが、
気滞を散らしても耳鳴りだけ
本質的に症状が変わらないので、
気虚から来る気滞と診立て
心気虚を補ってみて
脾や腎の動向を追ってみる。

 

・7診(前回施術から8日後)

パニック障害

ずっと鳴っていたジーーという
耳鳴りの音量が小さくなってきた。
また、今回来院時に
電車が混んでいたが動悸や眩暈なく
乗って来られた。
施術後に、
苦手とする用事に向かう予定だが、
変な緊張感もなく行けそうとの事。

調子は上向きになってきたが、
耐久性にまだ不安要素があるので
忙しくしても安定感あるか?
が次の課題になります。

 

・8診(前回施術から12日後)

パニック障害

少し施術間隔空いたが経過良好。
電車も動悸せずに乗車できている。
苦手な用事で立て込んでいるようだが、
それでも動悸せずに済んでおり、
用事の合間に不測の事態に見舞われる
ことがあったが、パニックにならず
冷静に対処できたとのこと。

体調は安定してるようだが、
四診してみるとストレス溜め込んで
気が張っている状態であったので、
ガス抜きしておきました。

大まかには良さそうなので、
定期的な施術は終了とし、
今後は用事の合間合間でたまに
メンテナンスでガス抜きして
整えていきます。

 

・施術回数
8診


・頻度
約週1回


・期間
約1ヶ月半

 

無月経:
30代  女性  会社員

・初診

無月経

月経は今まで月1回ペースで
安定して来ていたが、
今年の1月に少量の経血が出て以来
3ヶ月は月経来ていない。
その間、下腹部の痛みや違和感など
といった症状もなし。

去年の夏に異動があり、
半年以上経つが 未だにずっと手探りで
常に気を張った状態と伺う。
帰宅も遅い日が続き、
睡眠時間も短い。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

もともと
気滞を溜め込みやすい体質の方で、
月1回は施術で疎肝していたが、
気滞がそれを上回ってしまい
ここ数ヶ月で気滞血瘀瘀血を形成した
可能性あり。
正気の弱りがないことを確認し
活血化瘀を施す。

月1回ペースの方なので
身体的な変化が次の来院(来月)まで
分かりませんが、
また続きを記そうと思います。

 

2診(前回施術から約1ヶ月後)

無月経

約4ヶ月ぶりに月経あったが、
経血量は少量だったとのこと。
経血は鮮血でサラサラしていた。
前回の施術で瘀血に少し風穴が空いて
チョロチョロと経血が出てきた状態で、
まだ瘀血が停滞している。

前回は正気を傷ることも考慮し
少し加減して活血化瘀の施術をしたが、
正気は損傷しなかったため
今回はガツンと施術してみた。
うまくいけば血塊がドンと出て
スッキリするはず。
次回1ヶ月後に予約取られたので
様子見て報告頂きます。

 

3診(前回施術から約1ヶ月後)

無月経

前回施術した日に月経あり。
前回の月経から約1ヶ月で来た。
まだ経血量が少なく、赤黒い血なので
経血の質は課題あるが、
月経周期は安定しそう。
続けて月経が来たので
無月経の施術依頼は達成した。
月1回ペースで診ているが、
月経の質が安定するよう
今後もメンテナンスで診てゆきます。

 

・施術回数
3

・頻度
1

・期間
2ヶ月間

メニエール病:
70代  女性  主婦
・初診

メニエール病

以前にも
メニエール病を発症しており、
その時は眩暈と頭痛が主な症状で
耳鳴りはなかった。
今回は難聴・耳の閉塞感・
音の反響・耳鳴りがする為、
突発性難聴を疑い耳鼻科を受診するも
どちらかといえばメニエール病だと
診断を受け、ステロイドの点滴治療を
1週間続けた結果、
聴力やや回復するも
耳の閉塞感・音の反響・
耳鳴りなどは変わらなかった。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

①肝鬱化火から痰火となり、
耳の閉塞感から音の反響と
②老年による腎虚も重なり
耳鳴りと難聴もある。
ただ、身内のことで
肝鬱が相当きつい時があったそうで、
①が主体の症状であれば
②腎が建ってきて
耳鳴りや難聴が解消する可能性もある。
正気を傷めないよう配慮し、
清火化痰を施す。

施術直後は目や鼻など
頭部がスッキリしていた。
(耳は変わらず)
時間経ってから耳の変化が出る
可能性があるので
初診はこれで様子診てもらう。

 

・2診(前回施術から1週間後)

メニエール病

初診の施術後は耳の諸症状マシになるが
日が経つにつれ、
耳鳴りがまた聞こえてくる。
ただ、以前は3種類の音
(ビュー・チリンチリン・バー)
が同時にやかましく鳴っていたが、
ワーワーという
1種類だけになりマシに。

耳の閉塞感は変わらずあり。
ドライヤーで髪を乾かすと
音が耳の中で反響する。

◯耳鳴り・変化あり
耳の閉塞感・変化なし
それぞれ別の原因による
症状の可能性が出てきたが、
これはまだ初手だけの動きなので
それはまだ断定せず、
今回も初診の施術方法を重ねて施術。

もともと耳鳴りに対しての
ストレスが大いにあったので、
耳鳴りがもっと鎮まればストレス減し、
耳の閉塞感も動いてくるかも知れない。
それでも閉塞感変わらなければ
施術方針の変更をするべし。

 

4診(前回施術から1週間後)

メニエール病

ワーワー鳴っていた耳鳴りが
サーーという音に変わり、
耳鳴りの音量もマシになってきた。

耳の閉塞感と音の反響は変わらないが
月1回の聴力検査で、
聴力やや回復していると結果が出た。
自覚的にも
聴力は少しマシになってきたようで
少しずつ回復している。

耳鳴りが小さくなっても
耳の閉塞感と音の反響は変わらなさそう
なので、別の弁証論治が必要。

脾気が充分に健っていないので、
ここに着目し補脾に重点を置いた
施術に切り替える。

 

・8診(前回施術から8日後)

メニエール病

サーーという耳鳴りが
鳴り続けているが大分小さくなり
静かな所以外では気にならなくなる。
音の反響や耳の閉塞感もマシで、
日常生活がスムーズに
過ごせるようになる。

月に1回の聴力検査では
高音の音以外は正常範囲に
近づいていた。

 

は鍼灸治療前の聴力検査の結果。
右耳の聴力が左耳に比べ全体的に弱い。

2023/04/08 鍼灸治療開始〜

聴力検査 

聴力検査

先日の聴力検査の結果。
右耳の低音、中音が回復している
のが見て取れます。
高音の聴き取りにまだ課題はあるが
コツコツ施術を重ねてゆきます。

 

10診(前回施術から1週間後)

メニエール病

最初3つあった耳鳴りが
残り1つ(サーーという音)になり、
そのサーーという耳鳴りも消失。

また、今まで割れて聞こえていた
電車のアナウンスも
普通に聞こえるようになる。

まだ次の聴力検査していないが、
高音の音も普通に聞こえてきて
日常生活に支障ないレベルになり、
治療に満足されたので
今回を以て定期的な施術を
終了としました。
今後は不定期にメンテナンスで
診ていこうと思います。

 

・施術回数
10

・頻度
約週1回ペース

・期間
約2ヶ月間

 

胃腸の不調:
30代  男性  会社員

・初診

胃腸の不調

身体的な症状は胃の痛みとシャックリ。
急性胃腸炎の経緯を問診すると、
ある日、お酒を大量に摂取し
翌日に下痢と嘔吐の症状が出る。
二日酔いと思い様子見ていたが
その翌日も下痢と嘔吐が止まないため
病院にかかると、
急性胃腸炎と診断され
点滴を受け、
吐き気止めを処方される。

急性胃腸炎による下痢・嘔吐は
数日で寛解するが、
食欲減退し食事量が減ったよう。
シクシクした胃の痛みがまだあり、
胃薬を処方してもらうも変わらず。
シャックリが普段から止まらず、
酷い時は胃液が混ざった
酸っぱいゲップが出て気持ち悪い。
(嘔吐までいかず)

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

水毒により胃が荒れており
胃気の弱りがあるのと、それに乗じ
肝気犯胃の状態に陥っている。
胃気の弱りから派生した症状なので
健脾和胃を軸に施術。
ヒックヒックと10秒に1回ペースで
シャックリしていたが
施術中からよく治まってきた。

梅雨時期+大量の飲酒で
水毒として胃に停滞、
一部 小腸で泌別清濁されず
そのまま胃に停滞し嘔吐していたが
急性胃腸炎寛解後もその残りが
まだ停滞している可能性あり。
胃気が回復し降濁すれば良いが
また近々診させてもらう予定。

 

・2診(前回施術から5日後)

胃腸の不調

前回施術後から
シャックリとゲップが出なくなり、
下から屁が出るようになる。
急性胃腸炎になってから
シャックリやゲップばかり出ていて、
オナラが出ていなかったとのこと。
本来下に降りるべき気の流れが上逆し
口から出ていたが、
胃の腑がよく動いてきて
降気できてきたのでしょう。
オナラが出る事は
とても大事な事であります。

また、施術した2日後には
よくお腹が空いてきて
固形物の食事が摂れるようになる。

施術に満足されたので、
今回で一旦様子見ますが
まだ病み上がりなので
飲酒はしばらく控えてもらうよう
お伝えして2診目終了しました。

 

・施術回数
2

・頻度
なし

・期間
5日間

 

アキレス腱の痛み:
50代  男性  会社員
・初診

アキレス腱の痛み

アキレス腱の痛みが出て
約1ヶ月経つようだが、
整形外科で患部を治療しても
一向に改善がみられない。
となると、痛みはアキレス腱だが
原因がアキレス腱にない可能性がある。

問診すると、夜勤で
立ち仕事をされているとのことで
昼夜逆転の生活が数年続いてるよう。
また、アトピー性皮膚炎を
幼少期から患っており
全身が赤く痒みがある。
(今回の主訴はアキレス腱の痛みなので
アトピーについては一旦置いておく)

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

経絡の走行ではアキレス腱は
膀胱経なので腎ー膀胱経を疑うが、
四診してみると陽明経の熱感と
ジトっとした湿邪の停滞がきつい。
大腸湿熱と診立て施術。
施術後は全身が軽くなり
スッキリされてました。
仕事中の脚の感覚をみてもらい
また近々来て頂く予定です。

 

・3診(前回施術から1週間後)

アキレス腱の痛み

アキレス腱が腫れて
痛みがあったが、腫れは引き
痛みが踵(かかと)の方へ移動してきた。
痛みもラクになってきて、
仕事中よく歩くが、
さほど痛みを気にせず歩ける。

湿邪の停滞がマシになってきて
腫れが引いたが、
腎虚の反応が出てきた為、
補腎を軸に施術方針を変える。
恐らくこれが本丸なので、
腎虚がよく正気で埋まれば
踵の痛みも取れると思います。

 

・4診(前回施術から1週間後)

アキレス腱の痛み

アキレス腱の痛みはなく、
踵の痛みだけだったが
これもよく消失しており、
仕事でよく動いても
痛みなく過ごせている。

治療に満足されたので、
アキレス腱の痛みは
ここで施術終了とする。

 

・施術回数
4

・頻度
約週1回

・期間
約1ヶ月

 

鬱症状:
40代  男性  会社員
・初診

鬱症状

主な症状は胸の重だるさ。
この症状がきつくなると、
不安感が出て精神的にも辛くなる。
心療内科から処方された薬を
ずっと服用しているが、
効いているかどうか不明とのこと。
休職中にランニングをしてみたが
走った後に胸が重くなってきたので
最近は走っていない。

大病した病歴はなく、
今まで割と健康的に過ごしていたが
休職する前までは
平日でも夜中まで起きて
夜更かしすることが続いていたよう。
もともと寝つきが悪かった為、
眠気が来るまで起きていたら
必然的に深夜になっていたことが
多かった。
(体調崩してからは
早寝してるそうです)

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

心気虚の症状ではあるが、
四診では腎気虚の反応が深い。
補腎に重心を置いて施術。
大きな得気はなかったが、
腹診で上焦に上ずった気滞は
よく緩んでました。

 

・2診(前回施術から5日後)

鬱症状

初診施術後、常にあった
胸の重みが軽くなる感覚あり

気分良く過ごせたとのこと。
ただ、軽くなってきた分、
仕事で気が張った状態が続くと
夕方〜夜にかけて胸の重みを
感じるようになる。

今までは常時胸が重かった為
何が増悪因子になるのか
不明瞭なところがあったが、
施術で胸が軽くなってきた分
何をしたら悪化するのか?
その条件が明瞭になってきたので、
施術しやすくなりました。

施術方針は初診時と同じ
補腎を軸に施術を重ねました。

疲労が重なっても胸が重くならないか?
を今後見てもらいます。

 

・3診(前回施術から10日後)

鬱症状

経過は順調で、
仕事で疲れても胸の重み感じなくなる。
鍼灸受ける前まで
常時あった胸の重みだったが、
ここ最近は何も感じずに
過ごせるようになってきた。

細かい症状はまだあるが、
調子が良くなってきたので
治療間隔を空けていきながら
今後はメンテナンスで
診てゆきます。

 

・施術回数
3回

・頻度
約週1回

・期間
約2週間

 

胃腸の不調:
30代  男性  会社員
・初診

胃腸の不調

主な症状は便秘。
20
代に入って数年来
便がスッキリ出ないので、
どうしても出したい時は
便秘薬で便通を出す。
便秘薬を使わず出る時は
下痢で出ることが多く、
便秘と下痢を繰り返す。

一度、病院で内視鏡検査を受けるも
結果は問題なく正常。
それでも続く便秘症に不安を感じ
当院に問い合わせを頂く。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

初診の診立てとしては
脾胃の弱りが目立っていたので
健脾益気を施し、
大腸の通腑を計る。
施術後はお腹グルグル動き
体が軽くなっていたが、
持続的な効果がなければ
2手・3手と準備してるので
初診はこれで様子見てもらうことに。

 

・3診(前回施術から5日後)

胃腸の不調

初診の施術後は、
胃の辺りはグルグル動いて
スッキリしていたが、
肝腎の便秘は変わらなかった。
その為、2診目で施術方針を変え
下焦の蓄血を活血化瘀を施す。

2診の施術後、
下腹部がよく動いていたが
翌日は便が出なかった。
その翌日に少しだけ便通あり、
そのまた翌日から続けて
大量に便通があったと報告頂く。
排便後、気力体力の消耗もなく、
スッキリしたとのこと。
(活血化瘀はきつい処方なので
気虚血虚体質の方はしんどくなる
場合がある為、変化があった際は
確認が必要です)

ひとまず、便は出るようになった。
これからは排便の時間、便の硬さ、
匂い、色、形状、潤い 他、
細かくチェックしてもらう。
便の状態が血瘀気滞レベルになれば
処方も変えていく予定です。

 

・4診(前回施術から9日後)

胃腸の不調

前回施術から9日空いたが
経過はまあまあ。
便通は1.5日〜2日に
1行ペースで出ている。
便の質は
バナナ状、硬め、
黒っぽい、乾燥している。
匂いは普通の便の匂い。

コンスタントに
便通が出るようになり
喜んでおられたが まだ改善の余地あり。
もう少し活血化瘀を施し、
便の質感を追っていく。

 

・5診(前回施術から12日後)

胃腸の不調

少しずつ施術間隔を空けているが
便通は毎日出るようになってきた。
まだ少し硬めでやや乾燥している
ようだが、お腹の調子の改善には
大分満足されている様子。

定期的な施術はここで終了し、
今後はメンテナンスで
たまに診させて頂きます。

 

・施術回数
5

・頻度
約週1回

・期間
1ヶ月

 

寝違え:
30代  女性  主婦
・初診

寝違え

患部は左の頸部。
現在、赤ちゃんの授乳中で
毎日夜中に何回か起きて授乳しており
夜中には首の痛みなかったようだが、
朝起きた時に首の痛みがあった。
肩凝りは慢性的にあったが、
今回のような寝違えはあまりない。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

育児のため24時間気を張っているので
ずっと緊張状態が続いているのと、
慢性的な寝不足にもなっている。
肝鬱による気滞と
慢性的な寝不足による

気虚が錯雑している。
施術後は足がポカポカして
肩の力が抜けていく感覚あり。

 

・2診(前回施術の翌日)

寝違え

施術直後は
まだ左向くのが痛かったが、

次の日の朝には痛み⑩⑤になり、
左向くことができるようになっていた。

 

・3診(前回施術の翌日)

 

寝違え

3日間連続で施術。
前回施術の翌朝に痛み⑤②楽になる。
肝鬱が散って正気も満ちてきて
四診も整ってきた。
施術効果の傾向として
施術翌朝に楽になるので
残り②の痛みも消失すると思います。

ただ、赤ちゃんがまだ小さいため、
育児でクタクタになっても
おかしくないので、
今後もメンテナンスで診せて下さいね
とお伝えし3診目の施術終了しました。

 

・4診(前回施術から1週間後)

寝違え

前回施術から1週間経つが、
寝違えがまた酷くなることなく
痛みなく過ごせたとのこと。

寝違えの施術は今回で一旦終了。
他の主訴に切り替えて
今後も診ていきます。

 

・施術回数
4診

・頻度
なし

・期間
10
日間

 

舌痛症:
50代  女性  主婦
・初診

舌痛症

舌尖の痛みは
常にあるわけではなく
夜寝る前になると痛みが出やすい。
舌の痛み、痺れが主な症状で
味覚障害があるわけではない。

また、昔から不眠症で
睡眠導入剤を服用し寝ており、
舌痛症が出始めた頃より
睡眠導入剤を服用しても
夜間に中途覚醒することが増え
眠れていない為、疲れが取れない。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

舌診でも、舌尖の紅がきつい。
夜間になるとジワジワと潮熱があり、
心陰虚証と診立て施術。
施術中からよくリラックスしていた。

夜寝る前の舌の状態と共に
睡眠も課題になってくるので
同時に施術していく。

 

・2診(前回施術から8日後)

舌痛症

舌の痛み⑩⑤と半減し、
痛む時間510→3分ほどで
痛みが引くようになってきた。

舌痛症と同時に不眠症もあるが、
寝つきは30分ほどで眠れるようになる。
(以前は約1時間だった)
ただ、早朝AM4:005:00
目を覚ましてしまうので、
まだ熟睡はできていない。

舌診にて、紅舌はまだあるが
全体的に湿潤してきた。
施術は引き続き心陰を補い
経過を診てもらう。

 

・3診(前回施術から1週間後)

舌痛症

舌尖の痛みが舌全体に分散し、
痛みのきつさも⑤③へ緩む。
痛みの質も緩んできて
睡眠もマシになり
早朝覚醒がなくなってきた。

身内のことで
バタバタした1週間だったが
体は良い状態で来ているよう。
バタバタが落ち着いてきた頃に
ドッと疲れが出て症状が悪化
しかねないので、しばらくは
週一回で診させてもらう。

 

・4診(前回施術から8日後)

舌痛症

舌のヒリヒリが舌尖に戻る。
ただ、以前のように痛みはなく
ヒリヒリと辛い感じがするよう。
問診すると、月経が来たことと
身内の用事がバタバタ続いていた
ことが重なっていた。
月経前後は
いつも体調崩しやすい方とのこと。

舌診でも舌尖のみ紅アリ。
気滞血瘀の反応も診られたので
今回はこれを捌いて様子見てみる。

 

・5診(前回施術から1週間後)

舌痛症

舌尖の痛みもヒリヒリもなく
1週間穏やかに過ごせた。
舌尖の紅もマシになっており、
調子良さそう。

前回施術から1週間は
予定でバタつくことなく
ストレスなく過ごせたよう。
ストレスが重なると
舌尖がヒリヒリしてくる
傾向にあるため

GW
が少し忙しくなるようなので、
バタバタ忙しくしても
舌の痛みやヒリヒリが無ければ
大分良い状態と言えそう。

次回GW明けに来てもらう予定です。

 

・7診(前回施術から1週間後)

舌痛症

GW中は用事が立て込んで
バタバタ忙しかったようだが、
舌の痛みやヒリヒリは無かった。
GW
明けに月経が来たようだが、
月経期間中に舌尖のヒリヒリがあった。
痛みがなかったので
そこまで気にならなかった。

以前(治療日誌No.4
バタバタ忙しく月経が重なった時に
舌尖のヒリヒリがあったが、
今回は忙しくない時に月経が来て
舌尖がヒリヒリしていたので、
月経との関連性が色濃くなる。

月経の情報を詳しく問診するが、
瘀血までは形成せず
気滞血瘀の段階なので、
これに合わせて処置する。
家系や病歴から、婦人科疾患が
根深く関係してそうなので
月経の動向に注意が必要。

 

・9診(前回施術から1週間後)

舌痛症

月経来たが、舌の痛みは出なかった。
以前までは月経前と月経中に
舌の痛みがあったが、
今回は舌の痛み以外にも
月経時痛や腹部の張りもなく
久しぶりにスムーズな月経だった。

舌診でも、
舌体の色や形は良くなっており、
舌尖の紅も消失していた。

月経中の舌の痛みが無くなったので
依頼達成の為
定期的な施術は終了だが、

今後もメンテナンスで
御体を診てゆきます。

 

・施術回数
9

・頻度
週1回

・期間
約2ヶ月

 

吐き気:
7歳  女の子  小学生
・初診

吐き気

現在小学生の子で、1年前から
食後に吐き気を催すようになり
抹茶飴を舐めると落ち着くよう。
(抹茶味じゃなくても
甘い飴なら可のようです)

朝食と夕食は家で食べるため
食後に飴を食べられるが、
昼は学校給食なので
食後に飴が舐められないため
吐き気がして気持ち悪かった。
最近、給食の牛乳を飲まなければ
吐き気マシなことに気付き、
牛乳を飲まなくなった。

最近は朝起床時に
吐き気を催すようになり、
病院に診てもらうが
異常なしと診断される。
半夏厚朴湯で様子見て下さいと
処方され服用したところ、
症状は少しマシになるが
吐き気はまだ出る。

・半夏厚朴湯
行気解鬱・降逆化痰の効能があり
痰気鬱結を主治する行気剤で
(よく梅核気に用いられる)
働きを詳しく調べると、
化痰散結・降逆和胃の半夏が主薬で
行気解鬱・下気除満の厚朴が補助。

これで
少しラクになっているらしいが、

食後の吐き気には効いていない。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

痰を除去したり気滞を散らしても
脾胃が建ってくる訳でもなさそうで、
甘い飴で脾胃を中和して
マシになったり
牛乳で脾胃を冷やす
ことを嫌うことから

脾胃虚弱なのが分かる。
朝の吐き気は
脾気虚からくる気滞によるものか。
普段 下痢はないようなので、
脾陽不振ではなさそう。
治法は健脾益気。
施術後は腹部ポカポカしてたので
これで様子診てもらうことに。

 

・2診(前回施術から1週間後)

吐き気

食後の吐き気少しマシ。
朝起床時の吐き気も
少し落ち着いているよう。

心配性な性格なので
吐き気対策の食後の飴は
まだ舐めているようだが、
マシな状態が持続すれば
飴を舐める習慣も
減ってくると思います。

邪実中心に弁証論治するのではなく、
臓腑・生体の虚実を見定め
弁証論治することが
大事になってきます。

 

・3診(前回施術から1週間後)

吐き気

食後の吐き気は大分落ち着き、
朝ご飯いつもゼリーだったのが
スティックパンを食べられるようになる。

また、吐き気止めに舐めていた飴を
最近舐めなくなる。

経過順調なので、今回を以て
定期的な施術は終了しました。

 

・施術回数
3

・頻度
週1回

・期間
2週間

 

胃の痛み:
40代  男性  自営業

・初診

胃の痛み

もともと胃が弱いらしく
ストレスや疲れが溜まると
胃の調子が悪かった。
現在病院にかかっており、
ピロリ菌の除菌のために
薬を服用していたところ
今回の胃痛が出てきたよう。
胃薬や吐き気止めを服用しても
胃がスッキリしないため
今回、鍼での体質改善を望まれる。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

もともと脾胃虚弱はあるが、
ピロリ菌除菌の薬でさらに
胃を弱らせた可能性が高い。
(ピロリ菌を除菌しただけでなく
胃を荒らした可能性あり。)
脾胃を補うと共に肝血も補う。

もともと薬全般
敏感なところがあるので、
今服用している薬について
医師に相談してもらい、
経過を診てもらう。

 

・3診(前回施術から1週間後)

胃の痛み

前回施術後1週間は
胃の調子良く過ごせて、
外で飲酒する機会があったが
胃の調子崩さずに済んだ。
休日の家でお昼にコーヒーを飲み、
しばらくすると胃の痛みが出てきた。
胃薬を飲み様子見るが
胃の不快感が治らない。
夜に飲み会があるらしく、
この状態だと出先で体調崩さないか
心配なので、飲み会に行く前に
急遽予約取られ診させて頂く事に。

飲酒しても脾胃の状態は
悪くなかったようなので、
脾胃虚弱は
それ程深くないのかも知れない。
コーヒーに含まれるカフェインは
温性で利水作用があり、
気を昇発させる作用にも働く。
この方は脾胃の弱りの他に
肝血不足からくる肝の疏泄機能亢進
もあるため、
コーヒーによる気の昇発が

これを助長した可能性がある。

今回は滋補肝血を軸に施術。
カフェイン含有している飲み物である
緑茶や紅茶にも気を付けてもらうよう
お伝えし施術終了。

 

・4診(前回施術から2週間後)

胃の痛み

前回施術から2週間経つが
胃の痛み出ずに過ごせている。

休みの日の食後や何か飲んだ時に
胃の痛みが出易かったが、
痛みなく過ごせた。
コーヒーは怖いので控えているが
飲酒しても問題なく過ごせている。

調子が良さそうなので、
定期的な施術は今回を以て終了。

 

・施術回数
4

・頻度
1
2週に1

・期間
1ヶ月

むずむず脚症候群:
40代  男性  自営業

・初診

むずむず脚症候群

症状は約1ヶ月前からあり、
夜寝ようとすると
下半身がむずむずして
スムーズに入眠ができない。
(日中は何ともない)

症状の特徴は
鼠径部から下が重だるく、
時々むず痒くなる。
ジッとしているのが辛く
脚を曲げたり伸ばしたりする。
症状がきつい時は、
下着とズボンを脱ぎ

下半身だけ裸になると
少し楽になるが、

下着とズボンを着用して寝ても
朝には脱いでいることが多い。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

気滞血瘀が下焦で結び
下焦蓄血を形成しているのと同時に
湿熱も纏っているため
下半身に血熱が停滞し
むずむず脚症候群の症状が
出ているものと考察。
腎虚の反応が深いので
これが本であるが、
瘀血と湿熱を同時に対処した後に
腎を扶ける。

毎日晩酌しているようなので
ペースダウンするようお願いする。
(毎日の飲酒も関係します)

 

・2診(前回施術から8日後)

むずむず脚症候群


むずむず脚症候群の症状は
まだあるが、脚全体の症状が
下腿のみになる。
主に下腿後面(ふくらはぎ)を
中心に重だるくむずむずする。
切経してみると、
気滞血瘀の反応はマシになっており
湿痰と腎虚の反応がまだ深い。
瘀血、湿熱、腎虚のバランス
(どれが深く、どれが浅いか)
が見えてきた。

まだ2診目だが、
施術を重ねることで
見えてくることがあります。

 

・3診(前回施術から1週間後)

 

むずむず脚症候群

入眠時のむずむず脚の症状なく
眠りにつくことができたが、
朝起きた時にズボンと下着を
履いていなかった。
寝ている間にモゾモゾして
自ら脱いだようだが、
自分では全く気付いていなかった。

酷い時は、
・入眠時、脚がむずむずして眠れない
・夜中むずむずし始めたら中途覚醒する

だったが、
2つともクリアしていたので
症状ある中、むずむず具合は
マシにはなってきている。

切経してみると、
腎虚の反応がややマシになっている。
残るは湿熱の反応がしつこいので
これを徹底的に駆逐してゆきます。

 

・4診(前回施術から8日後)

むずむず脚症候群

ここ1週間、
用事でバタバタすることがあり、
モヤモヤ悩むことがあった。
緊張した状態が続いた為、
夢をよく見て寝ていたが
精神的ストレスがあっても
むずむず脚の症状が出ずに
入眠はできている。
夜中にズボンと下着を脱ぐことも
なくなった。

ただ、足が熱いので
膝から下はズボンを捲り上げ
布団から足を出した状態で
眠っているとのこと。

症状は小康状態になり、
足の熱感だけになってきた。

 

 

・7診(前回施術から1週間後)

むずむず脚症候群

前回の治療日誌から
久々の更新だが、

週一回ペースで継続して
来院されており

脚のむずむずは治まり、
脚を出したり、下着を脱いだりせず
眠れるようになりました。

中途覚醒、夜間尿などまだあるので
まだ完全ではないが、
おおよそは改善してきている。
今後は23週に1回にして
ペースしても大丈夫か?
を検証してゆきます。

週一回の定期的な施術は
今回を以て終了とする。

 

・施術回数
7回

・頻度
週1回ペース

・期間
約1ヶ月半

 

メニエール病:
50代  女性  会社員

・初診

メニエール病

症状は右耳の
ゴーーという耳鳴と耳の閉塞感。
聴力の減退もあるが、これは
耳の閉塞感ありきの現象なのか
耳の閉塞感なしでも
聴力がないのかが不明。
眩暈の症状は無いが、
腰回りがフワフワした感覚あり。

今までも何回かメニエール病を
再発しており、その度に頭の眩暈より
腰回りがフワフワしていたとのこと。

 

(詳しい問診事項は割愛)

 

あらゆるストレスを抱えているのと
閉経を迎え体質の変化もあり。
気滞血瘀による耳の症状と、
腰回りのフワフワは腎虚の
可能性を診るため
弁証論治の要点が2つあり。

活血化瘀で下焦の正気を傷る
わけにいかないので、
初手としては腎気を補い
下焦の正気を満たすことを
優先すべし。

 

6診(前回施術から2日後)

メニエール病

初診から23日に1回ペースで
診ており、コツコツ施術重ねて
下焦の弱りは埋まってきた。
腰のフワフワが消失し、
耳鳴りの音が変化に富み
音量も下がってきた。
なので、耳鳴りと腰のフワフワは
下焦の弱りから来ているものと
判明してきた。

耳の閉塞感や聴力の減退、
耳の閉塞感は変わらず。
変わらないということは、
これらの症状は下焦の弱りと
別で考えないといけない。
正気が埋まってきたので、
第二工程として瘀血を駆逐していく
わけだが、湿痰も絡んでそうなので
同時進行でガツガツ攻めていく
必要がありそう。
(正気を傷らないよう注意すべし)

 

9診(前回施術から4日後)

メニエール病

2週間弱の休職が終わり
仕事復帰されるが、
職場での人の足音や話し声が
耳に反響して響いて聞こえる。
もともと、耳鳴や閉塞感のなかった
左耳も耳鳴・閉塞感を感じるようになる。

職場復帰するタイミングは
少し早かったが仕事の都合上、
致し方ない。
ストレスや疲労で負担がかかるのは
予想できたが、その負担が
どの臓腑に影響があったか?
または変わらなかったか?
が重要であり、施術の指標になります。

正攻法で施術し
一定の効果(現状維持)が得られても
なかなか前進しない。
押してダメなら引いてみる
じゃないが、施術方法を見直し
施術を試みる。

12診(前回施術から3日後)

メニエール病

一番動きが鈍かった耳の閉塞感が
ここ数診でよく変動してきた。
耳の閉塞感が抜けてくると
音の反響もマシになってきた。

また、耳鳴もサーーっとした音が、
メニエール病発症前に鳴っていた
ジッジッジッという音に変わる。
(発症前の状態に戻ることは
経過良好な方によく見受けます。)

ただ、聴力がハッキリ聴こえない
のがまだある。
それが聴力の減退なのか?
閉塞感が抜け切れていないから
ハッキリと聴こえていないだけなのか?
がまだ課題であります。

施術方法としては、
ここ数診は奇経を使って施術してます。
国道が渋滞しているなら脇道を
使ってすり抜けていく
といったイメージです。
これが効かなくなれば
まだ違う手を考えております。

 

14診(前回施術から2日後)

メニエール病

・耳の触覚が麻痺していたが、
指や綿棒で触るとカサカサした感覚を
感じられるようになる。

・家で歌番組を観ていると
音が反響しておらず
歌を普通に聞くことができた。

・耳の閉塞感は③〜④で
大分マシになってきた。

というように、
耳の閉塞感や聴力や感覚が
良く変わってきた。

まだ耳鳴りが鳴っていたり
屋外での雑音がまだ反響して
聴こえているので課題はあるが、
ここ数診は経過良く過ごせている。

これから数日ほど外泊のため
長時間の運転や用事が控えているので、
次回までの施術間隔が空いてしまうが
この感じであれば、
外泊先で負担があっても
すぐ取り返すことができると思います。

 

19診(前回施術から3日後)

メニエール病

外泊を機にまた耳の不調
(耳鳴り・閉塞感・音の反響)が
出てしまったが、コツコツ施術重ね
閉塞感と音の反響はマシになる。
耳鳴りも残るが、
音や音量がコロコロ変わるようなので
軽くなってきている。
(耳鳴りの音や音量がずっと一定して
変わらない方が病が根付いてるため
厄介なことが多いです)

最近、
アーティストのライブを観に行っても
耳の症状悪化していないので、
症状はぶり返してしまったが
良い状態にすぐ取り返せます。

 

22診(前回施術から4日後)

メニエール病

メニエール病による
耳鳴り・耳の閉塞感・音の反響など
あったが、耳鳴り以外は
ほぼ正常になり、耳鳴りも強弱はあるが
治まりやすくなってきた。

3月初めにLIVEを観に行かれた時は
耳の調子大丈夫だった。これは
アコースティックLIVEだったので、
大音量ではなく
耳の負担が少なかったが3月末に
また違うLIVEを観に行く予定で、
これはある程度大音量かつ
観客も大人数収容できる大箱なので、
耳の負担が心配。。
ただ、前々から
凄い楽しみにされていたので
このLIVEを観に行けることを目標に
コツコツ施術を続けてきました。

次の施術はこのLIVE後になるが、
仮に悪化してもすぐ取り返すつもりで
施術に臨む予定です。

 

28診(前回施術から1週間後)

メニエール病

前回の治療日誌から
間が空いてしまったが、
週1回ペースで継続しており
耳の調子はとても良い状態で、
耳鳴り・耳の閉塞感・音の反響なく、
仕事で忙しくされても
大音量のLIVEを観覧しても
問題なく過ごせるようになりました。

耳鼻科の聴力検査でも
正常になっていると診断される。

最初は症状が
相当きつい状態でしたが
コツコツ通院して頂いたおかげで
無事改善できました。

 

・施術回数
28


・頻度
21回ペース


・期間
3
ヶ月半

 

花粉症:
40代  女性  パート

・初診

花粉症

今年の花粉症は
3月に入ってから発症。
例年になく咳症状がきつい。
緊張したり、咳をしてはいけない
状況の時に咳き込んでしまい、
一度咳き込むとなかなか止まない。

咳以外にも、
くしゃみや鼻水がよく出る。
また平素から肩こりや、
寝ている時によく
歯を食いしばって力みやすい。
年齢を重ねてきて
疲れやすくなってきたとのこと。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

四診してみると
心と腎の虚が深くこれを補いました。
施術後は肝鬱もマシになったので
初診の施術を終了しました。

定石では花粉症=を疑いますが、
先入観に捉われず、もっと広く診て
正気の有無を診ることが
生体を診る上で
重要なポイントになります。

 

・2診(前回施術1週間後)

花粉症

前回施術後、
背中がビリビリする得気あり、
その後 咳症状が落ち着く。

沢山人が集まる式典に出席し
やや緊張するが、咳出ることなく
過ごせたとのこと。

その後も目立った咳症状なく、
花粉の飛散も落ち着いてきたので
2診をもって施術終了としました。


・施術回数

2


・頻度
1回ペース


・期間
1週間

ばね指:
50代  女性  パート

・初診

ばね指

患部は左母指、示指、中指。
主に母指の関節が引っかかりがきつい。
手を使う仕事に携わっているため
指が痛いと仕事が捗らない。
整形外科ではもう手術しかないと
診断され、手術は避けたいので
もう通院しなくなったとのこと。

 

(詳しい問診事項は割愛)

 

四診したところ、
胃気の弱りと気滞血瘀の反応がきつい。
胃を建てながら
気滞血瘀を駆逐していく。
足と背部の経穴に施術。
直後は手指がポカポカしていたので
手応えはあった。
また近い日に来てもらうよう
お伝えし初診の施術終了。

 

・4診(前回施術から5日後)

ばね指

ばね指自体の症状は
朝に強張りがキツく感じるようになり、
以前は仕事中も痛かったが
仕事中は指が動けるようになる。
痛みの明暗がハッキリしてきたのは
良い傾向だが、
なかなか気滞が緩まない。
奇経を使った施術を試みたところ、
施術中から今まで以上に全身に得気を
感じられたようなのと、
四診でも気滞が緩んでいたことを確認。
今までで一番手応えはあったので、
今回はこれで様子みてもらう。
(これで効いてなかったらShock
ですが、効いてなければ
また作戦を立て直します)

 

6診(前回施術から4日後)

ばね指

左母指、動かすだけであれば
カクカクせずスムーズになり、
朝起きた時の指の強張りがマシになる。
ただ、何かを掴む動作で
力を入れると指が固まってしまう。

また、夕食後すごい眠気に
襲われるようになってきた。
この方は毎晩 晩酌する
習慣があるようで、いつも
飲んでも眠くならなかったのが
ここ最近は眠くて仕方ないよう。

気滞でガチガチに
体中緊張していたのが、
ここ数診で気滞が和らいできて
臓腑がよく動くようになり、
酒の回りが早くなってきたものと
推測。

脾胃が弱っていると
食後に異常に眠くなる
病的なそれとは別で、
この場合の眠気は良しと診ます。

と言ってもまだまだ気滞がきついので
コツコツ施術を重ねていく必要は
ありそうです。

 

・8診(前回施術から1週間後)

ばね指

母指のばね指は大分マシ。
仕事で手を使う時のみ、
母指が固まることはあるが
激痛はない。
同じ手を使うにしても、
趣味で手を使っている時は
痛みや固まることなく済んでいる。
以前は何をするにしても
母指の痛みがきつかったが、
今はストレスとの因果関係を
自覚的に認識できてきた。

あとは、仕事中に気が張っても
母指の関節が固まらないよう
施術を重ねてゆきます。

 

・9診(前回施術から1週間後)

ばね指

母指の動きは仕事以外はスムーズ。
仕事で手に力が入る作業の時が
固まってしまうことがある。

また、睡眠が深くなってきて
夜中に起きる回数が減ってきた。
以前までは、
家族が夜中にゴソゴソ動いていると
その度に目が覚めていたが、
最近は気付かずに眠っている。

症状の経過も大事ですが、
睡眠が深くなってきたことも
この場合とても重要だったりします。
というのも、この方の場合、
四六時中 気滞でガチガチで
気が抜けないので、
夜も気を張って寝てるため
少しの物音で目が覚めたりしてました。
ずっと気が抜けないので、
朝になったら体がガチガチに
固まる傾向にあり、
ばね指もその延長にありました。
眠りが深くなった=気が緩んできた
と考えて良いので、
まだ指が固まる時はありますが、
予後良好で、数回のうちに
もっと良くなると思われます。
(逆に症状の経過良くても、
眠りが浅くガチガチに気滞があれば
また再発する可能性があります)

 

 

14診(前回施術から6日後)

ばね指

前回の治療日誌から1ヶ月近く経つが
その間も週一回ペースで
継続して診ており、
ばね指による左母指の痛みは
大分良くなってきた。

最近は、ばね指よりも浅眠や
ここ1年間で急増した体重のことなど
身体的なケアをしていた。

気滞が緩んできたことで
夜中に何度も起きる事がなくなったり
お腹の緊張も緩んできて
下腹部が前より細くなってきたり、
イライラしなくなったりと
身体的にも精神的にも
スッキリしてきました。

体重も変動出てきたが
まだ1年前の体重に戻っていないので
今後もコツコツと
体のメンテナンスして参ります。

 

・施術回数
14


・頻度
1回ペース


・期間
3ヶ月

脚の痛み:
80代  女性  主婦

※普段違う主訴で診ている患者さん。
また、遠方からの来院の方です。

脚の痛み

患部は左大腿外側、
足少陽経のライン。
特に膝の外側が腫れて
正座ができなくなってしまった。
歩いていて膝がカクンと力が抜ける
感覚もあり、スッキリしないとの事。

痛みが出る前の経緯を問診すると、
2022
10月〜11月にかけて
2
週間ほど海外へ行っていたようで、
外泊が続いた為、
ずっと気を張っていたよう。

気滞血瘀と胃気の弱りが
診られたので同時に対処する。
施術直後、体が軽くなり
脚がスッキリされる。
遠方の方なので、
なかなか診る機会がない為
施術後の経過を
後日電話で聞かせて下さいと
お伝えし、お見送りする。

 

後日、経過を電話で聞いてみたところ
施術後に昼食でラーメンを
食べられる程、元気になり
(帰国後ずっと食欲がなかったそう)
帰りの電車で長時間グッスリ眠り
(電車で長時間寝たのは初めてだった)
降りる頃には体がよりスッキリ
していたと報告を頂きました。

お住まいが遠方の為、
たまにでも良いので
メンテナンスで診せて下さいね
とお伝えし
経過診てもらう事になりました。

 

 

・前回施術から約1ヶ月後

脚の痛み

前回施術から1ヶ月経つが
左脚の痛みなく過ごせていたよう。
正座する時が
まだ少し違和感あるようだが
日常生活は問題ない。

病歴に胃癌(手術2回)と脳梗塞を
患ったことがあるようなので、
今後もメンテナンスで月1回ペースで
診させてもらう。

 

・前回施術から約1ヶ月

脚の痛み

前回まで
正座の時、脚の違和感があったが
脚の違和感や痛みなく正座可能に。
しゃがんだり、立ったりしても
脚の痛みなく過ごせるようになる。

脚の痛みは消失したが
今後も体のメンテナンスで
月1回ペースで診てゆきます。

 

・施術回数
3


・頻度
1回ペース


・期間
3ヶ月

 

変形性膝関節症:
40代  男性  会社員

・初診

変形性膝関節症

20221
整形外科を受診したところ

変形性膝関節症と診断を受け、
趣味の運動は休むことになる。

注射器で膝に溜まった水を抜いたり
リハビリで様々な関節を動かしても
一向に症状改善せず。

 

(詳しい問診事項は割愛します)


脾胃虚弱と診立て施術。
施術後は体が軽くなる感覚あり。

 

3

変形性膝関節症

両膝の痛みで診ていたが、
左膝の痛みが楽になってきた。
腹診にて
ガッチガチに腹満していたが、

下焦の方が緩んでいた。

前回施術後から1週間、
早い時間帯(PM21時頃)
睡魔がくるようになる。

2診目から気滞を散らす施術方法に
切り替え功を奏したよう。
ただ、右膝はあまり変わらないとの事
なので、右膝と左膝では
痛みの現象は似ていても
原因が違う可能性が出てきた。
あるいは、原因は一緒でも
病の深さの違いが左右差で
出ている可能性がある。
(左膝が4年前からの痛み。
右膝が1年前からの痛み。)

今後はそこに注意して
施術を進めていきます。

 

4
右膝はまだ運動すると痛いが、
ガチガチの気滞が緩んできて
胃気がよく動き、空腹感が出てきた
(
今まで空腹感なかった)

膝の痛みはまだあるが
しっかり臓腑が動いてきてるので
順調に行けばあと数診で
痛みも緩んでくるものと
思われますが、
これから梅雨に入ると
どうしても脾胃に負担がかかる
時期なってしまうため、
梅雨時期でも定期的に
診させてもらうようお伝えしてます。

 

6

変形性膝関節症

左膝の調子は安定感出てきた。
右膝がまだ完全でなく、
膝の内側と裏側に痛みを感じる。
(
今までは膝前面の痛みだった)

引き続き空腹感も出てきてるので
胃気は安定してきた。
それと比例して足陽明経に
気血がよく巡るようになり
膝前面の痛みが緩んできた模様。
腎ー膀胱経がまだ虚しているため
こちらを中心に扶けてゆく。
事情により
深夜まで起きているようなので
腎気を損なわないためにも
これを気を付けてもらう。

 

7
前回施術の1週間後。
体の力が抜けて
だるくなったとのこと。
また、深夜まで起きずに
睡魔に襲われ
早く眠れる日も出てきた。

膝後面の痛みも消失。

小走りくらいならできるようになる。
ただ、まだ屈伸運動や
階段の降り、ジャンプする動作は
右膝下に痛みが走るとのこと。
痛みが限定的になっているので、
正気を扶けながら
活血化瘀をしてみる。

 

8
前回施術から1週間。
施術して23日間は
体のだるさを感じるようになる。
膝の痛みはもう一段階ラクになり、
◯正座できるようになる
◯軽く走っても痛みなし
◯歩行時の膝の痛みなし

変形性膝関節症

まだ痛みが出る条件
膝の屈伸運動すると痛い
階段の降り

最近は左踵が朝起きた時の
一歩目が痛いとのこと。

お腹空くようになっているのは
維持できている。

前回の活血化瘀が
よく作用し気滞もよく緩み、
体がだるく感じた模様。

体がだるい=悪化ではなく、
普段からガッチガチに緊張した状態
普通になってしまっている方の
緊張を無理やり抜くと、
体がだるく感じる場合があります。
症状が寛解している為、
この場合のだるさは問題なしと診ます。
(症状がズルズルと悪化したり、
体調がどんどん悪化していく場合は
誤治の可能性があります)

全体的に体の柔軟性が
出てきたように感じるが、
まだまだ気滞や瘀血の反応もあり、
下焦の耐久性がまだ乏しい。

病院のリハビリが終了したようなので、
ここからは鍼だけで
コツコツ治していこうと思います。

 

9
前回施術から2週間ぶり。
前回施術10日後に膝裏が痛くなり
痛みなく正座できていたのが、
正座すると痛くて辛かった。

変形性膝関節症

仕事と用事が立て込み
2
週間は多忙極めていたそう。

施術13日後(休日)の夕方には、
頭痛、肩凝り、悪寒が出た模様。
発熱はなく、一晩寝たら
諸症状は治まっていたとのこと。
話の経過を聞く限りでは、
2
週間分の疲れが一気に出たよう。

疲労が重なると
足少陰経〜足太陽経辺りが怪しそう。
扶正をメインに施術し
次回は1週間後に予約してもらうことに。

 

10
前回施術後は経過良い。
正座もまたできるようになり、
ジムで半年ぶりに走ってみた。

 

変形性膝関節症

5分はランニングできたが、
それを過ぎると膝下が痛かった。
ただ、調子良くないと
走ってみよう!という
気持ちにならないので
まだ課題はあるものの、
良い傾向になってきている。

週末、土日に
暴飲暴食になってしまうよう。
恐らく平日溜め込んだ
気鬱から来る暴飲暴食なので、
平日に毎日発散してもらうべく
ある課題を与え
1
週間過ごしてもらうことに。

 

12
週に一回ペースで来院。
調子が良くなってきて、
運動量を少し増やして過ごされ
今までやらなかった
(痛くてできなかった)
動きをしてみる。

変形性膝関節症

but

翌日の朝から
膝裏から下腿後面にかけての痛みと
膝が腫れた感覚あり、
その状態が4日間続く。
運動だけの負荷ではなく、
他も様々な要因が重なったよう。

また、毎年受けている
健康診断の結果を報告して頂く。
毎年で検査で引っかかっていた
両側の腎結石の内、
右側のみ無くなっていたとのこと。
腎気は建ってきているので
充分あり得る現象ではある。

膝以外も
割と調子良くなってきているが、
唯一、大腸の調子だけ
ずっと優れないままであったので、
今回はそこに着目し施術する。
話を聞いてみると
大分昔から軟便が続いている模様。
恐らくここが最後の砦かなと
考えております。

 

16診(前回施術から1週間)

変形性膝関節症

右膝下の犢鼻付近に
固定していた痛みが
ようやく和らいできた。
同時に、今まで痛くなかった
膝上や下腿後面にかけて痛みを
感じるようになる。

恐らく、瘀血が散って
気滞レベルになった為に
分散したものかと考えられる。
なので、今後はあちこち
遊走性の痛みになる可能性があるが、
瘀血より大分処置しやすくなる。

大腸も良くなりつつあり、
1
3行〜4行の下痢が
固まった便が出るようになってきた。

 

18診(前回施術から12日後)

変形性膝関節症

施術間隔がやや空いたが
階段の昇降時の痛み無くなり、
運動しても軽い痛み程度になる。

また、常時軟便だったのが
形の良い便が出るようになり、
ストレスを感じた後に出る便が
軟便になるようになってきた。

この方の場合、お腹の調子次第で
膝の経過も左右してくるので、
こっちの変化の方が収穫でした。

良いところまで来たので
ゴールも近くなってきたように
感じます。

 

21診(前回施術から13日後)

変形性膝関節症

膝の調子はまぁまぁで、
最近、左足趾の第3趾〜第5趾、
左踵の痛みが出てきたとのこと。
ここ2週間は仕事が多忙で
帰りが遅く疲れも溜まっていたよう。

ただ、1ヶ月前までは
ストレスを感じると軟便だったのが、
ストレス過多になっても
毎日普通便になってきた。

左足の痛みは疲労とストレスから
来ているものと考えられるが、
まだ根は浅いので早めの処置で
何とかなると思う。

便通が安定してきた方が
収穫だったので

引き続き施術を重ねていく。

 

23診(前回施術から16日後)

変形性膝関節症

前回から2週間少し間が空く。
その間ずっと仕事が多忙で、
休日の朝から頭痛と胃の不快感に
襲われ、1日中寝込んでしまったよう。

変形性膝関節症の痛みは
大分マシで、多忙で疲れても
膝は悪くならなかったが、
左足踵が痛い。

ここ最近は膝の症状より
他の症状が目立ってきているが、
本質的には脾胃の弱りが
根底にある為、軸は大きく変えず
施術を重ねています。

 

26診(前回施術から13日後)

変形性膝関節症

最近は多忙につき
2
週間に1回ペースで診ているが、
間が空いても膝の痛みは
酷くならず過ごされている。
胃の不快感や頭の痛みも
ここ1ヶ月は出ずに済んでいる。

経過自体は順調ではあるが、
まだ100%全力で運動は
できていないようなので、
コツコツ施術を重ねていく
必要はありそうです。

 

28診(前回施術から16日後)

変形性膝関節症

在宅での仕事と家事の両立で
疲労困憊だったとのこと。

今週から職場復帰したが
疲労のためか膝が階段降りる時
痛くなっていた。

また、尾骨辺りの痛みが
正月から3週間ほど引かず
レントゲンでは分からないが、
骨にヒビが入っているかも
知らないとで、あまり臀部に
刺激を与えないようにと
病院で診断を受けた。
ただ、そういう訳にもいかず、
自動車のシートに座った時臀部が痛い。

普段は膝を中心に診ているが、
臀部の痛みで診ることに。
骨折やヒビの場合でも
体の臓腑の状態や気血の状態を
調えることで
治りを早くすることができます。

 

30診(前回施術から2週間後)

変形性膝関節症

前々回訴えていた
尾骨の痛みはマシになっきた。
膝の痛みはまだ少しあるが、
週2回の運動で軽く走れるようになる。
全力疾走はまだできないが、
動けているので問題ない。
2週に1回ペースで良くなっている。

 

・施術回数
30


・頻度
1→2週間1回ペース


・期間
10ヶ月

 

有痛性筋痙攣(こむら返り):
50代  女性  会社員
普段違う主訴で
診ている患者さんで、
有痛性筋痙攣(こむら返り)
を主訴で診させて頂きました。

有痛性筋痙攣(こむら返り)

夜に何度もこむら返りによる
下肢の痛みのため
朝まで眠れない日があり、
こむら返りがある度に
芍薬甘草湯を服用し寝ていたが、
症状は寛解しても本質的に
改善していない模様。

芍薬甘草湯は
肝陰不足・肝気乗脾を主治する湯液。
こむら返りに効く漢方という
名目で処方されていたようで、
確かに脾虚があるのはあるのだが、
四診すると裏の腎の弱りが深かった。
肝腎同源(精血同源)の観点から
この二蔵を扶けることに。

 

・前回施術から1週間後

有痛性筋痙攣(こむら返り)

前回施術後、
夜間のこむら返りは出ていない。
職場(立ち仕事)が
底冷えするようなので、
仕事終わりに攣りそうになるが
以前のように酷くはない。

普段から
脚を温めるべきでしょうか?

という質問がありました。
この方の場合は、
運動して体の内側から
暖まる分には
問題ないが、
外側から患部を温めることで
冷えは緩和しても
根本的な改善はしないです。
冷えだけが原因ではなく、
ストレスや疲労なども重なって
症状が出ているため、
原因に合わせた対策が
必要になってきます。
とお伝えしました。

 

・前回施術から1週間後

有痛性筋痙攣(こむら返り)

久しぶりに夜中に
1度だけこむら返りする事があった。
問診すると、
前日に長時間歩いたせい
と伺うが、切経してみても
情報と反応が符号しない点があるので
もう少し突っ込んで聞くと
理不尽な事情により
長時間歩かざる得ない状況だった
とのこと。


四診から気滞血瘀の反応があり、
歩き過ぎによる筋疲労というより、
ストレスから来る症状ではないか
と考察する。

むしろ、よく歩いた為、
(普段 運動はほとんどしていない方です)
結果的に良い運動になり
夜間のこむら返りも
1回で済んだ可能性がある。

このように、表面的な
問診の情報のみで証立てせず
切経の反応を診て改めて問診し、
四診合参することが
大事になってきます。

 

・前回施術から9日後

有痛性筋痙攣(こむら返り)

前回施術から9日空くが、
こむら返りしかけたのが1回だけで
あとはこむら返りする事なく過ごせた。
用事で出歩くことが多かったようで、
それが幸いしたと思われる。

全体的に体調良く、胃の調子も
良かった(普段胃腸弱い)ので
いつも食べない揚げ物を食べてみたが
食後に腹痛を起こした。

胃の調子はこむら返りの
直接の原因ではないが、
遠因になり得るので
今回は脾胃を補強しておきました。

また運動不足になると
疲労とストレスからこむら返りになる
可能性はあるが、
なるべく運動してもらうよう
指導し今回の施術を終了しました。

 

・前回施術から1週間後

有痛性筋痙攣(こむら返り)

下腿後面のこむら返りすることなく
安定して過ごせるようになってきた。
また、腎が建ってきたので
尿の状態が良くなってきたとのこと。

下腿のこむら返りはないが、
昔からある古傷が最近気になり出した。
一つ良くなると違うところの
痛みが気になるというのは、
あるあるです。

この感じであれば
こむら返りはしばらく出ないと
思われるので、今回を以て
こむら返りの施術終了とする。

 

・施術回数
5


・頻度
約週1回ペース


・期間
30日間

 

結膜炎:
40代  女性  主婦

・初診

結膜炎

花粉症を機に目の痒みから
結膜炎になったとのこと。
白いブツブツしたできものがあり、
額にもブツブツがある。
花粉症の他の症状
(頭痛、鼻水、くしゃみ)
は小青竜湯で改善するが、
結膜炎と額のできものの
施術依頼を受け診ていくことに。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

できもの、腫れ物、
結膜炎といった疾患は
熱が篭っていることが多く
実熱か虚熱か、気血津液のどこに
熱篭っているのか、
どの臓腑由来のものか
色々診てから判断します。
この方の場合、
もともと肝腎陰虚の傾向があり、
心配事や春の木気の影響も重なって
今回の症状が出たと考えられる。

施術後は体スッキリしていたが、
経過を診てまた近々診させて頂く。

 

・2診(前回施術から1週間後)

結膜炎

結膜の白いブツブツした斑点は
大分減ってきて、
額にできた白いできものも
ほとんど見当たらなくなってきた。

花粉症のため、
まだ白目の充血はあるが
花粉が多い割には
まだ痒みマシな方と伺う。

普段から過食してしまうようなので、
そこだけ気をつけてもらうよう
注意しました。

 

・3診(前回施術から1週間後)

結膜炎

結膜炎の症状はほぼ全快。
目の痒みも消失。
花粉症による症状
(目の痒み、頭痛、鼻水、くしゃみ)
もよく落ち着いている。
結膜炎の症状が落ち着いた為、
施術に満足され今回を以て
施術終了と致しました。

もともと花粉症の薬が苦手なため
毎年 漢方(小青竜湯)
服用していたようですが、
今年はそれも合わなかったので
効き目がなかったようです。
(厳密に言えば体の状況が
変わってきたので、
いつも効果があった漢方も
効かなくなったと思われます。)

鍼で臓腑の機能を動かすことで、
花粉症からの結膜炎といった
症状も改善できました。

 

・施術回数
3


・頻度
週1回


・期間
2
週間

 

アキレス腱の痛み:
30代  女性  会社員
普段、月1回ペースで
体のメンテナンスで診ている方で、
この日はアキレス腱の痛みを
訴えられた為、これを診ました。

アキレス腱の痛み

平素からランニングする習慣は
ない方ですが、都市型マラソン大会に
出場するためにここ数ヶ月は
ランニングして調整されていた。
大会も近くなってきたので、
ここ最近は週末に20kmは走るように
トレーニングを重ねていたが、
先週末ランニングしてから
右アキレス腱が痛い。
ランニングだけでなく
歩く時も痛いので
大会本番前に改善したいという
依頼を受けました。

体の状態を診ていくと
上焦に気が傾いており
ガチガチに気滞もあるため、
降気できていない。
問診すると平日は仕事が多忙で、
夜遅くに帰ってくることが多く
ずっと気を張っている状態だった
とのこと。
オーバーワークによる痛みと、
気の昂ぶりで足に気が降りず
改善が遅れてる可能性を診る。

施術後はリラックスして
全身スッキリしてましたので
多分 改善できると思うが、
本番の直前(前日)に診た為
もし間に合わなかったら
すみません!と伝え施術終了。。

どれだけ走れたか?
次来られた時に聞いてみようと
思います。

 

 

・前回施術から1ヶ月後

アキレス腱の痛み

施術後は帰宅した頃から
足がラクになり、
軽くジョギングしても

痛みがなかった。

翌日、都市型マラソン大会に出場し
初マラソンにして5時間12分で
無事完走できたとのことです。
練習の段階では、長い距離を走っても
20
25kmだったようですが、
本番で42.195kmを走れた。
マラソン途中ペースダウンせず、
一定のリズムで走れたようなので
大変満足されてました。

走った後も、
2
3日脚の筋肉痛だけで
済んだとのことで、
アキレス腱の痛みが再発せずに
済みました。

来年もマラソンに参加するか
どうかは検討中のようですが、
体のメンテナンスはお任せ下さい。

 

・施術回数
1
(実質)


・頻度
なし


・期間
なし

 

良性発作性頭位めまい症:
50代  女性  主婦

・初診

良性発作性頭位めまい症

良性発作性頭位めまい症は
過去に2回起きているので、
癖になっている可能性があり
自覚的にはストレスを溜め込むと
起こりやすいのではとのこと。
実際、2022年末にバタバタした
のが関係しているのではないか?
というのと、過去2回の発症時も
忙しくしていた中で起きたとのこと。

眩暈以外には不眠が長年続いており
病院に通院しているとのこと。

また、閉経が近いのか
ここ数ヶ月月経が来ないよう。

 

(詳しい問診事項は割愛)

 

症状としては肝風内動
のような現象ではあり、
肝血虚ベースの血虚生風と証立て。
施術後は全身よく温まり
気色も良くなっていた。

 

2診(前回施術から3日後)

良性発作性頭位めまい症

眩暈の症状は変わらないが、
長年悩んでいた不眠がマシになり
連日よく眠れるようになる。
また、便秘症もマシで毎日便通あり。
眩暈以外は体スッキリしてきた。
この感じであれば、
もう少し下地を補強しておけば
眩暈の症状も治めることが
できると思います。

 

3診(前回施術から3日後)

良性発作性頭位めまい症

眩暈のきつさが⑩④に軽減。
まだ眩暈の長さが約10秒はある。

また、夜がより深く眠れるようになり
朝疲労感が無くなっていることに
大変驚かれていた。

 

4診(前回施術から3日後)

良性発作性頭位めまい症

施術した日の夜と、その翌々日の夜に
咳が酷くてなかなか寝付けなかった。
もともと、病歴に喘息があり
喘息時の咳発作のような咳だったよう。

ただ、眠れなかったわけではなく、
睡眠は引き続きよく眠れた。
眩暈④は変わらないが、
10
秒間あった眩暈が約3秒ほどで
治まるようになり、
かなり時間短縮する。

夜間の咳発作はあったが、
主訴の眩暈や不眠は悪化せず
むしろ改善傾向にあった為、
咳は好転反応の症状
(過去にあった症状が顔出すことは
よく診受けます)と診たので
そこまで不安視はしませんでした。

 

5診(前回施術から4日後)

良性発作性頭位めまい症

眩暈④、眩暈の長さ3秒で現状維持。
睡眠も引き続き良い。
案の定、咳発作もあれ以来出ていない。
体調は上向きだが、
眩暈の改善がここで足踏み状態なので
診立てを変えていく。

過去に色々ストレスが重なり、
未だにトラウマになって
引きずっている
こともあり、
病院で薬を処方して

もらっているよう。
気色も良くなってきて
正気も建ってきているので、
上焦に偏った気滞を散らしてみる。

 

・8診(前回施術から3日後)

良性発作性頭位めまい症

眩暈は残り①で、回転性の眩暈から
横に流れる感覚に変わる。
一瞬だけ眩暈あるがキツくないので
直ぐ動けるようになる。

頑張って週2回ペースで
通院してもらってますが、
ゴールが見えてきました。
眩暈以外にも色んな症状で
悩んでいたようだが、
鍼を始めてよく眠れるようになり
疲れも取れやすくなったので、
眩暈が改善した後は
たまにメンテナンスで
診させてもらおうと
考えております。

 

11診(前回施術から3日後)

良性発作性頭位めまい症

夜、寝る瞬間にだけ弱い眩暈①が
出るだけで、他日常生活は
快適に過ごせているよう。

もともと今回の眩暈が出たした
きっかけが、ある薬(以下Dとします)
を服用し始めたことらしく、
今も毎日服用している。
D
以外にもABC
全部で4種類の薬を毎日服用中。
薬剤師さんに相談しても
D
の副作用に眩暈は出ないと
言われたようだが、
他の薬との相性の問題が
考えられる。。
多くの薬を服用することで
胃腸が荒れてしまっている
パターンも考えられるので、
かかりつけの医師に
薬の服用について相談してもらう。

それとは別で、施術では
いつもと違うアプローチを試みたので
経過診てもらうことに。

 

13診(前回施術から4日後)

良性発作性頭位めまい症

眩暈の症状は消失。
日常生活は問題なし。
眩暈だけ見れば完治ですが、
を診るとまだまだ補強できそう。

例えば、体の状態が今まで
借金(マイナス)状態

だったのがコツコツ治療を重ねて
借金返済し、今は±0になった。
ただ、生活で無茶が続くと
また借金(マイナス)状態になり
症状が再発する可能性があります。
鍼灸ではここから治療で
貯金(プラス)
を作ってゆき、
無茶ができる体に

補強することができます。

普通の医療機関では
眩暈完治で治療を終えますが、
ここで満足せず、無茶しても
症状が再発しないように
体を強く整えることが
重要ではないかと考えます。

なので定期的な施術は今回で終了し、
今後はメンテナンスで診ていこうと
思います。

 

・施術回数
13


・頻度
2回ペース


・期間
40日間

 

メニエール病:
10代  女性  学生
・初診

メニエール病

症状は
耳の閉塞感、耳鳴、回転性眩暈、

低音の聴力低下、音の反響。
内耳に溜まったリンパ液排出のため
イソバイド(利尿薬)を服用中だが、
症状が一向に改善しない。
利尿しても改善しないことは
他に原因を求める必要がありそう。
私生活や体質、病歴など
詳しく問診していく。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

正気の弱りはないが
下焦の蓄血がかなりきつい。
睡眠も浅く多夢で熟睡した記憶が
ほとんどないと仰るほどなので、
駆瘀血していく必要がありそう。

施術中からフワ〜と眠くなり
よく力が抜けていた。
耳の変化は施術直後には
診られなかったが、
鍼の効果は夜に作用してくれるよう
細工を仕掛けておいたので、
夜熟睡できるようになれば
翌朝に耳がスッキリすると思われる。

 

・2診(前回施術から2日後)

メニエール病

初診施術直後は
症状の変化なかったが、
翌朝に耳がスッキリした感覚があり
耳の閉塞感・耳鳴・回転性眩暈の
症状なく起きれた。
メニエール病になってからは、
朝寝起きが一番症状がきつかったので
スムーズに起きられて嬉しかったよう。

 

・3診(前回施術から3日後)
耳の経過は良好。
閉塞感・耳鳴・
回転性眩暈なく過ごせている。
ただ、睡眠時に夢を見たよう。
月経が近いらしく、
いつも月経近くなると
夢を見てるとのこと。

夢を見るのは大体眠りが浅い証拠。
メニエール病の症状は落ち着いているが
睡眠が浅くなると
またメニエール病の症状を再発する
恐れがあるため、
この方の場合 注意が必要です。

 

5診(前回施術から5日後)

メニエール病

メニエール病による
耳の閉塞感・耳鳴り・回転性眩暈は
多忙に過ごしても出ていない。
経過良好なため、
今回を以て定期的な施術は終了。

ただ、月経前後で
体調崩す可能性はあるため
今後は月経前に月1回ペースで
メンテナンスで診ていく予定。

 

・施術回数
5

・頻度
4
5日1回ペース

・期間
3
週間

 

肋間神経痛:
30代  男性  会社員
肋間神経痛

患部は左胸部辺り。
肋間神経痛が出る前まで
左腰部を痛めていたらしく、
腰をかばった生活を
数日過ごしていたようだが
胸の痛みが出始めた時は
腰の痛みは無くなっていた。

大きく息を吸い込むと胸が痛いが、
病院の検査では
心肺に損傷はなかったとのこと。
横になった状態から起き上がる時や、
咳き込んだ時にビリっとした
痛みが走る。

 

(詳しい問診事項は割愛)

 

病の性質的に肝鬱気滞で、
肋間神経痛が出る前の腰痛も
恐らくそれが原因だが、
気滞の所在が腰から胸に
移動したものと推測する。
気滞を散らすだけでなく、
神蔵付近が虚しているため、
これを扶正していく必要がありそう。

普段からよく運動してもらうよう
アドバイスして初診終了しました。

 

 

2診(前回施術から1週間後)

肋間神経痛

前回施術後、胸が楽になり、
吸気の時の激痛が無くなる。
また、痛む部位が左脇腹だったり、
胸の中心(胸骨付近)になったり
日によって場所が変わる。

咳をしても痛み⑩①と改善。
力を入れるとまだ少し痛みがあり、
仰臥位から体を起こす時の動作が
まだ痛み④と少し辛い。
寝返りの時、左半身を下に向くと
痛み③でやや痛い。

ジッとしてると
左胸がモヤモヤして気持ち悪いが
動くと痛みが無くなるので、
普段からよく運動する
習慣をつけるようになった。

気滞がきつかったが、
まだ根付いていないので
よく動くようになってきた為、
痛む部位が移動している。
引き続き疏肝理気で様子みる。

 

3診(前回施術から10日後)

肋間神経痛

仰臥位から体を起こしても
胸の痛みは⓪で、
痛みなく起きられる。

大きく深呼吸すると
0.5
〜①の痛みあるが
ほとんど気にならない。
寝返りも①くらいの痛みを
感じるほどでよく眠れている。

施術間隔空いても
大方良くなってきているが、
念の為、もう一回だけ
予約取ってもらい
次回痛み消失していれば
施術完了しようと思います。

 

 

4診(前回施術から14日後)

肋間神経痛

前回施術から2週間空くが
肋間神経痛による胸の痛みは消失。
仕事でストレス過多だったようだが
肋間神経痛が再発することなく
過ごせたとのことで、
今回を以て定期的な施術を
終了としました。

 

・施術回数
4

・頻度
約週1回ペース

・期間
1ヶ月

 

良性発作性頭位めまい症:

30代  女性  パート

・初診

良性発作性頭位めまい症

症状は回転性の眩暈。
頭を左右に向けたり、下に向くと
グルンッとした眩暈が出る。
(上向きは眩暈が出ないとのこと)
寝返りをしても眩暈が出るので、
ずっと仰臥位で不動のまま寝ている。
ずっと同じ姿勢、且つ緊張のため
安心して眠れず不眠になる。
疲労が蓄積してくると、
眩暈が段々と酷くなってきた。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

全体的に気が左に偏在している。
また、瘀血や下焦の弱り、
湿痰などあり、原因が複合している。
まず第一工程として、
気の偏在を整えてみる。
施術中から左から右へ重心が
移っていく感覚があった模様。
眩暈のきつさ、質感が変わると
思われるので
初診はこれで様子見てもらう。

 

2診(前回施術から1週間後)

良性発作性頭位めまい症

睡眠時の寝返りがゆっくりであれば
左右にできるようになり
よく眠れるようになる。
身体的にも少し余裕が出てきたので
休んでいた仕事を再開した。

ただ、仰臥位になろうとする時に
頭の位置を地面から垂直に保持し
数秒待機してからでないと
頭を降ろすことができない。
頭をすぐ降ろすとグルンッと
眩暈がしてしまう。

左へ気の偏在はマシ。
眠れてきているので
正気も少し建ってきたが、
瘀血はまだそのままにし
第二工程として中焦に停滞している
湿痰を先に処置してみる。

 

・3診(前回施術から1週間後)

良性発作性頭位めまい症

仰臥位になる時に
頭をスムーズに倒すことが
できるようになるが、
枕を高くして頭を高い位置に
しておかないと、
まだ少し眩暈がする。

グルンッとする酷い眩暈は
最近起きていないが、
フワ〜っとした弱い眩暈は
まだあるとのこと。

施術方針は前回と同様で
引き続き湿痰を捌き
中焦を建てていく。

 

4診(前回施術から8日後)

良性発作性頭位めまい症

仰臥位の時に、頭を素早く
左に向けることは可能になる。

まだ素早く右へ向くと
気持ち悪くなるよう。

中焦の湿邪もマシになってきて
少しずつ良い方向へ
変化はしてきているが、
下焦の虚がまだ埋まっていない
ので今回よりコレを埋めていく。

この症例のように症状は一つでも、
原因が複合している場合は
何工程かに分けて施術していく
必要がある場合がございます。

 

5診(前回施術から7日後)

良性発作性頭位めまい症

右向きの時は
まだ眩暈するみたいだが、

表情は明るくなってきた。
下焦の虚がマシになってきている。
まだ全体的に
気が左に気が寄っているが、
初診時より大分マシになってきた。
最近は0時前に
早寝もしているようなので、
(以前は夜更かしが多かった)
あと数回診れば改善できそうです。

 

6診(前回施術から18日後)

良性発作性頭位めまい症

年末年始を挟み、
前回施術から18日間隔が空くが
眩暈出ることなく過ごせていたよう。

日常生活においても
眩暈出ずに仕事できているようなので
6
診を以て定期的な施術は
終了致しました。

 

・施術回数
6


・頻度
約週1回ペース


・期間
1ヶ月

 

肩〜指先の痺れ・痛み:
50代  女性  専業主婦
・初診

肩〜指先の痺れ・痛み

身内の介護の為、
毎日移乗するので利き手の
使い痛みがあるとのこと。
最近、デイサービスに預けることが
できてきたので
身体的な負担は減ってきているが、
精神的な緊張が抜けた分
今まで蓄積していた疲労や痛み
を感じやすくなってきた。

 

(問診事項は割愛します)

 

瘀血と腎気虚があり、
活血化瘀と補腎を同時に施す。
施術中からジワジワ感じるものがあり
自然と目から涙が流れてきたと伺う。
(たまに見受ける得気です。
痛いとか悲しいとかで出る
涙ではなく、
張り詰めていた気が緩み
安堵から自然と涙が溢れて出る
現象に似てます。)

よく効いてるので、
初診の施術はここで終了。

 

2診(前回施術から5日後)

肩〜指先の痺れ・痛み

肩〜指先の痺れ・痛みのよく緩み、
翌朝には消失した。

身内の都合により、
3
日間外泊が続くが
いつもなら外泊すると緊張して
眠れなかったり、気が張って
落ち着かないことが多いが、
今までになくリラックスし
3
日間過ごせたとのこと。

治療方針は初診時と変えず
活血化瘀と補腎を同時に施す。

 

4診(前回施術から6日後)

肩〜指先の痺れ・痛み

前回施術後が少しだるく
しんどかったよう。
その後は日に日に体回復してきて、
呼吸するのが楽になったとのこと。

長年の気滞からか、ガッチガチに
瘀血が形成されていたので
前回まで活血化瘀を施していたが、
気滞レベルになってきたので
治法を変えてゆく。
回復も早いので、正気の弱りは
そんなに深くはなさそう。

 

5診(前回施術から4日後)

肩〜指先の痺れ・痛み

全身の気が緩むことで、
今まで感じなかった凝りを
全身で感じるようになるが、
同時に疲れもよく取れてきたと伺う。

話を聞くと、
10
年以上 身内の介護のため、
自分の体調は二の次で
ずっと過ごしてきたよう。
常に気を張っていたので
疲れや凝りを全く感じない
体質になっていた。

鍼で溜め込んだ緊張が抜けるよう
施術してきたので、全身に凝りを
感じるようになってきたが

経過としてはこれで問題ない。
むしろ、凝りが麻痺していた方が
ゆくゆく大病に繋がってしまう
可能性を秘めていたので
危ない状態だったと言えます。

 

・現在
肩〜指先の痺れ・痛みで
診てましたが、
この主訴は全快したので
現在は体の疲労感に主訴を切り替え
診ております。

 

・施術回数
5

(現在も違う主訴で継続中)


・頻度
1回ペース


・期間
1ヶ月
(現在も違う主訴で継続中)

 

鬱症状:
30代  男性  自営業
・初診鬱症状

2022年、秋に手足の痺れ・
めまい・動悸・胃の不快感など発症。
背景に精神的なモヤモヤが続いて
いたらしく、約10年前にも
今回と似たような症状があった。
薬に頼らず改善したいという
希望の下、施術依頼をされる。

手足の痺れ・めまい・動悸・
胃の不快感以外にも、
浅眠、呼吸が浅いといった
症状もある。
精神的なストレスもあるが、
健康を気遣い あるサプリを
2022
年夏から摂取するようになり
その後、体調の変化が著しく
運動すると動悸するようになる。

 

(詳しい問診事項は割愛)

 

脾気虚がかなり深い。
もともと痩せ型で遺伝的にも
消化器系は弱いと伺う。
気滞もあるが敢えて放置し、
脾気虚弱と診立て施術。

表面的な現象(症状)
ばかりに捉われず、
本質的にどこが弱っているか?
を見定めることが大事になってくる。

 

4診(前回施術から6日後)
鬱症状

人が密集するミーティングのことや
友人と飲み屋で会うことを
考えただけでも
動悸していたが、
最近は考えても
動悸しなくなったので、
来週友人と飲み屋で会う約束をした。

手足の痺れやめまい・胃の不快感と
いった身体的な症状が消失し、
精神的なゆとりが出てきたので
考え事をしても大丈夫になってきた。

年末年始と集中的に
診させてもらい、大分良い状態まで
改善できたので今回を以て
定期的な施術は終了しました。

 

・施術回数
4診

・頻度
週1回

・期間
約3週間(年末年始を挟む)

 

更年期障害:
40代  女性  看護師
初診

更年期障害

鍼を受けるまでは、
複数の漢方薬を服用していたが
全く効果がなかった。

漢方薬はゆっくり効くというのが
定説ですが、原因や弱っている臓腑の
条件が合わなければ
全く効果が表れないシビアな薬です。
症状で選ぶものではありません。

 

病歴にある、婦人科疾患以外にも
体質のことや生活環境、
親御さんの病歴についても問診。
(詳細は伏せます)

 

おそらくベースは肝腎陰虚だが、
瘀血も混在しているので
これを先に駆瘀血してみる。
施術中からお腹がよく動き、
肩の力が抜けてリラックスしていた。

 

・2診(前回施術から3日後)

更年期障害

汗かいたが少しマシだったとのこと。
やはり活血化瘀だけでは足りなかった為、
今回は滋補腎陰を加味する。
(初診後に腎陰も補っておけば
良かったと
反省してました)

 

・3診(前回施術から3日後)

更年期障害

頭の汗は大分減ったが
珍しく腋から汗をかいた模様。
もともと腋から汗をかかない体質だった
らしく、初めて腋から汗をかいたと
経過報告を頂いた。
(※画像はイメージです)

順調にいけば一身の気滞が緩み、
腠理が開いてきている為
全身に満遍なく汗がかけるように
なっていくと思とります。

 

・4診(前回施術から1週間後)

更年期障害

額から出る汗の量が
大分マシになってきた。
また、腋汗も少しで落ち着いている。

雰囲気も変わってきており、
初診時は落ち着きがなく
せかせか早く喋っていたが、
喋るスピードが
ややスロウダウンする。

四診でも
肝腎のバランスが良くなってきた。
しばらく週1回ペースで
継続して施術を重ねていきます。

 

・5診(前回施術から1週間後)

更年期障害

頭部や腋の多汗はマシで、
落ち着いた状態をキープしている。

月経前の下腹部のだるさはあるが、
28
日周期で来ていた月経が
1
週間ほど遅れており、
モヤモヤした状態が続いている。

年齢的に、
閉経してもおかしくない
年齢でいらっしゃるので、
今後は閉経に向け
月経周期がだんだん遅れてくること
を前提に診ていく必要がありそう。

施術方針はそのまま
肝腎の動向を中心に診てゆき
閉経に向けエラーが出ないよう
整えてゆきます。

 

・施術回数
5
診(現在も継続中)


・頻度
1回ペース


・期間
1ヶ月(現在も継続中)

 

股関節痛:
70代  女性  主婦
股関節痛

・初診
左股関節の痛みは前からあったが、
痛みが引き辛くなってきたとのこと。
以前、左膝関節が痛くて
整形外科に通院していたこともあり、
股関節にしろ膝にしろ
左脚を痛めやすいようだ。

他にも肩の痛みや耳鳴りもあり、
諸症状を洗いざらい問診する。
(主訴と関係ないと思われる症状でも
臓腑の状態を把握する上で
役立つことがあるので、
体に出ている症状は全て問診します)

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

脾腎陽虚と診立て施術。
恐らく脾:腎=4:6くらいの割合で
腎虚ベースかな?と考察。
ハズレかも知れませんが
施術を重ねていけば、
どちらがベースになっているか?
判明するので、
そこも注視してゆきます。

 

3診(前回施術から5日後)

股関節痛

股関節の痛みは大分マシで
痛みなく歩けている。
ただ、10000歩以上歩くことが
最近ないため、長時間歩行時の
股関節の評価がまだ不明。
(最近は歩いても
4300歩までだったそう)

普段から
股関節のだるさがあったようだが、
だるさが抜けてスッキリしたとの事。

股関節が楽になってきた事で、
重心のズレが自覚できるようになり
今まで感じなかった
肩の痛みを感じるようになってきた。

他には耳鳴りがマシになったり、
毎日食べていた甘食を
摂ることが減ってきたり、
軟便が治ってきたりと
身体的な変化が色々出てきた。

診立ては大方合っており、
脾気がよく建ってきて
腎虚がまだ少し深い。
補腎ベースに今後も施術を
重ねていきます。

 

4診(前回施術から1週間後)

股関節痛

股関節痛を主訴で診てたが、
施術を重ねる度に
全身がスッキリしてきたようで
この日は肩が随分楽になったと伺う。

前回から補腎を追加したことが
良い方向に後押ししたようだ。

年内はもう少し
このペースで診てゆき、

年明けからは施術間隔を空けても
調子良く経過で過ごせるよう
計画立てて施術に臨んでおります。

 

 

・施術回数
4
診(現在も継続中)


・頻度
1回ペース


・期間
1ヶ月(現在も継続中)

 

関節リウマチ:
40代  女性  会社員
・初診

関節リウマチ

関節の痛み自体は約5年前から有り。
血液検査では何も異常なかった為
経過観察していた。

2年前に右膝の痛みを発症。
しばらく放置していたら改善したが、
左脚後面の坐骨神経痛が出てきた。
固い椅子に座ると特に痛い。

20224月に3回目のワクチン接種。
副反応で全身の関節痛と発熱があり、
熱が治まっても手指関節と足趾関節の
痛みが治らず、病院の血液検査にて
関節リウマチと診断を受ける。
弱い免疫抑制剤を出してもらい
痛みは引いているが、
体の本質から改善したいとの
希望の下、御体を診させて頂く。


気の高場が激しい反面、

下焦が極端に弱い。
肝腎陰虚と診立て施術。
施術の手応えはあったので
効いてくれるとは思うが、
次回まで2週間空くようなので
施術が効いたとしても、
どれだけ効果が持続できるのか?
が課題

 

 

・2診(前回施術より2週間後)

関節リウマチ


いつも大食していたが
ここ2週間はセーブできていた。
また、睡眠の質が良くなり
多夢することがなくなってきた。
二便の調子も良くなる。
関節リウマチによる
手指と足指の痛みも
痛みなく過ごせた。

初診時の見立ては
概ね合っていた模様。
ただ、施術を重ねていくと
体も変わってくる。
今の施術方法でどこまで良くなるか?
どこの症状が変わらないのか?
注視し追っていく。

 

 

・3(前回施術から2週間後)
多夢は大分減ってよく眠れる、
頻尿の回数も10回ほど行っていたのが
8
回になり(2回程減り)
1
回量が多くなってきた。
便通も5日程連続でスッキリ出ていた。

but

よく眠れているが朝は起き辛い。
手の甲や足の甲に湿疹が出てきた。
ここ2週間は過食がセーブできなかった。

 

肝腎で調えてきたが、
予想通り 治っている所と
まだ変わらない所が出てきた。
(臨床あるあるなのでご心配なく)

 

下焦に古い瘀血の可能性を診たので
正気の有無を確認し、
駆瘀血を施してみる。
次回、2週間後に来られる予定。

 

・4診(前回施術から2週間)
夢はまだ見ることがあるが、
嫌な夢を見なくなってきた。
寝つきが良くない
浅眠
この2つは変わっていないとのこと。

ただ、寝ている間の
歯の食いしばりが減ったので、
朝起きた時の首〜肩が
随分楽になってきたと伺う。

関節リウマチ

大まかには大分調子良さそう。
施術方針は変えず、
引き続き駆瘀血してみる。

 

 

5診(前回施術から約2週間)
施術間隔が空くので、
ある漢方薬を勧めてみたところ
1
10回以上だった頻尿が、
7
8回に治まり
1
回量が増えたとのこと。
関節リウマチによる
手指の痛みも治まっている。

 

関節リウマチ

 

眠りもまだ夢見ることはあるが、
比較的寝つきも良くなってきた。

ただ、以前からたまにある
坐骨神経痛による
腰〜大腿外側の痛みがきつい時があり、
発疹が両少腹部にポツポツ出だした。

駆瘀血を施していたが、
気滞の所見に変わってきた。
邪が裏から表へ浮いてきてるので
発疹も恐らく一過性の症状の為
気にしなくて良いと思われる。
治法を理気解鬱に切り替え施術。
次回、2週間後に来て頂く予定。

 

 

6診(前回施術から約2週間)

関節リウマチ

・噛み合わせが良くなったと
歯科医から褒められたとのこと。

・関節リウマチの手の強張り
痛みは引き続き落ち着いている。

関節リウマチ

・左大腿外側の坐骨神経痛は
前回施術後にすぐ治まったが、
1
週間後に大腿前面に痛みが出だした。
歩くとラクで、運動開始時痛あり。


・発疹が下腹部と
両上廉(上巨虚)付近に出ていた。

・晩御飯食べたら眠くなってきた。
(今まで眠くならなかった)

・頻尿マシだが休日になると
グンと回数減ってきた。

 

気滞による症状が全面にあったが、
それらが治まってきたことで
湿痰の情報が顔を出してきた。
もう少し気滞を散らしてゆき、
脾胃や大腸、膀胱辺りの動向を
診ていきます。

 

 

・7診(前回施術から約2週間後)

関節リウマチ

関節リウマチによる手足の痛みより
坐骨神経痛の方を気にしてる様子。

左大腿外側の痛みは
ジッと坐り続けると痛い。
上巨虚付近の湿疹変わらずアリ。
膝から下が厥冷するようになる。
便秘気味で頻度は31行。

頻尿することがなくなり、
尿の1回量が増えてきた。

腎は建ってきたが、
便通が良くなったわけではない。
気滞を散らしても、
裏で瘀血を形成してる
可能性を診て、駆瘀血を施してみる。

 

 

・8診(前回施術から2週間後)

関節リウマチ

前回施術から2週間の間、
前半1週間は調子良く過ごせていたが
後半1週間は体に熱が篭った感覚で
倦怠感でしんどかった。

前回から駆瘀血を主体にした
施術したので、血がよく動き
裏にあった瘀熱も分散され
諸症状が良くなってきたが、
表にある気滞のために
邪が外泄できていない可能性。
今回は表にある気滞を解表させる。

 

 

・9診(前回施術から2週間)

関節リウマチ

悪夢がなくなったり、
口内の腫れがなくなったりと
裏熱ぽい症状は治ってきたが、
・朝起きた時、顎がだるい
・朝起床時のみ足裏が少し痛い
・朝起床時のみ坐骨神経痛あり
気滞の所見が目立ってきた。

2週間ペースにしては良く改善してる方。
気鬱化火しないようにだけ
気をつけて施術を重ねていく。

 

 

・11診(前回施術から16日後)

関節リウマチ

9日間は経過良く過ごしていたが、
ここ1週間は左肘〜前腕尺側に
痛みが出だした。
秋に入り朝晩と日中の気温差が
体に堪えるよう。

気滞+寒邪による阻滞と思われるが
ベースは気滞なので
これを優先的に対処する。
運動不足なようなので
普段から運動で気機を巡らすことを
意識してもらう。

 

 

・13診(前回施術から18日後)

関節リウマチ

関節リウマチの経過は順調。
定期検査も2ヶ月に1回から
3
ヶ月に1回へと伸びる。

リウマチ以外の症状で
全身の湿疹があったが、
これも消失。

坐骨神経痛による腰から足にかけての
痛みがあるのでこれを診ました。
リウマチと疾患名は違えど、
この坐骨神経痛も
瘀血が絡んでいるのと

恐らく湿痰もあるので
2
つ同時に対処しておきました。

 

・施術回数
13
診(現在も継続中)


・頻度
2
1回ペース


・期間
7ヶ月(現在も継続中)

 

突発性難聴:
40代  女性  会社員
初診

突発性難聴

数年前にも突発性難聴を患い、
投薬で改善したが、
今回は薬を服用しても改善せず
不安になり、眠れない日が続いたり
心悸も出るようになる。
仕事先でも男性の声が聞き取り辛く
仕事に支障をきたすようになり
今回施術依頼を受けることに。

 

(問診事項は割愛します)

 

勤め先のストレスや疲れもあるが
現在、婦人科も併せて
治療中ということもあり
ホルモンを調整する薬を服用している
とのこと。薬が合わないのか
薬を服用中は
全身が浮腫むようになる。

心腎不交証と診立て施術。

施術後は脚がよく温もり
スッキリしていた様子。
薬が効かなくても内臓から
体の代謝を変えてゆけば
耳の調子も変わってきます。

 

 

2診(前回施術から18日後)

突発性難聴

耳鳴と耳の閉塞感は
3
4日後には消失し
音もよく聞こえてるようになったので
聴力自体の減退はなかったよう。

左耳は好調だが
左肩が凝るようになり、
2
診目はこちらを診て欲しいと
依頼を受ける。

肩凝りといって侮るなかれ。
この左耳の突発性難聴と
左肩凝りは別物ではありません。
前回施術して左耳に停滞していた気が
下に降りてきた為、
左肩の凝りがきつく感じている
可能性があります。
逆に言うと、この肩凝りを
放っておくと また上気した時に
耳に停滞し塞いでしまう
恐れがあるので

ここで左肩凝りを治めることで
突発性難聴の再発を防げるわけです。

前回に比べ心気は通り
腎気も建っていたので、
今回は肝鬱気滞のみ鍼で捌きました。

 

 

3診(前回施術から19日後)

突発性難聴

前回施術から
3
週間近く間空いているが
耳の経過は順調。
肩凝りもマシになっている。
勤務先で色々ストレス抱えることが
多いようだが、耳には影響ない。

突発性難聴の治療は
ひとまず終了とし、
現在 婦人科の治療中とのことなので、
今後はこちらに主訴を切り替え
御体診させて頂きます。

 

 

・施術回数
3
診(現在も継続中)


・頻度
3
1回ペース


・期間
1ヶ月半(現在も継続中)

 

乳輪の痒み:
30代  女性  主婦

乳輪の痒み

初診

右の乳輪のみ痒みがあり、
アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の
病歴は無し。乳癌の疑いも無いが、
過去に婦人科疾患の病歴あり。
(詳細は伏せます)
その婦人科疾患の治療の際に
月経を止める薬を12ヶ月服用
していた時のみ
乳輪の痒みは無かった。

 

(詳しい問診事項は割愛)

 

脾胃の弱りと肝鬱気滞があり、
疏肝しながら建脾する。
施術後は体よく温もり
スッキリされていました。

 

 

2診(前回施術から1週間後)

乳輪の痒み

前回施術後も
しばらく乳輪の痒み続いていたが、
徐々に痒みは治まってきた。
まだ痒みの波はあるが、
患部が糜爛(びらん)することが
なくなってきた。

他に細かい症状はあるが、
概ね順調に過ごされたよう。

 

 

4診(前回施術から1週間後)

乳輪の痒み

引き続きジュクジュクと
糜爛(びらん)することなくなり、
乾燥した痒みになっている。
また、月経前でも
痒みはマシになってきた。

あと、揚げ物が好きだったようだが、
毎日欲しくなくなってきた。
内湿があると脂濃い物を
好んで欲する傾向があるのだが、
脾気が建ってきたので
湿邪が内停しなくなり
揚げ物をそこまで欲さなく
なってきたよう。

体が変わってくると、
食の好みも変わってきて
満遍なく欲する体になってきます。
逆に、常に偏食だと どこかの
臓腑が弱っていることが多いです。

 

 

5診(前回施術から10日後)

乳輪の痒み

月経前後や排卵日前後でも
乳輪の痒み出ていない。
調子が安定してきた為、
定期的な治療の役割は終えたので、
今後は施術間隔を空けて
たまにメンテナンスで診てゆきます。

 

患部がデリケートな部位のため
直接視たり、触診したり、
患部に施術することはせず、
手足や背中の経穴を用いて
施術しております。

 

 

・施術回数
5
診(現在も継続中)


・頻度
1
1回ペース


・期間
1ヶ月(現在も継続中)

 

バセドウ病:20代  男性
バセドウ病

20代男性。
ダウン症候群による知的障害あり。
体が弱く子どもの頃は頻繁に
入退院を繰り返していた。
10代半ば、
長い期間食欲も活気もなく
病院の検査で
甲状腺機能異常と診断され、
しばらく入院する。

退院後は顕著な症状なく過ごすが、
3年後の10代後半に
バセドウ病と診断を受け、
メルカゾールやチラージンを
服用し始める。

45年かけて数値は治り、
薬をやめても
再燃することなく過ごしてきたが、
最近、TSH(甲状腺刺激ホルモン)
TRAb(TSAbの抗体)の値が
高くなっているので、
早めに体調管理で診て欲しいと
施術依頼を受ける。

TSH(正常値0.43.8
2020年年末
12.67と高値が出てしまい、
しばらくやめていたチラージンの
服用を4年ぶりに再開。

TRAb(正常値2.0未満)
2020年年末に2.3と高値が出る。


その後、薬の服用でやや値が下がり、
2021年年末には
TSH 9.35
TRAb 1.4になる。

 

 

2022×
・初診
身体的な症状で目立ったものはないが
四診を進めると腎陰虚が深い。
治法は滋補腎陰を主軸にして
その他、脾の弱りもあったので
これも扶ける。

 

2診(前回施術から13日後)
調子良く過ごせたようで、
初診後に病院での血液検査をした所
TSH 9.5→5.03
TRAb 1.4→1.3にそれぞれ減少。

薬で徐々に数値は下がってはいたが、
TSHの下げ幅がこれだけ
大きかったのは初めてだそう。
次回の血液検査が3ヶ月後になる。

 

 

しばらく2週間に1回ペースで通院

 

 

6診(前回施術から約1ヶ月後)
所用のため1ヶ月空いてしまったが、
その間に血液検査を受け、
TSH 5.03→7.04に上がってしまう。TRAb 1.3→1.2で下がる)

施術間隔が空いてしまった為か、
今後はなるべく
コンスタントに通院してもらう。
次回の血液検査も3ヶ月後の予定。

 

12週間に1回ペースで通院

 

 

11診(前回施術から1週間後)
血液検査にて、
TSH 7.04→2.86
TRAb 1.2→1.1
と下がり、
TSHが正常値まで下がった。
調子が良くなってきたので、
減薬して経過観察中。

 

現在も2週間に1回ぺースで
継続して診ております。

 

 

・施術回数
11
診(現在も継続中)


・頻度

2
1回ペース


・期間

6ヶ月(現在も継続中)

 

皮膚掻痒・
くも状血管腫・手掌紅斑:
10歳未満  女の子  小学生
施術前の問い合わせmail

“×歳の子どもについてです。
皮膚掻痒、くも状血管腫(頬、胸)、
手掌紅斑があり、肝臓病ではないかと
調べれば調べるほど
不安が増すばかりです。
後日検査に行くつもりです。

 

上記の問い合わせを頂き
診させてもらうことに。

 

 

初診

くも状血管腫

くも状血管腫

くも状血管腫の疑いのある
頬と胸元を確認。
どちらもうっすらと
血管が浮いているのを確認。

手掌紅斑

手掌紅斑は、
色は鮮紅色で紅斑が見受けられた。
見た目にも分かりやすいので、
施術前後の比較対象として診れそう。

皮膚掻痒

肘窩と膝窩は乾燥しており、
鼠径部が一番痒みが酷く、
浅黒くなっていた模様。

 

(問診事項は割愛)

 

現象としては肝疾患の兆候はあるが、
四診では腎虚がかなり深かった。
腎精が不足し肝が濡養されず
肝腎陰虚のため内熱が生じて、
熱が血絡を犯し手掌紅斑や
薄っらと くも状血管腫が
出ているものと考察する。
瘀血が形成されているとマズイが、
まだそこまで発展してなさそう。

まだ小児なので、
施術では刺さない鍼(鍉鍼)を使用。

鍉鍼による施術

経穴に施術して直ぐに
クタ〜ッとリラックスして眠った。
施術後は手掌紅斑の赤みが
よく引いていた。

幸い、病はまだ浅そうではあるが、
肝硬変だと大変なので
近々病院で診てもらうようにも
お願いしました。

 

2診(前回施術から3日後)

皮膚掻痒・くも状血管腫・手掌紅斑

皮膚掻痒・くも状血管腫・手掌紅斑

・くも状血管腫は間近で見ても
見当たらなくなった。

・手掌紅斑は
指先のみ赤みがあるだけで、
手掌の紅斑は大分マシ。

・皮膚掻痒は鼠蹊部のみやや痒みあり。

親御さんから見て特に変わった点

・気性が激しかったのが
感情の起伏が治まっていた。

・虫さされの赤みがなかなか引かない
体質だったのに、鍼した後は
全部スーっと綺麗に引いた。

とのこと。
肝腎がうまく噛み合ってきたものと
診立てる。まだ病院へは
かかっていないようだが、

病院の診察前に
できるだけのことをして

検査もクリアできるよう、
未病の段階で改善させることも
大事になってきます。

 

3診(前回施術から8日後)

皮膚掻痒・くも状血管腫・手掌紅斑

(頬と胸にあったくも状血管腫は
消失していた為、割愛します。)

前回から8日間
施術間隔を少し空けてみたが、
親御さん曰く、体調は維持しており
イライラすることがなくなって
きているとのこと。

 

手掌紅斑は上にある画のように
指先に赤みが集約してきた模様。
右鼠蹊部の皮膚掻痒は
夜間に少し痒みある模様。

施術を重ねていくと症状の出る場所が
あちこち移動する場合があります。
陰分を補い体はクールダウンしてきたが
気鬱化火のような症候が
頭に残っている可能性あるため
陰虚を補いながら、
気滞を捌く施術に切り替える。

 

4診(前回施術から1週間)

 

前回施術した日の夜に
夜が落ち着きなくイライラし、
右鼠蹊部を掻いていたとのこと。
下腿には虫刺されのような
赤みが複数あったようで、
親御さんにメールで報告頂く。
考えられる変化として3つあり、

①一過性で負担が出る場合があり、
症状が悪化したようにみえるが
気が緩んで、奥に篭っていた症状が
表に出ることがある。

②発症〜現在までの
病の道のりがあり、
今まで歩んできた道を戻るような
経過を辿ることがあり、
初期症状のような
症状が出ることが考えられる。

③誤治による症状の悪化。

 

①②の場合は、
12日で症状が落ち着き、
その後の経過良好。

③の場合は、
症状の悪化が継続してしまう。

23日経っても
症状が落ち着かなければ
近々診せて下さいと返信し、
予約通り1週間後に来院される。

皮膚掻痒・くも状血管腫・手掌紅斑

経過報告のメール以降は
経過良好だったようで、
指先の赤みがよく引いていた。
ただ、イライラまではいってないが、
最近はテンション高めだと
親御さんから聞く。

腎気を扶ける土台は出来てきたが、
腎陰不足のような症候なので
今回より腎の陰分を補う。

 

5診(前回施術から3週間後)

皮膚掻痒・くも状血管腫・手掌紅斑

前回施術から2週間経った頃から
精神的に不安定(イライラ・泣く)
になっていた。
右鼠蹊部の皮膚掻痒はまだあり、
手掌紅斑は診察時は見当たらなかった。
家では手掌の赤みがある時が
あるらしいので、
症状に波はある模様。

腎陰を補う配穴を変えてみて
施術を施してみる。

 

6診(前回施術から9日後)

皮膚掻痒・くも状血管腫・手掌紅斑

くも状血管腫は2ヶ月近く出ず、
手掌紅斑も1ヶ月近くは出ていない。
皮膚掻痒のみ右鼠蹊部にまだある。
幼児の頃より皮膚掻痒は
あったようなので、
この症状が1番根深いが、
逆に言えばこれを治せば
根本的な完治に近づける。

他の症状は落ち着いているので
今後は2週間間隔で診てゆく。

 

 

施術回数:
6診(現在も継続中)

 


頻度:

週1回〜2週間に1回

 

 

施術期間:
約2ヶ月(現在も継続中)

五十肩:
50代  男性  自営業
以前、違う主訴で
診ていた患者さんで、
今回は肩が痛いということで
診させてもらうことに。

五十肩

右肩が画のように挙げると痛い。
肩の痛みといえど、
東洋医学では臓腑の不調を疑います。

 

(問診事項は割愛)

 

食生活や生活リズム、
この方の元々ある弱点から
大腸湿熱と気滞が相まってる
ものと診立て施術。
四診ではよく変化あったが、
肩の痛みは変わらず。
ただ、この方の場合、
施術直後より23日後に
症状の変化が出やすい方なので
このまま様子見てもらい、
数日後に予約してもらう。

 

2診(前回施術から3日後)

腰痛

五十肩による
右肩の痛みは消失したが
左腰に違和感を感じる。
(痛くなる一歩手前とのこと)
部位でいうと左大腸兪付近。

昔からストレスや疲れがあると
顎に吹き出物ができたり、
腰が痛くなったりと
大腸や大腸経に由来するツボや
部位にサインが出る傾向にあり。

モグラ叩きのモグラみたいに
腰と、顔を出す場所を
変えただけで、

本質は大腸湿熱から由来する痛み
で原因は変わらないため、
痛い場所は変わったが
施術方針は前回と変えず施術を施す。

毎日飲酒しているようなので、
痛みや違和感ある内は
飲酒を控えてもらうよう指示し
施術終了。

 

3診(前回施術から8日後)

五十肩

前回まで体のあちこちに
出ていた痛み消失し、
経過良く過ごせた模様。

この方の場合は、
毎日の飲酒、疲れが溜まると
大腸に負担がくるが、
弱点が分かっていれば
先手を打てる。
今回、五十肩は治ったので
定期的な施術は終了となったが、
痛みなくてもメンテナンスで
たまに来てもらうようお伝えし、
五十肩の施術終了しました。

 

・施術回数
3診

 

・頻度
短期的に診たので
定期的な頻度は無し。

 

・施術期間
11日間

 

ばね指:
50代  女性  看護師

【施術前の依頼文】
左親指、ばね指
6/1
頃から
指が伸びにくいことありました。
良くなってきていましたが、
6/26
伸ばすときの痛みが強くなり、
なかなか伸ばせなくなりました。

6/27
整形外科で注射、
親指つけ根の痛みは軽くなりましたが、
曲げ伸ばしの痛みが強いです。

 

左母指のばね指。
曲げた指を伸ばすのが激痛。

ばね指

 

整形外科で痛み止めの注射を
射ってもらい、
しばらく痛みは引いていたが
ここ数日また痛みがジワジワ出てきた。

特に朝〜午前中の痛みがきつい。
ただ、午後20時〜21時になると
治ったかと思う程、痛み消失する。

ばね指

 

動作では画にある通り、
・歯ブラシを持つと痛い
・鍵を持つと痛い
・大きいペットボトル持つと痛い
といったように、
何か小さい物をつまむ、
重たくて大きい物を掴む
動作が痛い。
PM20:00PM21:00は痛くない)

 

仕事で力仕事することが
よくあるので、指が使えないと
仕事が捗らない。

家族の病歴なども問診し
四診してみたところ、
正気の弱りは見受けなかったが
中焦〜下焦にかけて気滞がやや深い。
瘀血までは形成していないものの
気滞を散らしてみると
よく気機が巡り温まってきた。

 

 

2
前回施術後、家に帰ってから
頭がスッキリと爽快になる。
翌日の朝、いつもと変わらず
左母指の痛みあり。
指が痛いまま過ごし、
その翌日(施術した2日後)朝から
指の痛みが軽減し、
指の動きがスムーズになっている
ことに気がつく。
また、拳を握りしめる
動作が可能になる。

ばね指

 

以前の痛み⑩⑤と半減する。
気滞もよく緩んでいたので、
初診時の施術方法のまま
2
診目も施術。
理気解鬱を重ねて
どこまで改善できるか?

次回は5日後に来られる予定。

5
2
診目以降の記録が飛んでいるが、
概ね順調だった模様。

家で力仕事をして手を使い過ぎると
まだ左母指が痛かった。
4
診目に補腎を足してみたところ、
ジワジワ効果が出てきて
施術直後より1週間経った方が
痛みがよく引いていたとのこと。

ばね指

 

週一回ペースで診ていたが、
間が空いた方がジワジワ効いてくる
可能性が出てきた。
治療効果を検証する為
次回は10日後に予約してもらう。

 

 

6
前回施術から10日経過。
間隔空いたが順調に過ごされる。

 ばね指

 

日常生活での動作では
全く痛みなくスムーズに過ごせた。
力一杯握ったり手を開いたりは
まだしていないが、
恐らく大丈夫そう。

 

 

・施術回数
6診(現在も継続中)

 

・頻度
約週1回ペース

 

・期間
1ヶ月

 

首〜肩の痛み:
50代  女性  会社員
首〜肩の痛み

 

もともと首〜肩の凝りはあったが、
ここ最近は首〜肩が痛くて仕方ない。

×ジッと静止している状態
(寝ている時、デスクワーク中)
×動き始め

が首〜肩が痛い。
また、普段から多夢で眠りが浅い。

7月に色々と予定が入っており
それに向けて緊張状態が続いている。
体調を調えておきたいとの希望の下
御体診させて頂く。

話を聞いていると、
エネルギッシュで精力的な印象だが、
逆に言えば制御できていないような
感じである。

 


弁証:
肝腎陰虚

 

治法:
滋補肝腎

 

 

・初診
施術直後は大きな変化なかったが、
翌朝にはスッキリしたと報告あり。


Google
のクチコミも書いて頂き
そのまま施術卒業。

 

 

・施術回数
1

 

・頻度
なし

 

・施術期間
1

 

7月の用事が済むと疲れがドッと
出る可能性がありますので

また何かあればご相談下さい。

 

膝の痛み:
50代  男性  会社員

膝の痛み

5月中旬、右膝下(犢鼻穴付近)
痛みを発症。
患部に熱感があり
膝を屈曲すると痛い。

階段の昇り降りどちらも痛く、
特に降りる方が辛い。
10
年前辺りから膝の痛みが出ては
ロキソニンを飲んで23日で治る
というのが、23年に1度出ていた。
今回は痛みがなかなか引かず、
整形外科で診てもらい、
大腿前面の筋肉が硬直しているので、
膝に負担がかかっている。
大腿前面をほぐすように
指示を受けるが改善が見られない為、
当院に問い合わせ頂く。

 

膝の痛み


画像にあるように右膝の痛みは
膝を深く屈曲した時に出る。
普段よりジムで週3日は
ランニングマシーンで5kmほど
走っており、走っている時は
膝の痛みはない。

毎日飲酒する習慣あり。

 

弁証:
瘀血証

 

治法:
駆瘀血

 

膝の痛み


施術直後は膝の痛み少しマシになる。
施術後の四診の反応もマシだったので
初診はこれで終了。

 


2

前回施術から4日後。
施術した2日後に膝の痛み消失。

 

膝の痛み

瘀血、湿痰の反応ともにマシ。
正気も建っているので
これでひとまず
様子みてもらうことに。

 

 

・施術回数
2


・頻度

なし


・期間

4
日間

 

全身性エリテマトーデス(SLE):
20代  女性  アルバイト

 

全身性エリテマトーデス(SLE)

全身性エリテマトーデス(SLE)は
5
年前に発症。
腎炎が酷く病院に
4ヶ月間に渡り入院。
ステロイド薬と免疫抑制剤を服用し、
炎症反応を抑えることで
体の浮腫など症状がマシになる。

退院後もずっと薬を
継続して服用しているが、
身体的な症状はだいぶ治っているので
減薬したくても医師の許可が
なかなか得られない。

このままずっと薬を服用することに
不安を感じ、薬を服用しなくても
自分で体調を調えられる体になりたい
という希望のもと
施術依頼を受けることに。

 

症状:
易疲労、脚の浮腫、
食欲はあるが少食(夜は過食)
手足の多汗

 

疲れ易く、疲れが回復し辛いのが
主な症状で、聞診でも声量が か細い。

 

 

弁証:
瘀血、腎陰虚

 

治法:
駆瘀血、補腎滋陰

 

 

・初診
施術後は体ポカポカして
スッキリした感覚あり。
今、毎日服用している薬が
このペースで服用すると
あと1ヶ月程で無くなるとのこと。

薬無くなり次第、薬服用なしで
過ごす予定
(患者さん自己責任)
なので、
1ヶ月で体調を軌道に乗せたい
という要望を聞く。

薬に関しては
医師法・薬事法の都合上
鍼灸師が指示できないが、
しばらく定期的に通院してもらうことに。

 

 

2
前回施術から1週間。
仕事のイベントでバタバタ忙しかった。
その為、疲れが溜まって
脚の浮腫もあった。
また、都合上
自宅ではなく、
外泊が続いているようで
深く眠れていない様子だった。

 

 

3
前回施術から6日後。
体調はまぁまぁ。
外泊は続いており、
夜は疲れ切って寝るため
23時〜0時には寝る。
治療方針は変わらないが、
配穴を少し変えていく。

 

 

4
前回施術から8日後。
よく眠れるようになって
仕事でよく動けるようになってきた。
1
日の終わりはまだ疲れが溜まるが、
深く眠れるようになったので
以前より疲れが
次の日に残らなくなってきた。

全体的にはスッキリして
過ごせるようになってきた。

 

 

5
前回施術から9日後。
体調はまぁまぁ良くなってきている。
ただ、結代脈が診られたので要注意。

 


6
前回施術より10日空くが経過は順調。
用事でAM1:30まで
起きていることも多々あるようだが
疲れは溜まっていないとのこと。
脚の浮腫も最近はマシになってきた。
浮腫んだとしても回復が早い。
下腹部が34日張る感じがあり、
痛みもないので放置していたが
今日は治っていたとのこと。

全身性エリテマトーデス(SLE)


前回、結代脈があったが

リズムは安定していた。
正気が建ってきているため
弱かった脈も全体的に取りやすくなる。
邪も裏表へ移っており、
下腹部の張りもそれと比例している
のであれば、多分大丈夫。

胞宮に溜まった古い瘀血を
どんどん砕きながら
同時に腎を扶けることで
下焦の流れが噛み合ってきている。

初診から約1ヶ月だが、
深く眠れるようになり
回復し易い下地はできてきた。

 

 

・7診
前回施術から1週間。
体調良く過ごせている。
施術を始めて眠れるようになり、
薬を減薬しているようだが
回復し易い体に調え

ひとまず1ヶ月で形にはできた。
タフネスさがまだ課題ではあるが
今後もメンテナンスで
診させてもらいます。

 

・施術回数
7診(現在も継続中)

 

・頻度
約週1回ペース

 

・期間
1ヶ月

 

三叉神経痛:
女性  40代  会社員

【施術前の問い合わせメール】
MRIでも異常は見当たらずでしたが、
顔の左側の痛みがあります。
洗顔・鼻かみ・食事などの時に
ピリッと一瞬ですが痛みがでます。
色々調べてたところ
鍼灸で改善されるのならばと
相談させていただきたいです。

 

三叉神経痛

 

2021年の秋 左頬に一度激痛が走る。
しばらく放置していたら痛みが
治まった為、そのままにしていたが、
2022年の4月左の顔面に痛みが再発。
今回は痛みが引かなかった為、
病院の脳神経外科でMRI
診てもらっても脳や神経に異常なし
と診断を受け、
最終的に三叉神経痛と診断される。

 

三叉神経痛


痛みが出る条件
・食事で咀嚼する時
・洗顔で顔を洗う時
・鼻をティッシュでかむ時

特に食事の時は、
食べ物を噛む度に痛みが走る為、
食事を摂ること自体にストレスを
感じてしまう。

 

 

弁証:
大腸湿熱

 

治法:
清熱解毒利湿

 

 

・初診
施術後は体スッキリしたとのこと。
次回、1週間後に予約。

 

2
前回施術後、眠気に襲われ
翌朝スッキリ起きられた。
(いつもは寝起き悪い)
左頬の痛みはまだ痛いとのこと。

 

 

3
前回施術から4日後。

三叉神経痛

◯咀嚼時の痛み⑩
洗顔時の痛み⑩変わらず
咀嚼時の痛みがかなり軽減した。
治法はそのまま継続して施術。

 

4
前回施術から8日後。
咀嚼時の痛みは軽いため
食事のストレスは無くなってきた。
洗顔時の痛みは変わらず。
朝は冷たい水で洗顔、
夜は風呂でお湯で洗顔するが
どちらも痛いので
水の温度は関係ない模様。

 

5
前回施術から8日後。
洗顔時の痛み変わらず。

三叉神経痛でも内と外、裏と表で
治り方に差が出てきたということは、
それぞれ原因する因子が違うか
それぞれ違う臓腑由来の痛みである
可能性が高い。

患者さんの情報をもう一度洗ってみる。

・昔から便秘がち
・顎回りの肌荒れ
・卒腰痛しやすい
・鼻水が出やすい(アレルギー)
3月にコロナ罹患した為か、
 花の匂いが分からなかった
 (嗅覚異常か?)

大腸は通腑することで
よく動き、1週間便通がよく出て
口内の痛みがマシになっていた。

どうも肺の動きがまだ鈍いので、
今回は肺気を直接補ってみて
経過を診てみる。

 

6
前回施術1週間後。
施術後、良くも悪くもならず現状維持。
洗顔時、水が触れると痛いというより
手で顔を擦ると痛い。特に鼻際。
食事の咀嚼時の痛みは改善傾向だが
最初の一口目、口内が痛い。

肺ー大腸の方で整えてきたが
改善もここまでのよう。
四診から違う下焦の瘀血の情報が
目立ってきたので、
こちらに着目し施術。
手応えはあったので、
恐らく効果出てくるものと思われる。

 

7
前回施術から9日。
前回施術4日後に顔面部の痛み消失。

三叉神経痛


◯食事の咀嚼
◯洗顔
が痛みなくできたと報告頂き、
6
診時の施術が効果あった模様。

 

・8
前回施術から1週間。
食事の時の口内の痛みなし。
洗顔時の顔の外側の痛みは
数回軽いのがあった程度、
洗顔で強く擦ると
まだ痛みは出たとのことだが、
このまま継続すれば
痛みは取れていくと思います。

 

婦人科の方の検診で
子宮や筋腫の肥大はまだ続く
診断を受けたようなので、
これ以上肥大しないよう
婦人科のケアが
今後必要になりそうなので
鍼で調えていきます。

三叉神経痛でも、
頬の内側(湿痰)と外側(瘀血)
原因が違いがあった。

現在も継続中。

 

 

・施術回数
8
(現在も施術継続中)

 

・頻度
約週1回ペース

 

・期間
1ヶ月

 

不妊症:
30代  女性  販売職

不妊症

30歳で結婚。
結婚して1年は自然妊娠に臨むが
着床に至らず。
31歳の時に人工授精を3回試みるが着床に至らず。
体外授精をすることになり、
採卵前に万全に体調を調えてから
臨みたいとのことで来院される。

仕事は販売職のため立ち仕事。
夏場は冷房で足元が冷えやすく、
冬場は暖房が効いているが
昨今の事情により換気のため
足元が冷えやすい。
なので、
冬場はお腹や足が冷えないよう
カイロを当てているとのこと。
夕方以降は足が浮腫みやすく
疲労感が抜け辛いとのこと。
もともと運動好きだが、
社会人になってからずっと運動不足で
体力が落ちてきたように思えてきた。

 

弁証:
肝鬱気滞の所見がきついが、
正気の弱りはそれほど無い。

 

治法:
疏肝理気

 

・初診
施術後、特に変化は感じず。
2ヶ月後には採卵したいとのことなので、
それまで週1回ペースで通院してもらう。

 

2診〜5
鍼をした後はスッキリした状態になり
心身共に軽やかになるとのこと。
また、仕事後 足が浮腫みにくくなってきた。

 

6
そろそろ月経が来ても
おかしくないとのことだが、
月経が来ず、
やや下腹部が重く感じるとのこと。

 

7
妊娠検査薬で調べてみたところ
陽性反応出て
採卵前に自然妊娠が判明した。
妊娠初期は流産の恐れがあるため
2回でしばらく診させて頂く。

 

8診〜
妊娠初期で悪阻をみるも
出血などなく過ごす。

不妊症

 

・施術回数
8(現在も施術継続中)

 

・頻度
1回〜週2

 

・期間
2ヶ月

 

婦人科の診断では自然妊娠は
厳しいとの見解でしたが、
体の代謝を変える事ができれば
自然妊娠できるよう
調えることができます。

 

鬱病:
70代  男性  無職

現在70歳。
奥さん曰く、30年来の鬱病とのことで、
ずっと抗うつ剤、安定剤、
睡眠導入剤を服用している。
薬が効き過ぎるのか、
体が重だるく、放っておくと
一日中寝たきりで過ごすことが多い。

院内に入ってきた時の様子。

鬱病

歩行時の歩幅が極端に狭い。
足が上がっていない為、
すり足のようにして歩いている。
上体が重いのか、前のめりで
バランスが悪く
つんのめって歩くような姿勢。

また、目は白内障で見え辛い様子で
カルテの記入欄が見えないので
奥さんが代筆で記入する。

施術に入るが、
聴力も落ちて聞こえ辛いようで
何度も体を起こし聞き返されるので
大声で問診することに。

鬱病

 

弁証:
脾腎の虚が深く、瘀血も見受ける。

 

治法:
活血化瘀、補腎

 

 

・初診
施術中は上にある画像の通り
何度も聞き返す度に体を起こすので
置鍼中は話しかけないようにする。
背部を診たい為、仰向けうつ伏せに
体位変換してもらおうとしたが、
体が固く、うつ伏せになるまで
60秒はかかった。

鬱病

施術後はスッキリした様子だった。
次回は1週間後に予約取ってもらうことに。

 

2
前回施術より1週間。
体少しラクになったと伺う。
歩行時の歩幅はまだ狭いが、
上体は少し起きてきたかのように診る。

 

3
前回施術より1週間。
体だるいとのことだが、
ここで気付いたことは
問診時、聞き返されることが
極端に減った。
大声で問診していたが、
やや音量抑えて問診しても
ちゃんと聞こえている様子。
また、仰向けうつ伏せの時間が
15秒とかなり早く動けていた。
(動き始めから時間を計測してます)

 

4
前回施術より2週間。
施術間隔が空くが、少しだるい程度で
済んでいた様子。
また、GW12日で夫婦で旅行に行き
奥さんから聞いた話では
普段 主人は風呂嫌いで
お風呂に入りたがらないのに、
温泉に入りたいと自分から
言ってきたとのこと。
長年連れ添った奥さんからしたら
今までそんな事言ったことなく
大変ビックリする発言で驚いた
とのこと。

鬱病

また、仰向けうつ伏せの時間が
10秒になり動きが明らかに
早くなってきた。

 

5
前回施術より1週間。
体のだるさは変わらず。
ただ、動き明らかに機敏にはなっている。

 

6
前回施術より2週間。
問診時の声も普通のトーンで
話しかけるが聞き返されることなく
スムーズになる。

 

7
前回施術より2週間。
特に歩幅は大分マシになり
上体が起きて歩けるようになっていた。

鬱病

帰り際に
「いつもありがとう」と
一声かけられた。
何気ない一言ではあるが、
今まで施術以外は黙々としていただけに
気持ちの面での変化が少し出てきた
ように思われる。

 

8診
前回施術より1週間。
初診時は30分かけて
歩いて来院していたが
今回は徒歩15分で来れたと
同行していた奥さんが驚かれる。

気滞も大分緩み
固まった体がほぐれ、
動かしやすくなってきている模様。

 

1回1回の施術では
小さな変化の連続ではあるが、
確実に良い方向へ
変化しています。

 

現在も施術継続中。

 

 

・施術回数
8診(現在も施術継続中。)

 

・頻度
1→21

 

・期間
2ヶ月(現在も施術継続中。)

 

耳鳴り・音の反響:
60代  女性  主婦
耳鳴り・音の反響

耳は元々右耳の聴力が
生まれつきない為、
左耳だけの聴力を頼りに生活。
ただ、最近左耳でザーーと耳鳴りが
し始め、音が反響してクリアに
聞こえなくなってきた。
左耳が聞こえなくなると
両耳共に聞こえなくなる為、
当院に体質改善を求め
施術依頼を頂く。

右耳は生まれつき聴力がなかったが、
20代の頃に一度手術を試みた。
結果は変わらず、聞こえないまま。
体質としては幼少期より
胃腸が弱いため、胃炎になりやすい。
甲状腺も弱いとのこと。
平素より肩凝りがきつく、
マッサージしたり温めても
凝りが解消しない。

主人がパーキンソン病を患っている為、
介護のため自分が体を壊せない
という思いが強く
常に気を張っている。

 

弁証:
肝腎陰虚

 

治法:
滋補肝腎

 

・初診
施術後はフワっと脱力して
気持ち良い感覚あり。

 

2
前回施術より5日後。
耳鳴りや音の反響は変わらないが、
肩凝りがかなり楽になったと伺う。

 

3
前回施術より6日後。
肩や体も軽くなって
疲れが溜まりにくくなってきたとのこと。
耳鳴りや音の反響はまだ変わらず。

 

4
前回施術より1週間後。
普段は便秘がちだったのが、
毎日便通があった。
この頃より耳鳴り⑩
音の反響もマシになる。

 

5
前回施術より1週間後。
体が大分楽になる。
耳鳴⑦
音が反響しなくなった。

 

6
前回施術より1週間後。
耳鳴②⓪と消失。
音の反響なし。
左耳が大分スッキリした状態になりました。

耳鳴り・音の反響

現在も週1回ペースで継続中。

 

・施術回数
6
(現在も施術継続中)

 

・頻度
1回ペース

 

・期間
1
ヶ月

 

主訴は耳の症状ではありますが、
耳を改善する為には
体ごと改善させることが
本質的な治療になってきます。

 

バセドウ病:
30代  女性  公務員

 

 

バセドウ病

 

病歴:
先天性股関節脱臼
慢性副鼻腔炎


バセドウ病は
25歳の時に発症。
薬を服用し甲状腺の数値を抑えていたが、
30代に入ってから
いつも飲んでいる薬が効き辛くなり、
強い薬を処方される。

甲状腺の数値上はマシになるものの
半年も経つと効かなくなり、
どんどん強い薬を処方され
今後に不安を感じる。

症状は体のだるさ、
眼球突出、不眠、
副作用によるムーンフェイスなど。

根本的な改善に向けて
施術依頼される。

 

 

弁証:
肝腎陰虚

 

治法:
肝腎の陰分を扶け、
陽気の亢進を落ち着かせる

 

 

・初診
施術後、少しクールダウンしたのか
施術前より口調が柔らかくなる。

しばらく週1回ペースの通院してもらう。

 

2診〜10
仕事が多忙だと
気が高揚するところはあるが
継続して施術を受けて
頂いてるおかげもあり、
睡眠が深くなってくる。

 

 

11診〜15
甲状腺の値は変わらずやや高めだが
薬の副作用である
ムーンフェイスがマシになり、
体調面もしんどさが抜けてきた。

 

 

16診〜25
体調安定してきて、
前回から3ヶ月後の血液検査でも
甲状腺ホルモンの値が落ち着いてきた。

 

 

・その後
大分安定してきたので、
1→21
1ヶ月1回と間隔を空けても
問題なく過ごせるようになりました。

バセドウ病

 

・施術回数
定期的な通院25

 

・頻度
1回ペース

 

・期間
6ヶ月

 

普段、車移動が多く運動不足なため
意図的に運動するよう指導しました。

 

過敏性腸症候群:
30代  男性  会社員

過敏性腸症候群

 

昔からお腹が緩いことはあったが、
30代半ばになり急に
1日に何回も排便し、
食欲減退と体重が65kg→55kg
と大幅に減少し
病院にて内視鏡検査を受け
過敏性腸症候群と診断される。

食生活の改善や服薬しても
症状改善せず。
SEの仕事に携わっており、
夜遅くまで残業することが多いが
体調を崩してから疲れやすく
仕事が全く捗らなくなった。

西洋医学とは違うアプローチを
期待し連絡頂く。

 

 

弁証:
脾腎の弱りが深い。
仕事柄、夜遅くまで
作業することが多いのと
飲酒する機会が多いことが
背景にあり。

 

 

治法:
脾腎共に建てていく。

 

 

 

・初診
便の回数が110→5回に減少。
食欲やや増す。

 

 

2診〜5
便の回数が13回まで減少。
食欲戻ってきて体重60kgまで回復。

 

 

6診〜10
便の回数11回に落ち着き、
体重も64kgまで戻ってきた。
仕事も順調にこなせるようになる。

過敏性腸症候群

・その後
メンテナンスで
23週に1回ペースで継続中。

 

・施術回数
定期的な施術は10

 

・頻度
10診まで週1回。
その後はメンテナンスで23週に1回。

 

・期間
2ヶ月

 

夜は0時より前に寝るように、
あと飲酒しないよう指導する。

 

パニック障害・
アレルギー性鼻炎:

20代  女性  技術職

パニック障害・アレルギー性鼻炎


仕事は
SEの仕事に携わっており、
コロナ禍になってから
パニック障害を発症。

主に、仕事でクタクタになると
帰りの電車内で気持ち悪くなってしまう。
また、仕事帰りに何か食べると
食後のだるさ、吐き気で電車に乗れない。

急いで階段を上がって
息を切らした状態で電車に乗ると、
動悸や吐き気で長時間電車に乗れない。


体調がその日によって波があり、
朝調子良くても
昼からしんどくなることが多く、
一日の予定を立て辛い状況が続く。

 

もともとアレルギー体質で、
小学生の頃にアレルギー性鼻炎と診断され
耳鼻科に通院するも、
鼻水が改善しないため
途中で通院やめたとのこと。

 

結婚して3年。
子どもはいない。
家では甘い物を過食してしまう。

 

 

弁証:
肝腎陰虚

 

 

治法:
滋補肝腎

 

 

・初診
施術後、体軽くなり目がスッキリする。
施術効果を見るため2日後に予約してもらう。

 

 

2
前回施術より2日後。
いつもは仕事で疲れた帰りの電車が
スムーズに乗れなかったが、
施術翌日は仕事終わっても
体はスッキリしており
電車にも普通に乗車できた。
また、鼻水がよく治っていたとのこと。

 

 

3
前回施術より1週間。
歯医者で歯茎に炎症が起きてると
診断を受け、抗生物質を処方され
服用すると、胃が痛くなって
調子を崩してしまったとのこと。
甘い物を食べなくても
平気になってきた。

 

 

4
前回施術より1週間。
抗生物質は歯科医に相談し、
服用を中断する。
その後は体調良く過ごせるようになる。
以前は仕事で頑張り過ぎて
終わるとクタクタになっていたが、
上手にセーブしながら仕事こなせている。
クタクタになって
電車に乗ることもなくなり
パニック症状も出ずに過ごせている。

パニック障害・アレルギー性鼻炎

 

・その後
週一回ペースで継続中。
症状が出ないようになり、
身体的な余裕が生まれることで、
精神的な余裕も出てきました。
仕事や家庭のストレスはあるが
心身共に余裕が出てきたことで、
ストレスの受け止め方が変わってきた。

今後も定期的な施術を重ねることで、
安定感を出していこうと思います。

 

 

・施術回数
現在7(継続中)

 

・頻度
1週に1(継続中)

 

・期間
1ヶ月(継続中)

 

施術だけで大分改善できてきましたが、
普段が運動不足なところがあるので、
運動する習慣をつけることで
鍼せずとも自身で心身を制御できる
体に仕上げていってます。

 

IgA腎症:
30代  女性  事務職

IgA腎症

 

32歳女性。
普段は事務職の仕事をしており、
会社の健康診断で
尿検査で血尿の診断が出て再検査に。
再び複数回に尿検査をしたところ、
いずれも蛋白尿を確認。
腎生検の結果、
IgA腎症と診断を受ける。

自覚症状は無かったが、
医師より
副腎皮質ステロイド薬を
処方され様子みるも、
蛋白尿3+〜2+から下がることがない。
ステロイドの副作用で
顔が浮腫んだり体重が増加。
服薬に不安を感じ、
施術の依頼を受ける。

 

弁証:
腎陰虚が甚だしいのと、
肝胆湿熱をみる

 

治法:
補腎陰、清熱解毒

 

 

・初診
施術後、一身の疲れが抜ける感覚あり。
尿検査は月1回あるようなので、
次回来月の尿検査に向けて、
2回ペースで通院してもらう。

 

 

2診〜8
施術後は体スッキリして
尿の勢いも良くなる。
顔の浮腫みがマシになってきて、
軽く感じるようになる。

 

 

9診〜12
鍼を受けて初めての尿検査の結果、
蛋白尿2+。
いつもの数値とあまり変わらないが
身体的にはスッキリしてきているので
継続して通院してもらう。

 

患者さんの金銭的な問題から
1回ペースに。

 

 

13診〜15
尿検査の結果、蛋白尿になる。
初めての値になり喜ばれる。
身体的には疲れが
溜まりにくくなってきた。

 

 

16診〜20
尿検査1+。
仕事が多忙につき、
かなり疲労溜まっていたが
尿検査の数値ではそこまで
悪化していなかった。

 

 

21診〜24
尿検査
今月も多忙であったが、
数値上ではマシに。

 

 

25診〜28
尿検査
初めて蛋白尿の値が出ずに済む。

 

 

・その後
2週に1回ペースで継続中。

疲労が溜まっても
で収まるようになり、
ムーンフェイスも大分マシになってきた。


IgA腎症

 

・施術回数
定期的な施術28

 

・頻度
21回ペース

 

・期間
5ヶ月

現在も継続中。

肩の痛み:
60代  女性  事務職

IgA腎症

 

2021年の春に右肩の痛みを発症。
整形外科で診てもらい
色々調べてもらっても
何も異常が見られないので、
痛み止めの薬を処方されるが
薬の効果なく、
痛みが増す一方になる。

血行不良のため温めるよう
医師から指示を受けるが、
温めると余計に痛みが酷くなる。
また、夜間も肩の痛みのため
満足に眠れていない。

 

 

弁証:
瘀血、腎陰虚

 

治法:
活血化瘀

 

 

・初診
施術後、少し体が
軽くなったような感覚あり。

 

 

2
前回施術から4日後。
右肩の痛み⑩変わらず。
横になって寝てると痛い。

清熱解毒利湿に施術方針を変え施術。

 

 

3
前回施術から6日後。
③と痛みが軽減。
横になると痛みまだあるが、
激痛で眠れないことがなくなった。

 

 

4
前回施術から9日後。
痛みは③で変わらず。
夜間のみ痛みが出ていたのが、
日中に出たり、逆に夜が痛み治ったり
波が出てきた。

 

 

5
前回施術から1週間。
肩に集中していた痛みが、
首や腕にまで広がってきた。

痛い場所が拡大したというより、
集中していた痛みが
分散してきたという感覚。

 

 

6
前回施術から1週間。
痛み⓪〜②とかなり楽になる。

 

 

7
前回施術から2週間。
1週間前に12日で温泉旅行に
行っていたので、2週間ぶりになる。

痛みは⓪〜①とかなり楽に。
夜間の痛みはなく眠れるようになり、
温泉で長い時間浸かるが、
肩の痛み出ずに過ごせるようになる。

肩の痛み

 

・その後
現在も継続して施術中。

 

・施術回数
定期的な施術は7

 

・頻度
約週1回ペース

 

・期間
1ヶ月

 

肩〜腕の痛み:
70代  女性  主婦

肩の痛み

 

2021年の8月に左肩の痛みを発症。
整形外科で診てもらい
CTやレントゲンで調べてもらっても
何も異常が見られないので、
痛み止めの薬を処方される。
薬の効果ないので、
整骨院でマッサージを受けても
痛み改善しない処か
肘や前腕まで痛みが出てくる。
半年以上経っても
痛みが改善しないことに不安を覚え
根本的な改善を求め
施術依頼される。

 

肩の痛み

 

肩挙上時の動き始めの痛みがきつく
画にある角度までしか上がらない。
肩周りが緊張しているので
肩を動かすよう
整形外科で指示を受けているが
痛みのため、満足に動かせていない。

 

 

弁証:
湿困脾土、瘀血

 

治法:
運脾化湿、活血化瘀

 

 

・初診
施術後、肩の痛みマシになり、
腕が上がるようになる。
1週間後に予約。

 

 

2
前回施術から1週間。
⑩あった痛みが施術直後②になり、
また痛みが戻ってきて⑤。
施術3日後に発熱したが、
翌日にはスッキリしていたとのこと。

 

 

3
前回施術から1週間。
②と痛みが軽減。
毎日お菓子を食べていたが、
(食べないと落ち着かなかった)
食べなくても平気になってきた。
肘や前腕の痛みは⓪。

肩の痛み

 

4
前回施術から1週間。
痛み②⓪〜②
痛みない時は⓪、痛み出ても②だが
すぐ痛み引くようになってきた。
また腕の挙上もスムーズになる。

肩の痛み

 

 

・その後
現在は2週に1回ペースに落として
継続して施術中。

 

 

・施術回数
定期的な施術は4

 

・頻度
1回ペース

 

・期間
1ヶ月

 

潰瘍性大腸炎:
10代  男性  学生
潰瘍性大腸炎


16
高校1年生 男子。
高校入試を終えて春休み中に
110回も排便(下痢・下血)を発症。
消化器内科にて内視鏡検査の結果、

潰瘍性大腸炎と診断を受け
薬を服用して様子をみるも
下痢と下血改善せず。
63kgあった体重も
52kgまで減少してしまう。

服薬に不安を感じ
根本的な改善を求め親御さんより
施術依頼を受ける。

 

 

弁証:
気滞血瘀と下焦の弱り

 

治法:
活血化瘀と脾腎の扶正

 

 

・初診
施術後は特に変化なし。
排便の回数と便の質感を
中心に見てもらい、
体の変調を追っていく。
(以後、週1回ペース)

 

 

2診〜5
施術回数を重ねていく度に
排便の回数が
10/→8→5→3
と落ち着いて来た。
血便も大分量が減って
体重も56kgくらいまで戻ってくる。

 

 

6診〜10

この頃、排便の回数は
2/日に落ち着き、
血便もなくなってきた。
症状が落ち着いて
体重も60kgに戻って来たので
21回に間隔を空けていく。

 

 

・その後
運動すると便意を催していため
運動を控えていたが、
便意がマシになってきたので
体育ができるようになり
放課後にアルバイトが
できるぐらい体力も戻ってきた。

潰瘍性大腸炎

 

 

・施術回数
定期的な施術は10

 

 

・頻度
1回ペース

 

 

・期間
2ヶ月半

 

施術期間中も散歩など
軽い運動してもらうよう指導

 

妊娠中の腹部の張り、過食:
40代  女性  主婦

 

妊娠中の腹部の張り・過食

 

現在妊娠31週。
子宮頸管が短く
切迫早産の可能性があると
診断を受け、家で安静にするよう
指示を受けるも、
安静にしていると
腹部の張りがきつい。

また、ずっと家にいると
食べ過ぎてしまうため、
お腹の張りが酷くなる。

体調を調え、
切迫早産にならないよう
施術依頼を受ける。

 

医師から家で安静にするよう
指示を受けた時の子宮頸管の長さが27mm
本来35mm以上は欲しいところで、
安静にし始めてからの
子宮頸管の長さは
33mm
改善しているとのこと。

ただ、家で安静にしていると
下腹部の張りがきつくなり
しんどい上に、
何か甘いものを
食べ過ぎてしまう傾向にあり、
さらにお腹の張りがきつくなる。

張り止めの薬を処方されるが
あまり効き目がない。

お腹の張りで下に下に圧迫されると
子宮頸管がまた短くなる感覚になる。

また、2年前に妊娠20週で
死産の経験をしている為、
今できることは何でもしておきたい
ということで
お腹の張りと過食の改善を目標に
体を診ていく。

 

 

弁証:
気滞血瘀、脾気の弱り

 

 

治法:
行気活血

 

 

 

・初診
施術後、体軽くなる。
お腹の張りがかなり緩み、
スッキリした様子。

体調が安定し、正産期を迎えるまで
診させてもらう。

 

 

2
前回施術より4日後。
お腹の張りが治まり、
手足もポカポカして
大分スッキリした様子。

 

 

3
前回施術より2週間。
妊娠345日。

2週間間が空いてしまったため、
昨日少し癇癪(1人の時に大声出して叫ぶ)
を起こしてしまったが、
お腹の張りや過食も落ち着いていた。

35週に入るタイミングで
婦人科で検診を受ける予定。

 

 

35週の検診の結果、
子宮頸管の長さが
40mmと大分改善されたので
早産の危険性は
回避できそうと報告を受ける。

 

・その後
37週の正産期を迎えるので
鍼灸施術は一旦終了。

出産予定日を過ぎても
陣痛が来ない場合や、
産後しんどい場合は
また連絡頂くようお伝えする。

妊娠中の腹部の張り・過食

 

 

・施術回数
3

 

・頻度
12週に1

 

・期間
18日間

 

切迫早産は何とか回避できました。
安静にし過ぎると過食になって
お腹の張りがきつくなってしまうので
少しだけ散歩するよう指導しました。

 

クローン病:
40代  女性  アルバイト

クローン病

 

40 女性
高校2年生の秋頃に、
下痢・貧血・口内炎・食欲不振
夜間潮熱・盗汗(寝汗)の症状が出る。
高校3年生の春に病院で
クローン病と診断を受け
食事療法と投薬で様子をみて症状落ち着く。
大学1年生の時に
肛門周囲が炎症し痔瘻を発症。
大学3年生時に
穿孔性虫垂炎で手術を受ける。
社会人1年目の時に下血し、
かかりつけの病院ではなく
違う病院で診てもらうことに。
そこで処方された薬が
いつもよりキツい薬で
体に合わなかった為か、
貧血・動悸・口渇・頻尿
の症状が出て精神的にも
パニック症状になり、
会社を休職し様子見るが
体調安定せず退職。

しばらく静養し
体調安定してきたので
25歳の時にアルバイトで
事務職に就き社会復帰する。

また、
一人暮らしも始めて気分転換になる。
しばらく症状が落ち着いていたが
35歳の時に仕事が多忙を極め
鬱病に陥り、退職し実家へ戻る。

40歳になり痔瘻の症状が酷くなり、
椅子に座るのが辛い。
大便は12行だが鮮血の血便あり。
薬に頼らず改善したい思いで
施術依頼される。

 

 

弁証:
気虚血瘀

 

 

治法:
脾の弱りが甚だしいので
これを補いながら
血瘀を捌くことで下焦の瘀熱を散らす

 

 

・初診
施術中から精神的に
リラックスして楽になってくる。
しばらくは
2回目ペースで通院してもらい
安定感出れば間隔を空けてみる。

 

 

・2診〜6診
回を重ねる毎に体がスッキリしてくる。
痔瘻も少しずつマシに。
血便はまだあるので
もうしばらく週2回ペースで経過診ていく。

 

 

・7診〜10
血便が大分少なくなってきた。
痔瘻もマシになり、座位が痛くなる。
気血もよく巡ってきて顔色が良くなってくる。
1回ペースに空けてみる。

クローン病

 

11診〜現在(25)
心身共に安定してきたので
アルバイトを始める。
仕事の負荷はあるものの、
安定している。

 

・施術回数
現在25

 

・頻度
2(10診まで)→1(11診以降〜)

 

・期間
4ヶ月

 

運動する習慣がなかったため、
散歩から運動を始めるよう指導しました。

不眠、頭痛、肩こり、浮腫:
40代  女性  事務職

不眠、頭痛、肩こり、浮腫

 

48 女性 事務職。

既往歴:アトピー性皮膚炎、気管支喘息、子宮筋腫。

3年前に母親が
脳卒中で倒れ寝たきりになり、

日中は事務職、
朝晩
(深夜も)は母親の介護で休む間もない。
睡眠不足のため
日中仕事も集中できず。

1年半、そのような生活が続き
母親が亡くなる。
介護の身体的ストレスは解放されたが、介護生活の
名残からか、
不眠、頭痛、肩こり、浮腫が取れず、
毎日不穏な生活を過ごす。

夏なのに足元が冷えて
カーボンヒーターをつけたり、
足ツボマッサージや
頭皮マッサージ、
あらゆることを
試みるが
諸症状は一向に改善せず。

食生活も
ヨーグルトや牛乳を飲んでみるなど
してみても
便秘が解消しない。

なんとか体を変えたい思いで
鍼の施術依頼される。

 

 

弁証:
肝鬱気滞、腎気虚、脾気虚

 

治法:
疎肝と補腎と補脾を同時に施す

 


・初診
施術後から背中が
スッと軽くなる感覚あり。

次回は4日後に予約取ってもらう。

 

 

2診〜3
初診施術後の帰り道から
手足末端がポカポカと
よく温まるようになり、
夜深く眠れるようになる。
体が楽だと気分も良いので
精神的にも爽快になったとのこと。

調子が良いので10日ほど空けてみる。

 

 

4診〜6
施術間隔が空いても軽快に過ごせている。
手足の浮腫もなくなり、
肩こり、頭痛も
感じることがなくなってきた。

体調が良い為、6診をもって終了。

不眠、頭痛、肩こり、浮腫

 

・施術回数
6

 

・頻度
3日後1週間1週間
10日間10日間⑥施術終了

 

・期間
1ヶ月半

 

 

よく効いていたので
正気の弱りはさほどなかった模様。
普段からよく運動し発散することで
対処できますとお伝えして
卒業してもらう。

 

副鼻腔炎:
40代  女性  自営業

 

副鼻腔炎

 

44 女性 自営業。
日中は立ち仕事で、
夜は事務的な仕事のため
深夜まで起きていることが多く、
10年以上34時間の睡眠しか
摂れていないとのこと。
半年前から鼻から頭にかけて
重く痛むようになる。

耳鼻科で診てもらうと
副鼻腔炎の疑いと診断を受け
抗生物質を処方されるも、
効果なし。

眉間〜頭部前面にかけて痛み、
仕事に集中できなくなってしまい
投薬での治療に不安を覚え
鍼灸の施術依頼を頂く。

 

 

弁証:
腎気の弱りが肺気に影響。
陽明湿痰と気滞が重なって停滞している

 

治法:
気滞を散らしながら祛湿し、補腎

 

 

・初診
施術後、鼻がスッキリ抜ける感覚あり。
頭も同時にスッキリする。
1回ペースで通院して頂く。

 

 

2診〜5
施術後は鼻スッキリするが、
34日後には眉間と
頭の痛みの症状が出てくる。
深夜まで起きている習慣を改めてもらい
AM0時前には寝てもらうよう指導する。

 

 

6診〜10
施術効果が伸びて来て、
施術後1週間は
スッキリ過ごせるようになる。

 

 

11診〜15
頭の芯の方に痛みがあったが、
頭の表面的な痛みに
ニュアンスが変わって来た。

 

 

16診〜20
頭の表面的な痛みが
右左と移動するようになる。

 

 

21診〜25
鼻よく通り、
頭痛も消失して過ごせるようになる。

 

副鼻腔炎

 

・その後
調子が良いので月1回ペースに間隔を空け
現在も施術継続中です。

 

 

・施術回数
25

 

・頻度
1回ペース

 

・期間
6ヶ月

 

深夜まで起きないことを
よくよく注意してもらいました。

 

起立性調節障害:
10代  女性  学生

起立性調節障害

 

14 女性 中学2年生。
小学校高学年の頃より頭痛を発症。
子どもでも服用できる
痛み止めの薬で治めていたが
中学生になり、薬が効かなくなってきた。
朝起きた時に眩暈(めまい)がして
吐き気を伴うようになり、
午前中は倦怠感から
家で寝込むことが多くなる。
お昼過ぎになるとやっと
体も動くようになり
5限目から登校することが毎日続く。

中間テストや期末テストも
学校側の配慮により
1人だけ午後から受けることで
こなせているが
来年は中学3年生で
高校受験を控えることを考えると
親御さんが心配し施術依頼される。

 

 

弁証:
気滞血瘀、腎気虚

 

 

治法:
下焦の蓄血を散らしながら
下焦を扶正していく。

 

 

・初診
初めての鍼に過敏(ビビりまくり)
なっていたが
施術後はリラックスした様子に。
安定するまで週1回ペースの診ていく。

 

 

2
前回から1週間。
朝の頭痛が⑩④と楽になり、
眩暈・吐き気も1回だけで
1週間通して朝から登校できた。

 

 

3診〜5
朝起きれるようになり、
たまに眩暈するが1限目から
登校できるようになる。

調子良いので5診を以て終了。

 

起立性調節障害

 

・施術回数
5

 

・頻度
1回ペース

 

・期間
1ヶ月

 

なるべく運動する習慣をつけてもらうのと夜更かし禁止するよう指導しました。

 

アレルギー体質:
40代  女性  会社員

アレルギー体質


40
女性 会社員。
もともと幼少時よりアレルギー体質で
ハウスダスト、ダニに反応しやすかったが、
小学生〜20代後半までは
過敏に反応することがなくなった。

30代に入り、皮膚が乾燥しやすくなり
痒みが酷くなってきたため皮膚科を受診。
血液検査の結果、IgEの数値が
10,000 IU/mlを越える値が出る。
(成人基準値 170IU/ml以下)

漢方を処方され服用を続けて
症状ややマシになるが、
顔や首元、胸元の赤みや痒みは酷く
IgE検査も10,000 IU/mlを切ることがない。
本質的な改善を求め施術依頼される。

 

 

弁証:
肝腎陰虚

 

治法:
滋陰降火

 

 

・初診
施術後、頭〜頭部の熱感が落ち着く。
安定するまで週1回ペースの診ていく。

 

2診〜10
顔の赤みが大分引いて痒みも治る。
初めての鍼施術受ける前に
IgE検査を受けていたが
4ヶ月ぶりに検査を受診。
アレルギー反応の値が
10,000 IU/mlだったのが
6,700 IU/mlまで改善する。
10,000 IU/mlを切るのが初めてだった。

 

 

11診〜14
顔、首、胸元の痒みが大分落ち着く。
症状はマシになっているが、
アレルギーの反応の数値はまだ高いため
現在も週1回ペースで継続中。

 

アレルギー体質

 

・施術回数
14(現在)

 

・頻度
1回ペース

 

・期間
3ヶ月(現在)

 

なるべく運動する習慣を
つけてもらうように指導

 

気管支喘息:
40代  男性  大学講師

気管支喘息

 

41 男性 大学講師。
1年前から人前で話すと咳き込むようになり、
病院で診てもらうと気管支喘息と診断を受ける。

 

大学の講師を5年務めており、
語学を生徒に教えている。
コロナの影響でリモート授業になったため、
自宅からPCを通して授業するようになってから
咳症状が出始めた。

コロナが落ち着き、
対面での授業が再開した時に
まだ咳症状があると
生徒に申し訳ないので
体質改善のため、
鍼施術を依頼される。

 

 

弁証:
気滞血瘀と湿痰

 

 

治法:
活血化瘀

 

 

 

・初診
施術中から呼吸が深くなり、
リラックスして眠っていた。
施術後もスッキリした様子。
1回ペースの診ていく。

 

 

2診〜5
90分のリモート授業で
受診前は授業の前半から
咳き込んでいたが、
鍼を受けるようになって、
授業の後半
70分頃より
少し咳が出るようになる。

また、痰が絡んだ
発作的な咳だったのが
コンコンという軽い咳になってきた。

 

 

6診〜10
授業後半にまだ咳はあるものの、
咳き込む時間が減ってきた。

 

 

11診〜13
最近は授業90分通しても咳が出なくなる。

気管支喘息

 

 

・その後
対面の授業が少しずつ増えてきたので、
メンテナンスのため
21回ペースで継続中。

 

 

・施術回数
定期的な施術は13

 

・頻度
1回ペース

 

・期間
3ヶ月

 

夜更かしする傾向があった為
これを禁じました。

 

膀胱炎:
30代  女性  会社員

 

膀胱炎

 

高校生の頃より疲れを感じると
すぐに膀胱炎に罹患する傾向があり、
毎年のように膀胱炎に罹っては
抗生剤で処置している。

30代に入り、勤務が忙しくなり
膀胱炎を1年の内に何度も罹患し
頻度が高くなってきた。

抗生剤で症状は治まるものの、
こう何度も繰り返すと
仕事に差し支えが出てくるため
本質的な改善のため施術依頼される。

 

症状
・頻尿(10/)
・排尿時痛(熱感あり)
・下腹部痛
・体がだるい
・首〜肩凝り

仕事が多忙につき、
月に12日しか休みがないが、
仕事している方が
落ち着くといった様子。
(何かしていないと落ちつなかい
といった雰囲気)

 

忙しいと暴飲暴食になりがちなので
膀胱炎になる度に食べ過ぎない
ように抑えている。

夜も午前2時くらいまで
起床している。
その時間まで眠気が来ないので
起きて仕事している。

 

 

弁証:
肝腎陰虚

 

 

治法:
滋陰清熱

 

 

 

・初診
施術中から気が緩む感覚あり。
仕事が忙しそうだが、
なるべく早めに改善を
希望されていたので
4日後に予約取ってもらう。

 

 

2
前回施術から4日後。
頻尿の回数が落ち着き、
7/日くらいになってきた。
排尿時痛も⑩⑤と半減。
熱感もマシになる。

下腹部痛、首〜肩凝りは少し残るが、
体のだるさがマシになる。

また、前回施術後
午後23時頃に自然と眠気が襲い
いつも以上によく眠れたとのこと。

 

 

3
前回施術から1週間後。
尿の回数が5/日になり、
回数は大分落ち着く。

排尿時痛⑤
痛みというより違和感になる。
熱感は消失。
体は大分楽になってきた。

 

 

4
前回施術から1週間後。
膀胱炎の症状は落ち着いて、
仕事で疲れても頻尿にならず
排尿時痛もなくなった。

膀胱炎


定期的な施術は終了するが、
1ヶ月に1回はメンテナンスで
診させてもらうよう
伝え様子みてもらう。

 

 

 

・施術回数
4

 

・頻度
約週1

 

・期間
3週間

 

ひとまず4診で改善はしましたが、
生活習慣が変わらなければ
また再発する可能性があるため、
1回はメンテナンスで診ています。

 

全身の湿疹:
30代  女性  会社員

 全身の湿疹

 

34 女性。
2年前にプライベートでトラブルがあり、
ストレス過多により全身の湿疹を発症。
顔や手、首やお腹の湿疹が酷く、
ステロイド軟膏を塗るとややマシになるも、
ストレスを感じると再発を繰り返し
根本的な改善に至らず。
薬の効果に疑問を抱き施術依頼を受ける。

 

症状は
右前腕〜手掌の陰経が一番きつく、
顔面と首元の湿疹もあり。

腹部も腹診の際、
期門穴中心に両季肋部、
章門穴中心とした両肝相火の
湿疹を確認する。

ストレスで痒くなるのと、
夜になると痒みが増悪する傾向がある。

 

 

弁証:
肝陰虚と脾気の弱り

 

 

治法:
補肝陰し脾と念のため腎も建てていく

 

 

 

・初診
施術後から体スッキリした感覚あり。
1回ペースで通院してもらう。

 

 

2診〜4
いつも夜に湿疹による痒みが酷かったが
施術受けた日から夜皮膚の痒みなく
過ごせるようになる。
特に一番酷かった右手掌。
肌がボコボコして紅みと
ジュクジュクがきつかった湿疹が
よく引いてきた。

肌も乾燥してきて、
紅みがピンク色に治まる。

全身の湿疹

 

5診〜10
右手掌が大分マシになり、
傷跡が見られなくなった。
顔や首、お腹の湿疹も
だいぶ落ち着いてきた。

全身の湿疹

 

11診〜
経過良いので
21→311回と
ペースを空けてメンテナンスで継続中。
季節の変わり目や、ストレスを感じると
まだ少し症状が出る傾向にあるが、
すぐ鍼で改善できるようになってきた。

 

 

・施術回数
定期的な施術 10

 

・頻度
1回ペース

 

・期間
2ヶ月半

 

イライラしても
食べ過ぎないよう指導しました。

月経前症候群(PMS):
30代  女性  会社員

月経前症候群(PMS)

 

IT系の会社に勤務。
56日勤務で
朝はAM7:30には出勤し、
夜は
PM23:00まで残業。

 

正月休みやお盆休みがなく
年中勤務しており
疲れが全く取れず
慢性的な肩こりや腰痛があり
仕事の合間にマッサージを
定期的に受けるも
その時はマシになるが
根本的な改善はせず。

 

PMSの症状(月経前のイライラ、
過食、不眠、便秘
)
が年々きつくなってきたので
婦人科検診を受けたところ
子宮筋腫が見つかる。

手術の必要性はないとの
診断だったため
経過観察するも、
母親が子宮癌を患った経緯があり
遺伝的に自分も将来癌になることを
不安に思い、
根本的な改善を求め施術依頼される。

 

 

弁証:
脾気虚と肝鬱気滞からくる瘀血証

 

 

治法:
活血化瘀と補脾

 

 

・初診
施術後、肩の力が抜けて
だるく感じる。

普段から気を張り詰めていた分、
よく気が抜けた証拠なので、
体がだるくなったと診られる。

しばらく週1回ペースで
通院してもらう。

 

 

2診〜5
仕事の負担は変わらないため、
仕事中は気を張り詰めてしまうが
家に帰ってから
気が抜けてよく眠れるようになる。
(今までは家に帰っても
気が抜けず眠りが浅かった。
)

 

 

6診〜12
月経前のイライラが大分マシになり、
月経周期がいつもは45日と
遅めだったが
32日でくるようになり、
月経時の経血がドス黒い色から
鮮血になる。

また、血の塊が大分減ってきた。
炭水化物の過食はまだアリ。

 

 

13診〜20
この間、月経30日周期で2回あり。
月経前のイライラはマシ。
経血の血の塊もなくなり、
過食も落ち着いてきたため、
便秘もマシになってきた。

 

 

・その後
仕事の忙しさは変わらないが、
体調は大分安定してきた。

月経前症候群(PMS)

 

メンテナンスで週1回ペースで現在も
継続して受診されてます。

 

・施術回数
20(現在も継続中)

 

・頻度
1回ペース

 

・期間
5ヶ月(現在も継続中)

 

 

なるべく運動して
気を散らしてもらうよう
指導しております。

 

肩こり、浮腫、冷えのぼせ:
40代  女性  事務職

肩こり、浮腫、冷えのぼせ


48
女性 会社員(事務職)
慢性の肩こりと足の浮腫があり、
整骨院に通院しマッサージを受けるも
その場では楽になっても
大きな改善がみられない。
肩こりや足の浮腫が酷くなってきたと
同時に頭部の火照りが
最近になって出て、
普段から火照りのせいで
仕事に集中できなくなってきた。
また、足の冷えもきつく
冷えのぼせの状態になる。

鍼は怖くて今まで受けなかったが、
体の本質から変えたい思いで
初めて鍼を受けてみることに。

 

 

弁証:
肝脾不和、下焦の弱り

 

 

治法:
①肝鬱気滞を捌きながら建脾を施す。
②①で下焦の虚が埋まらなければ
直接扶正すべし。

 

 

 

・初診
施術方針の①に則って施術。
肩周りの力が抜けてスッキリする。

 

 

2診〜3(1回ペース)
肩がかなり楽になり、
頭部の火照りマシになり
気血が下焦にも巡り
足の冷えもマシになる。

 

 

4診〜5(2週間1回ペース)
間隔が空いても
全身スッキリ過ごされていたので
定期的な施術を終了。

肩こり、浮腫、冷えのぼせ

 

 

・施術回数
5

 

・頻度
1→2週間1

 

・期間
1ヶ月半

 

運動する習慣が全くなかったので、
普段からよく動くよう指導しました。

 

胃腸虚弱:
30代  女性  会社員
胃腸虚弱

 

 

32 女性 会社員。
幼少期より胃腸が弱く、
調子が悪いと口臭に反映され
中学生の頃に口臭を指摘され、
舌を磨く習慣をつけるも
口臭は改善せず。

 

飲食物に気を付けて過ごしてきたが
社会人になって酒の席が多くなり
脂濃い食べ物や飲酒が多くなってきた。

 

食べ過ぎた日の翌日は、
舌の苔が黄色くなり
口臭もきつくなる。

 

普段からブレスチェッカーで
口臭を数値化してみているが、
これ以上酷くなると
人と対面する業務に
差し支えがでるのではないかと
思慮し、
施術依頼される。

 

 

弁証:
肝胆湿熱、胃気の弱り

 

 

治法:
清熱去湿、建胃

 

 

 

・初診
施術後、
脚が軽くなっていることを実感される。
また、お腹がグルグル動いて
楽になる。

 

1回ペースの診ていく。

 

 

2診〜5
施術を重ねる毎に体楽になり、
臓腑の代謝が良くなってきたため、
アルコールの回りが早くなり、
いつも56杯呑んでたところが
12杯で酔うようになる。

その為、必然的に飲酒量が減り、
ブレスチェッカーでも
数値が大分改善してくる。

 

 

6診〜10
お腹の調子が良くなってきたため、
体も軽くなり毎日運動したくなって
日課としてランニングするようになり、
ブレスチェッカーでも良い値を継続している。

胃腸虚弱

 

 

・その後
鍼せずとも自分で
メンテナンスできるようになったので、
1回ペースで診てます。

 

 

 

・施術回数
定期的な施術は10

 

 

・頻度
1回ペース

 

 

・期間
2ヶ月

 

 

ついつい夜更かしして
深酒になることもあったようなので
夜更かししないようにだけ
注意しましたが、
体調が良くなると臓腑がよく動き
お酒の回りも早くなるので
深酒することもなくなり、
自然と0時前には眠くなり
早寝できていました。

このように体調が良くなると
自然と早寝早起きするサイクルに
体が変わってきます。

逆子:
30代  女性  会社員

 

逆子(30週)

 

34歳、会社員 女性。

30歳の時に結婚し
33歳の時に初めての妊娠。
妊娠初期は唾液悪阻が酷かったが
安定期に入ったところでマシになる。

妊娠30週の頃に逆子と診断を受け
逆子体操するよう指導を受ける。
また来週検診の予約を入れる。

このまま変わらなかったら
帝王切開になってしまうため
不安に思い施術依頼をされる。

 

 

弁証:
脾胃湿熱と肝鬱気滞

 

 

治法:
脾気を建てて疎肝する

 

 

 

・初診
施術中から胎児がモゴモゴ動く得気あり。次回の婦人科の検診が5日後のため、
それまでにもう一回来てもらう。

 

 

2
前回施術から2日後、
胎児が夜中によく動くようになるが
まだ頭位にはなっていない。

 

 

3
前回施術から2日後、
引き続き胎児はよく動くが
まだ下を向いた感覚はない。
翌日、婦人科で検診があるので
検診の結果報告と施術のため
3日後に予約。

 

 

4
検診の結果、頭位にはなっていないが、
頭が真横に向いていたとのこと。
この時、妊娠31週。

妊娠3435週辺りでも
変わらなければ
帝王切開の日程を
決める話が出るので
それまでには改善したい。

逆子(30週)

 

 

5
前回施術から2日後、
昨晩に胎児がいつも以上に動いたとのこと。
施術後にその日の内に婦人科にいき、
胎児の様子を診てもらうよう伝える。

 

 

・その後
検診の結果、婦人科で
頭位になっていることを確認。

逆子(30週)

 

39週に自然分娩で
母子共に無事でしたと
電話で報告頂きました。

 

 

・施術回数
5

 

・頻度
2

 

・期間
9日間

 

逆子の施術は時間との勝負です。
正産期に入るまでに改善させないと
帝王切開になってしまうので
短期集中的に通院してもらうよう
伝えました。

 

嗅覚障害:
50代  女性  主婦

 

嗅覚障害

 

53 女性 専業主婦。

ある日急に料理をしていても
匂いを感じなくなり、
料理を口にしても味気がなくなる。

翌日 耳鼻咽喉科にて嗅覚検査を受け

×甘い匂い(嗅力損失5.5 高度減退)
×焦げた匂い(嗅力損失4 高度減退)

が分からなかった。

◯汗臭い酸っぱい匂い
(嗅力損失0 正常)

◯腐ったような匂い
(嗅力損失0 正常)

は感じ取れたとのこと。

 

内服薬、点鼻薬を処方され
普段から鼻洗浄するよう指示を受け
耳鼻咽喉科に1ヶ月通院するも
改善の兆しなし。

 

焦げくさい匂いが分からないと
料理を作る際にいつも以上に
注意を払わないといけないので
疲れる。

 

医師にこのままだと
手術の可能性も示唆されるが、
手術は避けたい思いで
鍼施術を依頼される。

 

 

弁証:
陽明の湿熱と肺腎の陰虚

 

 

治法:
清熱利湿し腎陰を補う

 

 

 

・初診
施術前、線香の匂いを
嗅いでもらうが
微かに香る程度で
ハッキリとはわからず。

 

施術後、線香を
かなり近づけた距離なら
香りがわかるようになる。

 

最初はなるべく週12回は
通院してもらう。

 

 


2診〜4
施術後、体もスッキリする感覚あり。
また、普段から便秘症だったが
便通がスッキリ出やすくなってきた。
匂いは変わらず。

線香の香りは
施術直後は鼻に近づけると匂う。

 

 

 

5診〜10
この頃より日常生活で
コーヒーの芳ばしい香りが
微かに分かるようなる。

施術前も線香の香りが
鼻に近づけなくても
微かに分かるようになる。

嗅覚障害

 

 

 

11診〜15
コーヒーの香りは
しっかり匂うようになる。
甘い匂いがまだ近づかないと
わからない。

 

 

 

16診〜18
甘い匂いも認識できるようになる。
日常生活において
匂いに関して不自由はなくなり、
耳鼻咽喉科での嗅覚検査でも
全てクリア。

 

施術に満足されたので18診で終了。

 

嗅覚障害

 

 

・施術回数
18

 

・頻度
12

 

 

・期間
1ヶ月

 

なるべく脂濃い食べ物は
控えるよう指導しました。

 

突発性難聴:
10代  男児  学生

突発性難聴

 

11 小学校5年生 男子。
学校の昼休憩中
廊下を走っているところ
友達と衝突して転倒。

 

頭を軽く打ち付けて以来、
右耳にキーンという耳鳴を発症。

 

病院へ行き、
MRICTで検査するも
頭部に異常なし。

 

耳鼻科にて
突発性難聴と診断を受ける。

 

1週間ほど入院し、
ステロイド治療を受けるも
耳鳴改善せず。

 

退院後は血行促進する薬と
ビタミン剤を処方されるも
耳鳴改善に至らず施術依頼を頂く。

 

 

 

弁証:
転倒による気の偏在

 

治法:
偏った気血の流れを調気する

 

 

 

・初診
施術後から
頭がスッキリする感覚あり。

施術経過を見たいので
3日後に予約取ってもらう。

 

 

2
耳鳴vol.⑤と半減。
キーンサーという音に変わってきた。

手応えがあったので
短期的に通院してもらい
早期改善を目指す。

 

 

3
前回施術から3日後。
耳鳴⑤②とラクになり、
時々⓪の時間も出てきた。

サーシーという
静かな音に変化する。

 

 

4
前回施術から2日後。
寝る前静かな時に耳鳴①

 

日中は⓪で気にならない。

 

 

5
前回施術から3日後。
日中、寝る前など1日通して耳鳴⓪。

 

 

6
前回施術から1週間後。
施術間隔を開けてみたが
耳鳴⓪で治っていた為
定期的な施術は卒業しました。

突発性難聴

 

・施術回数
6

 

・頻度
23日に1回ペース

 

・期間
18日間

 

鬱病、自律神経失調症:
30代  女性  会社員

鬱病、自律神経失調症

 

現在、会社員で営業職に就いており、
8年勤めている。
3ヶ月前にカゼをひき37.2℃の微熱が出る。
3日程で熱は下がるも、
倦怠感が抜けずスッキリしない。
また、不眠になってしまい、
夜がなかなか眠れない。

 

日に日に体の疲れが蓄積し、
首の付け根も痛くなってきた。
以前にも不眠になることがあり、
心療内科で鬱病、自律神経失調症
と診断を受け半年ほど休職していた。

今回も同じような症状になってきた為、
不安に思い、診療内科を受診すると
鬱病、自律神経失調と診断を受け
睡眠導入剤と安定剤を処方される。

 

静養が必要とのことで、
東京の自宅からしばらく
吹田の実家に帰ることになる。
仕事はリモートワークが続いている為、
実家でも仕事ができるように
一応、仕事道具を持ち込むも、
実家では捗らず結局休職することに。
なるべく薬を使わず改善したいので、
体の本質的な改善を求め施術依頼される。

 

 

症状
・不眠
・首の痛み
・息苦しい
・胃の調子が悪く食欲なし

 

 

弁証:
肝腎陰虚

 

 

治法:
滋陰降火

 

 

 

・初診
施術直後は何も感じず。
施術効果を確かめるため
3日後に予約してもらう。

 

 

2
前回施術より3日後。
施術したの夜はいつも以上に眠れず、
翌日しんどかった。

翌日の夜は前夜が不眠だったせいか、
PM20時には眠り、AM7時まで
一回も起きず眠れた。

起きた時が首の痛みが
かなりスッキリしていたとのこと。

 

 

3
前回施術より4日後。
今回も施術した日の夜がなかなか寝付けず
翌日がよく眠れた。

施術した日の夜以外は安定して眠れている
とのこと。


週明けに旅行の予定があるので、
いつも宿泊先だと眠れないため
眠れるか心配されていた。

 

 

4
前回施術1週間後。
23日の旅行先で案の定眠れず、
胃の調子も悪く、
あまりご飯が食べられなかった。
息苦しく眠れないため、
睡眠導入剤と安定剤を服用し
就寝していた。

 

詳しく問診すると、
疲れを取ろうと温泉に
長めに浸かっていたとのこと。
陰虚の状態で長湯は禁忌なので注意する。

また、刺激に敏感なところがあるため、
鍼の刺激量も調整し施術。

 

 

5
前回施術より3日後。
今回は施術した日の夜もグッスリ眠れた。
息苦しさと胃の調子も改善し、
普通に食べられるようになる。

休職中だが、実家でPC作業をしても
しんどくなかったとのこと。

 

 

6
前回施術から4日後。
日中は散歩やジョギングで動けるようになり、
23時頃になると自然と眠気が来るような
サイクルになってくる。
以前は24時間気が立っていたので
切り替えられる体になってきた。

 

 

7
前回施術から1週間後。
1週間通して眠り安定。
胃の調子が良くなり、
今まで脂濃い物は調子が悪く
受け付けなかったが
脂濃い食べ物が食べたくなってきて
天ぷらを食べてみた。
とても美味しく食べられ、
胃がもたれることもなかった。

 

 

8
眠り宜し、首の痛みなし、息苦しさなし、
胃の調子も良く経過良好。

鬱病、自律神経失調症

 

 

・その後
実家での静養もひと段落つき、
養生の要点をお伝えして
自宅のある東京へ帰られました。

 

 

 

・施術回数
8診

 

・頻度
21

 

 

・期間
1ヶ月

 

 

以前、薬で苦労されたみたいで、
“極力薬を使わずに治したい”
という本人の依頼の下、施術しました。
途中、何回か薬を服用してもらいましたが
なんとか薬を使わない方向で改善できました。

 

帯状疱疹後神経痛:
50代  女性  主婦


帯状疱疹後神経痛

 

3月某日

左膝大腿内側〜左膝内側に発疹ができ、
その日の夜、脚の疼痛のため
朝まで全く眠れなかった。

 

翌朝、皮膚科を受診。
帯状疱疹と診断を受け、
発疹の酷い箇所に
サージカルパットを貼り、
抗ヘルペスウィルス薬の内服薬を
1週間分処方されるも
痛みが引かないため、
楓庵に施術依頼される。

 

経緯を問診すると、
発疹が出る前日に鍼灸整骨院で
骨盤の位置を修正する目的で
施術を受けに行き、
体中に灸を施術されたとのこと。

 

目視で確認したところ、
曲池、手三里、外関、陽池、合谷、
足三里、上巨虚、陰綾泉、地機、
三陰交、解谿、太谿、

 

いずれも左右両方に灸痕あり。
(あとで確認したが、
背部にも兪穴に数十ヶ所の灸痕あり。)

 

多壮灸のせいか、施灸箇所が
紅く腫れ水疱ができていた。

 

帯状疱疹後神経痛

 

 

鍼灸整骨院の説明では、
体が弱っているので灸で体を温めて
回復させましょう。とのこと。
恐らく弁証論治をしていない
マニュアルの施術と推測。

 

疼痛の場所は、
帯状疱疹の部位と左大腿前面やや外側。
日中も痛いが、夜間の疼痛がきつい。

 

帯状疱疹後神経痛

 

 

もともと陰虚体質なのか痩せ型で
脂肪があまりついていない。
陰虚の人には灸は禁忌になるため、
体中へ灸による施術で陰気を枯渇させ、
同時に血熱が生じてしまった模様。

また、腎陰の枯渇が劇しい。
もともと腎陰虚なのか、
血熱による損傷なのかは置いといて、
これを早急に滋陰せねばならない。

 

 

弁証:
誤治による血熱、腎陰虚

 

 

治法:
清熱涼血、補腎滋陰

 

 

・初診
施術中から気持ちいい感じがあり、
スーッと体がスッキリした感覚あり。
続けて診たいので明日予約を取ってもらう。

 

2
前回施術の翌日。
施術後、昼間に3時間ほど痛みなく眠れた。

 

夜中の疼痛も⑩⑥とマシになり、
夜間尿無くなる。
次回も続けて診たいため
明日予約取ってもらう。

帯状疱疹後神経痛

 


3
前回施術の翌日。
脚の疼痛が大分マシになるが
痛みが臍の左側へ移ったり、
胃脘部へ移ったり、
臍の右側へ移ったりと
痛む場所が遊走性になる。

 

また、手足の発疹も大分紅味がひいて
目立たなくなってきた。

 

帯状疱疹後神経痛

 

4
前回施術より2日後。
胃脘部の痛みがあるが
我慢できないほどではない。
発疹がかなり引いてきた。

 

5
前回施術より3日後。
違和感は残るが、痛みは消失。
夜も眠れるようになる。
手足も灸痕は残るが、
紅味引いてスッキリしている。

 

帯状疱疹後神経痛

 

 

その後はメンテナンスで
1回ペースで診させて頂いてます。

 


・施術回数
定期的な施術は5回。

 


・頻度
なるべく詰めて来てもらいました。

 

 

・期間
1週間

 

 

灸による誤治がキッカケで
発症した帯状疱疹かと思われます。
何でも体を加熱すれば良い
というわけではないので
体質に合わせた施術が大事になってきます。

 

足関節の痛み:
30代  女性  会社員

 

足関節の痛み

 

2月に都市型マラソンに参加することになり、
10代以来のランニングの練習を始めることになる。

 

最初は軽快に走れたが、
1015kmあたりで
足関節の痛みのため走れなくなる。

 

翌日になっても
足関節の痛みや違和感が取れず、
ランニングの練習ができていない。

 

足関節の痛みを解消し、
また練習を再開したいという希望の下、診させてもらうことになる。

弁証:
肝腎陰虚

 

 

治法:
滋補肝腎

 

 

・初診
施術直後は大きな変化なし。
体が軽くなった感覚はある。
次回、1週間後に予約取ってもらう。

 

 

2
前回施術より1週間。
前回施術後、帰ってる途中から
体が温まりスッキリした感覚が
出てきて
その日はよく眠れた。

 

翌日、足関節の痛みが消失しており、その日の夜にランニングをしてみた
15kmあたりで少し足関節の痛みが出たので中断する。

 

ランニング翌日、
足関節の痛みが出てないか心配だったが、
痛みなく過ごせたとのこと。

 

 

3
前回より2週間。
長距離を走るとまだ足関節の痛みは出るが、
以前のように痛みが引かないことなく
翌日には痛みが消失。

 

都市型マラソンはコロナの影響で
中止になってしまったが、
体調管理のためランニングは
そのまま継続するとのこと。

 

その後
メンテナンスで
1回ペースで診させて頂いてます。

 

 

 

・施術回数
定期的な施術は3回。

 

 

・頻度
1回ペース

 

 

・期間
1ヶ月

 

42.195kmを目標に
ランニングの練習されてましたが、
全く運動して来なかった体で
短期間での急な調整は
さすがに無理があります(汗)

都市型マラソンは
中止になってしまいましたが、
これを機に焦らず自分の体に合った
ペースでランニングしてもらってます。

 

耳管開放症:
50代  女性  事務職

 

耳管開放症

 

仕事中に耳が詰まった感覚と
耳が重たい感覚に襲われ耳鼻科を受診。

耳管開放症と診断を受け
薬を処方されるも
改善の兆しみえず。

 

症状の特徴として、
夕方以降に耳の奥が重くなり
詰まった感覚になることで聴力減退。

 

特に男性の低い声が聞き取りにくい。

平素より、貧血気味で
鉄剤を普段から服用している。

 

 

弁証:
腎気虚、胃の気の弱り

 

 

治法:
補腎気

 

 

・初診
施術後体がポカポカする感じになる。聞こえの変化はわからないとのことだったが
1回ペースで続けて診させてもらう。

 

 

2
前回施術後、
耳の重みがかなり改善しているとのこと。
重さがない時は聴力も正常。

ただ、45日経過したところで
少し耳が重くなってきた。

 

 

3
1週間経っても
耳の調子崩れることなく
軽いまま過ごせた。

 

 

4
経過良好。
1週間は良い調子なので
次回より21回ペースに間隔をあけてみる。

 

 

・その後
21→31
現在では月1回ペースでメンテナンスで継続中。

 

 

・施術回数
定期的な施術は4

 

・頻度
1回ペース

 

・期間
1ヶ月
(その後はメンテナンスで間隔を空けて診てます)

 

 

夜更かしする傾向があったため、
これを禁じました。

 

便秘症:
4歳  女児

 

便秘症

 

幼稚園の年少。
下腹部が痛いということで
事情を聞くと、
ここ4〜5日便通が出ておらず
便秘だとのこと。
普段は2〜3日に1行、
赤ちゃんの時から
やや便秘がちで
座薬で出していたとのこと。

 

弁証:
肝脾気滞

 

治法:
降気通便

 

 

初診

鍉鍼による施術

 

鍉鍼による施術。
(接触するだけの刺さない鍼です。)

脈滑弦を呈していたが
よく落ち着く。
次回、2日後に予約取られる。

 

 

2診
前回施術後に便通あり。
快便で、腹痛も無くなったとのこと。
前回同様、鍉鍼で施術。

 

 

その後
別件で通院してきる母親の話を聞くと
毎日便通が出ていると報告頂く。

 

・施術回数
2回

 

・頻度
なし

 

・期間
3日

 

 

外で遊ばない日が続くと
便秘になりやすい状態だったので
なるべく外で遊ぶよう
指導しました。

 

悪阻(つわり):
30代 女性 事務職
悪阻(つわり)

 

妊娠が判明し
現在11週の段階だが

鮮血の出血が続いており
朝から昼にかけて
胸焼けがきつく唾が飲み込めない。
唾液ばかり溢れ出て、
空き缶に唾を吐いて過ごしている。

 

出血と悪阻を主訴として
診させて頂く。

 

弁証:
腎の弱り、肝陽上亢

 

治法:
滋補肝腎

 

・初診
施術中から胸がスッキリしてくる。
今後、定期的に週1回のペースで
診させてもらうことに。

 

 

・2診
前回施術から1週間、
妊娠12週。
胸焼けはまだ続いているが
唾液の量は少しマシ。
出血はまだ続いている。

 

 

・3診
前回施術から1週間、
妊娠12週。
胸焼け、唾液は前回と変わらず。
出血はややマシになり
少量になってきた。

 

今回より胃気を扶けてみる。

 

 

・4診
前回施術から1週間、
妊娠13週。
胸焼け少しマシ。
唾液悪阻もややマシ。
出血は前回と変わらず。

 

 

・5診
前回施術から1週間、
妊娠14週。
胸焼け大分落ち着いてきて
唾液悪阻も落ち着いてきた。
出血は少しあるが、
ほとんど出ていないとのこと。

 

 

・6診
前回施術から1週間、
妊娠15週。
検診にて「前置胎盤」と
診断を受けるが
特に処置はなく、
経過観察するとのこと。

出血は少量のみ。

 

 

・7診
前回施術から1週間、
妊娠16週。
胸焼け、悪阻なし。
出血も無くなり落ち着いてきた。

 

 

・8診
前回施術から1週間、
妊娠17週。
検診にて前置胎盤が
治っていたことを確認。

悪阻も出血も無くなった為
卒業される。

 

 

・施術回数
8回

 

 

・頻度
週1回ペース

 

 

・期間
約1ヶ月半

 

 

・悪阻と妊娠初期の出血で診ました。
安定期に入り
体調落ち着いてきたのですが

その後、逆子になってしまいました。

 

そちらについては
逆子の症例(↓にあり)で御紹介します。

 

突発性難聴:
30代  女性  販売員

突発性難聴

 

仕事中に
突然耳鳴
(ゴーという音)を発症。

しばらく経てば治ると思っていたが
2日経っても耳鳴治らず。

耳鼻科を受診したところ
突発性難聴と診断を受け、
ステロイドを処方されるが、
もともと胃腸が弱いため
副作用が恐いので
友人の紹介で鍼施術を依頼。

 

弁証:
肝脾不和

 

治法:
肝鬱気滞を疎肝し建脾す。

 

・初診
施術中からリラックスした感覚になり
全身スッキリする。
次回1週間後に予約。

 

 

2
前回施術後から
耳鳴⑩②へ音量大分治る。

仕事をしてても疲れにくくなり、
体調良く過ごされる。

 

 

3
前回施術より1週間。
耳鳴②⓪で耳鳴無く過ごされ、
忙しい時に耳鳴出るが、
①で治っている。

 

 

4
前回施術より1週間。
耳鳴⓪のまま過ごされる。
次回まで10日空けてみる。

 

 

5
前回施術より10日後。
間隔を空けても耳鳴無く過ごされる。

調子が良いので定期的な施術は終了。

 

 

・施術回数
5

 

・頻度
1週間、10日間隔

 

・期間
1ヶ月

 

運動する習慣がなかったため
普段から運動してもらうよう指導し
それを実践してもらったのも
早い改善に繋がったのだと思います。

 

股関節の痛み:
60代 女性 看護師

 

主訴:左股関節の痛み

 

 

2021年6月
左脚股関節が外旋し辛いことに気付く。

 

 

しばらくそのまま放置していたが
段々と疲労が溜まってくると
痛みを伴うようになってきたので
10月に整形外科を受診。

 

痛みは腰から来ていると
診断を受けたが

自覚症状として腰に痛みはない。

 

もともと薬が苦手で、
抗生物質や飲み薬を服用すると
蕁麻疹が出やすい体質なため、
服薬ではなく
自然な形での治療を希望

しているところ、
知人の紹介で楓庵に問い合わせ頂く。

 

 

初診・施術前の状態

 

初診時の施術前はこのように
左脚を外側に倒そうとすると
痛みのため途中で
止まっていた状態だった。

 

 

弁証:肝胃不和

 

 

治法:疎肝和胃

 

 

・初診
施術直後、左脚がペタンと
痛みなく外旋できるようになり
大変驚かれていた。

 

 

初診・施術直後の様子

 

 

 

・2診
前回施術から10日後、
左脚の外旋での股関節の痛み
なく過ごせる。

 

 

・3診
前回から9日後、
2日続けて立ちっぱなしの日が続き、
左腰〜臀部に違和感あり。
股関節の外旋の動きは問題なし。

 

 

・4診
前回から12日後。
立ちっぱなしでも
違和感なく過ごせている。

経過良好。

 

 

・5診
前回から2週間。
正月休みを挟み
バタバタと忙しかったが

経過良好。

 

 

・6診
前回から16日後。
経過良好に過ごせているので
今回をもって卒業。

 

 

・施術回数
6回

 

 

・頻度
10日1回→2週間1回ペース

 

 

・期間
2ヶ月

 

 

・初診時からよく効果が出せました。
このご時世、
休むことができない職業のため
改善の手助けとなり良かったです☆

 

 

体験談↓

体験談
体験談

 

背中の痛み:
80代  女性  専業主婦

 

背部痛

 

ある日の朝、
肩甲骨の下から腰にかけての痛みを発症。
座った姿勢から立ち上げるなどの
動き始めの動作が痛い。
マッサージをしたり湿布を貼って

過ごしても、痛みが取れず。

 

知人の紹介で楓庵に施術を依頼される。

 

 

弁証:
脾胃の弱り、気鬱

 

 

治法:
健脾和胃

 

 

初診
施術中から背中やお腹がポカポカと
よく温もってくる。
施術の手応えがあったため、
次回は近い内に診させてもらうことに。

 

 


2診
前回施術から2日後。
背中の痛みがよく取れて、
ずっと体がホカホカした状態とのこと。
またよく食欲も出てきて
ご飯が美味しくなってきた。

 

 


3診
前回施術から3日後。
経過良く、背中の痛み無く過ごせるようになる。

 

 

・施術回数
3回

 

 

・頻度
2~3日に1回ペース

 

 

・期間
5日間

 

 

・施術効果が出るのは
手応えがあったので分かっていましたが、
脾胃がよく和し正気が建ってきたので
体調が崩れずに済みました。

逆子:
30代 女性 事務職
逆子

 

妊娠25週で
逆子と診断を受け
逆子体操などで対策するよう
指導受けるが
以前、鍼で悪阻など
改善した経緯から
当院に逆子で施術依頼される。

 

まだ妊娠25週なので
自然と改善する余地もあるが、
不安なく日常を過ごしたい希望に添い
施術させて頂く。

 

悪阻が治まり、
安定期は体調良く
過ごせていたようだが、
胎児が平均より大きめとのことで
お腹の中の圧迫感があり、
ここ最近は便秘や
お腹の張りがきつい とのこと。


弁証:

肝鬱気滞

 

治法:
疎肝解鬱

 

初診
刺激に敏感なところがあるため
置鍼せず瀉法で施術。
お腹よく温もる感じあり。

2診
前回から1週間後。
妊娠26週。
婦人科の検診に行ってないので
治ったかどうかわからないが、
お腹の張りはマシとのこと。
施術中から胎動が激しくあり。

 

2日後に婦人科で検診があるため
電話で報告してもらうことに。

 

検診の結果、
逆子が無事治っていたと
電話で報告頂きましたので
2診をもって卒業して頂きました。

 

 

・施術回数
2回

 

 

・頻度
週1回ペース

 

 

・期間
1週間

 

 

・25〜26週であれば
自然に改善する場合もありますが、
不安のまま過ごすと、
よりお腹の張りが酷くなり
逆子が治らなかったかも知れなかったので
早め早めに診ておけば
気持ちに余裕持つことができます。
逆子と診断受けられたら
早めにご相談下さい。

 

関節リウマチ:
50代  女性  会社員

 

関節リウマチ

 


40代半ばから
時々体の節々に痛みが出たてきて
年を重ねる毎に痛みが辛くなってきた。

 


50歳に整形外科を受診し、
リウマチと診断を受ける。

 

 

投薬による治療を進めていたが、
全身の痛みが酷くなってきた。
普段の飲食がいけないのでは?
との思いから、
食事療法で断食を試みる。

 

 

1ヶ月で体重50kg→38kgと激減。
体が軽くなり痛みも
ややマシになったようだが、
筋力もかなり落ちたため
体力がなくなった。

 

 

もっと根本的な改善を求め
知り合いの紹介で来院。

 

 

弁証:
脾腎陽虚

 

 

治法:胃気を建て、腎を扶ける

 

 

・初診
施術後、お腹がポカポカして
気持ち良くなる。
痛み自体は気滞の可能性が高いが、
それよりも中焦下焦の
正気の弱りが深いため、
これをまずしっかり扶正し、
地盤を固める必要あり。
週一回ペースできてもらう。

 

 

・2診
痛みはあまり変わりないが、
前回施術後から
よく食べられるようになり、
体重が40kgになる。

 

失った体力をつけないと体が動かないので、
体重の変動を報告してもらう。
患者さんの自覚的なベスト体重が 47kgとのことなので
ここを目標に診てゆく。

 

 

・3診
前回から1週間。
痛みはあるが、
引き続き体重が増え 42kgになる。

 

 

体力が付いてきたので
普段から疲れにくくなってきた。
朝の動き始めの痛みは変わらず。

 

 

・4診
前回から1週間。
食欲旺盛なためか過食気味になり、
便秘するようになる。
体重43kg。
大分扶正できてきたので、
同時に気滞を散らしてみる。

 

 

・5診
前回から1週間。
朝の足の痛みがマシに。
食欲も落ち着き、
体重は43kgのまま。

 

 

・6診
前回から1週間。
朝の足の痛みはまだあるが、
朝布団から20〜30分は
出られない状態だったのが
目覚め良く
すぐ起き上がれるようになる。
体重43kgのまま。

 

 

・7診
前回から1週間。
足腰は大分マシになってきたが
上半身(肩関節、肘関節、手関節)の
痛みが気になってきた。
雨天の時に疼くように感じる。
着痺証と診立て施術。

 

 

関節リウマチ

 

現在も施術継続中。

 

 

・施術回数
現在も施術継続中。

 

 

・頻度
週1回ペース

 

 

・期間
現在も施術継続中。

 

 

気滞の所見もありましたが、
まずは主に中焦の正気を
扶けていかないといけなかったため、
これを優先的に扶正していきました。

関節リウマチ:
50代  女性  専業主婦

現在53歳。
40代半ばから徐々に
体の節々に痛みを感じるようになり
50歳の頃に血液検査で
炎症反応が確認され、
関節リウマチと診断を受ける。


関節リウマチの薬を服用し

様子みるが関節の痛みは年々きつくなり、
薬の量も年々増えてきたことに不安を覚え、鍼治療を受診。

 

関節リウマチ

 

主な症状は右手指関節の腫れ。
特に薬指と小指がきつい。

 

手指の腫れのため、グーにして握り拳が作れない。

 

 

弁証:
脾胃の弱りからくる着痺証

 

 

治法:
脾気を建て、気血の運化を扶ける

 

 

・初診
施術後は肩が軽くなる。
施術効果を確かめるため
週1回ペースで通院してもらうことに。

 

 

・2診〜5診
右手の痛み和らぎ⑩→⑤
ただ、雨の前の日が肩が重くなる。

 

 

・6診〜10診
雨の日の調子マシに。
手指関節の腫れも落ち着いてきて
グー・パーがしやすくなってきた。

 

関節リウマチ

 

・11診〜15診
経過順調。
定期的な施術は終了し、
今後は月1回ほどのペースで
診させてもらうことに。

 

 

・施術回数
定期的な施術は15診

 

 

・頻度
週1回ペース

 

 

・期間
定期的な通院 約3ヶ月

 

 

運動する習慣がなかった為、
毎日散歩してもらうよう指導しました。

首の痛み:
80代  女性  専業主婦

 

 

首の痛み

 

 

昭和62年に直腸癌を患い、
人工肛門を装着。

令和元年、大動脈狭窄症を発症。
また高血圧があるため
普段から降圧剤を服用。

 

首の痛みは10日前からきつく、
顔を動かしただけでも痛い。
このまま痛みが続くと辛いので
早く天国に逝きたいと
ネガティブな発言が多くなってきた為、
娘さんが心配して家の近所の
楓庵に施術依頼の電話される。

 

 

弁証:
肝腎陰虚

 

 

治法:
補腎陰を主に施術。

 

 

・初診
施術後、大きな変化はなかったが
四診の変化はあった。
様子見てまた連絡とのこと。

 

 

・2診
前回から約1ヶ月空いたが、
1週間前まで首の痛み軽くなり
調子良かった様子。

 

 

・3診
前回から1週間。
良い調子を継続していたとのこと。
また、ネガティブな発言が
全く無くなったと娘さんから伺う。

 

・その後
2週1回ペースで継続中

 

 

・施術回数
3診

 

・頻度
1ヶ月、1週間

 

・期間
約1ヶ月

 

首の痛み:
30代  女性  専業主婦

首の痛み

 

ある日、朝起きると
首が痛いことに気付く。
頭を左に傾けたり、
左に振り返る動作時に
激痛が走る。

 


そーっと、ゆっくり動かす分には
痛まないが、

可動域がかなり狭くなっている。

知人の紹介で楓庵に施術を依頼。

 

 

弁証:
肝鬱気滞

 

 

治法:
疎肝解鬱

 

 

・初診
施術後、体スッキリ軽くなる。
急性の症状のため
続けて通院してもらい

短期決着できるよう施術に臨む。

 

 

 

・2診
前回施術より2日後。
首の動きがかなりマシになり
可動域も広がるが、
最後のもう一歩で痛みが残る。
施術方法は前回と一緒。

 

 

 

・3診
前回より2日後、
首の可動域も正常になり、
痛みも消失。
3診をもって施術終了する。

 

首の痛み

 

 

・施術回数
3回

 

 

・頻度
2日に1回ペース

 

 

・期間
5日間

 

 

・短期間での首の痛みの改善例です。
このように急性期の症状は
短期間に
集中的に診ることで
改善することができます。

 

鬱病:
30代 男性 無職

 

鬱病、自律神経失調症

 

S県で会社員として勤めていたが
体の不調が顕著になり、
心療内科の医師より休職するよう
指示を受け会社を休むことになる。

 

休職し、心身を休めることで
回復することを期待したが
むしろ悪化の一途を辿り、
体重も減少し
数ヶ月経っても回復しないことから
退職することになる。

 

一人暮らしをしていたが、
部屋を引き払い
実家の大阪に帰ってきて
療養することになるが、
実家で服薬し療養しても
回復する兆しがないので
楓庵に施術依頼をされる。

 

 

主に浅眠のため
慢性的に睡眠不足が続き、
頭部からの汗が多く
盗汗(寝汗)も酷い。

首〜肩の凝りが酷く
上を向く姿勢が辛い。

腰痛はもともとあったが、
不眠になってから
朝の寝起きが痛みがきつくなってきた。

手足が冷えやすく、
なかなか暖まらない。

 

 

弁証:
肝陽上亢

 

治法:
滋補肝腎

 

・初診
施術後、胸がスッキリしている。

今後、定期的に週1回のペースで
診させてもらうことに。

 

 

・2診
前回施術から1週間。
手足の厥冷が大分マシになってきた。
腰の痛みがまだあるが
脚を開くと楽になるとのこと。

 

鬱病、自律神経失調症

 

 

・3診
前回施術から1週間。
手足や腰は調子良くなってきたが、
眠りがまだいまいち良くなく、
夜中に何度も目が覚めて
朝スッキリ起きれず。

睡眠不足から頭がフワフワして
めまいすることもあり。

食欲が湧かず、少食。

脾気の弱りが深いので補脾を加える。
また、刺激に敏感なところがあるため、
置鍼せず即刺即抜で施術する。

 

施術直後は一身よく温もる。

 

 

・4診
前回施術から1週間。
眠りややマシになり、
フワフワしためまい無く過ごせた。
食欲もやや改善し、
食事も摂れるようになる。
就活も行っており、
次の仕事が決まったとのこと。

 

 

・5診
前回施術から1週間。
眠り大分マシになり
朝まで睡眠できるようになる。
また、首〜肩の凝りや腰痛が
大分ラクになってきたとのこと。
緊張するとまだ少し痛みはある。

 

鬱病、自律神経失調症

 

 

・6診
前回施術から1週間。
首〜肩の凝り、腰痛は大分調子良い。
新しい職場で働き始めるも
不調なく過ごせている。

 

 

・7診
前回施術から1週間。
仕事で疲れてもやや腰が張るくらいで
過ごせている。
眠りも夜中に起きることなく
安定して眠れるようになってきたので、
次回までの施術間隔を空けてみる。

 

 

・8診
前回施術から2週間。
疲れが溜まると
少し頭がモヤモヤする程度で
他は調子良く過ごせている。

 

 

大分安定感でてきた為、
定期的な施術は一旦卒業されました。

 

 

・施術回数
8回

 

 

・頻度
週1回ペース

 

 

・期間
約1ヶ月半

 

 

・途中、施術方法を変えたのが
功を奏しました。
そこから改善が早かったので
一安心しました。

 

 

 

 

ただいま症例作成中。
随時更新していきます!