夜泣き、疳の虫

夜泣き、疳の虫

赤ん坊が泣く行為には意味があり、
痛い、寒い、暑い、落ち着かない、
寂しい、お腹すいた、など
さまざまな感情を泣いて知らせます。

夜、人間は眠っている間に
内臓が主体になって
体内で色んな箇所を修復したり
疲れを癒したりして、
朝を迎えスッキリ起きられるよう
システムされているのですが、
赤ん坊はまだ内臓が未発達ゆえ
体内の連携がうまく機能しません。
その為、体の中でエラーが起きると
“泣く”という表現で外に知らせます。

幼児〜大人になると、
様々な表現を覚えるため
泣くではなく
ゴロゴロ転がったり
声出してうなされたり、
歯を食いしばったりと
表現が変わりますが
赤ん坊は泣く以外の表現を知りません。

では、どの内臓が起因する
夜泣き・疳の虫なのか?
東洋医学では赤ん坊を診る歳にも
四診という診断術を用いて
体を診ていきます。

 

ここでは夜尿症に対する
西洋医学と東洋医学の
見解をご紹介致します。

 

 

 

西洋医学の見解

 


夜泣きは、

生後すぐの赤ちゃんから見られ、
夜中に起きて泣きだすことを指します。

 

 

夜中に泣き出すこと自体は
病気では無く、

大きな問題ではないのですが、
十分な睡眠がとれないことで、
日中に元気がない、
食欲がないという具合に
活動に支障をきたす
ことが分かっています。

 

 

中には、

・夜驚症
眠っている最中に大きな声で喚く

 

・夢遊病
眠っている最中に
起き上ったり歩き回ったりする

 

といった症状が
見られることもありますが、
ここでは一般的な
夜泣きについて解説していきます。

 

 

 

原因

 

夜泣きの原因は、
まだはっきりわかっていませんが、
赤ちゃんがだんだんと
一定の睡眠リズムを作っていく過程で
起こるものだと考えられています。

 

 

大人が睡眠中に
夢を見ているような間は、
いわゆるレム睡眠と言って、
眠りが浅い状態です。

 

 

赤ちゃんは、
まだ睡眠リズムが一定でないので、
このレム睡眠の間に、
目を覚まして泣き始める場合もありますし、
レム睡眠の間に怖い夢をみたりすることで、
夜泣きする場合もあります。

 

 

 

 

 

対策


夜泣きは原因がはっきりしないので、

これが絶対というような対策はありませんが
赤ちゃんの夜泣きに
試すことができる方法がいくつかあります。

 

 

・抱っこをする

・背中をトントンする

・喋りかける

・音楽をかけたり歌を歌う

・おしゃぶりを使う

 

 

夜泣きの対処法には、
抱っこや背中をトントンするといった
方法が代表的ですが、
同時に声を掛ける、歌を歌ってあげる
などして安心感を与えてあげることで
眠りにつくこともあります。

 

 

 

また、指をにぎらせる、
添い乳をするなど
スキンシップを行うことも大切です。

 

 

 

何をしても泣き止まない時は、
一度部屋を明るくして、
しっかりと目覚めさせるのも
夜泣きを止める対策の一つです。

 

 

 

いつまでも赤ちゃんが泣き止まず、
イライラしてしまうより、
時間を気にせず
思い切って遊びに付き合うのが
良い場合もあります。

 

 

 

 

夜泣き、疳の虫

 

 


東洋医学の見解

 

 

小児啼哭とは、
生後6ヵ月以内の乳児が
頻繁に泣くことをいい

「児啼」と簡称しており、
古典にも様々な名称で記録がある。

 

 

《諸病源候論》
「躽啼」 「夜啼」

 

《顱顖経》
「驚啼」

 

《小児薬証直訣》
「胃啼」

 

《幼幼集成》
「勘哭」

 

 

泣くことは乳幼児の本能で
欲求や苦痛を表現する方法でもあるため
日常的な飲食・起居・着衣など
の不適切による啼泣は本症には含めない。

 

 

 

(1) 脾寒

 

世話が不適切で腹を冷やし、
寒邪が脾を侵襲したもので、
夜間は陰盛で寒邪が凝滞するために、
夜間に腹痛が生じて夜泣きが発生する。

 

 

特徴:
体を屈曲したり伏臥位をこのみ、
顔色が青白い・手が冷たい・
乳を少ししか飲まない・泥状便・
舌が淡白・脈が沈細

 

 

 

 

(2)心熱と心血虚

 

いずれも心の病証で、
心は神を蔵し、神が安和であれば
日中の精神状態が安穏で
夜間はぐっすり眠るが、
心気不和や心血不足では
精神が安寧にならず啼哭する。

 

 

心熱

 

乳母が辛練・芳香・温熱などの
食物を階好したり、
温熱薬を多服して熱邪が停積し
心に上炎したもので、
夜間は陰盛で陽衰となり、
陽衰のために
邪熱を抑制することができず、

邪熱が心に乗じて心神不寧
となって発生する。

 

 

特徴:
ふだんからむずかって体動が多く、
灯火を見せると泣き方がはげしくなり、
顔面紅潮・口唇が紅い・身体が熱い・
尿が濃い・便秘・舌尖が紅・
脈が数で有力

 

 

 

 

心血虚

 

先天不足や病後の消耗で
心血が不足して
神を濡養できずに発生する。

 

 

特徴:
むずかる・眠りが浅い・
顔色が白くつやがない・
口唇や舌が淡白・少苔~無苦
などを呈することで
虚火をともなうときは
唇が紅・舌尖が紅・
脈が虚数などみられる。

 

 

 

夜泣き、疳の虫

 

 

(3) 驚恐

 

つよい驚きや恐怖のために発生する。

 

 

特徴:
眠っていてびくっと体動し、
突然泣き叫んで涙が多く、
少しの物音でも母親に
しがみついたりぴくっとし、
顔色が青くなったり白くなったり、
脈がときに数を呈し、
唇や舌には異常がみられないことである。

 

 

 

 

(4) 傷乳積滞


乳が停積して脾胃を損傷し、

脾胃不和となって腹痛が生じ、
痛みのために泣くのである。

 

 

特徴:
間歇的で声に力がある啼泣で、
日中・夜間を問わずに泣き、
吐乳・酸臭のある下痢・
舌苔が白厚などの
乳積の症候をともなうことである。

 

 

小児啼哭の原因は非常に多く、
程度もさまざまであり、
甚しければ重篤な
疾患の初期症状でもある。

 

 

 

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