【治療日誌】痛風 No.1

 

主訴:痛風

2022.×月初めに尿酸値が
7.8mg/dLまで上がり痛風を発症。

(尿酸値6.0mg/dL以下
が良いとされている)


1度、痛風発作のため

左足太白〜公孫付近に激痛あり。
薬で尿酸値を抑えること成功するが
痛みがなかなか引かない為、
今回施術依頼を受けることになる。

痛風

 

×靴や草履を履く
×歩行
×圧すと痛い(図中、矢印方向)

 

舌中〜舌根部に黄苔。膩苔気味。
脈は滑弦。
胃土の邪と右大巨付近に邪アリ。


脾胃にめっちゃ熱篭っていたが、

それ以上に下焦の
気滞と熱邪が停滞が深い。
症状が治らないことから
肝鬱気滞もガチガチになっている。
おそらく脾胃の邪熱は
2次的な現象なので、

下焦の湿熱を清熱し、
同時に疏肝理気を施す。

痛風

 

施術後は画像にあるように
サンダル履くのが
スムーズになっていた。

 

2診
前回施術した翌日来院。
太白〜公孫付近の痛みが
足裏へ移動。

 

痛風

ということだが、
四診は全体的にマシになっているので
そこまで気にしなくても良さそう。
(※症状の経過も大事ですが、
あくまで望聞問切の四診の変化が重要。
症状の経過が停滞していても
四診が好転していれば予後良好で、
症状の経過が良くても
四診の反応が悪ければ
気を付けた方が宜しいです。)


施術にて脾胃を動かしてみると

一定の得気はあるものの
気滞が動かない。

学術的には、脾胃の湿熱による
着痺証になるんでしょうが、

この場合、下焦から動かした方が
多分治り早いと思われます。

施術重ねていくことで
下焦のどこの虚が深かったのか?が
判明してくるので、
今後はそこが課題かなと考えてます。

つづく