【治療日誌】アトピー性皮膚炎(2) No.1|伝統鍼灸 楓庵

【治療日誌】アトピー性皮膚炎(2) No.1

主訴:アトピー性皮膚炎

初診
アトピー性皮膚炎

 

アトピー性皮膚炎による
全身の痒みが主訴だが、
ステロイド薬を塗っている為
見た目は少し肌がカサついている程度。
ただ、夜中になると痒みが酷くなり
痒みのためグッスリ眠れていない。
夜中に掻きむしると
患部がミミズ腫れのようになる。
また、平素より体がスッキリせず
日中もだるく眠いため、
仕事に集中できず、些細なミスが
重なっていたとのこと。

薬で症状を抑えるのではなく、
本質的な改善を求め
当院に施術依頼される。

 

(問診事項は割愛)

 

夜に症状がきつくなることから
陰虚傾向にあることは確か。
瘀熱までは形成されていないが
肝陽上亢と診立て施術。
施術後は気機がよく巡り、
体がポカポカしてきた。
また、気が抜けて眠くなってきた。
普段も体がだるく眠い症状はあるが、
その眠気とは違い、
リラックスした眠気とのことなので
(体が重くてしんどい病的な眠気と、
生体としてリラックスした
心地よい眠気があるので、

分別が大事になってきます。)
うまくいけば良い方向に
変化してくれるものと思います。

つづく