主訴:胃腸の不調
胃腸の弱りが主訴だが、
他にも沢山の症状がある模様。
四診から気血両虚と診立てる。
教科書的には、気虚・血虚だと
無気力・声が小さい・弱々しい
というイメージだが、
臨床的には、
体が虚弱な為、どんな刺激も
きつく感じてしまうし、
本能的に弱っているところを守ろうと
より気を張って敏感に
警戒している方が多いです。
“気虚・血虚(本質)による気滞(現象)”
はよく見受けます。
なので、
施術前はめちゃくちゃ
気を張ってた為、
刺鍼はせず、鍼を翳して施術。
胃よりも下焦が
えらく弱っていたので、
そちらを重視して扶正したところ、
施術直後は目がスッキリして
体も軽くなってました。
弱っているところに気が補えれば、
気を張る必要がなくなるので、
自ずと気滞の所見は緩みます。
つづく