【治療日誌】胃腸の不調(3) No.1

主訴:胃腸の不調

初診
胃腸の不調

胃腸の弱りが主訴だが、
他にも沢山の症状がある模様。

四診から気血両虚と診立てる。
教科書的には、気虚・血虚だと
無気力・声が小さい・弱々しい
というイメージだが、
臨床的には、
体が虚弱な為、どんな刺激も
きつく感じてしまうし、
本能的に弱っているところを守ろうと

より気を張って敏感に
警戒している方が
多いです。
“気虚・血虚(本質)による気滞(現象)”
はよく見受けます。

なので、
施術前はめちゃくちゃ
気を張ってた為、
刺鍼はせず、鍼を翳して施術。
胃よりも下焦が
えらく弱っていたので、
そちらを重視して扶正したところ、
施術直後は目がスッキリして
体も軽くなってました。
弱っているところに気が補えれば、
気を張る必要がなくなるので、

自ずと気滞の所見は緩みます。

つづく