主訴:脱毛症
初診
幼少期から肌は弱く、
ストレスを感じるとお腹に蕁麻疹が
出ていたとのこと。
20代の時に初めて円形脱毛症を発症。
前額部に数箇所 円形脱毛がみられたが
程なくして改善。
30代に入り、1人目の子どもを
出産後に脱毛がみられたが、
(恐らくストレス性)
これも程なくして改善。
2人目を出産後は脱毛なかったが、
しばらくしてコロナに罹患してしまう。
発熱と味覚障害・嗅覚障害を発症。
身体的には回復するが
味覚・嗅覚障害がまだ残り、
感覚的に味覚は9割回復しているが
嗅覚は1割しか回復していない。
罹患から2ヶ月経った頃に
頭部全体的な脱毛がみられた。
しばらくすれば改善するかと
静観していたが、
抜け毛は酷くなる一方で
体質改善を求め当院に施術依頼される。
(詳しい問診事項は割愛)
過去の脱毛症は気機鬱結による
衝・任脈の不通によるものと
考えられるが、
今回はコロナによる侵犯で
肝腎を中心とした臓腑が損傷した
可能性が高い。
滋補肝腎と建脾を施し
様子を診てみることに。
つづく