【症例】皮膚疾患

アトピー性皮膚炎や皮膚湿疹、
蕁麻疹、手湿疹などの皮膚疾患で

お悩みの方の症例をご紹介します。

アトピー性皮膚炎:
30代  女性  会社員

・初診

アトピー性皮膚炎

依頼内容は両下肢の痒みと
色素沈着した黒ずみの改善。
飲酒した後や入浴後に
痒みが増悪する傾向にあり、
皮膚科で処方してもらっている薬で
痒みは抑え、首や肘窩、膝窩の痒みは
抑えている状態とのことだが
下肢だけが痒みが出る。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

気滞血瘀の症候が診られるが
下焦を中心に正気の弱りがあるので
これを補いながら、
気滞血瘀の動向を注視してゆく。
奥に溜まっている瘀血だったり
瘀熱をよく散らすことができれば
黒ずんだ皮膚を再生できない
ことはありません。
アトピー以外の症状もあるので
それらの変化も追っていきながら、
肌の状態をケアしていくつもりです。

 

・5診(前回施術から1週間後)
アトピー性皮膚炎

週1回ペースで施術を重ねてゆき、
下肢の痒みが大分落ち着いてきたと同時に
色素沈着していた箇所も白くなってきた。

大まかなところはよく改善してきたので
今後は施術間隔を空けてゆき
経過を追っていきます。

・施術回数
5診

・頻度
週1回

・期間
約1カ月間

皮膚湿疹:
50代  女性  パート

・初診

皮膚湿疹

現在は頭部全体の湿疹と
首元も痒みがあるとのこと。
皮膚科にてステロイド、
抗ヒスタミン剤、抗アレルギー薬
を処方され服薬するも効果なし。
どんどん痒みが増悪し、
出血するほど掻きむしってしまう。
頭部の湿疹以外には
左薬指~小指の痛みで物が掴み辛い、
腰痛、右鼠径部の痛み、
鳩尾の痛み、不眠など。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

気滞血瘀と下焦湿熱が絡んでいる。
まず先に湿熱を取り除きながら
気滞血瘀の動向を診ていく。
動きがなければ駆瘀血していく
必要がありそう。
施術後は体が軽くなる。
手応えはあったので
効いてくれると思うが、
今後は週1回ペースで診ていく。

・4診(前回施術から1週間後)

皮膚湿疹

週1回ペースで継続して診ており、
頭頂部の痒みは初診の施術でよく引き、
だんだん後頭部と頚の付け根に移動し
頭皮の表面をポリポリ掻く程度の
痒みになってきた。

また、痒み以外では
頭部の浮腫があったそうだが
浮腫が無くなり、頭皮を触ると
頭蓋骨の硬さを感じれるようになる。
左薬指~小指の痛みが消失。
不眠がマシになり、
寝つき、寝起きがスムーズになる。

身体的に良い変化に富んできて
精神的にも落ち込むことが減ってきた。
大方良い方向に進んでいるが
まだ微調整が必要なので
今後もしばらく
週1回ペースで診ていく。

・7診

皮膚湿疹

週1回ペースで通院中だが、
頭部の痒みは消失し
頭皮を掻くこともなくなった。
また、不眠も解消し
朝まで熟睡できるようになる。
肌の調子はもう大丈夫そうだが、
今後も体のメンテナンスのため
定期的に診させてもらいます。

・施術回数
7診

・頻度
週1回

・期間
1カ月半

慢性蕁麻疹:
10代  女性  学生
慢性蕁麻疹

・初診

蕁麻疹は昔からあるが、
ここ数年は夏場だけ悪化する傾向があり
その都度、抗アレルギー薬や
抗ヒスタミン薬を服用し
症状が治まっていた。
今回は薬では治まらなかった為、
皮膚科で解毒剤を点滴し
副腎皮質ホルモンを数日服用したが、
それでも蕁麻疹が治まらず
全身にかけて痒みが酷い。
痒みの傾向として
夜間に増悪する傾向あり。
その時、体温も37℃台に上昇し
体中が熱くなり、
夜がなかなか寝付けず不眠になる。
もともと汗をかけない体質で、
運動しても汗が出ず
熱が籠りやすい体質のよう。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診にて、
表はどこも診てもガチガチの気滞で
胃気がやや弱い。
裏は下焦にかけて瘀血の反応が著しい。
ここ数カ月は用事のため
朝から晩まで多忙を極めていたようで、
発散できていない状況が続いていた。
気滞血瘀と診立て施術。
施術中から、全身よくリラックスし
気が抜けた感覚になる。
多忙な状況はまだ続くようだが、
合間に診させてもらうよう伝え
初診の施術を終了しました。

 

・2診(前回施術から10日後)
慢性蕁麻疹
前回施術後、夜間潮熱が引いて
ぐっすり眠れるようになる。
また、夜間に酷かった蕁麻疹も
よく治まってきた。
変わらず用事で忙しく
毎日ストレスがかかるようだが、
1回の施術でも10日間は
経過良好だったので
コツコツ施術を重ねていけば
もっと良くなると思います。

 

・3診(前回施術から15日後)
慢性蕁麻疹
肌の調子は良好。
施術間隔が空いても
肌の痒みなく過ごせるようになる。
蕁麻疹が治まったので
この日は違う主訴で診たため、
慢性蕁麻疹の治療日誌は終了。


・施術回数

3診

・頻度
10~15日に1回

・期間
1カ月弱

日光過敏症:
40代  男性  会社員
日光過敏症(光線過敏症)

・初診
屋外のプールに行って日焼けし、
数週間経つが膝周りと足背の痒みがきつい。
皮膚科で診てもらったところ
日光アレルギーによる
日光過敏症(光線過敏症)と診断を受け、
ステロイド外用剤を処方される。
過去にアトピー性皮膚炎を患ってた時に
ステロイドを多用していた時期があり
できるだけステロイドを
使用したくない思いで当院を受診される。
膝周りと足背は
全体的に乾燥して赤黒く、
湿疹のような細かい
ブツブツ(丘疹)あり。
服を脱いだ時、入浴後、夜寝る前
が痒くなるが、掻きむしって
血が出るほど猛烈な痒みではない。

(詳しい問診事項は割愛します。)

もともとが肝腎陰虚の傾向があったが
そこに真夏の日光(暑邪)を受け
さらに陰分を枯渇させた可能性あり。
治法は滋補肝腎。
施術直後は患部の赤みが
ややマシになっていたが
夜にきつくなる傾向にあるため、
夜の症状の変化を診てもらう。

・2診(前回施術から1週間後)
日光過敏症(光線過敏症)
浅黒く霞んではいるが、
赤みは大分引いてきた。
肝腎の痒みも⑩→③へ
スーっと引いてきた。
足背のみガサガサ乾燥し
夜間に⑦ほどの痒みがあり。
眠れないほどではないが、
夜間の痒みが気になる。
痒み以外の変化で、
今まで日光が眩しくて
サングラスをしないと
目が開けられないくらい
眩しさに敏感だったのが、
サングラスなしでも
割と平気だったとのこと。
また、首や顔に
日光を浴びる機会があったが
赤くならず、肌荒れもしなかった。
症状の改善も大事ですが、
新たに負荷があっても
再発・続発しないよう調えることも
大事になってきます。

・4診(前回施術から1週間後)
日光過敏症(光線過敏症)

膝周り、足背の痒み消失。
膝周りのみ日焼けによる
肌の燻みはあるが
病的なそれではなくなってきた。
時間が経てば自ずと
薄まってくると思います。
ステロイドなしで改善してきた為、
施術に満足されたので
定期的な施術は今回を以て
終了しました。

 

・施術回数
4診

・頻度
週1回

・期間
約1カ月

皮膚湿疹:
60代  女性  パート
・初診
皮膚湿疹

湿疹の症状は主に顔や頭部、
首にかけて色が浅黒くくすんで
額に部分的な赤みあり。
1年ほど痒みが治まらず、
皮膚科から出されたステロイドを塗っても
効果がなくなってきた。
皮膚湿疹だけでなく、
最近は声枯れが酷くなってきたり
首~肩がガチガチに固まって
振り返る動作をすると
寝違えのような痛みが走るようになる。
また、動悸や頭痛も出始めて
体のあちこちで悲鳴を上げてきたので
湿疹以外にも体全体の改善を所望され
診させて頂きました。
 
(詳しい問診事項は割愛します。)
 
四診してみると、
気滞もあるし気虚血虚もある。
まずは正攻法で正気を扶け
気滞の動向を診ていく。
施術後は頭がスッキリしたとのこと。
病院の治療が苦手なようなので
症状が落ち着くまでは
週2回ペースで通院してもらう。
~6診
頭痛がよく引いて、
その後 頭がスッキリした状態が続く。
動悸や首の痛みも徐々に改善。
 
・7診(前回施術から10日後)
皮膚湿疹
7診目で
コメカミ付近の肌荒れは変わらずあるが、
肌の色が明らかに白くなってきている。
白くなってきたが
まだ艶が出ていないので
コツコツ整えていく。
 
・18診(前回施術から4日後)
皮膚湿疹
週2回ペースでコツコツ通院し
肌全体が大分白くなって艶も出てきた。
あと、ほうれい線と口周りだけ
少し乾燥気味だが、
ステロイドを使用する頻度が減り
大分調子良くなってきた。
今後は週1回ペースで
メンテナンスで診ていく。

・施術回数
18診

・頻度
週2回

・期間
約2カ月間

皮膚湿疹:
60代  女性  主婦
・初診
皮膚湿疹

患部は頭全体がメインで、
入浴後や食後に体が温まると
痒みが増悪する傾向にある。

痒みのため、夜の眠りが浅く
不眠で疲れが取れない日が続く。
体がスッキリしないので
意欲がわかず元気がない。

痒みが出る前は割と活発な方で、
よく外出していたが
痒みが出て始めてから
家を出ることが減ってきた。
 
(詳しい問診事項は割愛します。)
 
頭皮はジュクジュクした痒みではなく
乾燥した痒みのよう。
正気の弱りはさほど深刻ではなく
気滞血瘀の情報が多かったので
これを駆逐していく。
施術後は体がよく温もっていた。
養生の上で気を付ける点を
いくつか伝え初診の施術終了。
また近々診させて頂く予定。
 
・4診(前回施術から1週間後)
皮膚湿疹
10日間の内、3回通院して頂き
湿疹が治まり調子が良かったため
1週間施術間隔を空けてみた。
間隔が空いても痒みなく
グッスリ眠れて意欲も沸いてきた。
またよく運動することで
気分も晴れてスッキリしてきた。
経過順調なので定期的な施術を終了し
今後はメンテナンスで診て参ります。

・施術回数
4診

・頻度
約週2回

・期間
17日間

寒冷蕁麻疹:
20代  男性
・初診
寒冷蕁麻疹

患部は主に顔で、
顔全体がボコボコに赤く腫れ上がっている。
もともと幼少期からアトピー性皮膚炎を始め
あらゆるアレルギー疾患を患っており、
食事や空気、あらゆる刺激に対して
敏感なところがあるので、
西洋医学の薬にも敏感に反応して
悪化してしまう傾向にあるため、
ステロイドなどの薬が
昔から使えない状況だとのこと。
(保湿でワセリンは使える)
普段からの体調管理は気を付けており
代謝を良くするため、
毎日 白湯を2ℓ飲んでいるとのこと。
 
(詳しい問診事項は割愛します。)
 
1月に大事な用事が控えているため
緊張が日に日に高まっているとのこと。
ひとまず肝鬱化火と診立て施術。
施術後は一身スッキリしていたので
よく緩んでくると思うが、
毎日 白湯を2ℓ飲んでいるようだが、
温めすぎて内熱を籠らせている
可能性が高いのでそんなに飲まないように
指導し初診の施術を終了。
 
・4診(前回施術から3日後)
寒冷蕁麻疹
週2回ペースで通院中で、
4診で顔の赤みと腫れがよく引いてきた。
寒さからくる痒みもなくなり、
1日に1回、肌を掻く程度まで
治まってきた。
腫れがよく引いてきたので
上瞼の重みがなくなり、
初診時より目がパッチリ
開いてきたのが印象的だった。
寒冷蕁麻疹による
皮膚症状は治まってきたが、
まだ肌の乾燥はあるので
引き続き施術を重ねていく。
 
・11診(前回施術から3日後)
寒冷蕁麻疹
一時、顔全体が乾燥して
ガサガサになってしまったが、
その後持ち直し、
肌はツルツルに潤ってきた。
下地にある
アトピー性皮膚炎による
肌のくすみも薄くなってきて
徐々に白くなってきている。
寒冷蕁麻疹はもう大丈夫そうなので
長年のアトピー性皮膚炎による
肌のくすみの改善と肌艶が出るよう
今後施術を重ねていく。
(寒冷蕁麻疹の施術は完了)

・施術回数
11診

・頻度
週2回

・期間
約1カ月間

アトピー性皮膚炎:
20代  男性  会社員
・初診
アトピー性皮膚炎

患部は主に両大腿内側で
汗をかいたり、夏場蒸れたり
歩くときにズボンが擦れると
痒みがきつくなる。
また、入浴後~寝る前の時間帯が
なかなか痒みが引かない。
仕事の都合上、
夜遅くに帰ってくることがあるため
寝る直前に晩御飯を食べる傾向あり。 

 
(詳しい問診事項は割愛します。)
 
経絡上では足の陰経にあたるので
肝脾腎のいずれか疑うが、
病の性質や体質などから
遺伝的要素もあれば
気滞血瘀や陰虚内熱など
様々な情報が同時にあるので、
一個ずつ整理しながら組み立てていく。
下焦の弱りが深いので
これをまず補っていき、
気滞血瘀や陰分の動向を追っていく。

・6診(前回施術から1週間後)

アトピー性皮膚炎

週1回ペースで診ており、
施術を重ねる毎に痒みは軽くなり
ここ1~2週間は
内股の痒み消失した。
冬は毎年肌が乾燥するが
今年は大分乾燥がマシとのこと。

部分的にまだ乾燥はあるが、
痒みが酷い部位は大分改善できたので
定期的な施術は終了し、
今後は不定期に診ていきます。

・施術回数
6診

・頻度
週1回ペース

・期間
約1ヶ月

アトピー性皮膚炎:
30代  男性  会社員
・初診
アトピー性皮膚炎

患部は主に肘窩と左首。
肌は赤く乾燥してヒリヒリしている。
夏場の痒みが酷く、
×汗 ×入浴後 ×就寝中
×イライラ ×疲労
の時に痒みが増悪する傾向にある。
痒みが出ていない時期
(小学校~20代)について
問診すると、
当時はあるスポーツをしており
30代になってやめたとのこと。 

(詳しい問診事項は割愛します。)

四診でも正気の弱りはさほど酷くない。
全身ジトっと汗をかいており熱感がきつい。
やや脾胃が弱いがここが本質ではなさそう。
気滞の所見がバキバキだったので
肝鬱化火証と診立て施術。
施術直後から体がスッキリし
頭部を中心に上半身の熱感が
クールダウンする感覚が出ていた。
運動する習慣があった方が
改善が早そうなので、
次回までウォーキングや
ジョギングをして過ごしてもらい
経過を診てもらう。
 
・6診(前回施術から1週間後)
アトピー性皮膚炎
経過は順調で、増悪する条件として
×汗 ×入浴後 ×就寝中
×イライラ ×疲労
だったが、
〇汗 〇入浴後 〇就寝中
〇イライラ 〇疲労
となり、どの条件でも
肘窩と左首の痒みが出なくなり
肌の乾燥も無くなり全身よく潤ってきた。
週1回ペースで4診まで診て
調子良かったので2週間空けてみたが、
2週間の内 途中から
少し痒みが出てきたので
5診~6診は1週間間隔で来てもらった。
年末にかけて
仕事が多忙になるようなので、
しばらくは調子良くても
週1回ペースで診ていこうと思います。
その後、経過良く過ごされ
施術間隔を空けても痒みなく
肌が潤い過ごせるようになりました。
 
・施術回数
6診
・頻度
週1回
・期間
約1カ月半
手湿疹:
30代 女性 会社員
・初診

2022.×月に手湿疹を発症。
現在社会人だが、
最初は学生時代に発症し
ストレスや疲れや感じた時に
度々再発していたが、
今回は症状が引かないため
知人の紹介で問い合わせ頂く。

手湿疹

貴金属のアクセサリーを付けてから
症状が出た為、
もともとアレルギー体質だったので
金属に反応してしまったのか?
と自覚的に思っていたよう。

 

患部を診ると、
両手掌と指先かけて水泡があり
最初は透明の滲出液だったが、
最近は黄色い滲出液になってきた。
右手の方がやや症状が酷い。

 

(問診事項は割愛)

 

主訴は手の疾患だが、
長年 持病で橋本病(甲状腺機能低下症)
があるようで、これがベースに
なっている可能性が高い。
腎気虚と診立て施術。
施術後は体スッキリしていた様子。
手湿疹が落ち着けば
橋本病も診ていこうと考えてます。

 

・2診(前回施術から4日後)
経過は順調。
前回施術した日から、
肌が強くなってきたように
実感してきたとのこと。

手湿疹

手掌の水疱がなくなり痒みが消失。
まだ肌の荒れはあるが、
痒みがないので
グッスリ眠れるようになった。

盆休みのため仕事が休みで
リラックスして過ごせたことと、
初診時に運動するよう養生指導し
ランニングとウォーキングを続けて
もらってるのも功を奏している。

盆休み明けで、仕事を再開しても
好調を維持できるか?

が次の診察のポイントになりそう。
次回は少し間隔を空けて
1
週間後に予約してもらうことに。

 

・3診(前回施術から1週間)

手湿疹

お盆休みも終わり仕事再開したが
痒みがぶり返すことなく
過ごせていた。

ただ、新しい皮膚が
なかなか硬くならず
柔らかいままなので、
仕事中でも掌が気になることが
多々あった模様。

腎気は建ってきているが、
脾気が今ひとつだったので
今回はこれを中心に扶ける。

 

・4診(前回施術から1週間)

手湿疹


傷口の新しい皮膚は
硬くなってきたが、

潤いがなく粉をふいた状態。
痒みは落ち着いているようなので、
もう一息といったところ。
季節の変わり目に
よく肌の調子を崩す
ようなので、
これから秋に入り、

空気が乾燥してくるため
燥邪による痒みが出ないよう
注意が必要。

 

・5診(前回施術から1週間後)

手湿疹

掌の皮がしっかりしてきて、
乾燥で粉ふいていたが
よく潤ってきた。

指の付け根(第3関節)と
2関節にかけて
朝だけ痒みが出てきた。

指の付け根だけやや赤みがあり、
熱が篭った感覚とのこと。

腎気虚で診ていたが、
よく正気が埋まってきた。
肝鬱気滞の所見が診られたので
今回は気滞を捌いてみて
症状の変化を追っていく。

 

・6診(前回施術から6日後)

手湿疹

手湿疹の経過だけ追うと
一進一退といった感じだが、
話を伺うと もともと手掌の尺側から
発症し始めたよう。

改善の仕方の一つに、
発症〜現在に至るまで
歩んで来た道のりを戻るような
経過を辿る方もいます。

なので、施術を重ねていくと
だんだん初期症状に戻ってきて、
そこを乗り越えると
何も症状がなかった時の状態に
戻ることがあります。

手掌の尺側に症状が出てはいるが、
ここを乗り越えると
大分調子良くなる
可能性が出てくるし、

悪化するようなら作戦立て直します。

 

・7診(前回施術から約1ヶ月後)

手湿疹

3週間ほどは
手湿疹はよく治っていたよう。

 

 

手湿疹

仕事が多忙になり手湿疹が再発。
主に手掌の痒みがあり。

 

(問診事項は割愛)

 

腎の弱りもあるが
気滞の所見も大いにあるため
これを捌きながら同時に腎を扶ける。
すぐ取り返せるレベルではあるが
経過良くなっても間隔を空けながら
施術は継続した方が良さそう。

 

・8診(前回施術から10日後)

手湿疹

痒みなく過ごせているが
まだ少し乾燥気味。
ラクにはなっているが、
まだ治りきっておらず
マイナス→±0(現在)といったところ。
無茶や油断するとまたマイナスになり
痒みが出てきそうだが、
ここからプラスに貯金を作れば
無茶したり油断しても痒み出ずに
済むようになるので、
今後は治療というより
体の中から補強してゆきます。

 

その後、1ヶ月ほど空いてるが
痒みなく過ごせていると連絡あり
定期的な施術を卒業されました。

 

施術回数:
8診

頻度:
週1回〜月1回

施術期間:
約2ヶ月半

アトピー性皮膚炎:
8歳  男の子  小学生

アトピー性皮膚炎

・初診
アトピー性皮膚炎は産まれつきで
全身に痒みがあり。
両親や兄弟もアレルギー体質のようなので
遺伝的にみんな肌が弱いとのこと。
肘窩や膝窩、首や顔、
腹部や背部、臀部にかけて
痒みが酷い。

アトピー性皮膚炎
肌全体的に乾燥しているが、
患部周辺はベタベタとした
滲出液が出ている。
寛解と増悪を繰り返しているようで、
傷口が治りかけると痒くなり
掻きむしってまた傷口が酷くなる
を繰り返している。

(詳しい問診事項は割愛します)

正気の弱りはなく回復力もあるが、
湿邪がベッタリ停滞しているため
患部が寛解してきても
湿邪も一緒に表在に浮いてくるので
また患部を掻きむしってしまう。
熱邪も同時に混在しており、
湿熱内蘊と診立て
施術方針は清熱解毒で処置する。
滑脈がきつかったが、
施術直後はマシになる。
お菓子を大量に食べるみたいなので、
少し量を減らしてもらうよう
親御さんにお伝えし
初診の施術終了。

・2診(前回施術から10日後)
アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎
部分的な赤みはまだあるが、
肌全体のカサカサした乾燥は
マシになってきた。
膝窩の赤みがまだきつく、
夜中眠ってい時に掻いているが
痒くて眠れないことが無くなった。
滑脈がきつかったが大分マシになっていた。
今後もお菓子は引き続き
控えめにしてもらい過ごしてもらう。

 

・6診(前回施術から1週間後)
アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎
アトピーによる赤みが消失し、
全体的なくすみのみになる。
痒みはポリポリ掻く程度で、
夜中に掻きむしることもなく
眠れている様子。
最近は夏休みなので
学校のプールに行くことが多い。
去年までは、肌が塩素に負けて
赤くなることがあり
プールに行かない事もあったそうだが、
最近は肌が赤くなることなく
プールを楽しめている。
まだ、改善の余地はあるので
夏休み中にもっと肌の状態を
調えていこうと思います。

・8診(前回施術から1週間後)
アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎
ここ1カ月は
ステロイド軟膏を塗っていないが
痒みがよく治まっている。
背部も大分きれいになってきた。
夏休み中に集中して来られたのが
功を奏しました。
2学期が始まっても、
間隔を空けながら診ていけば
症状が落ち着いて過ごせると思います。

・施術回数
8診

・頻度
約週1回

・期間
約一カ月半

アトピー性皮膚炎:
10代  男性  学生
・初診

アトピー性皮膚炎

アトピーの痒みは
幼少期から慢性的にあるが、
ここ1年間が特にきつかった。
今は乾燥した痒みだが、
酷い時は滲出液が出るほど
ジュクジュクした痒みだった。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

一年通して痒みあるようだが、
肝鬱主体の痒み(血燥生風)と
湿熱主体の痒み(湿熱内蘊)が
混在している。
今の比重としては
肝鬱:湿熱=7:3
といったところか。
季節により比重が変わるだろうが、
今回は肝鬱を主体に鍼で処置する。

鍼が触れた瞬間から
お腹がグルグル動き、
施術後には体ポカポカして
よく気機が巡ってました。

 

 

・2診(前回施術から約2ヶ月)

アトピー性皮膚炎

1回の施術でアトピー性皮膚炎による
顔や肘窩の痒み消失し、
肌がよく潤って調子良かったよう。

痒みで夜中に起きることもなくなり
調子良く過ごせている。

まだ10代ということもあり、
改善が早かったです。
アレルギー体質のため
今後も要注意ですが、
不定期でいいので
痒みが出そうになったら
診させて頂きます。

 

・施術回数
2
回(実質1回)

・頻度
なし

・期間
なし

足関節の痛み・
アトピー性皮膚炎:
50代  男性  会社員

・初診

足関節の痛み

足関節は、
骨折を機に痛みがひかず

普通に歩けるが、
小走り
×、長時間立つ×
で、足関節の奥が痛くなってくる。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は
社会人になってから発症。
全身の痒みがあり下肢の赤みが目立つ。
顔や首、腕〜手にかけては
赤みはきつくないが、
乾燥してピンクがかっている。
運動する習慣があったが、
足を骨折して以来、運動しなくなる。
運動しなくなって
痒みが酷くなってきた。
(運動してる時は痒みマシだった)

優先順位としては、
足関節の痛みを取り除き、
運動しても痛くないよう整える
ことがアトピー性皮膚炎の改善にも
繋がってくる。

 

(問診事項は割愛)

 

四診から、
もともと気滞がベースがあり、
骨折を機に血絡が遮られたものと考察し
気滞血瘀と診立て施術。
施術後は一身の気が抜けて脱力感と
血行が良くなり体ポカポカしていた。

足の痛みが取れれば良し、
また、気滞もマシになって
気機が巡り肌も潤えばなお良し
ではあるが、ひとまず足の調子の
変化を診てもらう。

 

2診(前回施術から8日後)

足関節の痛み

アトピー性皮膚炎

・足関節の痛み⑩
・アトピー性皮膚炎の痒みマシ。
皮膚科の医師も驚いていたとのこと。

足関節の痛みとアトピー性皮膚炎、
同時に改善していた。
大まかな診立ては合っていたので
引き続き気滞を捌くことで
気機を巡らせ、足関節の痛み・
痒みの改善に臨む。

 

3診(前回施術から2週間後)

足関節の痛み

アトピー性皮膚炎

足関節の痛みは全くないようなので、
今後はアトピー性皮膚炎の
経過を重点的に追っていく。

ここ2週間は仕事が立て込み、
夜遅くまで仕事をしてることが多く
睡眠不足が続いていた。
顔〜頭部のみ赤みが酷く、
痒みは首〜頭部にかけて痒かったが、
体幹や手足は全く痒みなく、
赤みもなかった。

気逆のように上部に偏っているが
鍼で降気させることで、
頭部に偏った気が散り
全身よく温まっていました。

 

4診(前回施術から2週間)

アトピー性皮膚炎

肌の痒みは11日間は治っていたが
ここ数日痒みがぶり返す。
深夜にかけてデスクワークが続いており
寝不足も続いていたそう。
1
日中、椅子に座りっぱなしで
足腰が坐骨神経痛のような痛みが出て
後頭部に直径5mmほどの
円形脱毛が13ヶ所確認された。
過去にも深夜まで仕事が続くと、
今回のような脱毛があったよう。

連日、深夜に及ぶ仕事によるストレスで
心神が擾乱し心火が旺盛となり
血熱生風し脱毛がみられたと考察。
治法は涼血清熱で施術。
しばらく仕事が深夜に及ぶようだが、
できるだけ早めに寝るように
お願いし施術終了。

 

5診(前回施術から2週間後)

アトピー性皮膚炎

前回施術した3日後に
夜にジムで筋トレをした後、
首〜顔面が痒くなり
それが23日続いた後は通常に戻る。
円形脱毛は1ヶ所を除き、
小さくなっており、
首〜顔面以外は肌が白くなってきた。

治法は前回と同じく涼血清熱と
今回は補腎を加味する。

今のところ、
2
週間おきのスパンで診ているが
次回は1週間後に予約取られたので
四診の変化の違いや
今回の施術効果の判定がしやすい為、
今後の良い流れで治療に
取り組んでいけると思います。

 

 

7診(前回施術から2週間後)

アトピー性皮膚炎

2週間に1回ペースで通院中。
仕事が多忙になってきて
首から上が痒くなってきたよう。
ただ、いつも冬になって空気が
乾燥してくるともっと痒みが酷くなり
ステロイド薬を毎日使用していたが、
鍼を受け始めてからは
1回の使用頻度で治っている。

まだ後頭部の円形脱毛はあるため、
裏熱はあるが、仕事が多忙なことと
冬の乾燥した空気が重なって
もっと症状が悪化しても
おかしくないが
少しずつ症状は寛解してきている。

 

9診(前回施術から2週間後)

アトピー性皮膚炎

首〜顔にかけて紅みがきついが
肌はスベスベ潤ってきたとのこと。
首から下(体)は
アトピー性皮膚炎による
痒みは消失し、状態は良い。
ただ、ここ2週間口の中が酸っぱく、
内科で診てもらったところ、
逆流性食道炎と診断を受ける。
4
5年前にもあった症状で、
久々に再発してしまう。

肌は潤ってきているが
顔面の紅味がきつく 呑酸あり。
現象としては肝気犯胃のような状態。
肝鬱が犯す臓腑が変わってきたか?
実火から虚火に変わってきたのか?
不明瞭なところがあるが、
経過は良い方へ向かっていたので
あと数回診れば、
この現象が何なのか?
判明するものと思われます。

 

 

 

その後、経過良く過ごされたようで
しばらく空きました。

 

 

10診(前回施術から約3ヶ月後)

アトピー性皮膚炎

前回施術から
しばらく間が空いていたのですが、
体調良く過ごしていたみたいで
アトピー性皮膚炎による
全身の痒みが消失したとのこと。

毎年、この時期(春)は
肌から粉が吹くほど肌が乾燥し
痒みが酷く調子悪くなるのだが、
例年になく、肌の調子良く
赤みも引いて白く潤っている。

アトピー性皮膚炎

また、後頭部にあった
円形脱毛症による脱毛部位も
しっかり髪で埋まっており、
調子良いとのこと。

今回はアトピー性皮膚炎ではなく、
別の症状(以下②)を診て欲しいと
施術依頼を受け診させてもらう。
(別記事で記します)
②が改善した後は、
また違う症状③を診て欲しいと
依頼を受けているので、
またしばらく体のメンテナンス
させて頂きます。

 

・施術回数
10


・頻度
21回ペース


・期間
4ヶ月(実質)

アトピー性皮膚炎:
40代  男性  会社員
初診

アトピー性皮膚炎

患部は主に肘窩と首〜胸元。
×
夜中痒くて起きる
×
入浴が少し痒い
×
冬、乾燥すると痒い
(夏は痒みマシ)
×
季節の変わり目
×
日本酒を飲むと痒い
(ビールは痒くならない)

といった状況。ステロイドを
1年前まで使用していたが
薬なしで改善したいという希望の下
診させてもらうことになる。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

先天的に腎虚があり、
そこに気滞や湿痰が溜まって
腎が伸びやかに働かずにいる。
気滞や湿痰を除きながら
腎を扶け気機を巡らせる。
施術中から気が昇降して足元が温まり
よく気が緩んでリラックスしてきた。
養生の注意点を伝え
初診の施術を終える。

 

 

2診(前回施術から1週間後)

アトピー性皮膚炎

肌が浅黒く霞んでいたり、
肌の乾燥はまだあるが
赤みが引いて篭っていた熱が
マシになっていた。
また、便通がここ1週間
形の良い普通便が出るようになった
とのこと。
(今までは兎糞状の
コロコロした便だった。)

肺ー大腸の表裏関係から
便通が良くなれば肌もじきに
改善できそう。
初診時と同じ処置を施し
2
診目を終了した。

 

 

3診(前回施術から1週間)

アトピー性皮膚炎

肌はまだ痒みあるが、
全体的にはマシになってきている。
肌よりも体の方が調子良いみたいで
夜が眠れるようになり、
仕事がいつも以上に
捗るようになってきた。

バナナ状の便も継続して出ており、
お腹の調子が良くなってきた。

経過は良好だが、
いつも冬の乾燥した季節に
痒みが増悪するので、
これから冬の季節に向け
悪化しないよう体を整えてゆく。

 

 

4診(前回施術から5日後)

アトピー性皮膚炎

お酒を大量に摂取しても
痒みが出ず済んでいたよう。
食後12時間後に肘窩に
少し痒みが出るのみ。

肌の色艶もパッと見た感じ
初診時は浅黒かったが、
4
診目の頃には色白になってきた。

熱は引いてきたが、
患部を中心にまだ潤いがない。
回数を重ねる毎にしっかり
良くなってきているので、
これから痒みが悪化する冬の季節も
何とか乗り切れそう。

 

 

5診(前回施術から9日後)

アトピー性皮膚炎

前回までは
患部がまだ潤いが足りていない状態
だったが、よく潤ってきた。
ただ、部分的に湿熱が篭って
おできのようなできものがあった。
最近、ご飯が美味しくて
過食してしまう
のと、
お菓子(チョコ)
よく食べてしまうよう。

また、指先にも
アトピー性皮膚炎による
痒みがあったが

痒みはなくなったと伺う。

アトピー性皮膚炎

診始めて約1ヶ月経つが割と順調。
肌の調子だけでなく、
便通も良い形の便が毎回出るように
なってきている。
甘い物の過食が続くと
湿熱を形成してしまうので、
そこだけ気をつけてもらうよう
お伝えして5診目の施術終了。

 

 

6診(前回施術から1週間後)

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎による痒みは
ほとんど無く順調に1週間過ごされる。
忘年会があり、飲酒をしたそうだが
いつもより酔いが早かった為、
飲酒量が少しで済んだとのこと。

お酒に弱くなったわけではなく、
施術をコツコツ重ねていったことにより
臓腑の働きが良くなってきたので、
お酒が全身に巡るのも早くなり
少しの量で酔うことはよく見受けます。
必然的に飲酒量が減り、飲酒による
内熱が篭ることも無くなれば、
肌が痒くなることも無くなります。

と言っても、これから忘年会が
続くようなので、
飲酒の機会が増えると代謝が
追いつかなくなる可能性もある為、
飲酒量に気を付けてもらうよう
注意しておきました。

 

・施術回数
6
診(現在も継続中)


・頻度
1回ペース


・期間
1ヶ月(現在も継続中)

アトピー性皮膚炎:
30代  男性  会社員

・初診
アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は幼少期にあったが
学生時代は落ち着いていた。
10
代の後半に酷いアトピー性皮膚炎
の症状が再発し、症状が出ては
ステロイドで抑える生活が長く続いた
とのこと。
社会人になって大分久しぶりに
今回のアトピー性皮膚炎が再発し、
ひとまずステロイドで症状は
抑えているが、
過去に長年苦しんだ経験から
根本的に症状を治したい希望の下
施術依頼を受けることに。

 

(問診事項は割愛)

 

平素から大食のためか
脾胃の湿熱が顕著であるが、
その裏に肝鬱化火もあるので
これも同時に捌いていく。
運動不足のようなので、
日頃から発散してもらうよう
養生指導する。

 

・2診(前回施術から1週間)

アトピー性皮膚炎

以前まで
アレルギーの薬を服用していても
腹部の痒みはあったが、
ここ1週間は腹部の痒みも無かった。

経過自体は順調だったが、
あと12週間でアレルギーの薬が
なくなるということなので、
薬がなくなってもこの状態を
キープできるか?あるいは、
痒みが出てもすぐ治まるような
体質に調えることができるか?
で今回の治療の真価が問われることに
なりそう。

1回の施術で
症状をラクにはできても
体質がガラッと大きく変わる
わけではないので
あと何回か治療を重ねていく
必要があります。

 

・3診(前回施術から2週間)

アトピー性皮膚炎

痒みは2週間の間出ておらず
経過順調。
アレルギーの薬を弱くしても
痒み出ることなく過ごせた。
4
5日後に薬が切れるので
薬無しでもこの調子でいきたいと
依頼を受ける。

脾胃の湿熱が大分マシになってる。
肝鬱化火もマシになっており
過食することが減った模様。

経過は良いので、
しばらく2週間おきに
継続して診ていく。

 

・4診(前回施術から2週間)

アトピー性皮膚炎

痒みなく過ごせており、
肌艶も良くなってきた。
一番酷かった腹部の痒みもなくなり
喉だけが少し乾燥している程度。

話を聞くと、もともと喉から
痒みを発症したとのことだったので
発症時の状態に戻るような
改善の仕方で、ここを乗り越えれば
発症前の綺麗な状態になりそう。

調子が良いので、
2
週間おきのペースを
次回は3週間空けてみる。

 

現在も施術間隔を空けて施術中。

 

・施術回数
4診(現在も継続中)

・頻度
1回〜2週間1回ペース

・期間
約1ヶ月

アトピー性皮膚炎:
女性  20代  事務職

アトピー性皮膚炎

 

幼少時より
アトピー性皮膚炎を患っており、
昔は肘の内側、膝の裏のみの
痒みだったが、
小学生の頃は治っていた。

高校2年の時に痒みが酷くなり
顔、首、胸元、肩、
肘の内側、前腕、手、
お腹、太腿、膝の裏、脛、足首、
とほぼ全身にかけて痒みがある。
当時、漢方薬や鍼を受けたが寛解せず。

大学入学時、
実家を出て一人暮らしで
環境が変わると痒みが消失。

しばらく痒みが出ない時期が続くが
社会人になって4年経過した頃に
再びアトピー性皮膚炎が再発。

ステロイド軟膏塗るも
一時的な改善しかせず、
本質的な改善を求め施術依頼される。

 

・症状は全身の痒み
上半身は肘窩を中心とした痒み。
肌全体が浅黒く乾燥し、
患部は赤黒くなって
酷い箇所は
ジュクジュクして滲出液も出ている。

 

アトピー性皮膚炎

 

・下半身は下肢の膝窩のみが痒い

アトピー性皮膚炎

弁証:
肝鬱化火、湿熱下注

治法:
疎肝解鬱、清熱利湿

・初診
施術後、頭がスッキリする。
安定するまでは
1回ペースで通院してもらう。

 

2診〜4
痒くて夜が眠れなかったのが
施術して数日は痒みなく眠れる。
風呂上がりで体が温まった時は痒い。

 

5診〜10
肌全体の黒さは抜けてきて、
赤みのみになる。
肘の内側や膝裏の
ジュクジュクした患部もマシになり
滲出液が出なくなってきた。

 

アトピー性皮膚炎

11診〜16
肌全体が少し潤いが出てきて
しっとりしてきた。
部分的な赤みはあるものの、
浅黒さは消失。

17診〜25
夏場入り、汗で痒みは出るものの
赤みも引いてきて、肌が白くなってくる。
この頃より顔に化粧しても
痒み出なくなってきた。

 

アトピー性皮膚炎

・その後
大分症状が落ち着いてきたので
1→21→1ヶ月1回で
間隔空けても
再発することなく過ごされる。

 

・施術回数
25診(週1回ペース)
その後もメンテナンスで継続中

・頻度
1回(現在は月1回)

・期間
5ヶ月

アトピー性皮膚炎:
30代  女性  会社員

 

アトピー性皮膚炎

 

幼少時より
アトピー性皮膚炎の症状はあったが、
中学生〜20代後半まで
症状落ち着いていた。

30代に入り、春先に花粉症を発症。
それをきっかけに肘の内側と膝裏に
痒みが出るようになる。

 

ステロイド軟膏を塗り
一時的な改善はみられたが
ステロイドを塗らないと痒みが再発。
どんどん症状が悪化し、
全身に痒みが広がる。

滲出液が出る為、
両手は包帯でグルグル巻きにした状態で
仕事をしているとのこと。

薬に限界を感じ、
東洋医学の施術を希望される。

弁証:
肝鬱化火と腎陰虚

治法:
清熱解毒と補腎陰

・初診
施術後、体が軽くなるのと
一身熱感が酷かったが
サーッと清涼感を感じるようになる。

症状が安定するまで
2回ペースで通院してもらう。


2診〜10
痒みはあるものの、
赤く浅黒かった皮膚が抜けて
赤味のみになってきた。
(黒くなくなってきた)

 

11診〜20
指先〜前腕の痒みマシ。
滲出液が大分落ち着いてきて
手指〜前腕まで巻いていた包帯が手だけになる。
全体的に乾燥した肌になってきた。

 

アトピー性皮膚炎

21診〜30
夏場に入り、熱が篭るとやや痒みが出たり、
汗をかくと患部が痒い。
ただ、血が出るほど深いところを掻きむしる感じでは無く、
肌表面が痒いくらいになったとのこと。

 

31診〜40
顔面〜首の部分は
まだ少し赤味があるが
それ以外の肌は白くなってきて、
潤いが出てきた。

アトピー性皮膚炎

41診〜50
手の痒みもマシになり、
包帯を巻かなくなる。
また、アトピー性皮膚炎が
酷くなってから
ずっと控えていた
ファンデーションなどの
化粧を
久しぶりに使用してみたが、
顔が痒くならずに済む。

 

大分マシになってきた為、
今後週
1回ペースにする。

アトピー性皮膚炎

51診〜
痒みかなりマシになる。
痒みが酷かった時は
肌を露出する服が着れなかったが、
胸元が空いた服や
半袖の
Tシャツを着ても
自信持って外出できるくらい
回復される。

アトピー性皮膚炎

・その後
施術の頻度をペースダウンしても
アトピー性皮膚炎が
再発せずに過ごされる。

 

・施術回数
定期的な施術回数は50

・頻度
症状が酷かった為、週2回ペース
安定してからは週1回ペース

・期間
6ヶ月

飲食不節だったので、
菓子類は控えて
よく運動するよう
指導しました。

アトピー性皮膚炎:
10代  男性  大学生

 

アトピー性皮膚炎

 

大学に入学して1ヶ月、
アトピー性皮膚炎を発症。
もともと幼少期にも
アトピー性皮膚炎があったが
中学、高校の時は症状が治まっていた。

患部は首下、肘、手関節、
膝裏に痒みがきつく、
夜も体の痒みで眠れない日が続く。

皮膚科で処方された
塗り薬を塗って過ごすものの
痒み治らず、
日に日に患部に熱を帯び、
ジュクジュクと滲出液が出て
赤黒くくすんできた。

友人の紹介で楓庵に施術を依頼。

弁証:
肝腎陰虚、湿熱下注

治法:
補腎陰、疎肝

 

・初診
施術後、足が重く感じるが
上半身は軽くなる。
1週間後に予約してもらう。

・2診
前回施術より1週間後。
幹部の痒みが治まってきて、
滲出液が出なくなり、
ジュクジュクしていた患部が乾燥してくる。

痒みが治まってきたので
夜グッスリ眠れるようになる。

 

・3診
前回より1週間後。
患部のくすみはまだあるものの、
赤味が大分引いてきた。
痒みは緊張やストレスを感じると
少し出てくるが
ポリポリと掻く程度。

 

アトピー性皮膚炎

・4診
前回より1週間後。
引き続き良好。
調子が良いので次回は
2週間 間隔を空けてみる。

 

・5診
前回より2週間。
若干肌のくすみは残るものの
痒みはほぼ落ち着いてきている。

 

 

・その後、
2週間に1回ペースでみて
8診目にはかなり症状治まっていたので
定期的な施術を終了しました。

 

アトピー性皮膚炎

 

・施術回数
8

・頻度
1回ペース→21回ペース

・期間
2ヶ月弱

・まだ10代と若かったので
正気の弱りも酷くなく
回復力があったのと、
まだ病の所在が浅かったため
早期に改善できた症例です。