【症例】鬱病・不眠症・咽喉頭異常感症(ヒステリー球)・パニック障害・精神疾患
鬱病・不眠症・
咽喉頭異常感症(ヒステリー球)・
パニック障害などの精神疾患で
お悩みの方の症例をご紹介します。
- 不眠症:
30代 女性 会社員 ・初診
不眠とのことで、
具体的な睡眠時間を問診すると
午前1時~午前7時まで寝ており
6時間は寝ているようだが、
自覚的には目を瞑っているだけで
頭はずっと覚醒している状態が
6時間続いているとのこと。夜が眠れていない為、
日中が眠くなるが仕事で眠れない。
クタクタで帰宅し
疲れているので眠れるだろうと
思ってベッドで横になっても
眠気が来ず眠れない日が1週間続く。疲労困憊になってきて
最近動悸するようになる。
薬は服用せずに改善したい思いで
身内の紹介で来院される。(詳しい問診事項は割愛します。)
四診より気滞血瘀と診立て
活血化瘀を施す。
施術後は体がよく温もりスッキリする。
まだ病は浅そうなので
次回は間を空けずに診させて頂く。初診の後、早い時間に眠気が来て
自然と寝落ちして朝まで眠れた。
経過良かったので
次回以降施術間隔を空けていく。・4診(前回施術から2週間後)
間隔を空けてみるが
毎日深く眠れるようになる。
経過良好な為、
今回を以て定期的な施術終了とする。・施術回数
4診・頻度
週1回~2週1回・期間
約3週間
- パニック障害・過敏性腸症候群:
60代 女性 主婦 ・初診
現在ある症状で一番辛いのは
不安感のため外に出るのが億劫な事と、
過敏性腸症候群によるお腹の不調で
外出先で便意を催さないかの不安も重なって、
パニック発作に見舞われること。他にも体調が優れない時は
様々な症状が出るがここでは割愛します。(詳しい問診事項は割愛します。)
四診より気血両虚と診立て施術。
施術中から背部がよく温もり
全身がリラックスしてくる。
下焦の虚も埋めていく必要があるが
まずは気血両補し
臓腑の動向に注視していく。週1回ペースで通院され約1カ月経過。
施術を重ねる毎に不安感が軽くなり、
最近はパニック発作が無くなる。過敏性腸症候群で1日に何回も排便していたが
1日1回でまとまった便が出るようになる。家の事情で関東方面へ新幹線で移動し
外泊することが多かったみたいだが、
外出時の不安感や排便の不安、
新幹線移動での不安感もなく
普通に過ごせるようになる。
今後も関東方面へ移動する機会があるようだが
外出や排便の不安感がなく
体調も良さそうなので今回を以て施術終了し、
今後はたまにメンテナンスで診させて頂く。・施術回数
7診・頻度
週1回・期間
約1カ月
- 咽喉頭異常感症(ヒステリー球):
60代 女性 パート 症状は咽の異物感。
2023.×月以来、
球のようなコロコロしたものが
咽に詰まった感覚があり、
図のように咽の右左だったり、
咽の奥の方で詰まった感覚で
常時あるわけではなく、
1分くらいで消失する。
水を飲む時に球が引っかかる
ような感覚があり、
耳鼻科では咽に異常なしと診察され
そのまま様子みるが、
次第に症状が出る頻度が増え
症状が治まる時間が長引いてきた。
夜寝ている時は何ともないが、
日中起きている時に症状が出てくる。
症状が気になり過ぎて
病院にかかると半夏厚朴湯を
処方され服用するが、
咽がスーとするだけで
根本的に症状は変わらないとの事。(詳しい問診事項は割愛します)
半夏厚朴湯行は
気解鬱・降逆化痰の効能があり
梅核気に有効な漢方として有名ですが
あまり効果を感じなかったよう。
四診してみると脾胃の弱りが深く、
もともと消化器系は弱い方だと伺う。
昔から思慮深い性格のようで、
これも脾虚が原因と推察する。
したがって、
脾虚から派生してる気滞(梅核気)なので
健脾和胃を施してみる。
(肝はあえて何もせず放置)
施術中は梅核気の症状がなかった為
症状の変化が分からなかったが、
手足よく温もってきた。初診施術後は、症状の変化より
心境の変化があったようで
思慮深い性格だったが、
鍼をした後は思い悩むことがなくなり
開き直って過ごせた。
数日そんな日が続いてから
咽にあった球のような異物感が消失。
咽の違和感に変わる。
咽の症状以外の変化では、
いつも以上に胃がグルグル動き
ここ数日は、
形の良い便が出るようになった。東洋医学では、感情も五臓が
管理しているものと考えられ
・肝=怒
・心=喜
・脾=思
・肺=悲
・腎=恐・驚
と配当される。この方は脾胃の弱りが深かったので
脾が弱ると、思慮深くなる、
思い悩みやすい性格になる為、
今回のように施術で脾胃がよく動くと
思い詰めなくなり、
気滞(梅核気)が散って
症状がよく解消された。
(まだ違和感があるようなので
完全ではないが)
なので、この方の場合
普段からの脾胃のケアが大事に
なってきます。カゼをひいてしまった為
前回施術から間隔が空いてしまった。
カゼによるカラ咳が出ていて
咽がスッキリしなかったようだが
ヒステリー球(梅核気)の症状は
再発せず過ごせたそう。
咽の違和感はまだあるが、
異物感がないだけ大分ラクな様子。
カゼで悪化することを懸念したが
何とか持ち堪えてくれた。・5診(前回施術から2週間後)
施術間隔空くが
咽の違和感、異物感なく過ごせている。
四診でも脾気虚の反応は
大分マシになっており、
湿気でジメジメしても
問題なく過ごせている。
経過良いので今回を以て
定期的な施術を終了。
今後はたまにメンテナンスで
診て参ります。・施術回数
5診・頻度
週1回~・期間
約1カ月
- 不眠症:
50代 男性 会社員 ほぼ毎晩晩酌をする習慣があり、
飲酒後いつもなら眠気がくるが
前日の夜は眠気が全くなく一睡もせず。
そのまま毎朝日課にしているランニングや
筋トレをして運動して疲れているが、
日中も全く眠気が来ない。今週末から数週間かけて
海外に出張する予定があり、
大事な取引の予定があるので
色々考え込んでしまうとのこと。(詳しい問診事項は割愛します。)
四診より気滞血瘀と診立て施術。
少しスッキリした様子であったが、
出張前に調えておく必要があるので
続けて診させてもらう。・2診(前回施術の翌日)
前回施術後、
PM23:00に眠気がきて眠るが
AM1:30分に目が覚める。
その後、しばらく眠れず
AM2:30に眠りAM6:00まで眠れたとのこと。
眠れるには眠れたが
まだ熟睡はできていない様子。
施術方針は変えず、ややきつめに刺鍼。
施術後は前回施術後よりスッキリしていた。
数週間海外出張に出るので
次回まで間が空く予定。2診の後、体の緊張が解け
グッスリ眠れたとのこと。
海外の出張先でもよく眠れ、
仕事も順調に事が進んだとのこと。施術間隔は空いたが、
よく眠れている様子なので
今後も数週間に1回ペースで
メンテナンスで診ていく。
・施術回数
3診・頻度
なし・期間
約3週間(2週間は海外出張のため空く)
- パニック障害:
30代 女性 主婦 ・初診
現在出ている症状は
胃もたれ、胃の痛み、食欲不振、吐き気。
パニック発作は服薬のため出ていないが、
電車や人混みだと発作が出そうなので
行っていない状況。
また、パニック障害と診断受けるまで
仕事もしていたが、
今は退職し家で静養している。(詳しい問診事項は割愛します。)
四診にて、
気滞血瘀と診立て施術。
施術後から体がポカポカし
軽くなっていることを実感される。
手応えは悪くないので
しばらくは短いスパンで診てゆき
経過を追っていく。約週1回ペースで通院され1カ月半経過。
施術を重ねる毎に、胃の不快感が軽くなり
同時に不安感も薄まってきた。
食事も普通に食べられるようになり
元気になってきたので、
近所へのお出かけも可能になってきた。
だんだん元気になってきたので、
電車に乗って繁華街に出かけたが
動悸や人酔いもなく過ごせるようになる。調子が良いので今後は施術間隔を空けながら
メンテナンスで診て参ります。・施術回数
7診・頻度
週1回・期間
約1カ月半
- 不眠症:
50代 女性 パート ・初診
主な症状は不眠。
寝つきが悪く、眠りも浅いため
朝からスッキリしない日が続いている。
寝不足のため、日中に眠気が強く
体もだるい。
頭がスッキリしないため、
酷い時は回転性の眩暈もある。(詳しい問診事項は割愛します。)
四診より心血虚と診立て施術。
施術中からリラックスした様子で、
施術後には大分スッキリされていた。
今回コレステロール値を下げたいという旨で
診させて頂いたが、
数値を下げるためには眠りの質の改善が
必須になってくるので、
寝つきや眠りの質を追っていきます。・6診(前回施術から1週間後)
週1回ペースで施術中で、
寝つきの改善と深い眠りで
朝まで眠れて調子は大分良くなり
当初気にしていたコレステロール値も改善。
心身共に良い状態になってきた。
今後はメンテナンスで診ていく。・施術回数
6診・頻度
週1回ペース・期間
約1カ月半
- 咽喉頭異常感症(ヒステリー球):
30代 男性 会社員 ・初診
症状は咽の圧迫感と異物感、
食事をしている時や
食後に症状をきつく感じるため
食事を摂ることが億劫になってしまう。
空腹にはなるが食事をしても消化が遅く
お腹が空くのに時間がかかる。精神的なものからきていると
診断を受けたので心療内科も受けようか
悩んでいると相談を受ける。(詳しい問診事項は割愛します。)
四診から表面的には
ガチガチの肝鬱気滞ではあるが、
裏で心や腎が虚しているようだったが
まだ曖昧だったため、
そこは施術を進めていく上で
はっきりしてくるので
ひとまず気滞を散らしていく。
施術後は体スッキリしていたので
ある程度効果は期待できそう。心療内科については
一旦保留にしてもらい、
鍼でどこまで改善できるかを
試みてから判断してもらう。・6診(前回施術から1週間後)
週1回ペースで診ており、
⑩あった咽の異物感が
・2診→⑤
・3診→⑤変化なし
・4診→③~④ややマシ
・5診→②~③ややマシ
・6診→①~②(現在)
と施術を重ねる度に
気にならなくなってきた。咽喉頭異常感症(ヒステリー球)は
大分落ち着いてきて、咽の異物感より、
逆流性食道炎によるゲップや
胃の不快感が気になるので
主訴をこちらに切り替え診ていく。咽喉頭異常感症(ヒステリー球)
の施術は一旦終了とする。・施術回数
6診・頻度
週1回ペース・期間
約1カ月間
- 頭痛・不眠症:
20代 女性 フリーター - ・初診症状は頭痛と不眠症の他に、
肩凝りや腰痛、鼻水、吃音、
認知機能障害(ど忘れが多い)、
アトピー性皮膚炎と多岐にわたるが、
今一番改善したい
頭痛と不眠を優先的に診ていく。頭痛は10年来 前頭部に出ており
痛み止めの薬を服用しても
効果なく辛いとのこと。
また、肩凝りも長年自覚しており、
小学生の頃から肩凝りがあった。不眠は社会人になってから酷く
×寝つき ×浅眠 ×寝起き ×多夢
と安眠することがない日が続いている。(詳しい問診事項は割愛します。)四診から下焦の弱りが深く、
かつ気滞血瘀がきつい。
施術の基本軸としては扶正祛邪しつつ、
活血化瘀を少し加える。
施術中から体がポカポカと温まって
リラックスした様子だった。
軌道に乗るまでは週2回ペースで
診させてもらうことに。初診から週2回ペースで通院して頂き
6診目には頭痛と共に不眠症も解消し
体調良くなってきた。また、アトピー性皮膚炎により
顔~首の肌荒れが酷く、
肌が黒ずんでいたが黒味が薄くなってきた。
まだ肌艶はないので今後は
アトピー性皮膚炎に主訴を切り替え
診ていきます。・施術回数
6診・頻度
週2回・期間
3週間
- 不眠症:
60代 女性 主婦 - 不眠の具体的な症状は、
寝つきが悪く 酷い時は
朝方まで眠くならない。
寝ても眠りが浅く
早朝に目が覚めてしまう。
2つの臓腑の嚢胞は複数あったようだが、
腹痛などの自覚症状は何もない。
放置して過ごすことに不安があり
嚢胞の改善も求められる。(詳しい問診事項は割愛します。)過度の思慮により心血を損傷し、
同時に脾気の健運機能も弱っていたので
心脾両虚と診立てる。
治法は補益心脾。
施術後は体が少し温かくなり
眠気が出てきた模様。
嚢胞の不安はあるが、
まずは神(しん)を安定させ
眠りを摂れるようにすべし。○寝つき ○浅眠
○睡眠6~7時間続けて眠る
○早朝覚醒もなくなると調子良くなってきた。眠りが安定してきたので
精神的にも落ち着いてきた様子だが、
内臓にある嚢胞対策のため
今後もメンテナンスで診させてもらう。
(不眠症の施術は完了)・施術回数
6診・頻度
週1回・期間
約1カ月間
- 咽喉頭異常感症(ヒステリー球):
20代 男性 会社員 ・初診
現在は咽の痞えによる咳、
痰が絡まった感じが主な症状。
去痰作用のある漢方薬を服用しているが
一向に痰が取り除かれず
スッキリしない日が続く。
仕事の始業前の朝に
症状が酷くなることが多く、
夜に寝付く頃や、夜中にも
咽の痞えが気になって起きることがある。
咽が痞える1カ月前くらいは
ゲップがよく出ていたとのこと。咽の症状以外には、
左上瞼の痙攣がここ2週間ほど続き
夜起きることがあるため
日中がだるいことが多い。(詳しい問診事項は割愛します。)
“痰が絡む→去痰の漢方”
を処方されたのだろうが
脾虚生痰による咽の痞えではなさそうで、
肝鬱気滞からくる梅核気なので
これを散らしていけば何とかなりそう。
施術後は息が深くなり
スッキリされていた。
反応的にそんなに難しくなさそうなので
近い内に診させて頂く予定。初診、2診と施術後の経過は良好で、
仕事始業前の咽の痞え消失し、
夜も咽の痞えがなくなる。
左瞼の痙攣も消失し、
疲れが取れやすくなり体力も回復する。
気滞の所見もよく改善していたので
今後はメンテナンスで診ていく。・施術回数
3診・頻度
10日に1回・期間
約1カ月
- パニック障害:
30代 女性 主婦 ・初診
現在ある症状は、
不安感と不眠、胃腸の不調、
背部の痛み、喉の詰まり、
キーンとした耳鳴り。・不安感がきつく
何をするにも不安感がつきまとい
行動が億劫になってしまう。・不眠は半年ほど中途覚醒が続き
朝起きてもスッキリしない。・胃腸の不調も数ヶ月続き
ここ1〜2ヶ月で10Kgほど
体重減少してしまう。・背部は背中〜腰に痛みがあり
ずっと痛い状態が続いている。・耳鳴りや喉の詰まりはここ1ヶ月続き
キーンという耳鳴りが止まない。(詳しい問診事項は割愛します。)
四診より腎気虚と診立て施術。
施術中から背部を中心によく温もり
ポカポカしてきた様子。
施術の手応えはあったので
様子を見てもらうが、
効果の検証をするため
また近々診させてもらう予定。約週1回ペースで通院され約2カ月。
施術を受ける度に体調は良くなり、
外にも平気で出かけられるようになる。
子どもの行事が立て込んだが
精神的にも身体的にも崩れなくなり、
友人たちとの食事会も
問題なく参加できるようになって、
連日お出かけできるようになる。
(以前は行事に参加すると
心身共に疲れ切って数日寝込んでいた)大分良くなってきている為、
現在は施術間隔を空けて診ており
月1回ペースでメンテナンスで
診させて頂いております。・施術回数
10診・頻度
週1回・期間
約2カ月
- パニック障害:
30代 女性 会社員 - ・初診
パニック障害のきっかけは
仕事のトラブルではあるが、
以前から精神的に敏感なところがあり
幼少期から気を張ることが
多々あったようで、どうやったら
気を抜くことができるのか?
が自分では分からないよう。(詳しい問診事項は割愛します)
脾気虚弱がベースにあり、
気虚気滞が心を損傷し、現象として
心気虚の症状が出ているものと考察。
湿邪の停滞もあるが、
水飲上逆している様子はなさそう。
脾気と心気を同時に扶けてゆく。・2診(前回施術から13日後)
初診施術後はスッキリし
動悸がなくなり、盗汗(寝汗)や
悪寒することがなくなったが
日が経つにつれ調子が不安定になり、
耳鳴り(高音と低音の2種類)や
吐き気、下腹部の張りが出てきた。
当院に来るまで電車に乗らないと
いけないのだが、体調優れず
電車に乗れなかったので
施術間隔が空いてしまった。いつもなら、このまま
家に引きこもってしまうようだが、
毎日外には出られウォーキングや
スイミングなどの運動は継続できた。全体的に見れば
少し楽にはなったようだが、
まだ一進一退のところがある。
弁証は前回同様で
鍼の接地時間を少し長めに刺鍼。施術直後は呼吸が深くなり
楽になっていた模様。
G.Wのため次回の来院も
少し間隔空くが
運動は継続してもらうよう
お願いしました。・4診(前回施術から4日後)
まだ改善途中ではあるが、
気色も良くなってきて
諸症状がマシになってきている。
また、運動すると症状がマシになるので継続している。ただ、ある用事が立て込むと
体調を崩すので、今はしばらくお休み
してもらってますが、
ゆくゆくはその用事が立て込む日が
来るので、今の内にどんどん補強し
整えているところです。・6診(前回施術から5日後)
長らく続いていた眩暈は消失し、
電車もやや混んでいるくらいであれば
乗車可能になる。
(満員電車はまだ自信がない)ジーーという耳鳴りが変わらず
ずっと鳴っているので、
これを治めていく。運動すれば楽になるとのことだが、
気滞を散らしても耳鳴りだけ
本質的に症状が変わらないので、
気虚から来る気滞と診立て
心気虚を補ってみて
脾や腎の動向を追ってみる。・7診(前回施術から8日後)
ずっと鳴っていたジーーという
耳鳴りの音量が小さくなってきた。
また、今回来院時に
電車が混んでいたが動悸や眩暈なく
乗って来られた。
施術後に、
苦手とする用事に向かう予定だが、
変な緊張感もなく行けそうとの事。調子は上向きになってきたが、
耐久性にまだ不安要素があるので
“忙しくしても安定感あるか?”
が次の課題になります。・8診(前回施術から12日後)
少し施術間隔空いたが経過良好。
電車も動悸せずに乗車できている。
苦手な用事で立て込んでいるようだが、
それでも動悸せずに済んでおり、
用事の合間に不測の事態に見舞われる
ことがあったが、パニックにならず
冷静に対処できたとのこと。体調は安定してるようだが、
四診してみるとストレス溜め込んで
気が張っている状態であったので、
ガス抜きしておきました。大まかには良さそうなので、
定期的な施術は終了とし、
今後は用事の合間合間でたまに
メンテナンスでガス抜きして
整えていきます。・施術回数
8診・頻度
約週1回・期間
約1ヶ月半
- 鬱病:
30代 男性 会社員 ・初診
仕事を休職して数カ月経つようだが、
体の倦怠感、腰痛が一向に改善せず
過ごしている様子。
もともと運動することが好きで
週末になれば運動する習慣があったが、
体調を崩してから運動は全くできていない。
腰は慢性的に痛みがあり、
何をしてもスッキリしない。精神的な辛さは休職することで落ち着き、
服薬することもなくなったが
腰痛と倦怠感の改善を求め来院される。(詳しい問診事項は割愛します。)
虚実が錯雑しており、
脾腎を中心とした虚が深いのと、
気滞血瘀、湿痰も深く停滞している。
虚がベースになった実か、
実がベースの虚かを
見極めていく必要があるが、
最初はオーソドックスに
扶正をメインにして
気滞血瘀や湿痰の動きを診ていく。・
・
初診~8診は週2回ペースで診てゆき
調子が徐々に良くなってきたため、
約1年ぶりに仕事復帰する。
・
・・12診(前回施術から1週間後)
9診~現在は、
仕事のため週1回ペースで診ており
復帰間もない頃は倦怠感と腰痛が
きつかったが、やっと慣れてきたため、
腰痛も⑤くらい半減してきた。仕事復帰の目標は達成したが
また仕事で体調を崩さないよう
メンテナンスしながら
今後も診ていきます。・施術回数
11診・頻度
週2回~週1回ペース・期間
約2カ月
- 鬱症状:
30代 男性 自営業 - ・初診
2022年、秋に手足の痺れ・
めまい・動悸・胃の不快感など発症。
背景に精神的なモヤモヤが続いて
いたらしく、約10年前にも
今回と似たような症状があった。
薬に頼らず改善したいという
希望の下、施術依頼をされる。手足の痺れ・めまい・動悸・
胃の不快感以外にも、
浅眠、呼吸が浅いといった
症状もある。
精神的なストレスもあるが、
健康を気遣い あるサプリを
2022年夏から摂取するようになり
その後、体調の変化が著しく
運動すると動悸するようになる。(詳しい問診事項は割愛)
脾気虚がかなり深い。
もともと痩せ型で遺伝的にも
消化器系は弱いと伺う。
気滞もあるが敢えて放置し、
脾気虚弱と診立て施術。表面的な現象(症状)
ばかりに捉われず、
本質的にどこが弱っているか?
を見定めることが大事になってくる。人が密集するミーティングのことや
友人と飲み屋で会うことを
考えただけでも動悸していたが、
最近は考えても
動悸しなくなったので、
来週友人と飲み屋で会う約束をした。手足の痺れやめまい・胃の不快感と
いった身体的な症状が消失し、
精神的なゆとりが出てきたので
考え事をしても大丈夫になってきた。年末年始と集中的に
診させてもらい、大分良い状態まで
改善できたので今回を以て
定期的な施術は終了しました。・施術回数
4診・頻度
週1回・期間
約3週間(年末年始を挟む)
- 倦怠感・不眠:
10代 男性 学生 ・初診
症状は倦怠感と不眠。
来院する前の日の夜が
突如倦怠感に襲われ、無気力になり
食欲湧かず晩御飯を食べなかった。
また夜が全く眠れなかったとのこと。
10代の学生で、
春休みのため不摂生が
ここ毎日続いていたようだが、
普段どれだけ遅くても
深夜AM3:00には寝ていたので、
この日 全く眠気が来なかったことが
ショックだった様子。(詳しい問診事項は割愛します。)
四診より気血両虚と診立て施術。
施術中からジワジワと体が温もり
帰る頃には気が巡りスッキリしていた。
春休みだからといって毎日不摂生せず
早く寝るように指導し初診終了。その後の連絡で、
施術した帰りにご飯を山盛り食べて
体調が復調したと報告あり、
元気そうなので初診で終了。
10代男子の体の回復力に驚きました(笑)・施術回数
1診・頻度
なし・期間
なし
- 鬱病:
70代 男性 無職 現在70歳。
奥さん曰く、30年来の鬱病とのことで、
ずっと抗うつ剤、安定剤、
睡眠導入剤を服用している。
薬が効き過ぎるのか、
体が重だるく、放っておくと
一日中寝たきりで過ごすことが多い。院内に入ってきた時の様子。
\span style=”font-size: 16px;”>
歩行時の歩幅が極端に狭い。
足が上がっていない為、
すり足のようにして歩いている。
上体が重いのか、前のめりで
バランスが悪く
つんのめって歩くような姿勢。また、目は白内障で見え辛い様子で
カルテの記入欄が見えないので
奥さんが代筆で記入する。施術に入るが、
聴力も落ちて聞こえ辛いようで
何度も体を起こし聞き返されるので
大声で問診することに。弁証:
脾腎の虚が深く、瘀血も見受ける。治法:
活血化瘀、補腎・初診
施術中は上にある画像の通り
何度も聞き返す度に体を起こすので
置鍼中は話しかけないようにする。
背部を診たい為、仰向け→うつ伏せに
体位変換してもらおうとしたが、
体が固く、うつ伏せになるまで
約60秒はかかった。施術後はスッキリした様子だった。
次回は1週間後に予約取ってもらうことに。・2診
前回施術より1週間。
体少しラクになったと伺う。
歩行時の歩幅はまだ狭いが、
上体は少し起きてきたかのように診る。・3診
前回施術より1週間。
体だるいとのことだが、
ここで気付いたことは
問診時、聞き返されることが
極端に減った。
大声で問診していたが、
やや音量抑えて問診しても
ちゃんと聞こえている様子。
また、仰向け→うつ伏せの時間が
約15秒とかなり早く動けていた。
(動き始めから時間を計測してます)・4診
前回施術より2週間。
施術間隔が空くが、少しだるい程度で
済んでいた様子。
また、GWに1泊2日で夫婦で旅行に行き
奥さんから聞いた話では
普段 主人は風呂嫌いで
お風呂に入りたがらないのに、
温泉に入りたいと自分から
言ってきたとのこと。
長年連れ添った奥さんからしたら
今までそんな事言ったことなく
大変ビックリする発言で驚いた
とのこと。また、仰向け→うつ伏せの時間が
約10秒になり動きが明らかに
早くなってきた。・5診
前回施術より1週間。
体のだるさは変わらず。
ただ、動き明らかに機敏にはなっている。・6診
前回施術より2週間。
問診時の声も普通のトーンで
話しかけるが聞き返されることなく
スムーズになる。・7診
前回施術より2週間。
特に歩幅は大分マシになり
上体が起きて歩けるようになっていた。帰り際に
「いつもありがとう」と
一声かけられた。
何気ない一言ではあるが、
今まで施術以外は黙々としていただけに
気持ちの面での変化が少し出てきた
ように思われる。8診
前回施術より1週間。
初診時は30分かけて
歩いて来院していたが
今回は徒歩15分で来れたと
同行していた奥さんが驚かれる。気滞も大分緩み
固まった体がほぐれ、
動かしやすくなってきている模様。1回1回の施術では
小さな変化の連続ではあるが、
確実に良い方向へ
変化しています。現在も施術継続中。
・施術回数
8診(現在も施術継続中。)・頻度
週1回→2週1回・期間
約2ヶ月(現在も施術継続中。)
- 鬱病:
40代 男性 会社員 - ・初診
主な症状は胸の重だるさ。
この症状がきつくなると、
不安感が出て精神的にも辛くなる。
心療内科から処方された薬を
ずっと服用しているが、
効いているかどうか不明とのこと。
休職中にランニングをしてみたが
走った後に胸が重くなってきたので
最近は走っていない。大病した病歴はなく、
今まで割と健康的に過ごしていたが
休職する前までは
平日でも夜中まで起きて
夜更かしすることが続いていたよう。
もともと寝つきが悪かった為、
眠気が来るまで起きていたら
必然的に深夜になっていたことが
多かった。
(体調崩してからは
早寝してるそうです)(詳しい問診事項は割愛します)
心気虚の症状ではあるが、
四診では腎気虚の反応が深い。
補腎に重心を置いて施術。
大きな得気はなかったが、
腹診で上焦に上ずった気滞は
よく緩んでました。・2診(前回施術から5日後)
初診施術後、常にあった
胸の重みが軽くなる感覚あり
気分良く過ごせたとのこと。
ただ、軽くなってきた分、
仕事で気が張った状態が続くと
夕方〜夜にかけて胸の重みを
感じるようになる。今までは常時胸が重かった為
何が増悪因子になるのか
不明瞭なところがあったが、
施術で胸が軽くなってきた分
何をしたら悪化するのか?
その条件が明瞭になってきたので、
施術しやすくなりました。施術方針は初診時と同じ
補腎を軸に施術を重ねました。疲労が重なっても胸が重くならないか?
を今後見てもらいます。・3診(前回施術から10日後)
経過は順調で、
仕事で疲れても胸の重み感じなくなる。
鍼灸受ける前まで
常時あった胸の重みだったが、
ここ最近は何も感じずに
過ごせるようになってきた。細かい症状はまだあるが、
調子が良くなってきたので
治療間隔を空けていきながら
今後はメンテナンスで
診てゆきます。・施術回数
3回・頻度
約週1回・期間
約2週間
- 鬱病、自律神経失調症:
30代 女性 会社員 現在、会社員で営業職に就いており、
8年勤めている。
3ヶ月前にカゼをひき37.2℃の微熱が出る。
3日程で熱は下がるも、
倦怠感が抜けずスッキリしない。
また、不眠になってしまい、
夜がなかなか眠れない。日に日に体の疲れが蓄積し、
首の付け根も痛くなってきた。
以前にも不眠になることがあり、
心療内科で鬱病、自律神経失調症
と診断を受け半年ほど休職していた。今回も同じような症状になってきた為、
不安に思い、診療内科を受診すると
鬱病、自律神経失調と診断を受け
睡眠導入剤と安定剤を処方される。静養が必要とのことで、
東京の自宅からしばらく
吹田の実家に帰ることになる。
仕事はリモートワークが続いている為、
実家でも仕事ができるように
一応、仕事道具を持ち込むも、
実家では捗らず結局休職することに。
なるべく薬を使わず改善したいので、
体の本質的な改善を求め施術依頼される。症状
・不眠
・首の痛み
・息苦しい
・胃の調子が悪く食欲なし弁証:
肝腎陰虚治法:
滋陰降火・初診
施術直後は何も感じず。
施術効果を確かめるため
3日後に予約してもらう。・2診
前回施術より3日後。
施術したの夜はいつも以上に眠れず、
翌日しんどかった。翌日の夜は前夜が不眠だったせいか、
PM20時には眠り、AM7時まで
一回も起きず眠れた。起きた時が首の痛みが
かなりスッキリしていたとのこと。・3診
前回施術より4日後。
今回も施術した日の夜がなかなか寝付けず
翌日がよく眠れた。施術した日の夜以外は安定して眠れている
とのこと。
週明けに旅行の予定があるので、
いつも宿泊先だと眠れないため
眠れるか心配されていた。・4診
前回施術1週間後。
2泊3日の旅行先で案の定眠れず、
胃の調子も悪く、
あまりご飯が食べられなかった。
息苦しく眠れないため、
睡眠導入剤と安定剤を服用し
就寝していた。詳しく問診すると、
疲れを取ろうと温泉に
長めに浸かっていたとのこと。
陰虚の状態で長湯は禁忌なので注意する。また、刺激に敏感なところがあるため、
鍼の刺激量も調整し施術。・5診
前回施術より3日後。
今回は施術した日の夜もグッスリ眠れた。
息苦しさと胃の調子も改善し、
普通に食べられるようになる。休職中だが、実家でPC作業をしても
しんどくなかったとのこと。・6診
前回施術から4日後。
日中は散歩やジョギングで動けるようになり、
夜23時頃になると自然と眠気が来るような
サイクルになってくる。
以前は24時間気が立っていたので
切り替えられる体になってきた。・7診
前回施術から1週間後。
1週間通して眠り安定。
胃の調子が良くなり、
今まで脂濃い物は調子が悪く
受け付けなかったが
脂濃い食べ物が食べたくなってきて
天ぷらを食べてみた。
とても美味しく食べられ、
胃がもたれることもなかった。・8診
眠り宜し、首の痛みなし、息苦しさなし、
胃の調子も良く経過良好。・その後
実家での静養もひと段落つき、
養生の要点をお伝えして
自宅のある東京へ帰られました。・施術回数
8診・頻度
週2回→週1回・期間
約1ヶ月以前、薬で苦労されたみたいで、
“極力薬を使わずに治したい”
という本人の依頼の下、施術しました。
途中、何回か薬を服用してもらいましたが
なんとか薬を使わない方向で改善できました。
- 帯状疱疹後神経痛:
50代 女性 主婦 3月某日
左膝大腿内側〜左膝内側に発疹ができ、
その日の夜、脚の疼痛のため
朝まで全く眠れなかった。翌朝、皮膚科を受診。
帯状疱疹と診断を受け、
発疹の酷い箇所に
サージカルパットを貼り、
抗ヘルペスウィルス薬の内服薬を
1週間分処方されるも
痛みが引かないため、
楓庵に施術依頼される。経緯を問診すると、
発疹が出る前日に鍼灸整骨院で
骨盤の位置を修正する目的で
施術を受けに行き、
体中に灸を施術されたとのこと。目視で確認したところ、
曲池、手三里、外関、陽池、合谷、
足三里、上巨虚、陰綾泉、地機、
三陰交、解谿、太谿、いずれも左右両方に灸痕あり。
(あとで確認したが、
背部にも兪穴に数十ヶ所の灸痕あり。)多壮灸のせいか、施灸箇所が
紅く腫れ水疱ができていた。鍼灸整骨院の説明では、
“体が弱っているので灸で体を温めて
回復させましょう。“とのこと。
恐らく弁証論治をしていない
マニュアルの施術と推測。疼痛の場所は、
帯状疱疹の部位と左大腿前面やや外側。
日中も痛いが、夜間の疼痛がきつい。もともと陰虚体質なのか痩せ型で
脂肪があまりついていない。
陰虚の人には灸は禁忌になるため、
体中へ灸による施術で陰気を枯渇させ、
同時に血熱が生じてしまった模様。
また、腎陰の枯渇が劇しい。
もともと腎陰虚なのか、
血熱による損傷なのかは置いといて、
これを早急に滋陰せねばならない。弁証:
誤治による血熱、腎陰虚治法:
清熱涼血、補腎滋陰・初診
施術中から気持ちいい感じがあり、
スーッと体がスッキリした感覚あり。
続けて診たいので明日予約を取ってもらう。・2診
前回施術の翌日。
施術後、昼間に3時間ほど痛みなく眠れた。夜中の疼痛も⑩→⑥とマシになり、
夜間尿無くなる。
次回も続けて診たいため
明日予約取ってもらう。
・3診
前回施術の翌日。
脚の疼痛が大分マシになるが
痛みが臍の左側へ移ったり、
胃脘部へ移ったり、
臍の右側へ移ったりと
痛む場所が遊走性になる。また、手足の発疹も大分紅味がひいて
目立たなくなってきた。・4診
前回施術より2日後。
胃脘部の痛みがあるが
我慢できないほどではない。
発疹がかなり引いてきた。・5診
前回施術より3日後。
違和感は残るが、痛みは消失。
夜も眠れるようになる。
手足も灸痕は残るが、
紅味引いてスッキリしている。その後はメンテナンスで
週1回ペースで診させて頂いてます。
・施術回数
定期的な施術は5回。
・頻度
なるべく詰めて来てもらいました。・期間
1週間灸による誤治がキッカケで
発症した帯状疱疹かと思われます。
何でも体を加熱すれば良い
というわけではないので
体質に合わせた施術が大事になってきます。
- パニック障害・
アレルギー性鼻炎:
20代 女性 技術職
仕事はSEの仕事に携わっており、
コロナ禍になってから
パニック障害を発症。主に、仕事でクタクタになると
帰りの電車内で気持ち悪くなってしまう。
また、仕事帰りに何か食べると
食後のだるさ、吐き気で電車に乗れない。急いで階段を上がって
息を切らした状態で電車に乗ると、
動悸や吐き気で長時間電車に乗れない。
体調がその日によって波があり、
朝調子良くても
昼からしんどくなることが多く、
一日の予定を立て辛い状況が続く。もともとアレルギー体質で、
小学生の頃にアレルギー性鼻炎と診断され
耳鼻科に通院するも、
鼻水が改善しないため
途中で通院やめたとのこと。結婚して3年。
子どもはいない。
家では甘い物を過食してしまう。弁証:
肝腎陰虚治法:
滋補肝腎・初診
施術後、体軽くなり目がスッキリする。
施術効果を見るため2日後に予約してもらう。・2診
前回施術より2日後。
いつもは仕事で疲れた帰りの電車が
スムーズに乗れなかったが、
施術翌日は仕事終わっても
体はスッキリしており
電車にも普通に乗車できた。
また、鼻水がよく治っていたとのこと。・3診
前回施術より1週間。
歯医者で歯茎に炎症が起きてると
診断を受け、抗生物質を処方され
服用すると、胃が痛くなって
調子を崩してしまったとのこと。
甘い物を食べなくても
平気になってきた。・4診
前回施術より1週間。
抗生物質は歯科医に相談し、
服用を中断する。
その後は体調良く過ごせるようになる。
以前は仕事で頑張り過ぎて
終わるとクタクタになっていたが、
上手にセーブしながら仕事こなせている。
クタクタになって
電車に乗ることもなくなり
パニック症状も出ずに過ごせている。・その後
週一回ペースで継続中。
症状が出ないようになり、
身体的な余裕が生まれることで、
精神的な余裕も出てきました。
仕事や家庭のストレスはあるが
心身共に余裕が出てきたことで、
ストレスの受け止め方が変わってきた。今後も定期的な施術を重ねることで、
安定感を出していこうと思います。・施術回数
現在7診(継続中)・頻度
1週に1回(継続中)・期間
約1ヶ月(継続中)施術だけで大分改善できてきましたが、
普段が運動不足なところがあるので、
運動する習慣をつけることで
鍼せずとも自身で心身を制御できる
体に仕上げていってます。
- 不眠、頭痛、肩こり、浮腫:
40代 女性 事務職 48歳 女性 事務職。
既往歴:
アトピー性皮膚炎、気管支喘息、子宮筋腫。3年前に母親が
脳卒中で倒れ寝たきりになり、
日中は事務職、
朝晩(深夜も)は母親の介護で休む間もない。
睡眠不足のため
日中仕事も集中できず。1年半、そのような生活が続き
母親が亡くなる。
介護の身体的ストレスは解放されたが、
介護生活の名残からか、
不眠、頭痛、肩こり、浮腫が取れず、
毎日不穏な生活を過ごす。夏なのに足元が冷えて
カーボンヒーターをつけたり、
足ツボマッサージや
頭皮マッサージ、
あらゆることを試みるが
諸症状は一向に改善せず。食生活も
ヨーグルトや牛乳を飲んでみるなど
してみても便秘が解消しない。なんとか体を変えたい思いで
鍼の施術依頼される。弁証:
肝鬱気滞、腎気虚、脾気虚治法:
疎肝と補腎と補脾を同時に施す・初診
施術後から背中が
スッと軽くなる感覚あり。次回は4日後に予約取ってもらう。
・2診〜3診
初診施術後の帰り道から
手足末端がポカポカと
よく温まるようになり、
夜深く眠れるようになる。
体が楽だと気分も良いので
精神的にも爽快になったとのこと。調子が良いので10日ほど空けてみる。
・4診〜6診
施術間隔が空いても軽快に過ごせている。
手足の浮腫もなくなり、
肩こり、頭痛も
感じることがなくなってきた。体調が良い為、6診をもって終了。
・施術回数
6診・頻度
①3日後→②1週間→③1週間→
④10日間→⑤10日間→⑥施術終了・期間
約1ヶ月半よく効いていたので
正気の弱りはさほどなかった模様。
普段からよく運動し発散することで
対処できますとお伝えして
卒業してもらう。
- 鬱病:
30代 男性 無職 S県で会社員として勤めていたが
体の不調が顕著になり、
心療内科の医師より休職するよう
指示を受け会社を休むことになる。休職し、心身を休めることで
回復することを期待したが
むしろ悪化の一途を辿り、
体重も減少し
数ヶ月経っても回復しないことから
退職することになる。一人暮らしをしていたが、
部屋を引き払い
実家の大阪に帰ってきて
療養することになるが、
実家で服薬し療養しても
回復する兆しがないので
楓庵に施術依頼をされる。主に浅眠のため
慢性的に睡眠不足が続き、
頭部からの汗が多く
盗汗(寝汗)も酷い。首〜肩の凝りが酷く
上を向く姿勢が辛い。腰痛はもともとあったが、
不眠になってから
朝の寝起きが痛みがきつくなってきた。手足が冷えやすく、
なかなか暖まらない。弁証:
肝陽上亢治法:
滋補肝腎・初診
施術後、胸がスッキリしている。今後、定期的に週1回のペースで
診させてもらうことに。・2診
前回施術から1週間。
手足の厥冷が大分マシになってきた。
腰の痛みがまだあるが
脚を開くと楽になるとのこと。・3診
前回施術から1週間。
手足や腰は調子良くなってきたが、
眠りがまだいまいち良くなく、
夜中に何度も目が覚めて
朝スッキリ起きれず。睡眠不足から頭がフワフワして
めまいすることもあり。食欲が湧かず、少食。
脾気の弱りが深いので補脾を加える。
また、刺激に敏感なところがあるため、
置鍼せず即刺即抜で施術する。施術直後は一身よく温もる。
・4診
前回施術から1週間。
眠りややマシになり、
フワフワしためまい無く過ごせた。
食欲もやや改善し、
食事も摂れるようになる。
就活も行っており、
次の仕事が決まったとのこと。・5診
前回施術から1週間。
眠り大分マシになり
朝まで睡眠できるようになる。
また、首〜肩の凝りや腰痛が
大分ラクになってきたとのこと。
緊張するとまだ少し痛みはある。・6診
前回施術から1週間。
首〜肩の凝り、腰痛は大分調子良い。
新しい職場で働き始めるも
不調なく過ごせている。・7診
前回施術から1週間。
仕事で疲れてもやや腰が張るくらいで
過ごせている。
眠りも夜中に起きることなく
安定して眠れるようになってきたので、
次回までの施術間隔を空けてみる。・8診
前回施術から2週間。
疲れが溜まると
少し頭がモヤモヤする程度で
他は調子良く過ごせている。大分安定感でてきた為、
定期的な施術は一旦卒業されました。・施術回数
8回・頻度
週1回ペース・期間
約1ヶ月半・途中、施術方法を変えたのが
功を奏しました。
そこから改善が早かったので
一安心しました。