【症例】その他の疾患

その他の疾患の症例をご紹介します。

メージュ症候群:
50代  男性  自営業

・初診

メージュ症候群

主な症状は
・目が開け辛い
・光が異常に眩しく感じる

普段からよく車を運転するため
日中は太陽光が明るくて辛いが、
サングラスをすることでやや軽減する。
問題は夜の運転時に
対向車のヘッドライトが
異常に眩しく感じ
目を開けていられない事態もあり
事故になりそうで怖い。
このままだと車の運転ができず
日常生活に支障をきたす。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より気滞血瘀と診立て施術。
施術後は目を開きやすくなり
体も軽くなっていた。
症状が落ち着くまで
週2回ペースで診ていく。

・2診~7診(週2回ペース)

メージュ症候群

強い光はまだ辛いがマシな日も出てきた。
定期的に脳神経外科も受診しているが、
今まで高血圧だった値が
標準値まで下がっていたことに
驚かれていた。
症状はまだあるが
今後は週1回ペースで診ていく。

 

・8診~11診(週1回ペース)
室内の光だと平気になってくる。
外の日光はまだきつく感じる。

 

・12診~16診(週1回ペース)

メージュ症候群

1日の中でも症状の波があり
平気な時と、まだ眩しく感じる時があるが
全く症状がない時も出てきた。
まだ細かいところでの症状はあるが、
きつい症状は出なくなってきた。

今後もメンテナンスで診ていきます。

・施術回数
16診

・頻度
週2回→週1回

・期間
約3カ月間

慢性疲労症候群:
50代  女性  会社員

・初診

慢性疲労症候群

現在ある症状は慢性的な疲労、
左の眼の奥の鈍痛と頭痛、
足裏の鈍痛、右前腕のピリピリした痛み。
特に目の奥の鈍痛と頭痛が酷く
週末になるとスッキリしない傾向がある。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診より、
正気の弱りはさほど診られない。
気滞血瘀と湿痰の停滞がきついので
これを先に取り除いていく。
施術後は頭がスッキリし、
全身軽くなっていました。

・3診(前回施術から1週間後)

慢性疲労症候群

週1回ペースで通院され、
初診、2診の施術がよく効いて
よく眠れるようになる。
よく眠れると疲れが取れて
頭痛もなくスッキリ過ごせるようになってきた。
また、神経痛のような
右前腕の痛みも消失し、足裏の鈍痛も消失。
身体的な症状はどれも改善し、
精神的にも余裕が出てきた様子。

今後はメンテナンスで診ていきます。

・施術回数
3診

・頻度
週1回

・期間
2週間

ジストニア・メージュ症候群:
50代  女性  主婦
・初診

ジストニア・メージュ症候群

症状は数年前からであるが、
症状がマシだった時期があったり
逆に酷い時期もあり波がある。
ジストニアは咽~胸辺りの過緊張が
主な症状で、問診時に喋っている時も
ところどころ詰まって
言葉が出にくい様子だった。

メージュ症候群による
眼瞼痙攣や眼瞼が強張って
開きにくいといった症状であるが、
初診時は酷くなかった様子で
これも症状に波があるとのこと。

月経がここ数年1年に1回しかなく、
2~3カ月前に1年ぶりの月経があり
それ以来、精神的にはやや落ち着き
不安障害やパニック障害は落ち着いている。

 

(詳しい問診事項は割愛します。)

 

四診から、
脾・腎の虚が深い上に気滞血瘀もあり。
正気を建てることで
気滞血瘀も動けば良いが、
どうも頑固そうなので
脾腎を扶正しながら
補佐的に祛瘀を軽めに施す。
施術後は少し脱力しリラックスしていた。
症状がきつそうなので
しばらく詰めて診させてもらう。

・9診(前回施術から4日後)

ジストニア・メージュ症候群

週2回ペースで施術を重ねているが、
初診~5診までは、身体的な症状より 
精神的な面でスッキリして過ごせ、
6診~今回になり、
眼瞼の開きや首下の詰まりが
マシな日が出てきた。

また、問診時
吃音のような喋り方だったのが
スムーズに止まることなく
喋るようになってきた。

精神的・身体的な症状が
落ち着いてきたきた。
年明け春先になると肝気が昂るので
今のうちに体を整え、
春先に備えていく。

 

・17診(前回施術から3日後)

ジストニア・メージュ症候群

週2回ペースで頑張って通院中。
正月休みで少し気分の落ち込みもあったが
その後、持ち直し
目が開きやすくなり、
咽や肩がスッキリして
今までで一番調子良い状態になる。
体の調子が良いと気分的にもラクで、
今まで我慢していたやりたい事が
溢れて来て、意欲が沸いてきた。

当院に来られる前は他院へ
1年以上通院していたようが、
ここまでの改善は見られず、
当院へは1カ月半の通院で
大分良い状態に持ってこれた。

現在もメンテナンスで通院中。

・施術回数
17診

・頻度
週2回

・期間
約2カ月間

血行障害:
30代  女性  会社員
・初診
血行障害
主な症状は左半身(頭部、胸部、大腿内側)
の圧迫感。
1~2年前に動脈硬化の疑いありと
診断されたが、
今すぐに治療する必要性はないとのことで、
その後何もせずに過ごしていたが
常時圧迫感があり、気になってきた。
マッサージなどしても一時的に緩むが
根本的な改善に至らず。
ストレスを感じると増悪し、
リラックスしていると緩む傾向にある。
運動もしているが、
途中で胸が痛くなってくる。
 
(詳しい問診事項は割愛します。)
 
肝鬱気滞ではあるが、
心気の弱りもあるので気滞を散らしながら
心気を補う必要もありそう。
ある経穴に鍼で触れた瞬間から
脱力感を感じられる。
刺激に敏感そうなので、
鍉鍼で1秒に満たない刺鍼で施術。
施術直後は左半身がよく緩む感覚になる。
 
・5診(前回施術から2週間後)
血行障害
初診から調子良くなり、
4診まで週1回ペースで施術を重ね
心身共に軽くなってきたので
4診~5診は2週間空けてみたが
概ね調子良く過ごされていた。
体がスッキリしてきたことで
思考が円滑になり、
頭の回転が早くなってきたとのこと。
調子が良さそうなので
今後は間隔を空けながら
メンテナンスで診ていきます。

・施術回数
5診

・頻度
週1回ペース

・期間
約1カ月間

むずむず脚症候群:
40代  男性  自営業

・初診

むずむず脚症候群

症状は約1ヶ月前からあり、
夜寝ようとすると
下半身がむずむずして
スムーズに入眠ができない。
(日中は何ともない)

症状の特徴は
鼠径部から下が重だるく、
時々むず痒くなる。
ジッとしているのが辛く
脚を曲げたり伸ばしたりする。
症状がきつい時は、
下着とズボンを脱ぎ

下半身だけ裸になると
少し楽になるが、

下着とズボンを着用して寝ても
朝には脱いでいることが多い。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

気滞血瘀が下焦で結び
下焦蓄血を形成しているのと同時に
湿熱も纏っているため
下半身に血熱が停滞し
むずむず脚症候群の症状が
出ているものと考察。
腎虚の反応が深いので
これが本であるが、
瘀血と湿熱を同時に対処した後に
腎を扶ける。

毎日晩酌しているようなので
ペースダウンするようお願いする。
(毎日の飲酒も関係します)

・2診(前回施術から8日後)

むずむず脚症候群


むずむず脚症候群の症状は
まだあるが、脚全体の症状が
下腿のみになる。
主に下腿後面(ふくらはぎ)を
中心に重だるくむずむずする。
切経してみると、
気滞血瘀の反応はマシになっており
湿痰と腎虚の反応がまだ深い。
瘀血、湿熱、腎虚のバランス
(どれが深く、どれが浅いか)
が見えてきた。

まだ2診目だが、
施術を重ねることで
見えてくることがあります。

・3診(前回施術から1週間後)

 

むずむず脚症候群

入眠時のむずむず脚の症状なく
眠りにつくことができたが、
朝起きた時にズボンと下着を
履いていなかった。
寝ている間にモゾモゾして
自ら脱いだようだが、
自分では全く気付いていなかった。

酷い時は、
・入眠時、脚がむずむずして眠れない
・夜中むずむずし始めたら中途覚醒する

だったが、
2つともクリアしていたので
症状ある中、むずむず具合は
マシにはなってきている。

切経してみると、
腎虚の反応がややマシになっている。
残るは湿熱の反応がしつこいので
これを徹底的に駆逐してゆきます。

・4診(前回施術から8日後)

むずむず脚症候群

ここ1週間、
用事でバタバタすることがあり、
モヤモヤ悩むことがあった。
緊張した状態が続いた為、
夢をよく見て寝ていたが
精神的ストレスがあっても
むずむず脚の症状が出ずに
入眠はできている。
夜中にズボンと下着を脱ぐことも
なくなった。

ただ、足が熱いので
膝から下はズボンを捲り上げ
布団から足を出した状態で
眠っているとのこと。

症状は小康状態になり、
足の熱感だけになってきた。

 

 

・7診(前回施術から1週間後)

むずむず脚症候群

前回の治療日誌から
久々の更新だが、

週一回ペースで継続して
来院されており

脚のむずむずは治まり、
脚を出したり、下着を脱いだりせず
眠れるようになりました。

中途覚醒、夜間尿などまだあるので
まだ完全ではないが、
おおよそは改善してきている。
今後は23週に1回にして
ペースしても大丈夫か?
を検証してゆきます。

週一回の定期的な施術は
今回を以て終了とする。

 

・施術回数
7回

・頻度
週1回ペース

・期間
約1ヶ月半

肋間神経痛:
30代  男性  会社員
肋間神経痛

患部は左胸部辺り。
肋間神経痛が出る前まで
左腰部を痛めていたらしく、
腰をかばった生活を
数日過ごしていたようだが
胸の痛みが出始めた時は
腰の痛みは無くなっていた。

大きく息を吸い込むと胸が痛いが、
病院の検査では
心肺に損傷はなかったとのこと。
横になった状態から起き上がる時や、
咳き込んだ時にビリっとした
痛みが走る。

 

(詳しい問診事項は割愛)

 

病の性質的に肝鬱気滞で、
肋間神経痛が出る前の腰痛も
恐らくそれが原因だが、
気滞の所在が腰から胸に
移動したものと推測する。
気滞を散らすだけでなく、
神蔵付近が虚しているため、
これを扶正していく必要がありそう。

普段からよく運動してもらうよう
アドバイスして初診終了しました。

2診(前回施術から1週間後)

肋間神経痛

前回施術後、胸が楽になり、
吸気の時の激痛が無くなる。
また、痛む部位が左脇腹だったり、
胸の中心(胸骨付近)になったり
日によって場所が変わる。

咳をしても痛み⑩①と改善。
力を入れるとまだ少し痛みがあり、
仰臥位から体を起こす時の動作が
まだ痛み④と少し辛い。
寝返りの時、左半身を下に向くと
痛み③でやや痛い。

ジッとしてると
左胸がモヤモヤして気持ち悪いが
動くと痛みが無くなるので、
普段からよく運動する
習慣をつけるようになった。

気滞がきつかったが、
まだ根付いていないので
よく動くようになってきた為、
痛む部位が移動している。
引き続き疏肝理気で様子みる。

・3診(前回施術から10日後)

肋間神経痛

仰臥位から体を起こしても
胸の痛みは⓪で、
痛みなく起きられる。

大きく深呼吸すると
0.5
〜①の痛みあるが
ほとんど気にならない。
寝返りも①くらいの痛みを
感じるほどでよく眠れている。

施術間隔空いても
大方良くなってきているが、
念の為、もう一回だけ
予約取ってもらい
次回痛み消失していれば
施術完了しようと思います。

4診(前回施術から14日後)

肋間神経痛

前回施術から2週間空くが
肋間神経痛による胸の痛みは消失。
仕事でストレス過多だったようだが
肋間神経痛が再発することなく
過ごせたとのことで、
今回を以て定期的な施術を
終了としました。

 

・施術回数
4

・頻度
約週1回ペース

・期間
1ヶ月

ただいま症例作成中。
随時更新していきます!