【症例】泌尿器科疾患
泌尿器科疾患で
お悩みの方の症例をご紹介します。
- 膀胱炎:
40代 女性 主婦 ・初診
患部は下腹部で、
5分歩行しただけで下腹部が痛くなり
歩行を中断して休むと治まるが、
また5分歩くと痛くて立ち止まってしまう
のを繰り返す為、
買い物に出かけるのも
途中で休み休みになってしまう。
尿の回数も10回/日はある。癌の術語の経過は良好で
抗がん剤などは使用していない。
婦人科の疾患が前々からあり、
婦人科の薬は長年服用しているとのこと。(詳しい問診事項は割愛します。)
四診にて、
気滞血瘀と診立て施術。
施術中からお腹周りがよく温もる。
歩くと痛みが増悪するが、
この施術を重ねていけば
痛み方も変わるので、
ゆっくりでも散歩した方が
寛解できそうなので、
散歩してもらうよう指導し
初診の施術終了する。3~4日に1回ペースで通院され、
施術重ねる度に痛みが寛解し
今では歩いた方が痛みがラクになって
ジョギングできるほど改善する。
(ジョギングした方がラクだそうです)
尿の回数も4~5回/日に治まる。泌尿器科で診てもらったところ
膀胱の炎症は引いており
抗生物質も飲まないでよいと
診断を受け、
膀胱炎の症状は改善した為
これを以て施術終了。他に婦人科系の症状があるので
そちらに切り替えて診ていく。・施術回数
4診・頻度
3~4日に1回ペース・期間
約2週間
- IgA腎症:
30代 女性 事務職 32歳女性。
普段は事務職の仕事をしており、
会社の健康診断で
尿検査で血尿の診断が出て再検査に。
再び複数回に尿検査をしたところ、
いずれも蛋白尿を確認。
腎生検の結果、
IgA腎症と診断を受ける。自覚症状は無かったが、
医師より副腎皮質ステロイド薬を
処方され様子みるも、
蛋白尿3+〜2+から下がることがない。
ステロイドの副作用で
顔が浮腫んだり体重が増加。
服薬に不安を感じ、
施術の依頼を受ける。弁証:
腎陰虚が甚だしいのと、
肝胆湿熱をみる治法:
補腎陰、清熱解毒・初診
施術後、一身の疲れが抜ける感覚あり。
尿検査は月1回あるようなので、
次回来月の尿検査に向けて、
週2回ペースで通院してもらう。・2診〜8診
施術後は体スッキリして
尿の勢いも良くなる。
顔の浮腫みがマシになってきて、
軽く感じるようになる。・9診〜12診
鍼を受けて初めての尿検査の結果、
蛋白尿2+。
いつもの数値とあまり変わらないが
身体的にはスッキリしてきているので
継続して通院してもらう。患者さんの金銭的な問題から
週1回ペースに。・13診〜15診
尿検査の結果、蛋白尿0±になる。
初めて0±の値になり喜ばれる。
身体的には疲れが
溜まりにくくなってきた。・16診〜20診
尿検査1+。
仕事が多忙につき、
かなり疲労溜まっていたが
尿検査の数値ではそこまで
悪化していなかった。・21診〜24診
尿検査0±。
今月も多忙であったが、
数値上ではマシに。・25診〜28診
尿検査−。
初めて蛋白尿の値が出ずに済む。・その後
2週に1回ペースで継続中。疲労が溜まっても
0±で収まるようになり、
ムーンフェイスも大分マシになってきた。・施術回数
定期的な施術28診・頻度
週2回→週1回ペース・期間
約5ヶ月現在も継続中。
- 膀胱炎:
30代 女性 会社員 高校生の頃より疲れを感じると
すぐに膀胱炎に罹患する傾向があり、
毎年のように膀胱炎に罹っては
抗生剤で処置している。30代に入り、勤務が忙しくなり
膀胱炎を1年の内に何度も罹患し
頻度が高くなってきた。抗生剤で症状は治まるものの、
こう何度も繰り返すと
仕事に差し支えが出てくるため
本質的な改善のため施術依頼される。症状
・頻尿(10行/日)
・排尿時痛(熱感あり)
・下腹部痛
・体がだるい
・首〜肩凝り仕事が多忙につき、
月に1〜2日しか休みがないが、
仕事している方が
落ち着くといった様子。
(何かしていないと落ちつなかい
といった雰囲気)忙しいと暴飲暴食になりがちなので
膀胱炎になる度に食べ過ぎない
ように抑えている。夜も午前2時くらいまで
起床している。
その時間まで眠気が来ないので
起きて仕事している。弁証:
肝腎陰虚治法:
滋陰清熱・初診
施術中から気が緩む感覚あり。
仕事が忙しそうだが、
なるべく早めに改善を
希望されていたので
4日後に予約取ってもらう。・2診
前回施術から4日後。
頻尿の回数が落ち着き、
7行/日くらいになってきた。
排尿時痛も⑩→⑤と半減。
熱感もマシになる。下腹部痛、首〜肩凝りは少し残るが、
体のだるさがマシになる。また、前回施術後
午後23時頃に自然と眠気が襲い
いつも以上によく眠れたとのこと。・3診
前回施術から1週間後。
尿の回数が5行/日になり、
回数は大分落ち着く。排尿時痛⑤→①
痛みというより違和感になる。
熱感は消失。
体は大分楽になってきた。・4診
前回施術から1週間後。
膀胱炎の症状は落ち着いて、
仕事で疲れても頻尿にならず
排尿時痛もなくなった。定期的な施術は終了するが、
1ヶ月に1回はメンテナンスで
診させてもらうよう
伝え様子みてもらう。・施術回数
4診・頻度
約週1回・期間
約3週間ひとまず4診で改善はしましたが、
生活習慣が変わらなければ
また再発する可能性があるため、
月1回はメンテナンスで診ています。
- 便秘症:
4歳 女児 幼稚園の年少。
下腹部が痛いということで
事情を聞くと、
ここ4〜5日便通が出ておらず
便秘だとのこと。
普段は2〜3日に1行、
赤ちゃんの時から
やや便秘がちで
座薬で出していたとのこと。弁証:
肝脾気滞治法:
降気通便初診
鍉鍼による施術。
(接触するだけの刺さない鍼です。)
脈滑弦を呈していたが
よく落ち着く。
次回、2日後に予約取られる。2診
前回施術後に便通あり。
快便で、腹痛も無くなったとのこと。
前回同様、鍉鍼で施術。その後
別件で通院してきる母親の話を聞くと
毎日便通が出ていると報告頂く。・施術回数
2回・頻度
なし・期間
3日外で遊ばない日が続くと
便秘になりやすい状態だったので
なるべく外で遊ぶよう
指導しました。