【東洋医学用語】梅核気

梅核気

喉に異物が詰まっている感じがして
吐き出そうにも吐き出せず、
飲み込もうとしても飲み込めない病証のこと。
咽喉頭異常感症(ヒステリー球)が
これに類似している。
喉の発赤と腫れは伴わない為、
風邪による咽の症状は該当しない。

梅核気は、
肝気鬱結や肝気上逆から痰と結んで
発症するパターンと、
脾の運化が失調して痰を生成し
気滞が生じて発症するパターンを
よく見受けます。
治法に関しては主従を見極めて
気滞から対処するか?
痰から対処するか?
で施術方法が変わってきます。

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