主訴:肩の痛み・難聴
・両耳の難聴
日常生活では聴こえ問題ないが、
仕事で会議がある時、
人が大勢集まると声が聴こえ辛い為
両耳 補聴器をつけて参加している。
耳鼻科での聴力検査では
“高音域の難聴”と診断を受けるが、
会議中は全体の音が聴こえ辛い。
・両肩の凝りは以前からあり、
年齢を重ねる毎に
両肩髃付近に痛みを感じるようになる。
特に左肩の挙上時が痛い。
(肩が挙がらないわけではない)
肩は主に仕事終わりに痛みがきつい。
朝起きた時が一番ラク。
また、10数年前より
2型糖尿病を患っており、
インスリンを自分で腹部に注射している。
糖尿病から来ている難聴ではないか?
と自覚的に思うところがあり、
今回、体の本質から診てもらいたい為
施術依頼を頂く。
難聴に関しては
普段は聴こえ問題ない。
一定の条件下で聴こえ辛くなる為
聴力自体の減退ではなく、
一時的な気の昂りから
聴こえていないだけと見受ける。
肩に関しては
気の昂りからくるものではなく、
虚労による痛みである為
どこの正気の弱りか?
を診なければならない。
肝鬱化火から肝陰を損傷し、
陰の損傷が腎に波及し、
肝腎陰虚による難聴、
腎陰虚による肩の痛みと考察。
(初診の証立ては
仮説なので確定ではありません)
施術直後は首が軽くなる。
難聴や肩の痛みは
会議への出席や、仕事してみないと
効果判定できないので、
様子みて報告頂くよう伝え
初診の施術終了。
糖尿病のことも含め
立体的に考察していかないといけないが
最初は大まかな施術方針が必要で、
細かいことは回数を重ねる毎に
工夫して改良していくことが
大事になってきます。
つづく