主訴:前立腺癌
5診
前回施術後も頭がボーっとしていた。
その翌日、腰(命門付近)が
棒でグリグリ刺すような激痛あり。
痛み止めの薬を服用するも
全く効果なし。
その翌日は少しマシになるが、
動くと痛いので家で休んでいた。
表在の気滞がよく散った分、
裏に隠れていた古く重い気滞血瘀
が顔を出してきた。(恐らく)
普段からガチガチに気滞があり、
それが”普通”になっている場合、
疲れや痛みを感じる感覚が
麻痺している方が多いです。
例えば、正月休みに気が緩むと
一年分の疲れが一気に出て
寝込んでしまう人や、
定年退職を迎えて仕事引退した直後に
重病が見つかるという人も
よく見受けますが、今回は鍼で
意図的に体の気を緩ませたので
20〜30年分の潜んでいた疲れが
一気に放出したのでしょう。
裏に潜んでいた邪が出てきたので
一気に駆逐するチャンスではあったが、
この痛みのため全く眠れない、
体が動けないだと
治療に対してストレスMAX
になりそうだったので、
小出しに駆逐していくしかなさそう。
その後、週2回ペースで
8診まで来ているが、
治療方針や鍼の刺激を調整し
腰の激痛は治ったものの
不眠は変わらず。
両承山付近が15年前くらいに
痛かったようだが、
最近それがまた出てきたよう。
腎・膀胱の気滞を細かく
コツコツ捌いてるため、
古傷が小出しに出てきてるのかと
考えられます。
つづく
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【治療日誌】前立腺癌 No.1