主訴:膝の痛み
初診
1週間前から右膝内側の痛みあり。
長時間正座する機会があり、
立ち上がろうとした時に
右膝内側の痛みを発症。
それ以来、膝を伸ばそうとすると
右膝内側に痛みが出る。
歩行時や仰臥位で寝る時に
膝の痛みがきついとのこと。
右膝内側を診てみると、
やや浮腫んで腫れている。
四診を進めていくと、
脾胃の弱りが深いので
問診で詰めて聞いてみると
今年の夏に癌の手術を受けており
月1回ペースで病院の検査を
受けているよう。
手術は成功したが、
他に転移している可能性があるため
抗がん剤を毎日服用しているとのこと。
(詳しい問診事項は割愛します)
抗がん剤により脾胃を傷め
脾虚湿困の状態であるが、
癌の弁証論治は他にありそう。
ひとまず膝の治療に当たり、
脾気を建てることを第一工程として
取り組んでいく。
つづく

16年間勤めた鍼灸院を退職し2021年独立。
東洋医学の神髄を探求し続け、
刺激が極めて少ない接触するだけの刺さない鍼
”鍉鍼(ていしん)”を用いて
難病から不定愁訴まで、数多くの疾患に立ち向かうベテラン鍼灸師。



