【治療日誌】アトピー性皮膚炎(9) No.1

主訴:アトピー性皮膚炎

・初診

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎による
全身の痒み。
患部は主に、肘窩、大腿内側、
膝窩が酷く、右母指球筋(魚際付近)
も荒れが酷く診られた。
全体的にカサカサに乾燥しており
滲出液は出ていない。
春になると悪化するようだが、
今年は特に酷いとのこと。
また、アトピー性皮膚炎は
物心つく前の幼少期よりあり、
親もアトピー性皮膚炎があるため
遺伝的な要素が根本的に関係しそう。

足先の冷えもあるので
これも改善したいとの希望の下
御体を診させて頂く。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

全体的に気滞がきついが、
古い気滞が裏に停滞して
気滞血瘀を成している。
ガツンと活血化瘀したいとこだが、
下焦がえらく弱っているので
疎肝しながら下焦を扶ける。
鍼を翳す瞬間から腹部がよく動き、
全身ポカポカし足の甲まで
よく温もっていた。

家に帰ってリラックスした時や
入浴後や睡眠中に
肌が痒くなる傾向があるので、
そこでの評価を見てもらい
次回報告してもらう。

つづく

 

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