【治療日誌】コロナ後遺症(8) No.1

主訴:コロナ後遺症

・初診

コロナ後遺症

コロナに罹患したのは2年前になるが、
それ以降、不整脈や動悸を中心に
全身の筋肉の痙攣、食欲減退など
身体に様々な症状が出やすくなった。
コロナ後遺症で
病院に通院している
ようだが、
症状が一向に治る気配がない。

普段の心拍数は55〜60回/分だが、
仕事を終えて家に帰ってくると
80回/分も早く脈打ち、
脈が飛ぶことが多々ある。

 

(詳しい問診事項は割愛します)

 

四診すると腎気の損傷が深い。
もともと腎が弱かったとも診れるが、
腎精を扶けるため肝血を消耗し
全身の筋肉の痙攣が出て
肝血虚から心血にも影響し、
動悸や不整脈が出ている。
病の根本は肝腎にあるため
滋補肝腎し、心は敢えて放っておく。
脾気も建てば良いが経過観察する。

 

・2診(前回施術から2日後)

コロナ後遺症

初診施術後、帰り道で体がスッキリ
している事を実感し、
帰りは繁華街を通っていくのだが
“遊んで帰りたい”と思える程
心身共にスッキリしていた。

仕事があった日も、
帰宅してすぐ動悸・不整脈出ずに済むが
夕食後に動悸・不整脈が少し出た。
食欲はまだあまりない状態。
四診でも肝腎心の気機は
よく巡っていたが
脾が未だ虚していたので
今回は補脾を加味してみる。

つづく

 

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