【書籍紹介】金子光晴詩集

金子光晴詩集

『金子光晴詩集』
出版社:岩波書店

金子光晴氏は明治~昭和時代の方で
自由と抵抗の詩人、反骨の詩人とも
呼ばれております。

こちらの詩集は、金子光晴作品の
ダイジェストといえる構成でして、
若い時に作られた作品には

日本の伝統や権力支配の構造を
象徴的手法でガツガツ
暴露、批判したものがあったり、
日常を描いたほんわかしたもの、
女に没頭しているもの、
寂しさや死についてを詠ったものなど
歳を重ねるごとに味わいが変わってくる
金子光晴の一生そのものを
表現した詩集となっております。

芸術の秋なのでご興味のある方は
是非読んでみて下さい。

関連記事

『君たちはどう生きるか』出版社:マガジンハウスジブリで映画化された書籍でもともとは小説?のようですが、こちらは漫画で構成されております。コペル君とおじさんとの交換日記のようなノートのやり取りを通して目の前[…]

君たちはどう生きるか

関連記事

『淮南子』出版:明徳出版社淮南子はさまざまな中国思想が盛り込まれており、『老子』と『荘子』をあわせた「老荘思想」が色濃く反映されています。また古代中国人の宇宙観も示されている書物で人間の問題を宇宙や天地の創造[…]

淮南子

関連記事

『中医名言大辞典』出版:中原衣民出版社その名の通り、歴代医家達による古医書からの名言を集めた辞典です。辞典なので、これを読んで勉強するというより、勉強していて気になったことがあれば歴代医家達はどう考察していた[…]

中医名言大辞典

関連記事

『アンリ・カルティエ=ブレッソン展』世界的な写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンの"画集"です。中身を見ると1989年に開催されたアンリ・カルティエ=ブレッソン展の図録のようです。図録の中の解説を見てみると[…]

アンリ・カルティエ=ブレッソン展