『金子光晴詩集』
出版社:岩波書店
金子光晴氏は明治~昭和時代の方で
自由と抵抗の詩人、反骨の詩人とも
呼ばれております。
こちらの詩集は、金子光晴作品の
ダイジェストといえる構成でして、
若い時に作られた作品には
日本の伝統や権力支配の構造を
象徴的手法でガツガツ
暴露、批判したものがあったり、
日常を描いたほんわかしたもの、
女に没頭しているもの、
寂しさや死についてを詠ったものなど
歳を重ねるごとに味わいが変わってくる
金子光晴の一生そのものを
表現した詩集となっております。
芸術の秋なのでご興味のある方は
是非読んでみて下さい。
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