主訴:鬱症状
・前回施術後に運動するが、
いつもと違ってスッキリせず
むしろ運動して体が重だるくなる。
その翌日、さらに気が抜けて
自宅でボーとして過ごし
夜は不眠で眠れず。
また翌日、体が気だるく
来院できるか迷ったようだが
何とか来院される。
所見だけ診ると
気虚の症候ではあるが、
四診では裏の深〜い根っこのところに
まだ邪がある。
いつもここで扶正していたが、
敢えてそのまま正気を傷めないよう
気滞血瘀を捌いてみる。
誤治になる可能性があるため、
次回は明日続けて来てもらうことに。
・翌日
前回施術後に運動したようだが、
フワフワ眩暈がした為、
途中で切り上げる。
軟便が3回、
血が混じったオリモノも出る。
ただ、体はしんどくならず
スッキリした感じになる。
やや下焦の正気を傷ったか。
もっと慎重に気滞だけを捌いてみる。
・前回施術3日後
食欲に波あり。
眠りが浅く、朝に手の浮腫を
感じるようになる。
細々した症状はまだあるが、
原因はハッキリしている為
(詳細は伏せます)
そこまで気にしないようになっていた。
施術中に話していて、
“体が変われば精神的にも
変わるものなんですね”と
自発的にそう考えられるように
なってきた為、
精神的な表現が変わってきた。
(以前はもっと
ネガティブな表現だった)
教科書的に虚してる体に
ガツンと瀉法することで
誤治にならないか心配でしたが、
何とか一山越えた感じがします。
ただ、良くなりかけている時は
要注意なので、今後も
なるべく詰めて診させてもらう。
つづく
↓今までの治療日誌はこちら
【治療日誌】鬱症状 No.1
【治療日誌】鬱症状 No.2
【治療日誌】鬱症状 No.3