主訴:脱毛症
3診(前回施術から1週間後)
脱毛のピークは過ぎたようで
抜け毛の量が減ってきた。
前額部に少し円形脱毛が見つかり、
全体的な脱毛症と、
部分的な円形脱毛症について
分けて考えるべきか?
同じ線上で考えるべきか?
弁証論治を改めてみる。
もともと、母や祖母も
髪が細く抜けやすかったようで
遺伝的な要素が基礎としてある。
円形脱毛は瘀血から来ることが
多いが、瘀血は瘀血でも虚実を分けて
気滞から派生するパターンか
気虚から派生するパターンがある。
この方の場合は、
過去に気滞血瘀からくる円形脱毛の
前例が何回かあったが、
今回はコロナに罹患したことを機に
肝腎脾を傷り、気虚血虚に陥った
可能性が高いので、
瘀血は瘀血でも気虚ベースの
可能性をみる。
なので、円形脱毛は今の弁証の
延長線上と捉え気血を補っていく。
つづく
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【治療日誌】脱毛症 No.1