【Q&A】冷たい飲み物について

Q&A

冷たい飲み物について
この時期ならではの質問を多く受けるので
こちらでご紹介させて頂きます。

Q.
夏の暑い時期に
冷たい飲み物を飲みたいのですが
飲んでも良いのでしょうか?

A.
確かにこんな暑い日が続くと
冷たい飲み物を飲みたいですね。
ただ冷たい飲み物を飲みすぎると
・胃腸に良くない
・夏バテする
といったことが多く言われます。

なぜ胃腸に良くないのか?
を詳しく解説します。

飲食した物はまず胃で受け止めます。
胃で飲食した物を腐熟して
体にとって必要な栄養素を抽出したり
不要なものは泌尿器に送ったりします。
ただ、冷たい飲食物をそのまま
気血に変えると体中
冷たい血液や体液が巡ってしまい
体を弱らせてしまいます。
冷たいままだと使えないので
胃で一旦留めて温めないといけません。
温かい飲食物であれば
胃で温める必要がないので
そのまま分解できますが、
冷たい飲食物だと
胃で温める作業が増えるので
胃にとっては仕事が一作業増えてしまうわけです。
そのため、冷たい飲食物をジャンジャン
摂取すると、胃の仕事がどんどん増えて
胃がヘトヘトになってしまいます。
胃がヘトヘトになると
全身倦怠感で疲れやすくなります。

とは言っても、
暑過ぎて体の中で熱がこもり過ぎると
本能的に冷たい物が欲しくなりますので、
時には内から冷やして涼を得るのも必要です。
(年中、冷たい飲み物を欲する場合は

内熱がきつく清熱or滋陰する必要があり
別の話になってくるのでここでは省略します)

飲み過ぎると上記のように
胃の仕事を増やすだけなので
飲み過ぎは宜しくありません。
それでも飲みたい場合は、
飲み方を工夫して飲みましょう。
例えば、
ガブガブ・ゴクゴク飲むのではなく

飲み物を一旦口に含み、口内で涼を得て
飲み物を口内で温めてから
胃に入れることを推奨します。
口で含むだけでも
涼を得られスッキリしますし、
ぬるくなった飲み物の方が
胃にとっても仕事しやすいです。

 

以上、
冷たい飲み物についてのQ&Aでした。

これからも時々、
Q&Aをご紹介していこうと思います。

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