【治療日誌】皮膚掻痒・ くも状血管腫・手掌紅斑 No.7

主訴:皮膚掻痒・
くも状血管腫・手掌紅斑

10診(前回施術から15日後)

皮膚掻痒・くも状血管腫・手掌紅斑

調子が良かったので、
しばらく治療日誌に記さなかったが、
手掌紅斑はずっと治っている。
くも状血管腫もなし。
背中の筋縮〜肝兪付近のみ
毛が濃く肌がガサガサしていたが
大分マシになってきた。
右鼠蹊部の皮膚掻痒だけが
治っては出たりを繰り返しているが
病因病機の全体像は見えてきた。

①腎陰虚のため、
弱火でずっと燻っている状態だと
右少腹部だけ痒みが残る。
施術間隔が空くと肝陰にも影響し
②精神的にイライラしてくる。
イライラが募ると③手掌紅斑が出て
もっと長期化すると血熱となり
④くも状血管腫が出てくる。

まだ小児のため腎がしっかりと
備わっていないので、
じっくり長期戦にはなるが、
①で食い止めることは可能。
施術間隔が3週以上空くと
②までいくことあるが
しっかり納めることはできる。
体が成長してくれば、
自ずと①以下に納められるように
なると思います。

つづく

 

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