主訴:
有痛性筋痙攣(こむら返り)
※普段違う主訴で診ている患者さんで、
この日は有痛性筋痙攣(こむら返り)
を主訴で診させて頂きました。
夜に何度もこむら返りによる
下肢の痛みのため
朝まで眠れない日があり、
こむら返りがある度に
芍薬甘草湯を服用し寝ていたが、
症状は寛解しても本質的に
改善していない模様。
芍薬甘草湯は
肝陰不足・肝気乗脾を主治する湯液。
こむら返りに効く漢方という
名目で処方されていたようで、
確かに脾虚があるのはあるのだが、
四診すると裏の腎の弱りが深かった。
肝腎同源(精血同源)の観点から
この二蔵を扶けることに。
つづく